研鑽資料no. 33(2020年2月)

3月に向けての学び

はじめに

責任者:

1月末より「新型コロナウイルス」についての報道が連日繰り返されております。このような浄化を乗り切るために、メシヤ様は私達に浄霊という人を救う為の手段を授けて下さったのだと拝察いたします。

今回は、誰もが、浄霊の取り次ぎにより日々鮮やかな奇蹟を目の当たりに出来る(とりわけ病気に対して顕著に体験できる)「浄霊力伝授について」と、その『浄霊』に対しての認識を更に深める為の学びを皆様と共にさせていただきたく思います。(「研鑽資料no.2(2018年9月)」と重複す
る部分がありますが、ご了承下さい。)

 

「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋:

<メシヤ様対談記・3>

(前文割愛)

或(ある)客との対談

(救六十五号 昭和25年6月3日)

 聞くところによれば、貴教は大分穏かならぬ予言をなさったとの事だが、事実であるか、それを伺いたい

 へー、それは如何いう予言ですか

 何月何日以後は疫病が流行り、貴教の信者のみ助かるとか、又何月何日以後には恐ろしい天災地変が起って死者大多数とか仰有ったそうですが、これは本当でしょうか?

 (呵々大笑)・・・・・

本教では予言は絶対禁じてある、何故なれば予言をして当ればよいが外れた場合信用は零となるからである、又脅(おび)やかされ、助かりたい為に入信するのは自己愛的信仰で本当のものではない、これに就て大本教のお筆先に斯ういう名文があった、「怖さ故の改心はホンマものでないぞよ」と、以上のような訳で、本教には絶対予言はないから、今後そういう事を聞いたら、何かの間違いか、悪意のデマとされたいのである、本教の主義主張や一切は、本教刊行物に載せてあるから、その記事に対しては、一切責任を負うのは勿論だが、噂噺等に対しては一切責任はないから、そのつもりでいて貰いたい

 よく判りました

 

≪浄霊力伝授と入会について≫

メシヤ様の御光を全ての人に

楳木先生:

1.対談記を再読し覚醒させられる

対談記を掲載したことを契機に、改めてメシヤ様の内外への広報を拝読させていただきますと、世界救世(メシヤ)教を開教された御意図と御神業推進の御構想を再認識させられます。当然のことながら、その甚大さには計り知れないものがあります。

また、平和世界を希求する御心が強烈に伝わり、覚醒させられる思いがいたします。深奥なる人類愛を思い知らされ、感謝の想念が拡大してまいります。

もとより御教えを拝読させていただくと、今日までの人類史における数々の疑問が氷解し、各宗教が担ってきた役割をつぶさに把握させていただけます。真理を知る毎に喜びで満たされてまいりましたが、この度の対談記により、更に今後の方向性が明確になり、御神業へ向かう情熱が沸々としてまいります。

前回の「メシヤ講座・特選集(no.93へ)」(御教え『人類幸福の道拓けん』へ)でも触れさせていただきましたが、『従来のような宗教観念ではとうてい理解できない、もっと神秘にして幽邃(ゆうすい)な御神力がはじめて登場することになる』というお言葉は、大変な重みをもって私達に迫ってまいります

浄霊を通していただく奇蹟を既成概念で捉えてしまうと、まったく異なった解釈になる可能性があります。それ故に、御神業の担い手である私達自身に、まず、『宗教改革』を求めておられている気がしてなりません

そして同時に、この御心を受け止めた者に対して、御神業推進を託されているのです。御神業を託されたことを自覚した時に入会という運びになります。

順次掲載しているにもかかわらず、今回の対談記には『脅(おび)やかされ、助かりたい為に入信するのは自己愛的信仰で本当のものではない』というお言葉が登場し、御神慮とも思えるように今回の話にジャストタイミングでした。それ故に、私達に自戒の念を持つように再確認されているようにも受け取れます。

また、この対談記に「浄霊力伝授」と「入会」の違いを見い出すことができるとも言えます。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は、御神業の担い手である私達自身が、従来のような宗教観念(日々、浄霊を通していただく奇蹟を既成概念で捉えてしまう)を払拭する、そのような自身の『宗教改革』を求めておられるのだということ。

◎メシヤ様は、メシヤ様のこの御心を受け止めた者に対して、御神業推進を託されるのだということ。

◎メシヤ様は、『脅(おび)やかされ、助かりたい為に入信するのは自己愛的信仰で本当のものではない』というお言葉をもって、私達自身の「信仰」についての認識を再度確認するように促されているのだということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋つづき:

2.浄霊力伝授

楳木先生:

(前略)

浄霊力は、メシヤ様へ奉告申し上げ、メシヤ様にお祈りした瞬間から行使できますので、手続きがあまりに簡単過ぎて誰もが驚かされます。絶大なる御力を伝授させていただくにも拘(かかわ)らず、勿体ぶったところがありません。そこがとにかく素晴らしいのです。

