研鑽資料no.34(2020年3月)

3月の学び

はじめに

責任者:

「新型コロナウイルス」についての報道がまだまだ続いておりますが、皆さんはこの事象が起こっている状況をどのように受け止め、どのような対処を考えられていますでしょうか?

私達は、まわりで起こる事象と、それに対する対処としての取り組みを重ねることを通して、「御教え」を更に深く理解することができるのだということを学んでまいりました。

私達のまわりで起こっている事象が「新型コロナウイルスの流行」だとすれば、その対処としての取り組みの一つとして今回は、御教えに則った内容の「メシヤ講座、浜松(平成21年9月)分」(当時流行していた新型インフルエンザについて御教示くださっております)を再度拝読せていただき、「何故この様な事象が起こっているのか?」「この事象を通し、何を求められているのだろうか?」ということを共に考え、更に深く理解させていただきたいと思います。

 

「メシヤ講座no.104浜松(平成21年9月)分」より抜粋:

(前文割愛)

楳木先生:

県単位の判断になるそうですが、文科省から、新型インフルエンザで1クラスでも学級閉鎖があった場合には、運動会を延期するようにという指示が出ているようです。また学級の児童数の1割が37度以上の熱を出したら、学級を閉鎖しなさいという指示も出ているようです(御教え『伝染病恐るるに足らず』へ)。ですから、今やたらと学級閉鎖や学年閉鎖が多いでしょう?学校へ行く前も、毎日体温計で熱を測っているでしょう?

参加者:

学校へマスクをして通うようにしましょうと言われました。

楳木先生:

20世紀少年という映画があったでしょ。目の書いてあるマスクをして。あれは一つのそういう予告みたいなものです。 国民全体がマスクの生活に入るというね。これは官僚主導でやっている訳です。だから民主党はその官僚に対して姿勢を改めるようにするという政策を打ち出しています。自民党のままで行くともっと加速度的におかしなことが出てきてしまいます。 官僚の言いなりですから。よく丸投げと言っていたでしょ。官僚に丸投げのままですから。

だから官僚が悪い訳ではないのだけれども、どうしても官僚は事なかれ主義というか、「問題が起きない方向へ」というのと、「自分の責任を追及されない」という思考をいつも持っているから、どうしてもいつも手洗い・うがいとマスクということを打ち出してしまうのです。ここまでやったけれども、蔓延してしまったのだと、努力したけれどこうなってしまったということを事前にいつも用意しておきたいためにそういうことをやっているのです。

先週の〈官僚たちの夏〉で風越が政務次官になったでしょ。そのときに、同期の中から二人政務次官になる事は異例だと言っていたでしょ。あれが官僚の世界が不文律で形成している、同期からは政務次官は二人出さない、一人でたら同期生はみんな退職するということがあの時代からできたのです。しかしまだ辞めた人はまだ50代で若いのでそのまま退職して、家でぶらぶらしていく訳にはいかないので天下り先を作ったのです。そして天下り先を作るために意味のない事業所をいっぱい作ったのは、高度成長期、あの時代から確保するようになったのです。

なぜかというと昭和30年代のあの当時は、経済成長率は十数パーセントありました。そして天下りの事業に10パーセント使ってしまったと言われています。それが現在も残っているからみんな経済不況を起してしまっているのです。 成長率が止まってしまったから。成長率が何パーセントでも上乗せされていればこの10パーセントがあまり見えないから今日まで進んできたけれど、成長率が0パーセントに近づいてきたので、一挙にこの疲弊した状態が浮上してきたのです。

そこへ民主党が官僚依存をやめると言ったので、みんなの感覚としてそれが正しいと思ったから民主党が一挙に議席を確保したのです。自民党はそこに気がついていたけれど、今までずっと官僚丸投げでやってきたので変更ができなかったのです。ということが今の政局の中の流れの中にあるのです。そういうことがわかって今の日本の動きを見ていかないといけないと思います。

