御教え『私の光に就いて』

「栄光」237号、昭和28(1953)年12月2日発行

これは信者はよく知っているから、事新しく言うまでもないが、最近の御蔭話中にあった左の報告は、霊視者が子供でありしかも色々な面に渉(わた)っての光であるから、一つの参考にもなると思い、この文を添えたのである。そうしてこの霊視は正確である事も付言するが、これを読んで自分もそういう能力を得たいと思う人もあるであろうが、それは無駄である。というのは人間にはその人特有の能力を与えられているもので、万事は神様次第である。そうして、私の光は日に月に強くなりつつある事で、いずれは色々な形で見える人も増えると共に、それに準じて病気の治り方も顕著となり、奇蹟もその通りになる。従って一般にも分りが早くなり救われる人も増える訳で、段々面白くなって来るのである。

このように私がもっている光こそ、人類肇(はじま)って以来一人もないので、それがため人類は病貧争の悩みはどうする事も出来なかったのである。従って公平に言って、昔からのいかなる宗教の開祖でも聖者でも、私から見れば力が弱く、弟子くらいに当るのであって、これというのも全く時が来たからである。