研鑽資料no.12(2019年1月)

1月の学び 

はじめに

責任者:

1月も中旬に入りましたが、今年もよろしくお願い致します。

 

私は、毎年のことながら年末は新年を迎える準備で忙しく過ごしましたが、年始は近所の温泉巡りをし、御蔭さまでゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました。

皆様はいかがでしたでしょうか?

 

さて、今月の学びは“そもそも「節分」「立春」とはいったいなぁに…”という視点から先ず「節分、立春祭の意義」についてメシヤ講座を基に復習させていただき、更に祭典(国常立尊様にお詫びをし、立春を迎えさせていただいた)を終えた後の、其々の取り組みを一緒に考えさせていただきたく思います。

 

尚、今度の「節分祭」「立春祭」については、本部ホームページ内の学びの資料に詳しく説明がなされていますのでそちらを御参照下さい。

 

よろしくお願い致します。

 

「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋:

「楳木代表

1月は『天照皇大御神(あまてらすすめらおおみかみ)』様についての質問が多くありました。節分祭と立春祭の意義に深く関わっていますので、『経綸』を踏まえて詳しくお伝えしたいと思います。

 

『主神様の御目的と天地経綸の真相』を説明するに当たって

楳木代表

サタンが私の命を狙った真意は、これからお伝えする内容の‘発表の阻止’であります。メシヤの教えでは『これから説くことは世界の大秘密である。それをいよいよ暴露するのであります。(観音講座 第一講座『主神様の御目的と天地経綸の真相』)』という始まりで説かれているくらいですから、大変な内容です。

 

内容をお伝えするについてお断りしておかねばならないことがあります。メシヤご自身が力を入れて説かれたのは昭和十年代から二十年代ですから、旧仮名使いです。以前当時のままを掲載していたところ、若い方々から‘読み辛い’という声がありました。少しでも多くの方に理解していただきたいので、現代語訳して、ただし改竄にならないように注意してお伝え致します。

 

また、原本所蔵の世界救世教では、これら根本教義を定稿とせず未定稿扱いとしています。それは担当者の霊能不足のために意味不明としているか、種々の民族、宗教、団体などからの圧力を想定して慎重な取り扱いにしているか、のどちらかでしょう。確かに取り扱いには難しいところもあります。しかし、この内容を宣布しなくては真の恒久平和の理想世界を築くことはできない、と考えられることは確かです。

 

天照皇大御神様について

楳木代表

天照大神様は女神であられますが、独身であられたと認識されている方が多いですね。教えには次のようにあります。

 

『天照大神は女で、父君が伊都能売尊で、天照天皇の皇后で、天照皇后が天照大神である。天照天皇はある事情で葬られた。その時伊都能売尊は日本を脱出せられ、インドへ渡られ、観自在となられた。(『御講話(未発表、昭和25年8月1日、速記録)』)』

 

天照天皇のご神名を天照皇大御神(あまてらすすめらおおみかみ)と申し上げます。また‘ある事情’とは、天地経綸上のことです。天地経綸については次のような教えがあります。

 

節分祭の由来とも関係する‘隠退劇’

 

『国常立尊が天下平定の御経綸を(九千年前に天照皇大御神様から)申し付けられたが、最初は良く治まったが、余り厳格な神様ゆえ人民が窮屈になりしため、どうしてもやり切れんようになった。そこを見て取ったのが盤古神王(中国統治神)の子天之若彦命である。この命が国常立尊を排斥する運動を起こしたのである。

 

これに共鳴者が非常に多かった。そして盤古神王を押し立てんとしたが、盤古神王は善良でおとなしい神様で力がないから、この神を立てれば楽ができるからと、看板に盤古神王を立て、実権は天之若彦命が握り世界統治をやられたのである。

 