そして学校からいろいろな指示がきたときに言いなりにならないように。「それおかしいと思いませんか皆さんは」というようにして言わないといけません。そういう風に言わないで言いなりになっていくとおかしなことが常識として生まれてきてしまいます。

先程も話になりましたが、風邪引いた人間がマスクをすれば良いのです。他の人がマスクをする必要はないのだけれども、とにかく全部一律にマスクをさせてしまおうということが上からの指示として出てきてしまいます。おかしいことはおかしいといつも言い続けなければなりません。

参加者:

それはクレーマーとかではなくて、おかしいことだから言ってもいいということですよね?

楳木先生:

だってアメリカには学級閉鎖はありませんでしょう?と言ってみれば良いのです。だって風邪は引くものなのです。風邪は学校を3日間休ませれば良いのですから。インフルエンザは一週間休ませれば治るのですから。ならないようにならないようにと努めることも大事ですが、なってしまったら、ゆっくり休ませるということをやれば良いのです。しかし日本の中では休ませないようにしているでしょ。 罪悪のように。学校を休むと。 会社だともっとそうでしょ。具合の悪い時は休ませないといけないのに、何日間も休むと罪人みたいに言うからね。会社でいう罪人は会社の金を使い込んでしまったとか、サボっている人のことです。

子供を育てている中で理不尽な事を言ってきたら、ちゃんと言っていかないといけません。

 

【静岡新聞 平成21年9月7日 火曜日 朝刊より】

「感染拡大 新型インフルエンザ 5・完」

ほとんどの人に新型インフルエンザウイルスへの免疫がなく、感染しやすい。日常生活の感染予防や感染が疑われる場合の対応について、県西部浜松医療センター(浜松市中区)の矢野邦夫副院長兼感染症科長(53)に聞いた。

― 流行の動向について教えてください。

「ピークは10月ごろとみている。新型は、冬期に流行する季節性インフルエンザと異なり、20代以下、特に幼児の重症化が目立つ。妊娠や腎臓、心臓などに疾患を持つ人たちの重症例も報告されていて、注意が必要だ。健康な人は感染しても軽症で回復することが多く、過度に神経質にならなくてもよい」

― 普段の生活の中で感染リスクを抑える工夫はありますか。

「咳(せき)をする時に口鼻を覆う『咳エチケット』や、手洗いを徹底してほしい。インフルエンザはくしゃみや咳をした時に出る飛まつで感染する。重症化しやすいハイリスクの人たちは人込みを避け、ワクチンを打つまでは外出を控えてほしい。マスクに関しては感染者やハイリスクの人が着用するのは有効。しかし、健康な人についてはWHOは有効性のエビデンス(根拠)がないため必要ないとしている。私も着けなくてもいいと考えている。今後、マスクの数が足りなくなってくる。本当に必要な人の元に届くことが大事だ」

―どのような症状が出たら感染と考えますか。

「季節性と同じで発熱、咳、鼻水など。下痢や嘔吐(おうと)も多いようだ。 健康な人は治療薬を飲まなくても自然に治る例も多いので、まずは自宅で様子を見てほしい。むやみに医療機関にかかると、ウイルスの持ち込みや、患者集 中による診療の停滞が心配だ。ただ、息苦しいとか、1日以上、水も飲めないという症状がある場合は重症化の恐れがあるので受診する。ハイリスクの人は必ず医療機関にかかってほしい。妊婦は家族に感染者が出た場合、抗ウイルス薬タミフルの予防内服をしたほうがよい。発熱は胎児の神経系にダメージを与える可能性がある」

―治療薬やワクチンについて教えてください。

「タミフルの予防内服には条件があり、誰でも服用できるわけではない。健康な人が仕事を休みたくないという理由で予防投与したら、薬が足りなくなってしまう。ワクチンは国の方針で医療従事者、妊婦、基礎疾患がある人、幼児に優先接種される。ワクチンはあくまで重症化を防ぐための処置なので、接種したからと言って無防備ではいけない。県内でも新型の本格流行が始まった。感染自体を封じることは難しいが、一人一人が適切な予防策と受診行動をとることで感染力を極力抑えることができる」(新型インフルエンザ取材班)

参加者:

インフルエンザは浄化なのに、かかってしまうと、その子が悪いように言われてしまうのでは‥。その子が悪いのではなくその子に浄化が必要だったからかかってしまったと考えれば良いのですか?

