研鑽資料no.49(2020年10月)

11月に向けての学び

はじめに

責任者:

夜空を仰げば、月の冴えた姿が見られるころになり、ようやく過ごしやすくなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、今回も前回に引き続き「文明の創造」より学ばせていただきます。学びやすい季節になってまいりました。コツコツと研鑽を深めていきたく思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

「メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『胃病』

「文明の創造、科学篇」 昭和27(1952)年

ここで肺臓の解説をするのが順序であるが、これは最初に充分に書いたから略して、胃に移る事にしたのである。病気の原因がほとんど薬毒である事は、今まで説いた通りであるが、特に胃に関した病気程それが顕著であって、ことごとく薬で作られるといってもいいのである。それを今詳しくかいてみるが、誰しもたまたま食べすぎとか、食もたれとか、胸焼けがする事がよくある。すると放っておけば治るものを、何でも薬さえ服めばいいと思い、早速胃の薬を服んでしまう。しかし一時はよくなるから、それで済んだと思っていると、何ぞ知らんこの一服の薬が、将来命取りの因となる事さえあるのだから問題である。つまり一服の薬が病の種を蒔く訳である。というのは暫く経つと、再び胃の具合が必ず悪くなるもので、そこでまた薬を服むという具合に、いつしかそれが癖になってしまう。この点麻薬中毒と同様であって、終いには薬がなくてはおられない事になるが、こうなるともう駄目だ。立派な胃薬中毒患者である。そこで医者に診て貰うとまず胃弱、消化不良、胃加答児(カタル)、胃酸過多症などと診断され、こういう物を食ってはいけないとか、この薬を服まなければいけない。こういう養生をしなさいなどと言われるので、その通り実行するが一時はちょっとよいようでも、決して治りはしないばかりか、むしろ悪化の傾向さえたどる事になる。痛み、嘔気、胸焼、食欲減退など種々の症状が次々発るので、仕方がないから薬を服む、と一時良くなるので、薬で治るものと思い込み、益々薬が離せなくなる。ところが初め効いた薬が段々効かなくなるもので、それからそれへと種々な薬を変えるが、変えた時だけはちょっと良いので、それに頼っているとまた駄目になってしまうという訳で、言わば胃薬中毒患者になるのである。そんな事をしている内、とうとう口から血を吐くようになる。サアー大変と医師に診て貰うと、これは立派な胃潰瘍で、充分養生しないと取り返しのつかない事になりますよ、まず固形物を食べないで、絶対流動食にして安静にする事等々、万事重症患者扱いにされてしまう。

右は、最初からのありふれた経路をかいたのであるが、実はこういう人は今日すくなくないのである。そこで初めからの事をよく考えてみると、初め胃の具合が悪かった時、放っておけば直に治ってしまったものを、何しろ医学迷信に陥っている現代人は、薬を服まないと治らない、放っておくと段々悪くなると心配し、一刻も早く医師に罹ったり、売薬などを用いたりする。そんな訳で全く薬によって重症胃病を作り上げてしまう訳である。何と恐るべくしてまた愚かな話ではないか。ところがそれはこうである。大体胃の薬というものは、もちろん消化促進剤であり、消化剤は必ず重曹が土台となっている。衆知のごとく重曹は物を柔らかくする力があるので、煮物などによく使われるがその理屈で常に消化薬を服むとすると、食物ばかりではない、胃壁をも段々柔らかにしてしまう。そうなった時たまたま固形物などを食うと、ブヨブヨになった胃壁の粘膜に触れるから疵がつく、その疵から血液が漏れるのである。吐血の際鮮血色は新しい血で、破れた局所が大きい程多量に流出するのである。ところが人により珈琲色の液体や、それに黒い粒が見える事もあるが、これは古くなって変色した血で、粒とは血の固まりである。またよく大便に黒い血の固まりが交る事があるが、これは古い血で疵口から出た血液が胃底に溜り、固まったものが溶けて出たものである。しかしこの珈琲色の古血を吐く場合、非常に量の多いもので、一度に一升から二升くらい、毎日のように吐く患者さえあるが、こうなっても吾々の方では割合治りいいものとしている。しかしこの病気は医学の方では仲々治り難いとされているが、全く原因が薬であってみれば、お医者としたら具合が悪いに違いない。何しろ薬を廃めなければ治らない病気であるからで、従ってこの病気は薬を廃めて気長にすれば、必ずと言いたい程治るもので、その方法は最初血液を少しでも見る内は流動食にし、見えなくなるに従い、漸次普通食にすればいいのである。次に他の胃に関した病をかいてみよう。