そして、熟練者であろうが、初心者であろうが、浄霊の取り次ぎにより日々鮮やかな奇蹟を目の当たりにさせられます。とりわけ病気に対して顕著に体験できるのですが、奇蹟の発露については、次のように御教えくださっております。

『これで病理と医学の大体は理解されたと思うが、要するに現代医学は根本が不明である為合理性がない低科学である。これに反し浄霊医術は合理的高度の科学であり、未来の科学である。その証拠として低科学の頭脳を以て浄霊の驚異的効果を見る時、奇蹟として驚歎するが、実は奇蹟でも何でもない。治るべき理由があって治るのであるから当然である。これに就て何人も知りたいであろう事は、一体太陽の精などという素晴しい力が、何故私という人間を通じて万人の病を治すのかという事で、全く世紀の謎である。(『浄霊は科学療法なり』全文へ)

(中略)

私達は、メシヤ様から浄霊力を授けられると同時に、これまで「メシヤ講座・特選集」で論じてきたように、癌をはじめとする病の根本原因を教えられております。この上なく有り難いことです。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた「浄霊力伝授」についての要点を、以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎浄霊力は、伝授(メシヤ様へご奉告申し上げ、メシヤ様にお祈りした)していただいた瞬間から絶大なる御力を行使できるようになるものなのだということ。

〇浄霊のお取り次ぎにより(熟練者であろうが、初心者であろうが)、日々鮮やかな奇蹟を(とりわけ病気に対して)目の当たりにさせていただけるのだということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋つづき:

3.入会とは真の生き甲斐を手に入れること

楳木先生:

(前文割愛)

浄霊力は、国籍を問わず、宗教宗派を超えて、希望した瞬時に伝授させていただいております。大変素晴らしい御力を無償で賜わる訳ですから、幅広く活用することを強くお勧めしています。

浄霊力伝授に対して入会という段階は、浄霊力伝授する取り組みを支える側に回るということです。その意味合いから、自発的に申し出ていただくものであり、こちらから強く勧めるという性質のものではありません。

しかし、体験を重ね、学びを継続してまいりますと、浄霊に対する概念が変化してまいります。高まりを見て深まりを伴ってくるのです。御教えには次のようにあります。

本教浄霊は病気を治すのが目的のようになっているが、本当からいうとそれだけではないので、もっと大きな意味がある事をかいてみるが、一言にしていえば浄霊とは幸福を生む方法である。というのは単に病気といっても勿論浄化であり、其(その)因は霊の曇りの解消作用であるのは、今更言う迄もないが、そればかりではなく、人間一切の苦悩の無くなる作用である。(『浄霊と幸福』全文へ)』

こうした御教えが「なるほど!」と思えるようになってゆくのです。浄霊力を拝受したい動機は千差万別ではあっても、学びと体験の積み重ねにより、浄霊観は本来の広がりを見てまいります。また、新たに浄霊力伝授を他の人に勧める行為は、人々を幸福に誘うことができる取り組みですので、真の生き甲斐を自覚することにもなります。

それ故に、浄霊を活用しながら、おぼろげに解りかけたことを整理していただく作業が大切になります。御教えの確認作業です。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた「浄霊力伝授」と「入会」についての違いを、以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇浄霊力は、国籍を問わず、宗教宗派を超えて、希望した瞬時に伝授させていただいておりますので(大変素晴らしい御力を無償で賜わる訳ですから)、幅広く活用することを強くお勧めできるのだということ。

〇入会という段階は、浄霊力伝授する取り組みを支える側に回るということなので(その意味合いから)、自発的に申し出ていただくものであり、こちらから強く勧めるという性質のものではないのだということ。

◎メシヤ様は浄霊について『浄霊は病気を治すのが目的のようになっているが、一言にしていえば浄霊とは幸福を生む方法であり、人間一切の苦悩の無くなる作用である』と御教え下さっているのだということ。

◎浄霊力を拝受したい動機は千差万別ではあっても、学びと体験の積み重ねにより、浄霊観は本来の広がりを帯びてくるのだということ。そして、新たに浄霊力伝授を他の人に勧める行為は(人々を幸福に誘うことができる取り組みなので)、真の生き甲斐(因縁使命)を自覚することに繋がってくるのだということ。

◎私達は、浄霊を活用しながら、御教えの確認作業(おぼろげに解りかけたことを整理する為の拝読)が大切なのだということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋つづき:

4.幸福の原理―霊界の構成と霊層界

楳木先生:

『浄霊とは幸福を生む方法である』ということの裏付けとして『霊の曇りの解消作用』というお言葉をいただいていますが、浄霊をいただき奇蹟を体験したら人生観の根底に霊界の存在を置いていただきたいのです。