間違ったことには相槌を打たない

楳木先生:

そのようにその子が悪いと考えてしまうのが日本人の一番の問題なのです。今は、学校だけではなく職場でもいじめが多いでしょ。もう職場でのいじめの相談はいっぱいあります。 一人意地の悪い人がいていろいろ言うからいきたくなくなるというような相談がいっぱいあります。そして大きい職場では意地の悪い人が他の人を使っていじめをするのです。もう学校と全く同じ構造になってしまっています。そしてその責任者にはわからないようにしているのです。「あの人は変だから相手にしないように」なんてこうなるのです。そんなことが職場の中で蔓延しているのです。

参加者:

何故職場でそんなことが起きるのですか?

楳木先生:

職場が学校生活の延長になっているのです。 学校でそういう癖を身に付けて大きくなっているから、イライラしてくるとそういう癖が出てくるのです

参加者:

村八分とか言うことと一緒です。

楳木先生:

そういうことですね。だからいい会社はそういうことをきちっと認識して把握して指導をしているのです。これを社員教育の一番の根っ子においておかないといけないのです。

参加者:

そういうことがあったらわかるようなシステムが出来上がっているということですか?

楳木先生:

いえ、そういうことが起きないようにみんなの気持ちをリードしていっているのです。

参加者:

いつ自分が対象になるかわからないです。

楳木先生:

し自分が対象になった時にどうするかという準備を今からしておけば良いのです。いじめの対象になったとしてもへっちゃらでいれば良いのです。そして今以上に挨拶をする、それだけすれば良いです。 落ち込むと面白いからいじめるのです。ですから、みんなに大きな声で「おはようございます。」と挨拶をすれば良いです。嫌な人にもします。挨拶がないとどんどんエスカレートしていくのです。

参加者:

70代になってもそのように意地悪な人がいるのですよね。

楳木先生:

それは現在の教育過程で身についてしまったのだというように考えて、これが現在の時代苦の一つだと考えていかないといけません。みんな病んでいるというのだと。

参加者:

そのような事になっても、気にせず、挨拶をきちっとするような自分になれば良いのですね。

楳木先生:

そうです。嫌だわ~と思うとそこへ付け込んでくるから。

参加者:

悪く言う人と同じように口車にのらないようにしないといけないですね。

楳木先生:

そうです。口車に乗らないのと相槌を打たないことです。 間違ったことには相槌を打たないことです。そのようなときに「そうねえ」とか「わからないわ」と言わないで「へぇー?」とか言っておけば良いのです。そして、いつも何かあったら絶えず「上司に相談した方が良いよ」と話すのです。「何かあったら全て上司に報告したら良いよ」と。そして「上司から指示を仰いだほうが良いよ」という常に自分の言葉の中に入れておいてください。

参加者:

そのように言えば良いのですね

楳木先生:

上司に言うようにすれば良いのです。」

参加者:

上司が駄目なときには‥?