このため国常立尊は隠退遊ばされたのである。このご隠退は東北へとなされたとなっているが、世界から見ると日本であり、日本からすれば東北、即ち艮(うしとら)へご隠退されたためにこの神様のことを艮金神(うしとらのこんじん)と申し上げるのである。日本の艮はどこか、北海道の芦別山にご隠退になられたのである。また一方幽界では閻魔大王となられたのである。神様は霊分身がご自由であるため、幾柱にも分かれることができるのである。

 

そこで伊都能売神様は、一方インドにて観音になられ、一方は兄の花姫尊(梅の花)となられて富士山にお鎮まりになられ、また、一方は金龍となって近江の国の琵琶湖へお隠れになられたのである。富士山と琵琶湖を邪神に占領されたならば、日本は危険であるからである。

 

富士山はなぜ大切かと言うと、人間で言うと富士山が臍(へそ)であるからである。人間の体としても臍は一番大切なところとすればその意からである。そのため兄の花姫尊となられ、金龍となられてこの二ヶ所を守られたのである。

 

豊雲野尊(とよぐもぬのみこと)は国常立尊の妻神様であるが、夫神様の犠牲となられ坤(ひつじさる)の方へご隠退になられた。坤の方とは鬼界ケ島の事である。日本の西南に当たるところである。この神様が思兼尊(おもいかねのみこと)様である。

 

また一方分かれて木の花咲耶姫命になられてインドに行かれて釈迦となられたのである。木の花咲姫命の木の花は桜の花の事である。(観音講座 第三講座『観世音の本体』)』

 

楳木代表

節分は本来‘厳格な神様を排斥した成功記念日’ということになります。また天之若彦命はこのことから天邪鬼(あまのじゃく)の語源になったとされています。また、節分の豆撒きは‘鬼は外’と唱えますが、邪な心を持つ者から国常立尊様を拝見すると鬼に見えたところから来ています。豆を煎るのは‘煎った豆から芽が出るまで隠退し続けろ’という呪文を唱えたからです。いくら風習とは言え、恐ろしい事に加担している事になりますね。

 

メシヤ教では、正しい神様を排斥した人類の罪をお詫びする祭典だと、節分祭のことを受け止めています。ですから、罪穢れを祓うために大祓祝詞である神言を奏上するのです。

 

責任者:

○ここでは“なぜメシヤ教は「節分祭(厳格な神様を排斥した成功記念日)」を執り行っているのか”というお答えをいただいます。代表は「私達メシヤ教の信徒は、「節分祭」を、“正しい神様を排斥した人類の罪をお詫びする祭典”だと受け止め、その罪穢れを祓うために大祓祝詞である神言を奏上させていただいているのだ。」と御教示されています。

 

「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋つづき:

物質文明の実権者は乙姫尊

楳木代表

また、厳格な神様を隠退させた後世はどうなったのか。乱れてしまったことは言うまでもありません。

 

『天之若彦命が世界統治をされて一時は楽になったと喜んでいたところ、天之若彦命は女狂い等始めたため又非常に乱れてしまった。

 

天之若彦命の奥方の若姫岐美命は非常に貞節な方であったが、いつのまにか素盞鳴尊と恋愛関係を結ばれた。素盞鳴尊はその時朝鮮に居られたので、鳥となって行って逢われたのである。於加良洲明神と言うのはこの神様を祭られたのである。その後に春日明神となられたのである。

 

音姫尊は素盞鳴尊の奥方であるが、これが乙姫の事である。天照大神様の妹のため弟姫と言うたのを音姫または乙姫と申されたのである。この神様は観音様と非常に関係のある神様である。

 

乙姫は非常に嫉妬深い神様で、遂に嫉妬の余り龍神となり海の底へ隠れられ、和田津海の神、大和田津海の神、海原姫命とも言うて海底へ龍宮城を造られたのであるが、これは霊界でのことであって、海の王様となられたのである。

 

乙姫は非常に欲が深く、また非常に強かったから、世界の宝を集めて海に隠れたのである。宝と言っても霊的の事である。そのため地方にある鉱山が出なかったのである。その宝を以って天下の権を掌握しようとかかったが、女であるからダメであった。致し方なくその時の支配者を援けたのである。