最も多くあるのは胃アトニー(胃酸過多症)という症状で、これは文字通り酸の多い病であるが、酸とはもちろん薬の変化した物であるから、薬を廃めれば順調に治るのである。次は胃痛で、この酷いのが胃痙攣である。これは激しい痛みで堪えられない程である。医療はモヒ(モルヒネ)性薬剤を用いるが、これは一時的麻痺によって、苦痛を抑えるだけであるから、日ならずしてまた発る。という訳で癖になり易いもので、この病の原因ももちろん薬毒であるが、その経路をかいてみよう。

まず、薬を服むと一旦胃に入るや、さきに述べたごとく、薬は処理されないので、胃に停滞する。人間は仰臥するから薬は胃を透過して下降し背部に固まる。それが浄化によって溶け胃に還元するが、その時は最早毒素に変化しているから、胃はそれを外部へ排泄しようとする。その刺戟が激痛であるから、胃痙攣の起った場合、何にもしないで一度我慢して、痛いのを通り越してしまえば下痢となって毒素は出てしまうので根本的に治るが、毒素が出切るまでには何回も発るが、これは致し方ない。しかしその次発った時は、必ず前より軽く済み、次はまた軽くなりついに全治するのである。

次に胃癌であるが、これには凝似と真症とあるが、実際上凝似の方がズッと多いものである。そうして真症の胃癌は霊的であり、宗教的になるから、ここでは凝似胃癌のみについて説明するが、もちろんこれは薬毒が原因で、前述のごとく一旦背部に固結し、胃に還元した際、医療は排泄を止める結果再び固結する。これは普通の固結よりも悪性である。なぜなれば毒素に変化したものが、再び固まるからで、これがすなわち癌である。しかしこれは薬の性質によるので、どの薬もそうであるとは言えない。これも放任しておいても長くは掛るが必ず治るものである。

 

楳木先生:

(前略)

今日、拝読したところの、メシヤ様が御指摘されているのは、病というのはだいたい薬が作っているけれども、胃病だけは『悉く薬で作られる』ということであります(御教え『胃病と心臓病』へ)ので、この点をよくよく我々は肚に置いて繰り返し拝読をさせていただきたいと思います。」

 

現代人の問題点

楳木先生:

ただしかし、メシヤ様は胃の病気の場合は、『放っておけば治る』、痛みがおきた場合には『痛みを一度我慢して排泄が終われば根本的に治る』とおっしゃっていますが、現代人が今ぶつかっている一番の問題点の中では痛みに耐えられない人が増えているということですね。女性なんかも最大の喜びである出産についても今、無痛分娩をする人がずいぶん増えています。ということは生まれるときから無痛で生まれ落ちる子供が増えているということなので、痛みに耐えられない人が非常に増えているということですね。これが大きな原因であります(御教え『病気とは排毒作用へ)。

それからもう一つは携帯電話などが普及して、今、携帯電話市場はほぼ無料化に進んでおります。ということは全員が携帯電話を持つ時代に、今、移行しています。携帯電話を持つ時代に移行すると、みんな電話をしたらちょっと出ないと、あるいは、すぐかかってこないとイライラします。固定電話ばかりのときには、“今留守なのだ”と諦められるけれども、今は“どこに行っているの”、“何やっているの”、“何故すぐに出ないのか”というように、すぐに出てくれないと、あるいはすぐに返事がないとイライラするというような精神状態に現代人はだんだんさせられているために、待つということができない人が増えています。

ですから、痛みに耐えられない人が増えているということと、時期を待つということができない人が増えているために、メシヤ様の、今日『胃病』に対する対応の仕方としては、現代人はそのとおりにできにくい世の中になっているということが一つあります。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇現代人がぶつかっている問題点の中に〝痛みに耐えられない人が増えている″ということと、待つということができない人が増えているのだということ。

◎現代は、(上記のような理由で)メシヤ様が『胃の病気の場合は、放っておけば治る』又『痛みがおきた場合には痛みを一度我慢して排泄が終われば根本的に治る』と仰っているとおりにはできにくい世の中になっているのだということ。

