研鑽資料no. 41(2020年6月)

7月向けての学び

はじめに

責任者:

日々の報道を見ていると、コロナウイルス感染症拡大による自粛が長期化したことで、(目に見える)物を失うだけではなく、人の心がギスギスと尖り、他人を悪く思って責めたり傷つけたりするなどして、私達の中にある感謝の想いや優しさなど、大切な心までが奪われているように感じさせられます。物が壊れても修復出来ますが、心に負った傷の修復は難しく時間もかかります。こんな時だからこそ、お互いを思いやり、感謝し合う心を大切にして過ごしたいものだと思います。

さて今回は、御教え『自然を尊重せよ』を基に学びを深めさせていただきたく思いますので、よろしくお願い致します。

 

「メシヤ講座no.136三重(平成24年5月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

自然を尊重せよ

「文明の創造、科学篇」昭和27(1952)年

医学は特に結核患者に対しては、安静を最も重要とされているが、これは前にも述べたごとく大変な間違いである。ではどうするのが一番いいかというと、何よりも自然である。自然とは自分の身体を拘束する事なく、無理のないよう気儘にする事である。例えば熱があって大儀な時は、寝ろという命令を身体がすると思い、寝ればいいのである。また寝たくない起きたいと思うのは、起きていてもいいと命令されたと思い、起きればいいのである。歩きたければ歩き、駈出したければ駈出し、大きな声で唄いたければ唄い、仕事がしたければするというように、何でも心の命ずるままにするのが本当である。気が向かない心に満たない事は止すことである。要するにどこまでも自然である。これが結核に限らず、いかなる病に対しても同じ事がいえる。

食物も同様で、食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食う、これが最もいいのである。薬はもちろん不可(いけ)ないが、食物としても薬だからとか、滋養になるとかいって、欲しくないものを我慢して食ったり、欲しいものを我慢して食わなかったりするのも間違っている。人体に必要なものは食べたい意欲が起ると共に食べたくないものは食べるなという訳である。そうして結核に特に悪いのは動物性蛋白である。少しは差支えないが、なるべく野菜を多く摂る方がよい。ところが今日の医学は、栄養は魚鳥獣肉に多いとして奨めるが、これが大変な誤りで、一時は元気が出たように思うが、続けると必ず衰弱を増す事になる。本来栄養とは植物性に多くある。考えてもみるがいい。動物性のもののみを食っていれば、敗血症などが起って必ず病気になり、生命に関わる事さえもある。それに反して菜食はいくらしても健康にこそなれ、病気には決して罹らないばかりか、長寿者となるに見ても明らかである。これについて私の体験をかいてみるが、私は若い頃結核で死の宣告を受けた時、それまで動物性食餌を多量に摂っていたのを、ある動機でその非を覚り、菜食にしてみたところ、それからメキメキ恢復に向かったので、医学の間違っている事を知り、薬も廃めてしまい、三ケ月間絶対菜食を続けたところ、それで病気はスッカリ治り、病気以前よりも健康体となったのである。その後他の病気はしたが結核のケの字もなく、六十八才の今日に到るも矍鑠(かくしゃく)として壮者を凌(しの)ぐものがある。もしその時それに気が付かなかったとしたら、無論あの世へ旅立っていたに違いないと、今でも思う度にゾッとするのである。

今一つは、喀血の場合である。これこそ菜食が最もいい。以前こういう患者があった。肉食するとその翌日必ず喀血するが、菜食をするとすぐ止まるという、実にハッキリしていた。これでみても菜食のよい事は間違いないのである。

今一つは、医師は疲労と睡眠不足を不可として戒めるが、これも間違っている。それは原理を知らないからで、疲労とはもちろん運動のためで、運動すれば足や腰を活動させるから、その部にある毒素に浄化作用が起り、微熱が発生する。微熱は疲労感を催す、それが疲れである。しかしそれだけ毒素が減るのだから結構な訳である。何よりも運動をさかんに行い常に疲労を繰返す人は健康であるに見ても判るであろう。だからくたびれた際足や腰の辺りを触ってみれば必ず微熱があるにみて、それだけ毒が溶ける訳である。