 

この神(盤古神王、大自在天)が金が必要のため龍宮の乙姫の宝を要するために、乙姫から貰って来たのである。この何千年来乙姫が実権者であったのである。上記の如く乙姫の世を観ているというのが観世音であった。時期は約三千年で九千年六千年三千年となっている。(観音講座 第三講座『観世音の本体』)』

 

平成12年の9月16日に『乙姫神昇る』ことがなされた、と知らされています。しかし実権者の期間が余りにも長かったために、その影響は色濃く残っています。魂のシミ、精神のクセについて折に触れて指摘しているのは、これを源としているのです。」

 

責任者:

○代表より、魂のシミ、精神のクセについて度々御教示いただいておりました。それは、それら(私達の魂のシミ、精神のクセ)の根底にある、私達が受けてきた実権者からの影響をご指摘されていたということだったんですね。

 

「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋つづき:

物質文明の進展を任ぜられた素盞鳴尊

楳木代表

しかしながらこれも経綸上理由のあったことで、『(主神様は)素盞鳴尊に命じて悪の世界を作られたのである。即ち体的文化のことなのである。この物質文化は西洋を中心として起こったのである。(観音講座 第一講座『大光明世界の建設』)』と教えられています。そしてその仕組については次のような内容です。物議を醸し出しそうな内容ですが一部紹介しておきましょう。

 

『朝鮮は素盞鳴尊の発祥地で、現在の文化はユダヤ文化である。素盞鳴尊は目的のために手段を択ばぬ。共産主義も資本主義もユダヤから出ており、ユダヤには正義派と邪道と両方ある。資本主義のアメリカはキリストを基としている。世界平和をモット-としている。

 

善悪の摩擦で文化が進捗するのであるから今までは仕方ない。ユダヤ文化というのは、素盞鳴尊が追放されてパレスチナに住み、子供を十二人生んだ。そして世を紊(みだ)した罪を贖うべく贖罪した。 (中略)

 

素盞鳴尊は日本へ来てある神と恋愛し、余計に帰れぬこととなり、伊邪冊尊(いざなみのみこと)に追放されてヨ-ロッパへ行った。そしてパレスチナに住んだ。沢山の妾を作り子を生んだ。それがイスラエルの十二の流れである。

 

ユダヤ人は頭が優れており、神の選民と言った。今日の物質文化はユダヤが作った。(『御講話「朝鮮問題の真意義 ユダヤ文化の清算」(未発表、昭和25年、速記録))』)』

 

限定的経綸と各宗教の役割

楳木代表

『主神が何のために宗教を造られたかと言うと、宗教は弥勒出現までの世界人類をして、ある程度以上の堕落をなさざらしめんがための必要限定的の経綸であって主神は一方悪の活動を許容され、物質文化を開き、一方その悪による弊害を甚だしくせざらんがために諸々の人傑を出し、宗教なるものを弘通せしめ、善悪を巧妙に織られたのである

 

故に今日までの経綸は善悪、明暗、美醜、相交じりつつ流転活動し、進歩し発達して来たのである。(観音講座 第一講座『大光明世界の建設』)』

 

楳木代表

必要限定の経綸は天照皇大御神様が昭和6年6月15日に再ご出現されたことにより転換されつつあります。そして大御神様の揮われるご神威は2月4日の立春祭毎に弥増します。そして6月15日の地上天国祭毎に現界に移写されます。とりわけ今年の立春祭は大変重要になると教えられています。

 

立春祭の意義

楳木代表

節分祭を厳粛に執り行い、神言を唱え、人類の罪穢れをお詫びし、『天の岩戸開き』に精進する誓いを申し上げますと、翌日の立春祭から神様の揮われる神威が弥増します弥増す神威の象徴は『浄霊力』と『浄化力』となって現れます。

 

