資料「婦人病について」

「御教え集」1号、昭和26(1951)年9月20日発行

『婦人病の中の不感症ですね。あれについて深く書いてある。おそらく医学でもあの説明はつかないから――本当は重大問題ですがね。事が事だけにね。』

『婦人病ですがね、あれは全部薬毒ですね。あれがだんだん――始終下におりて行く。それが下に溜まる。原因は簡単なものです。それを知らないから薬で治そうとして薬を服むから、結局いつまでも治らない。それだけ分かっただけでもたいしたものですね。』

 

「御教え集」21号、昭和28(1953)年5月15日発行

『(前略)それからこの間は精神病について話しましたが、今日はおもしろいことを教えます。女の病気というと婦人病によるように思うが、そうではないのです。仮にヒステリーとか頭痛とか、頭に関係したいろいろな病気ですが、その時の浄霊は、頭や首のまわりも肝腎ですが、そのほかに子宮を中心としてのその辺が非常に関係があるのです。ですからその辺を浄霊すると頭がなおるのです。そういう場合には女の肝腎な所を浄霊するのです。そうすると頭が非常に良くなるのです。とにかく女のここ(股間)が因です。早く言えば急所ですから、ここに毒があると浄化の熱が出たり、いろいろな溶ける作用が頭に響くのです。

それについて知っておくべきことは、全部、前の方は前頭部に関係があり、後ろの方は肛門に関係があるのです。ですから下痢や赤痢というのは後頭部付近の毒が出るのです。それから前頭部の毒は前の方から出るのです。コシケなどになったりするのです。特にコシケなどは多いのです。そこで天地と言いますから、ここ(前頭部)を良くすると下の婦人病が良くなるし、ここ(股間)を良くすると頭が良くなるというように非常に関連してますから、そういうようなことを知ってやると 大いに効果がありますから、試してご覧なさい。あんまりカカアが言うことを聞かなくて、ヒステリーを起した時にはここをやるのです。それで円満になるのは結構です。ここもいろいろな意味が非常にあるのです。しかし場所が場所だけに、医学の方の婦人科かなにかなら言えますが、もっともこっちは霊的ですから、そう詳しく知る必要はないが、こういうことも知っておかなければならないのです。夫婦別れになったり、それから親父が妾をこしらえたり、いろんなことで非常に悲劇ができますが、それは男ばかりをせめることはできないのです。というのは、女によってはここの欠陥のために夫に満足させることができないのです。 またそれが割に多いのです。ですから夫ばかりでなく、妻にも罪があるのです。それをなおすにも浄霊によるよりしようがないのです。私は昔不感症をなおしたことがありますが、これはなおるのです。ただ困ることは、“どうですか”と言っても、“お蔭で良くなりました”とは言わないのです。しかしそういうのは顔色で分かります。ニコニコとしますが、それならもう良いのです。

それからよく結婚を嫌う娘がありますが、これはここがたいへん関係があるのです。それは膣痙攣と医者の方で言いますが、ちょっと触っても飛び上がるほど痛いのがあります。そういうのが、私は一生独身でいると言うのです。それは本当のことを言いませんから……そういうのも浄霊でなおります。それから無毛症といって毛のないのがあります。これも皮膚の内部に毒が固まって発毛を邪魔しているので、これもなおります。まだいろいろありますが、そう詳しく言わなくても分かると思いますから、これだけにしておきます。(後略)』

 

「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行

『(前略)それからこの前、婦人病について話した結果を二、三の婦人の告白で聞きましたが、ああいう話は今まで聞けなかったし、非常に結構だというのです。これは一番の悩みの病気なのですが、それを分からしてもらったということは、非常にありがたかったという話がありましたから、時々それについても話をしようと思ってます。婦人の病気については、医学的に本などでもいろいろ書いてあるが、あれはほんの上面で、根本が分からないからして、やっぱり根本を知っておかなければ駄目なのです。

それで今言った頭の毒が下がってきて、いったん腰に集まって、男は痔になりやすいのです。ところが女の方は腰に溜まったものが、痔の方でなく前の方に行くのです。これだけが男と違うところです。ですから女の方が便利と言えば変ですが、排泄の管が大きいだけに非常によいのです。男の方が厄介なのです。男の方は出血と言っても非常に重く見られますが、女の方は平気なものです。そういう点から言っても非常によいのです。

ところがそれを知らないために神経を起したりしますが、女のコシケというのは、ごくよいわけです。そのコシケを悪いと思って止めたりするのが今までの医学の考え方ですが、それはとんでもない間違いなのです。そういうようでコシケに出ればよいですが、コシケでなく出るのが困るのです。これはつまり粘膜にカタルを起したり、それからシコリのようなものができたり、それが横の方に来て、股の方に固まって、足が吊ったりすることになるのです。それからお腹がはるのです。それですべて毒が下に下がって行って、お腹から足にかけて溜まっていくわけです。しかし頭だけでなく、いろいろと胸から下がって、心臓とか肝臓の付近などのも、やっぱりいくぶん下に下がります。だから下半身の病気というものは、すべて毒が下がって溜まるというように思っていれば間違いありません。