 

「メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)」より抜粋つづき:

生活環境の変化

楳木先生:

それからもう一つは、この時に御指摘された薬については、現代はもっと薬が増えているということと、生活環境が非常に悪化しております。

化学物質が非常に増えているために、飲み薬だけではなくて、様々な問題が我々の前には立ちはだかっております。

例えば、住環境で言えば家の中で、25年くらい前から、35年前くらいにできた家であれば安全ですが、それ以降にできた家の中で、化学物質を多量に使っている建材を使うとか、クロスとかを貼っていると、そこから化学物質が絶えず出ているということになってきます。で、クロスも柔らかい糊を使ったクロスは比較的安全ですが、「絶対このクロスは剥がれませんよ」というような、そういうクロスを使っている家の場合は化学物質が常時発散されているということになります。

それから新車を購入すると、新車にも化学物質が非常に使われています。最近では座席に天然素材をつかった、そうしたものを中に入れて化学物質をできるだけ吸収したり、あるいは発散しないようにしたりする新車作りをしているメーカーもありますが、しかし、やはりコストを下げるために、化学物質をかなり使っているので、新車を購入した場合にはそうしたことに配慮しておかなければいけない状況が今はあります。

そのために薬だけではなく、化学物質が現代人に覆いかぶさっている状況に今、あります。

それから最近の社会模様としては、非常に辛い場面がいっぱいでてきます。それは田舎の方で、コンビニで年配の、お年寄りの方々が買い物をして、袋を提げて帰っていく状況を見ていくと、添加物だらけの食品を買って帰って、家であんなものを食べているのかと考えただけでもお気の毒な状況が全国各地で見られています。

そうしたことが我々の生活の中にどっぷりと入ってきているために、昭和27年にメシヤ様が御書きになった時代よりも、もっと現状は悪化しているということです。ですから、私たちの知り合いや親戚の中にもこうしたことを教えてあげないといけない方々がたくさんにらっしゃるので、今日、拝読した『胃病』というところを毎日拝読しつつ、現代社会というものを見つめながら、あの人にもこの情報を教えてあげようということを考えながら、日を送っていただければ大変ありがたいと思います。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様の御指摘されている薬については、その時代と比べ現代はもっと薬の数が増えており、生活環境も非常に悪化しているのだということ。

〇化学物質の使用(家の建築や車の製造過程において)が非常に増えているために、飲み薬だけではなくて、様々な問題が我々の前には立ちはだかっているのだということ。

〇日本各地でご年配の方などが、〝コンビニで、添加物だらけの食品を買って食べる″という〝お気の毒な状況″が見られるのだということ。

◎メシヤ様から御教えいただいている私達は、現代社会を見つめながら、あの人にもこのような情報を教えてあげようということを考えながら、日を送らせていただくそのような姿勢が大切なのだということ。

 

(中文割愛)

「メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)」より抜粋つづき:

ストレスと胃

楳木先生:

余談が過ぎましたが、何の話をしてきたかというと、それほどストレスを抱える世の中になっているために、薬がすべて原因であるわけだけど、ストレスを抱えているために、胃をおかしくする人も増えているわけであります。

それはどうしてかというとここに『胃酸過多症』というのが出ていますね。

我々は物を食べたとき、胃の中はどうなりますか?胃は。胃はどうして消化しますか?胃酸がでるよね。胃酸が出て、消化をします。

で、この胃酸が出たときには、胃の壁に酸が当たったときには胃潰瘍や胃炎になっていきます。そのために胃はどのようになるか?テレビとかで観たことがあるでしょ。胃は食べ物が口に入って胃酸が出てくる前に、胃の中で何が起きているか?テレビで胃の中を写してやっている場面を観たことがありませんか?

胃酸が出てくると胃の壁まで溶かしてしまうから、その前に胃の壁を守る膜ができます。テレビとかで胃カメラを据えて、物を入れていくと中に最初に泡みたいなものが出てきて、膜がぶわーっと出てくるでしょ。その膜ができたあとに胃酸がスッとできてきますので、胃酸が膜の外に出ないので、壁が守られるということですね。

だから戻した(嘔吐)ときにどうなる?すごく戻したときに。苦いような。でそれを重ねていると、食道はどうなりますか?ヒリヒリしたようになりませんか?