また睡眠不足は、結核には何ら影響はない、むしろいいくらいである。これは事実によってみればよく判る。何よりも睡眠不足の階級を見るがいい。旅館の従業員や花柳界の人達には、結核が最も少ないと医学でも言われている。

これについても説明してみるが、睡眠不足だと起きている時間が長くなるから、活動の時が多くなり、浄化が余計起るからそれだけ疲れる。ところが逆解的医学である以上、睡眠不足を不可とするのである。今一つこういう事でも判る。それは普通朝は熱が低く、午後三時か四時頃になると熱が出てくる。これも右の理と同様で、たとえ寝ていても神経を使うから浄化が起るのである。

 

自然、合理的であること

楳木先生:

今月は『文明の創造』の中で主神様のなされ方、主神様の御意図という点については、自然ということがひとつあります。自然の流れとか自然に沿った形であるとか、順序立てが自然であるとかいうことです(御教え『医学と自然』へ)。

それからもう一つは、合理性合理的であるという点を以前(平成24年1月分「文明の創造、科学篇 『病気とは何ぞや 寒冒』へ」)に学びましたけど、それを事例を上げて、今回は人間生活について更に具体的に、メシヤ様が解説されておられるというふうに見て、拝読をしていただきたいと思います。

そういう点で『自然を尊重せよ』と表題を付けられて、『結核患者に対しては、安静を最も重要とされてゐるが、之は前にも述べた如く大変な間違ひである。ではどうするのが一番いいかといふと、何よりも 自然である。』とお述べになっておられます。自然にすることが良いのだということで、解説しておられます。

それで、寝るという点においては、『例へば熱があって大儀な時は、寝ろといふ命令を身体がすると思ひ、寝ればいいのである。』こういうふうに体が命令をすると、お書きになっておられます。これを現代に当てはめて考えていきますと、たとえば血圧について言いますと、メシヤ様は『300まで大 丈夫』だと。世の名医達は「200まで大丈夫」だと。しかし、現代では140を超えると高血圧だと言って、サプリメントを販売する会社は「130を超えたら気を付けましょう」と。

どんどん数値を下げてみんなを不安に陥れております。それからサプリメントのコマーシャルでは、「これは体に良いので食べ物の中で取るのは大変なのでこういうサプリメントを作りました。」ということで、「健康のためにこれを食べた方が良い。」というふうに擦り込んで行っています。そのために日本人の4割強がサプリメントを口にしている、と言われています。」

 

【参考記事

サプリメントの摂取は大半の人で不要、逆効果も 研究:ビタミンサプリメントの摂取は大半の人では必要ない。それどころか、年配女性では死亡リスクが高くなる恐れもある――。米国医師会 (American MedicalAssociation)の内科専門誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives ofInternalMedicine)」に10日、このような研究結果が発表された。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎主神様のなされ方(御意図)は、合理性合理的であり、自然に沿った形(自然の流れ)であり、順序立てが自然なのだということ。

 

「メシヤ講座no.136三重(平成24年5月分)」より抜粋つづき:

体に良いから食べるというのは思い込み

楳木先生:

そうすると、メシヤ様が『これは体に良いから食べましょう、健康に良いから食べましょう。という食べ方は実は間違いである』と御指摘になっておられることと照らし合わせてみると、大変なことのようにみんな思い込まされているわけですね。

それからこういう健康志向ともう一つはダイエット志向なので、いかにしてやせるかということを必死に考えています。しかし、みんな、思い込まされているんだということですね。「思い込まされていることに対するご指摘をメシヤ様はされているのだ。」というふうに受け止めていただきたいと思います(御教え『栄養』へ)。」

体の欲するものを食べるのが良い

楳木先生:

それから次は食事について、『食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食う。之が最もいいのである。』というふうに仰っておられます。これも先ほどの『体に良いから食べるという考え方は良くない』のだと。『食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食う。体の欲するものを食べるのが良い』のだと、メシヤ様はお述べになっておられるのですが、やはりテレビやマスコミ等に支配されている現代人というのは、どうしてもそちらの掛け声に、従わざるを得ないような生活を、押しつけられている形になってしまっています。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は、『食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食う。体の欲するものを食べるのが良い』のだと、仰っておられますが、現代人(テレビやマスコミ等に支配されている)は、テレビやマスコミ等のダイエット志向や健康志向という掛け声に、従わざるを得ないような生活を、押しつけられた形になってしまっているのだということ。

 

「メシヤ講座no.136三重(平成24年5月分)」より抜粋つづき:

きつい浄化の時は菜食をする

楳木先生:

そこで、3つ目にメシヤ様は御自身の体験をもとに、『私は若い頃結核で死の宣告を受けた時、それ迄動物性食餌を多量に摂ってゐたのを、或(ある)動機で其(その)非を覚り、菜食にしてみた処、それ からメキメキ恢復に向ったので、医学の間違ってゐる事を知り薬も廃(や)めて了(しま)ひ、三ケ月間絶対菜食を続けた処、それで病気はスッカリ治 り、病気以前よりも健康体となったのである。』というふうに書かれております。

それでその下にですね、他の事例として、『肉食をすると其(その)翌日必ず喀血するが、菜食をするとすぐ止まるといふ、実にハッキリしてゐた。』というふうに書かれています。それで他の事例として私もですね、先月ここで痛風の話(今は動物で明らかになったことですが、腎臓と小腸、大腸が活性化してくれば痛風は速く乗り越えることが出来る可能性が生まれたのです。)をしましたよね。」

病理学的、生態学的研究を取り入れて浄霊する

楳木先生:

そうしたら私も痛風になってしまいました。左の親指の付け根のところがだんだんだんだん痛くなってきて、何かにつかまらないと歩けなくなって、ホテルに着いたらもう歩けなくなりました。丁度痛風と同じ症状に丸く腫れていたのです。

それでもう一度〝尿酸を排泄するタンパク質の製造のされ方″というのをネット上で調べてみると、メシヤ講座で報告したのは〝動物実験で実証できたということで発表された″という内容だったのですけども、以前から大腸、小腸でも排泄タンパク質は作られているということはわかっていたらしくてですね、その割合が腎臓が三分の二で小腸大腸が大体三分の一という割合だそうです。

そういうことであれば浄霊の時間の配分が、例えば一時間浄霊する場合には四十分くらい腎臓を浄霊して、二十分間くらいを小腸大腸をする。そして、その他の時間で痛いところとか足の付け根、膝、を浄霊していけば良いだろうということで、痛くて寝れませんので一晩中浄霊をしていました。そうしましたら、次の日の朝には痛みはありますが動けるようになりました。

メシヤ様は『絶対菜食をすべきだ。』と言われていますので痛みが出始めてから、食事制限を自分に課しまして、どこへ行きましてもご飯を少しと野菜しか食べずに過ごしましたら、帰るころには随分楽になりました。それで本部の引っ越しが終わった瞬間に良くなりました。

そういうことで、尿酸排泄の割合はあっているなあと実感いたしました。痛風を患った人にこのような話をしますと「そんなことで終わるわけがない」 と言われます。「一回痛風になったらズーッと続くんだ」と。しかし、今回こういう情報を得てそれに基づいて浄霊をしましたところ短期間で良くなりましたので、ますます、病理学的、生態学的研究というものも取り入れながら浄霊をしていかなければいけないなあと、思いました。そして何と言っても、やはり菜食、こういう浄化作用で症状的にきつい時には菜食することが大事だ、ということを自分自身で体験させられました。

そこで、他の教団の浄霊と私たちの取り組んでいる浄霊との違いですが、昭和二十年代の浄霊の急所ということの考え方と、現代人の食生活や、現代医療の解き明かす体のメカニズムを調べ上げながら、その働きを因(もと)にして浄霊の急所を考えていく。そういう考え方の違いがありますやはり御教えを深く拝読はしましても、現代では当時と全く違った難病とかが出ておりますし、もちろんメシヤ様御在世中にはアトピー性皮膚炎とかはないわけですし、そういう病気に対する浄霊の仕方というのは御教えに求めているだけではどうしても解決できないことがあります。