『浄化力』は、誤魔化しが暴露されるということです。厳格な神様を隠退させ誤魔化しを重ねてきた事が白日の下に晒され、暴露されるということです。個々人においては罪穢れの清算です。しかし恐れることはありません。主神様は『浄霊力』を私達に授けてくださっています。浄霊に縋って乗り越えて行けばよいのです。

 

教えに『神様はいろいろさせて、それによって神代の罪を今帳消しになさる』とあります。私達の身辺に起きる事象はそうした背景がある、という認識が必要ですね。そして、主神様のご意図に沿った教義に則りお祈りを捧げることが大切なのです。その祈りに取り組んでくださる方々が増えていますことに心から感謝致します。

 

夜昼転換を一挙に成し遂げるための鍵となる御神体の奉斎者が更に増加することを切に願っています。本年は特に増加するように願っています。また、『梅は神、‘三千世界一度に開く梅の花’』という教えを胸に、主神様のご意図の宣布に一層力を入れていく決意を強くしております。昨年来自らの使命を再認識させられていますから、尚更のことです。

 

私達の取り組みの積み重ね、同じ理念を掲げる人々と協力して、真善美完き恒久平和の理想世界を築いていきたいと念じています。真理の行なわれる世界、善の栄える世界、真理道理に動く世界づくりです。楽しみな取り組みですね。」

 

責任者:

ここでは以下のように「節分祭」と「立春祭」について御教示を賜っています。大変重要な内容だと思いますので要点を繰り返させていただきます。

 

○節分祭を厳粛に執り行い、神言を唱え、人類の罪穢れをお詫びし、『天の岩戸開き』に精進する誓いを申し上げると、翌日の立春祭から神様の揮われる神威が弥増すということ。

 

○弥増す神威の象徴は『浄霊力』と『浄化力』となって現れてくるということ。

 

○『浄化力』は、誤魔化しが暴露され、個々人においては罪穢れが清算されるということ。

 

○個々人の罪穢れの清算は、主神様から授けていただいた『浄霊力』、浄霊に縋って乗り越えられるということ。

 

○私達の身辺に起きる事象は“神代の罪を今帳消しになさる”という背景がある、という認識を持ち、そして“主神様のご意図に沿った教義に則りお祈りを捧げる”ことが大切であるということ。

 

○ここで代表は、夜昼転換を一挙に成し遂げるための鍵となる御神体の奉斎者が更に増加することを切に願われています。そして私達に“主神様のご意図の宣布に一層力を入れていくという決意を強くするということ”を求められています。更に、私達の取り組みの積み重ね、同じ理念を掲げる人々と協力して、真善美完き恒久平和の理想世界を築いていきたいと念じておられます。

 

さて、次のメシヤ講座では、自らの特性や精神のクセを探る(三千年来の罪穢れを払拭するための)手がかりを御教示いただいております。

 

「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋:

「楳木代表

1月分の内容について「神様の話は難しい」という感想が多くありました。『神様のことは解らないと思う人が、神様のことが解った人である』という教えがありますし、根掘り葉掘り尋ねる人に対して、『神様のことを詳細に知りたがる者もいるが、知ったからといって人を救えるのか』と諭される教えもあります。メシヤ講座にご参加の方々の反応は概ね良かったということでしょう。

 

そこで今回は、神話に触れる上で心掛けておきたいことを説明し、次の内容に移っていきます。

 

自らの特性や精神のクセを探る手がかり

楳木代表

神様のお話に触れる折に心掛けておきたいことは、自分にどのように繋がってくるかということであり、そこから何を得ていくかということです。まず、霊統から来る因縁使命が判明することがあります。次に、魂にシミのように残り、精神のクセとなって現れてくる源が解るということです。

 

例えば先月のお話で、天邪鬼(あまのじゃく)の語源になっている事件がありましたね。国常立尊様を排斥し、おとなしい性格の盤古神王様を看板にして立て実権を握った天之若彦命。そうしたやり方が、染み付いているところがありはしないかということです。

 