メシヤ様は、幸不幸の原因と霊界の関連性について次のように御教えをくださっておられます。

『人間の体は現界に呼吸しており、霊は霊界に生きている以上、霊界の状態が其侭(そのまま)霊身に影響し、それが肉体に映るのであるから、人間の運命の其根本は霊界にあるのである。そうして霊界も現界と等しく、上中下多数の段階になっており、之を分ければ大別して三段階になっている。その内の一段が六十階、それが三分され二十段ずつになって、合計百八十一階級である。そうして一は主神であるから、主神以外は如何なる神様でも、百八十の中のどれかの段階に居られるのである。右は経(たて)を曰ったものであるが、今度は緯(よこ)を曰ってみると、緯の広がりの一つ一つの段が、地獄から天国迄それぞれ異(ちが)っているから、仮に現在自分の霊とすると、下の六十段の其又下の二十段に居る場合は、最低地獄に相応するから、之以上ない程の苦悩に満ちた世界で、之が体に映って苦境のドン底にある訳である。又其上の二十段に上ると幾分楽になり、其又上の二十段はもっとよくなるというように、夫々(それぞれ)の段階一段一段其苦楽の異うのは勿論である。それで右の如き下の六十段を突破すると、今度は中の段階になる。即ち中有界(ちゅうゆうかい)、八衢(やちまた)であるから、現界に相応するので、其又中から上の六十段へ入ると、此処(ここ)は天国であるから天人の地位となり、歓喜悦楽の境遇となるのである。(『浄霊と幸福』全文へ)』

このように霊界の構成をお示しいただいていますが、霊界の段階に位置する場所を『霊籍』と教えられております。人の運命は、その霊籍の位置によって変化するのです。

では、その霊籍はどのようなことで変化するのでしょうか。メシヤ様は、幸福の原理として次のように御教えくださっております。

『そうしてこの根本原因であるが、それは霊が下段に堕(お)ちるのは霊に曇りが溜り、霊が重くなるからである。従って曇りが減る程軽くなり上昇するから、それに伴って幸福も増すのである。つまり人間の幸不幸は霊の曇りの多少によるのであるから、この原理を知っただけで、その人は最早幸福者の仲間に入った事になるのである。これこそ霊界に於ける千古不滅(せんこふめつ)の鉄則であるから信ずる外はない。『薬が不幸を作る』全文へ)』

幸不幸を左右する『鉄則』が霊界に存在するのです。

次には、霊の曇りの発生源として御教えくださっているところがありますので、引用します。

『では曇りとは何かというと、昔から宗教では罪穢としているが、之は誰も知っているから説明の要はないが、それは表面だけの事であって、その奥の深い処に大きな原因があるのでこれが曇りの本元である。それは何かというと、これこそ世人が最も結構なものとして、昔から現在迄も旺(さか)んに使用している彼(か)の薬剤である。といったら何人(なんぴと)も仰天するであろうが、私は神示によって知り得たのであるから、絶対信じて貰いたい。即ち薬を体内に入れればその毒によって血液が濁る。血液が濁れば霊体一致の法則によって霊が曇るのである。故に薬程恐るべきものはないのである。つまり薬で霊を曇らし、重くなって、霊界に於ける地位が段々下降し地獄界に堕ちる。そこで相応の理によって醜悪な行いをする人間が増える結果、病貧争氾濫の苦の娑婆(しゃば)となったのである。(『薬が不幸を作る』全文へ)』

この御教えに触れると驚愕する人も多いのではないでしょうか。

『薬毒論』は、私達の健康上の問題だけでなく、幸不幸にまで深く関わってくるということですので、御教えに初めて触れる人には青天の霹靂(へきれき)とでも言える内容です。この御教えを人生観の根底に据えていただきたいものです。」

(以下割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた「幸福の原理」についての要点を、以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎浄霊をいただき奇蹟を体験したら、人生観の根底に霊界の存在を置くのだということ。

◎『霊籍(私達の幽魂が、霊界の段階に位置する場所)』によって、人の運命は変化するのだということ。

◎霊籍は、霊の曇りの重さによって変化する(人間の幸不幸を左右する『鉄則』が霊界に存在する)のだということ。

◎霊の曇りの発生源(本元)は、薬なのだ(『薬毒論』は、私達の健康上の問題だけでなく、幸不幸にまで深く関わってくる)ということ。

 

編集後記:

責任者:

私達(メシヤ様の御心を受け止めた者)は、メシヤ様から御神業推進(浄血者を作る、浄霊力を広めること)を託されております。今回の学びを通して一人でも多くの方々が浄霊力を拝授され、その偉大なるお力を是非とも幅広く活用していただきたいと強く思わせていただきました。

なお、今回の学びでは、「浄霊力伝授と入会の違い」と、『浄霊』についての根本教義を御教えを基に御説明いただいております。浄霊の原理を理解する為には、御教えを直接拝読させていただくことが大切だと思います。どうぞ、繰り返しの拝読をお願いいたします。

最後になりましたが、「御教え」は、自らのまわりで起こる事象と、それに対する対処としての取り組みを重ねることを通して更に深く理解することができるのだということを私たちは学んでまいりました。

この度のコロナウイルスの件に関しましても同様だと思います。御教え(『黴菌及び伝染病』『肺炎と結核』全文へ)で解りやすく御垂示いただいておりますので、拝読されて下さい。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)

 

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