それから病気になって薬を飲んでしまった人に対して浄霊をする場合ですね、その飲んだ薬がどのような箇所に残存しているかということは薬理学の立場から見ておかないと御教えにはない場合がありますので、薬理学の方から知識を得て浄霊の急所を決めていく必要があります。

そのような話を「支部を訪れた他の教団の人にお話しすると非常に驚かれた」と大阪支部で話しておりました。

このような立場で取り組めるのは『文明の創造』のタイトルにいたしました『主神様直接の御啓示』という立場からです。科学的なことを浄霊に採用しつつ、浄霊に取り組むという姿勢なのです

〇〇Aの陥ってしまっていることは謳い文句はそういうことで出発したのですけれども、浄霊が医者の方へ取り込まれて、薬を併用しながら浄霊をするということになってしまったのですね。

そういう点が大きな問題になっているので、今回そういうことも含めて、この御教えをしっかり受け止めていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇痛風などの症状的にきつい浄化作用が起きている時には菜食にすることが大事だということ。

〇痛風時の浄霊の時間(病理学的、生態学的研究による情報を取り入れた上での)配分は、例えば一時間浄霊する場合には腎臓を四十分くらい浄霊し、小腸大腸を二十分間くらいする。そして、その他の時間で痛いところとか足の付け根、膝、を浄霊していけば良いのだということ。

◎他の教団の浄霊(昭和二十年代の浄霊の急所)の考え方と私たちの取り組んでいる浄霊の考え方(現代人の食生活や、現代医療の解き明かす体のメカニズムを調べ上げながら、その働きを因にして浄霊の急所を考えていく)には違いがあるのだということ。

〇現代では昭和20年当時と全く違った(アトピー性皮膚炎とかの)難病が出ているので、そういう以前と違った病気に対する浄霊の仕方というのは、(御教えに求めているだけでは解決できないことがあるので)病理学的、生態学的研究による知識を得て浄霊の急所を決めていく必要があるのだということ。

〇病気になって薬を服薬してしまった人に対して浄霊をする場合は、薬理学の立場から〝その薬がどのような箇所に残存しているのか″ということを見て(現代の薬については、御教えにはない場合があるので)、薬理学の方から知識を得て浄霊の急所を決めていく必要があるのだということ。

◎薬を併用しながら浄霊をする(浄霊が医者の方へ取り込まれる)ということになってしまわないように、この御教えをしっかり受け止めてさせていただくのだということ。

 

「メシヤ講座no.136三重(平成24年5月分)」より抜粋つづき:

運動と睡眠不足の利点

楳木先生:

それから最後の項で『運動と睡眠不足の利点』ということについてお述べになっておられます。

『運動すると微熱が起きる。』この『微熱があるというのは毒が溶けている』ことなんだと。だから『浄化を促進しているのだ。』ということです。睡眠不足でも長時間動いていると浄化を促進していくという点においては効果があると。

この浄化を許されていかない限り私たちは大峠を乗り越えていくことが出来ないわけなので、浄化をしている分感謝をさせていただきながら日をおくらせていただきたいと思います。

今回の御教えの中ではそういったことを初めに確認させていただいて質疑応答に移りたいと思います。」

(以下割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇運動すると微熱が起きるので「浄化を促進しているのだ」ということ。

〇睡眠不足でも長時間動いていると「浄化を促進していく」という点においては効果があるのだということ。

◎私達は、「浄化」を許されていかない限り大峠を乗り越えていくことが出来ないわけなので、いただいた浄化に対して感謝の気持ちを持って過ごすのだということ。

 

編集後記

責任者:

コロナウイルス感染症がピークを超えつつある今、私達に出来ることは、マスコミに支配されないように注意し、メシヤ様の御教えに神習い、自然を尊重した生活を心掛けることだろうと思います。そして、私達の取り組んでいる浄霊を通して、「メシヤ様という御存在」が本当にあるのだということを、一人でも多くの方にお伝えしていかなくてはならないなぁと強く思わされております。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.136三重(平成24年5月分)

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