これは、胃酸が溶かして出てくるから、だから食道がヒリヒリします。これは守る膜が出てこないで、急に胃酸共々戻してしまうので、食道がじりじりと焼けてしまうのです。だからあとで何かを飲み込もうとすると、なんとなくヒリヒリしばらくします。治るまで。これは胃酸が溶かしてしまっているからです。こういうことを考えていくと、胃というものは素晴らしいことを、いつも我々が何か食べる毎にしているのです。最初に胃を守るために酵素が出てきて、胃酸が出てくる。こういうことを繰り返しているのです。しかしここに先ほどのストレスを抱えてくると、胃を守る酵素が出にくいという症状が起きてきます。

そのために胃酸が出たときに少し焼いてしまうので、胃がおかしいということになってくるのです。だからストレスを抱えると何故問題かというとこの胃を守る酵素が完全にスッと出てこないで、部分的に出ないところが起きるために胃を悪くしてしまうということがあります。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇私達は、ストレスを抱えると胃を守るための酵素が出にくくなり、胃酸から胃を守れないという症状(胃酸過多症)が起きるので胃を悪くする(胃潰瘍や胃炎になる)のだということ。

 

「メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)」より抜粋:

酵素の役割

楳木先生:

それから眠れない人がいますよね。これも分かりやすい。わたしなんかもう枕に頭を置いてヒツジなんか数える暇もないくらい寝やすいけれど、眠れない人は100匹数えても、200匹数えても寝られない人がいます。これは眠り酵素が出ないのです。眠り酵素が出にくいのです。そのためにひどい人になると、入眠剤、睡眠薬を服まないと眠れないのです。この睡眠薬の成分は何かというと、限りなく眠り酵素に近い成分を化学的に精製するから、それを飲むと比較的眠れるということです。

しかし、こちらのほうは異物で入ってくるために後遺症が残るのです。自分が作り出した眠り酵素は、自分が作り出したものなので、自分で分解して排泄することができるので、何の違和感も残らないということです。

この、実は酵素というのが人間にとっては大事ですね。便秘の人は便のすべり酵素が出ないために、詰まってしまうのです。それと水の調整ができないために、便の中の水分が抜けてしまうということが一つは起きてきますね。また逆に腎臓の調子が悪いと水分の調整ができないために軟便ということになってきます。だから様々なことが人間の酵素が我々の体を守ってくれているわけです。

だからそのことを称して、酵素みたいなサプリメントが、ものすごく流行っていますね。何とか酵素というのが。あれは全く意味がないのですが、実は人間の体はこの酵素によって円滑に進むようにできているのだと。しかし、精神的なストレスを抱えてくると、この酵素が出にくいために様々な支障が起きてくるということです。

これが、メシヤ様が御書きになられた昭和27年と現代の大きな差でありますので、私たちはこの今日からまたどういう生活をさせていただいたら良いのかということを考えというところを毎日拝読しつつ、世の中というのは大変変化してきているということを考えながら、どういう生活をさせていただいたら良いのかということを考えていっていただければ、大変有難いと思いますので、最初にそういったことをお願いしておきたいと思います。

それではいつものように質疑応答に入りたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎眠れない人は、〝眠り酵素が出ない、又は出にくい状態なのだ″ということ。

〇不眠症がひどくなると、入眠剤や睡眠薬を服まないと眠れなくなるのだということ。

〇入眠剤や睡眠薬の成分は、限りなく眠り酵素に近い成分を化学的に精製したものであり、これを飲むと比較的眠れるが、科学的に精製された異物なので後遺症がのこるのだということ。

◎〝自分が作り出した眠り酵素″は、自分の体が作り出したものなので、自分で分解して排泄することができるので、何の違和感「後遺症」も残らないのだということ。

◎人間にとって〝酵素″というものが大事なのだということ。

◎酵素は、私達の体の中で起こっている様々なことから私達の体を守ってくれているのだということ。

◎精神的なストレスを抱えてくると、この大切な酵素が出にくくなるために様々な支障が起きてくるのだということ。

◎私達は、この昭和27年御執筆の『胃病』という御教えを拝読する上で、(楳木先生から御教示いただいたように)現代との大きな差があるということを踏まえ、〝それでは、どういう生活を心がければ良いのか″ということを考えながら生活をさせていただくのだということ。

