「隣家の火災より救われる」

御陰話 岐阜県M.M. (昭和二五年一一月一日)

私は二一年八月入信、一昨年一〇月二二日光明如来様の御神体を御奉斎させて戴いている者でございます。去る九月六日朝の事、東隣りの二階から出火、忽ち猛火が私方へと風に煽られて迫って来たのを発見、驚いてそれ火事だ火事だとばかり無我夢中で娘を促して東廂へ上りました。何の為に廂に上ったか、その時の心特は自分にもわかりません。

風は東から正面(まとも)に、私の家へ容赦なく吹き付けて今にも焼け移りそうです。吾々親子が一心に猛火に向って浄霊している自分自身の姿を、程経てそこに見出したとき、頭の先から、足の指先まで「ジーン」と、何物とも知れぬものが走り去りました。アッ光明如来様だと、意識したとき、初めて少し落着きました。見れば、不思議と申しましょうか、奇蹟と言おうか。風向き、その他から考えても当然家は助かろう筈は無いのに、どうでしょう、いつの間にどうして変ったものか、風の方向が西北にそれているではありませんか。猛火は尚も猛り狂って、西北へ西北へと吹き付けて、救わる可き望みのなかった吾家が、完全に火災から免れたのでした。

この不思議この体験こそ如実に味わった私等でなくては、他の人々にはわからないと思います。一家正に灰塵に帰す可き寸前を、神様の御救いにより助かりました私達の喜びと感謝は、到底筆や言葉では表わす術もありません。

世間一般の人達の中にはヤレお光様がどうの等と、未だ何も分らず唯悪口する者さえありますが、何と浅ましい事でしょう。勿体ない事でしょう。色々と出て来る新聞記事や、悪しざまに言う人々のある度毎に、耳をふさぎ眼を蔽いたい位です。

けれどもそれ等の人々もやがては目覚めて、光明如来様のみもとに帰依信仰なさる時期も、必ず目前に来る事を私は確信しております。偉大なるこの御救いを厚く厚く明主様に感謝して、茲に拙い文をものして御報告申し上げます。