楳木先生:

駄目な人間でも。その人を批判すると自分も仲間になってしまいますから。だから「上司に相談した方が良いよ」と。「そのために上司がいるのだからね」と。そして自分の基本姿勢を崩さないで下さい。

・挨拶が全ての基本である。

・悪い話の相槌は絶対に打たない。

・相談を受けたら「私のようなペーペーではどうしようもないから上司に相談した方が良いよ」と言う。

こういう基本姿勢をもって職場で過ごしてください。

「浄化を誘発された」

参加者:

もし学校で最初に新型インフルエンザに罹ってしまって、周りの人から悪く言っても気にしなければいいのですよね。

楳木先生:

そうそう。そんなことを言う方がおかしいのです。だけどそのためには自分の中に「インフルエンザというのは流行性だから必ず罹る可能性がある」という思いをいつも持っていないといけません。そして「罹ってしまったら一週間寝ていれば良いのだ」と(御教え『今流行のインフルエンザ』へ)。そういう基本的な事を自分の中の腹に“どーん”と、大分下腹も出てきただろうから(笑)“どーん”と入れておく。若い時にはそういう入れる場所があまりありませんから、“でーん”と構えていれないけれど。そのために下腹が出てくるのです。下腹の出ていない人は収めるところがないので可哀想ですが‥。これは冗談です。」

参加者:

友達にうつしてしまった時にも、罹るものだから仕方がないと思えば良いのですか?

楳木先生:

そうです。だけど「ごめんね。」とは言っておかないといけません。しかし心の中では「仕方のないことである」という風に思っていなくてはなりません。しかも御教えを知っている我々はインフルエンザに罹ったほうが良いのです。 毒素を排泄できますから。そのくらいの気持ちでいないと。

先日テレビで子供が新型インフルエンザになっても、親は一切罹らなく、兄弟も何ともなかったということをやっていたでしょ。ということは、御教えからいうと、その子だけがその浄化をいただかないといけない位の毒素が満杯だったいうことです(御教え『病気の真因』へ)。だからなる人とならない人とが必ずいるのです。それから、浄化作用ということを知った私達が「風邪をうつされた」という言葉は慎まなくてはなりません。「浄化を誘発された」というのです。毒素排泄のために風邪をひくのですから、誘発なのです。

参加者:

持っている毒素がインフルエンザになるべきだったのか、そうでなかったのかということですか?

楳木先生:

そうです。そういう気持ちを持っていかないと、今一律に何でもさせろと指示が文科省から出ていますから。之が一番問題な訳ですから。

参加者:

夏休みに参加した行事の中で新型インフルエンザに感染してしまった人がいて、外出自粛を指示されました。楽しみにしていたほかの行事は参加しないで、言うとおりにしましたがその判断はどうだったのしょうか。

楳木先生:

そのような指示があったのなら、おかしいけれども、一旦は守っておかないといけません。そうしないと罹っていなくてもウイルスを持っている可能性はあるのです。そうするとウイルスの運び屋になってしまう可能性があります。そしてそこの会場で蔓延してしまうとそれに加担したことになってしまいますから。

参加者:

子供が楽しみにしている行事に浄化をいただくとか、今回のように参加できなくなってしまうのは、親の心がけが悪いのでしょうか?

楳木先生:

その子にとって、その式典自体に意味がなかったということです。その子にとって出ない方が良かったということです。

 

編集後記

責任者:

今回の流行は、「新型コロナウイルス」によって発症する「ウイルス性呼吸器疾患」だということです。この事象に対して、御教示を根底に置いて考えるならば、情報に惑わされず先ずは御教えに答えを求めさせていただくという、その一言に尽きるのだと思いました。そして御教えを基にこのことを見てゆくと、毒素を有する私達は「自分も罹る可能性がある」という思いを持っておかなければならないのだということです。しかし私達は、メシヤ様から『浄霊力』を授かっております。もしもの時も浄霊に縋って乗り越えて行けばよいのだということですね。

直、総ての病原である「薬毒」を含む「三毒」(毒素)については、「研鑽資料no.19(2019年7月分)」に纏めてありますので、再読をお願い致します。

この学びを通して、私達は神様に真向かう姿勢(日々浄霊をいただき、御教えを拝読することにより叡智をいただき、更には、浄化作用に対しての認識を更に深める)を更に高めてゆくということを、メシヤ様に求められているのだろうと受け取らせていただきました。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.104浜松(平成21年9月分)

 

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