私達が日常生活で何気なく考えたり、しゃべったり、行なったりする内容に強く影響を及ぼしています。私たちの精神のクセは両親をはじめ成長する過程で出会った人や環境から刷り込まれものもありますが、それは表層のものです。やはり三千年来の罪穢れに由来するものが大きいですね。

 

そのことを認識した上で人格形成に取り組むことが大切です。本当の意味での自己教育力ですね。そして浄霊は魂にシミのように付いている曇りを取り除くという想念で取り次ぐことが大切です。

 

また目的のためには手段を択(えら)ばぬという素盞鳴尊。尊の降臨地は朝鮮ということになっていますので、現代の北朝鮮対国際社会の情勢に照らし合わせて考えると納得できるところがあるのではないでしょうか。

(中略)

 

霊統について

楳木代表

また先月(平成15年1月)の教えからは、日本人の代表的な霊統が理解できます天照皇大御神様の系統が大和系です盤古神王の系統が天孫系で素盞鳴尊の系統が出雲系です神話に照らし合わせれば、それぞれの霊統の性格的なものが類推できると思います。

 

霊統は親兄弟といえども異なる場合があるということですので、私達は様々な霊統の影響を受けていることも確かです。ですから、自分の霊統判断にのみ興味を持ち過ぎるということよりも、主神様の御意図に沿う自分づくりをするためにこの教えがあると受け止めていくことの方が大切です。

 

もっとも、いくら神様の話をしても興味を示さない人や理解しようとしない人がいます。これは霊統の違いが顕著に出ている事例と言えるでしょう。『解らない人に無理して解らせようとしなくて良い』という教えはそこから来ているのです。どうか興味本位にならず、信仰読本で基本を反復して思索してください。

 

人間の霊的構成

楳木代表

私達がどの神様の霊統に繋がり、どのような影響を受けていくか、ということを知るためには、次に掲げる『守護神』『神幽現三界の実相』という教えが非常に参考になります。

 

『人は神の子であり、神の宮であるといわれるが、それは神から受命されたすなわち神の分霊を有しているからで、これが本守護神であり、後天的に憑依(ひょうい)せる動物霊が副守護神であるが、動物霊とは狐、狸、犬、猫、馬、牛、猿、いたち等の獣類もしくは種々の龍神、天狗、あらゆる鳥類等が主なるものである。たいていは一人一種であるが、稀には二、三種以上のこともある。

 

本守護神は善性であり、良心であり、副守護神はその反対で悪であり、邪念である。仏教においては良心は菩提心(ぼだいしん)または仏心といい、邪念を煩悩(ぼんのう)という。そうして本副両守護神の外、正守護神がある。これは祖先の霊であって、人が生まれるやそれを守護すべく祖霊中の誰かが選抜されるのである。この場合普通は人霊であるが、同化霊である龍神、狐、天狗等もある。

 

よく人間が危険に遭遇した場合、奇蹟的に助かったり、また暗示を与えられたり、夢知らせや虫が知らせる等のことがあるが、皆正守護神の活動によるのである。また芸術家が創作の場合や発明家が熱中する時一種のインスピレ-ションを受けるが、これ等も勿論正守護神の暗示である。

 

その他人間の正しい希望が実現したり、信仰によってご利益を得る場合、神が正守護神を通じて行なわれるのである。昔から至誠天に通ずるとか、真心が神に通ずるとかいうのは、神が正守護神を通じてその人に恩恵を垂れるのである。(『守護神』天国の福音 昭和22年2月5日発行)』

 

神幽現三界の実相

1、龍神界

『龍神界は霊界にあるのである。龍神は主として天然現象を司っているものである。

 

地球踏み固めの時は国常立尊、豊雲野尊がたくさんの龍神を生んで踏み固められたのである。谷または谷川は龍神がくねって歩いた痕ができたそれなのである。これらは皆大きな龍神であったことは、色々の龍神の通った痕等で判るのである。この龍神が死んで霊体となり色々の御用をしているのである。天地の浄化作用をするのは龍神である。

 