その毒がお腹に溜まると膀胱を圧迫しますから、その結果、小便が近くなるのと遠くなるのと両方あります。遠くなるのは膀胱の尿の出口の方に毒が固まって尿道が細くなるので、そこでそういうのは小便が遠くなるのです。それからそうでなく、外部から圧迫するのは近くなるのです。それは膀胱が小さくなるからです。

それから腎臓のまわりに元気がないとか、腰がふらつくとか、力がないというのは、それが今度は腰のまわりに溜まってきます。腰が痛いとか、すぐにくたびれるとか、足が重いと か、よく不精と言いますが、女の人でもまめなのと億劫(おっくう)がるのがありますが、億劫がるというのは腰から下が重いのです。重いということは腰に一番固まりがあるのです。だから尾てい骨の辺を狙って浄霊しますと、とても足が軽くなって歩きよくなります。従って歩いて息切れのする人などは非常になおります。息切れが腰に関係があるということは、ぜんぜん気がつかないことです。だから自分でもそうですが、少し足が具合の悪い時は、尾てい骨の付近をやると非常に足が軽くなります。それで婦人病の中で、女が非常に怒りっぽくなったり、憂鬱になったり、元気がなく不愉快なようなのは、子宮の辺の原因が非常にあります。そこで腰のが溶けて前の方に出ますから、そこで腰と前の方と両方やるのです。そうすると非常に気持ち良くなります。

それで夫婦喧嘩というような点が大いに良くなるわけです。夫婦円満になります。ですからこれは大いに関心を持たれることです。信者の人ですと自分で浄霊すればよいのですから、これは一番よいです。ただ信者にならない人は、そういうわけにはゆかないから、外部からやれば、それでよほど違います。それからよく結婚を嫌う娘がありますが、これはここに原因があるのですから、そういう娘さんなどをふつうの人間にすることは実にたいしたことです。これは医学の方ではどうにもならないことなのです。外部や医学的ではぜんぜん駄目なのです。それからもう一つ知っておかなければならないことは月経不順です。月経がないとか少ないというのは、貧血が一番多いです。それからあとは喇叭管の入口に毒があるために、つまり月経の通りが悪いのです。そういうのは月経が少なかったり不順だったりするのです。それから痛むのは、下腹と恥骨の中間辺りをやれば、おそらく固まりがありますから、着物の上からでも離してやれば必ずなおります。月経痛というのは必ずなおります。それから月経不順もなおります。貧血というのは、血が少ないので、これはそうはいきません。そのくらいにしておきます。(後略)』

 

 

『手術無用』

「医学革命の書」昭和28(1953)年執筆

この患者〔略〕は卵巣炎にて、手術をせねば治らないといわれたが、運よく本教を知ったので、早速浄霊を受けたところ、医師から手術でも三ケ月かかり、その上治っても元通りの仕事は出来ないと言われたにかかわらず、僅か十日間で治り、農業に従事しても何ら障りがないのであるから、医療と浄霊とを比べたら、到底比較にはならない。しかも婦人としての厄介な場所の手術であり、卵巣をも除去されるとしたら、妊娠にも影響を及ぼすので、順調の経過をたどるとしても、ある程度の不幸は免れまい。このような人も世の中には沢山ある訳だから、一日も早く世の中へこの事を知らせ、多くの人を救いたいものである。

今一つ浄霊医術がいかに理想的であるかは、医学では婦人病を診療する場合、局部を露出したり、手を触れたりするので、患者によってはこれほど辛い事はあるまい。ところが浄霊は数尺離れたところから手を翳(かざ)すだけで、医学とは比べものにならない程治るのであるから、野蛮と文明程の違いさがあるといっても過言ではあるまい。

 

「御光話録」6号、昭和24(1949)年4月23日発行

「御浄霊によりまして、その病気が霊的か、体的かを見分ける明瞭な方法はございましょうか。」

『これは病気によっては、はっきり判るけれども、はっきり判らない病気もある。私にも最初から判る場合と、しばらく経たなければ判らない場合とあります。また、体的と霊的と一緒になっている場合もありますしね。

こんな場合もあるから、これは知っておかねばなりませんね。肺病でね、最初は体的なただの浄化で、だんだん霊的になってくることがあります。これは体が弱ってきたために血が少なくなって、それで霊が憑りやすくなるためです。精神病、癲癇、小児麻痺などは頭から霊的としてほとんど間違いありません。ただ、小児麻痺で、片方の足だけ動かないなんていう場合には体的なためによることがありますがね。肺病には霊的のものと、体的のものと、霊的と体的と一緒になったのとあります。胃や腸の病気には霊的のは少ないですね。それから、婦人病には霊的のが多くて、多くは生霊ですね。霊にも人間霊と動物霊とありますしいろいろです。まあ経験とその人の霊感の働きによって見分けることですね。』