（御教え）

「六十八歳の女、子宮がたるむので困って居りますが、御浄霊の方法を御教え願います。」

『これはね、子宮を吊っている筋がゆるむんですよ。下腹に毒があって筋を圧迫する為、筋を引っ張る事が出来ないんです。股の上からへその両脇にかけて御浄霊するんですね。子供を沢山産んだ人に多い。若い人だったらすぐ治るけれど、この人は六十八ですからね。治り方は少し遅いかも知れません。こう言うのは、一名（なす）って言いますね。先に田舎の若い細君でこんな症状だった人があって、妻としての役目を果たさないから治らなければ離縁するよと言われてね。私の所へ泣きついて来ましたが、やったら治りましたよ。これは生霊でしたがね。若い女には生霊のが多いですね。これは嫉妬の為にそう言う事を不能にさせるんです。』