白龍―雨を降らし、また水を清める。

青龍―人間はだいたいこの青龍(青大将)となるのである。

山龍―風および雲を起こす。高山に雲の多いのは山龍が製造しているのだ。風も高い山から起きることが多い。

木龍―木に宿り居る龍神で松と柳が多い。鱗のようになり居る。

火龍―雷を起こし大きな火事で焼き払う。大火事の時または飛び火は火龍が持っていくのである。

地龍―地震を起こすのはこの龍神である。

赤龍―サタンである。

黒龍―強悪最も甚だしい悪龍である。

海龍―龍宮の乙姫のことである。

九頭龍―八大龍王の頭である。

 

九大龍王というのが本当であるが、伊都能売金龍を匿したのである。乙姫の乙の字にノの字を加えれば九となるので、乙姫より上の龍神であることも判る。また龍の一番上の龍神であるのだ。

 

女龍は水の働きをした。水を配ったのは女龍である。今地下から水の出るのはこの龍神の歩いた道であって、此れの為この道も曲がりくねっているのである。また太いのと細いのとあるが、龍神の大小によるのである。(『龍神界「観音講座 第四講座」』)』

 

2、天狗界

 

『この天狗界は現界活動である。天狗は男ばかりである。天界、中界、下界とある中で、天狗界は中界であって、山岳地帯にあるのである。絵で見る彼の鼻の高い顔の赤い彼である。天狗の総大将が猿田彦命である。鞍馬山に居るのである。牛若丸は鞍馬山において猿田彦命から色々教えられたのである。牛若丸は非常に神様に因縁のある人である。

 

天狗中に人天、鳥天の二種ある。人天狗は神官、僧侶、学者等がなるのである。これらは良くも悪くもなくて天国へ登れず、地獄へも行かなかった連中のための中界で、天狗界に入ったのである。

 

鳥天狗はまた烏天狗と木葉天狗との二種がある。烏天狗は烏がなるのであって、烏は天照大神の御使であると言われる位で、神様に因縁のある鳥である。木葉天狗とは烏以外の他の鳥が死ぬと皆木葉天狗となるのである。猿田彦命は元は第二天国の神様であったが、悪い事をしてその罪により天狗界に落とされ、天狗界の総大将となったのである。

 

道了権現、秋葉、半僧坊等は皆天狗である。道了権現は鷲である。天狗界は非常に問答が好きであるところから問答や議論が職業である。問答をして勝ったところに位が上がっていくのである。またその間に碁や将棋をやる。とにかく勝負好きである。天狗の言葉はサシスセソである。

 

天狗は翔けることと、字を書くことが好きである。とても上手な字を書く。天狗は皆高い山に居る。霊力があるから此方の山から向こうの山へ人間をやる等造作なくできる。子供等十里位僅かの時間に運ぶのである。今までの霊術者等というのは皆此れの類である。

 

天狗は山を穢されんように守護しているのである。山で死んだり、迷ったりするのは山を穢したので天狗にやられたのである。山に登るには敬虔なる気持ちで、山の霊気にふれさせていただくという気持ちで行かなければいけないのである。(観音講座 第四講座『天狗界』)』」

 

まとめ

責任者:

こうして「節分、立春祭の意義」を再度学んでみますと、「節分祭を厳粛に執り行い、神言を唱え、人類の罪穢れをお詫びし、『天の岩戸開き』に精進する誓いを申し上げると、翌日の立春祭から神様の揮われる神威が弥増し、そして6月15日の地上天国祭毎に現界に移写されていく」ということをご理解いただけたのではないでしょうか。

 

そして祭典後の私達の取組みは、メシヤ様を広く世界にお出しさせていただくということ(正しい神様を押し込めてしまった事に対する、お詫びとしての御神業)と、其々が「私たちの精神のクセは三千年来の罪穢れに由来するものが大きい」ということを認識した上で、主神様、メシヤ様に太く繋がり御力をいただきながら御意図に沿った自分づくり(自己教育)をしていくということに繋がっていくのではないでしょうか。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)

 

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