(中文割愛)

 

「メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)」より抜粋つづき:

ストレスで胃を壊している人へは

参加者:

先ほどのストレスを抱えている人についてですが、メシヤ様に御縁をいただいていない人に接するときにはどうしたら良いでしょうか?ストレスを抱えて胃を壊している人が、たくさんいると思うのですが。

楳木先生:

そのストレスのために胃を壊している人は胃の薬と安定剤関係を必ず服んでいるので、そういうことを知ったうえで、少しずつ健康にしてあげるためには、症状をよく聞いてあげないといけませんね。医者からどういう処方を受けているかという問題があるのでね。だから胃は簡単に治るよとかいうことではなくて、今、どういう薬を服んでいるかを聞いていかないといけない。

分かりやすいのは、今のいわゆるブロイラーというニワトリをケージで飼っているニワトリが何故危ないかという話は、飼料が危ないという大まかな話でしかないけれど、鶏というのは本来羽ばたいていかないといけないのに、こんな狭いところに閉じ込めるとストレスを抱えて死んでしまうのです。かごにぶつけて、ぶつけて、そして自分で死んでしまいます。

だから安定剤を飲ませます。安定剤を飲ませるから胃が壊れるので、胃薬が入っています。それと、コストを下げるために成長ホルモンが入っています。だからその鶏ばかりを食べていると、よく女の子にヒゲが生えてきたりするという話が昔ありましたね。その点、今、気をつけているので、ヒゲを生やす女の子は減ってきているけれど、ホルモンのバランスが壊れてきます。そういう鶏を飼うときには、最低3つくらいは薬をやっているということですので、これを我々の体に当てはめていくと、ストレスを抱えていると胃が痛む、胃薬を飲む、この胃薬というのはステロイド系の薬であると。痛みを抑えるために胃薬を飲んでいると、それと同時に消化剤も飲もうとするので、消化剤も飲んでいきます。そうすると胃のほうではもう働かなくていいんだという勘違いをするために、胃はますます退化していきます。こういう現象が起きてくるので、非常に、メシヤ様はここで『次から次へと薬をのむ人は今日少なくない』とおっしゃっていますが、今は、現代人はもっとひどい状態になっているので、どういう症状で、どういうふうに医者から処方されて薬を飲んでいるかということを聞いて、慎重に対応していかないと、「薬をやめてすぐに浄霊をいただけばいいよ」ということでは済まない状況なので、よく聞きながら「今良い方法があるから少しずつ気長に治していったほうがいいよ」というアドバイスをしていかないと。そういうことが起きてくるね(御教え『四、病気の本体は魂なり』へ

だからこのメシヤ様の御書きになった『胃病』というのは、大変我々には現代人にとって必要なことを御書きになられている。そして昭和27年当時に対する考え方なので、平成25年ではもっとひどい状態になっているということをわかった上でそういう方々にいろいろアドバイスをしてあげないといけないということです。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇メシヤ様にご縁をいただいていない方で、ストレスを抱え胃病の人に接する時には、先ずその症状をよく聞いて差し上げて、(胃の薬と安定剤関係を必ず服んでいるので)医者からどういう薬を処方されているかということをお聞きし慎重に対応するのだということ。

◎昭和27年の人達と比べ現代人は(次から次へと薬を服薬しひどい状態であり)、「薬をやめてすぐに浄霊をいただけばいいよ。」ということでは済まない状況になっているので、症状と医者からの処方をよくお聞きして「良い方法があるから、少しずつ気長に治していったほうがいいよ。」というアドバイスをし、浄霊のお取次ぎをして差し上げるのだということ。

 

編集後記

責任者:

今回の学びでは、現代人が抱えている「胃病」に係る問題点と、その対処の仕方を御教示いただきました。

この『胃病』という御教えは、執筆された昭和27年と今私達の置かれた状況には〝大きな差があるのだ″ということを踏まえて拝読するのだということ。そして、この御教えは「現代人にとって必要なことを御書きになられている。」と楳木先生が仰っていますように、年初からコロナ禍にある私達は、益々大きなストレスを抱えているので、〝それでは、御教えを拝読した上でどういう生活を心がければ良いのだろうか″ということを自分達に置き換えて考えながら生活していかなければならないなぁと思いました。

秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください。有難うございました!

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.144浜松(平成25年1月分)

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