23.『結論』

今まで説いたところによって、読者は大体の概念は得られたであろう。これを最も大乗的にいえば、今までの医学は人智から生まれた医学であり、本医学は神智から生まれた医学であるといったらよく判るであろう。すなわち前者は病原を固める方法であり、後者は溶かす方法であり、前者は病原である毒素を出さないのを目的とし、後者は出すのを目的とする。前者は逆理であり、後者は正理であり、前者は野蛮的方法であり、後者は文明的である事は充分頷(うなず)けたであろう。ところが右は単なる理論であって、これに事実が伴(ともな)ってこそ真理の具現である。というのはすなわち医学では治らない、浄霊では治る、ただそれだけである。

以上のごとくこの厳然たる事実によってみても、現代医学は当然滅亡の運命に近寄りつつあるのは否定出来ないのである。何となれば長い間の医学の過誤が、私によってここに明らかにされたからである。ちょうど暗夜に光明が輝き初めたと同様であって、この意味において医学の革命などという大事業は、私の意志から発したものではない。私はただ神の命のまま病気の根本を教え、治す事であって、これが私の使命である以上、現在全身全霊を打込んで活躍しつつあるのである。

これによってすでに医学は革命される運命となっているのである。すなわち偽は到底長く続くものではない。ある時期に至れば滅亡すると共に、真はある期間は埋もれていても、時来れば必ず世に輝くのは不滅の真理であり、到底人力の及ぶところではない。この意味において私は医学に携わる人々も救わなければならないのは、滅ぶべき決定的運命に措(お)かれていながら、それに気付かない哀れな人々をも救わなければならないからで、取敢(とりあえ)ずこの著によってまず最初の警鐘を発するのである。