10月の学び
はじめに
責任者:
9月17日の自民党総裁選の告示によって、9月29日の投票を前に世間では、立候補者への関心が高まりつつあるのではないでしょうか。そのような中、気がつくと真夏のセミの声がコオロギの声に変わり、季節は徐々に秋へと移り変わってきています。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、引き続き今回も「文明の創造、宗教篇」より学ばせていただきます。よろしくお願い致します。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋:
<今月の御教え>
『霊界に於ける昼夜の転換』
「文明の創造、宗教篇」 昭和27(1952)年)
右の重大事というのは、霊界に於ける昼夜の大転換である。
即ち夜と昼との交替であるというと可笑しな話で、誰しも夜と昼は一日の中にあるではないかというであろう。成程それには違いないが、私のいうのは大宇宙のそれであって、此事を知るとしたら、人智では到底想像もつかない程の大神秘を会得する事が出来、それによって今後の世界の動向も分り、未来の見当も略ぼつくのである。
そうして曩に述べた如く、此世界は物象界、空気界、霊気界の三原素によって構成されており、一日の昼夜とはこの物象界と空気界、つまり人間の五感に触れ、機械で測定出来るものであるに対し、霊気界のそれは全然無と同様で、捉える事が出来ないものであるから、今私の此文を見るとしても、直ちに信じ得る事は困難であろう。私と雖も若し神を知らないとしたら、一般人と同様であろう。只私は此重大なる使命をもつ以上、神と密接不離な関係にあるから確実に知り得るのである。
それによると、霊界に於ても現界に一日の中に昼夜がある如く、十年にも、百年にも、千年、万年にもあるのである。従って其転換毎に、人類世界にも反映するので、それが霊界の方では絶対正確であるにも拘はらず、現界へ移写される場合、幾分の遅差は免れないのである。其事を頭に置いて、長い歴史を見る時、大、中、小種々の歴史的変化をみるのは、其表われである。そこで今私が言わんとする処は、世界の大転換に関する主なる点であって何よりも先ず大転換の時期であるが、それは一九三一年六月十五日から始まっており、一九六一年六月十五日迄の、三十年間で一段落がつく事になってゐる。然し人間の頭脳で考える時、三十年と言えば相当長期間であるが、大宇宙に於ける神の経綸としたら、一瞬の出来事でしかないのである。そうして右の三十年といっても、現界に於ては急激な変化はなく、徐々として進みつつあると共に、右の三十年を挟んで其前後の時を合わせると、六十余年の歳月を費やす事となる。それは準備期と転換後の整理とに時を要するからである。
右の如き其転換の意味は今日迄は夜の世界であったから、謂はば月の支配であったのである。処が愈々昼の世界となるに就て、予て世界の二大聖者として仰がれている釈迦、基督の予言された通りの事態となったのである。そうして先づ仏典によれば釈尊は「吾七十二歳にして見真実になれり」と言われた後、間もない或日、世尊はいつもに似合はず憂欝の色蔽い難い御様子なので、弟子の阿難尊者が憂慮し御訊ねした。『世尊よ、今日は常にない御沈みのように見受けられますが、何か御心配事でも御有りですか』と申した処、釈尊は直に御答えになった事は『儂は今迄終生の業として仏法を創成し、一切衆生を救わんとして大いに努力を続けて来たが、今日大仏陀から意外なる御諭しがあった。それによると或時期に至ると、我仏法は滅すると言う事で、大いに失望したのである』との御言葉であって、それから世尊は斯うも曰はれた『儂は見真実によって分った事だが、今迄説いて来た多くの経文は、少なからず誤りがあるので、今日以後真実を説くから、よく之によって正覚を得られよ』と仰せられたので、此時からの経文こそ仏法の真髄である事は確実で、それが法華経二十八品と、法滅尽経と、弥勒出現成就経である。処が、その事を発見されたのが、彼の日蓮上人であって、上人はこの発見によって他宗教義悉くは見真実以前に説かれたものであるから、真実ではない。独り我法華教こそ仏法の真諦であるとして、他宗ことごとくを否定し、猛然として一大獅子吼をされたのであるから、上人のこの傍若無人的宣言も、無下に非難する事は出来ないのである。
之に就て、法華経二十八品の意味を解釈してみるが、此経文の二十五番目にある観音普門品こそ、大神秘が蔵されてゐるのである。というのは法華経とは法の華であって、最後に法の華を咲かせなければならない。其場所と人とが日本であり、日蓮上人であるから、上人が法華経を翳して、いかなる受難にも屈せず、一途に日本国中に法華経を宣布されたのも、この強い信念があったからである。元来仏法は曩に説いたごとく月の教えであり、陰であり、女性である。釈尊が「吾は変性女子なり」と曰はれたのも其意味であろう。又上人は前例のない型破り的の行り方であった。彼が修業成って、最初故郷である安房の清澄山上に於て、東方日の出に向かって、妙法蓮華経の五文字を高らかに奉唱され、其時を契機として愈々法華経の弘通に取掛ったという有名な話も、それ迄仏教各派の悉くは、南無阿弥陀仏の六文字の法名を唱えたので、之にも意味がある。すなわち五は日の数であり、六は月の数であるからである。それまでは人も知る如く日本に於ける仏教といえば陰性であったものが、一度日蓮宗が生まるるや、極端に陽性を発揮し、太鼓を叩き花を飾り、声高らかに経文を唱える等、何から何まで陽気一点張りである。全く仏華を咲かせたのである。また世間同宗を以って一代法華と言ったのも、花は咲くが散るから、一時は好いが長くは続かないという訳であろう。
今一つの神秘がある。それは法華経二十八品の数である。二十八の数は、月の二十八宿を表わしたもので、其二十五番目に普門品があるのは、二十五の数は五五、二十五で、五は日であり、出づるであるから、日の出の意味である。つまり月の仏界に日が生まれた表徴である。即ち此時既に夜の最奥霊界には、ほのぼのと黎明の光が射し初めたのである。そうして面白い事には、外の仏教は全部西から生まれたに対し、独り日蓮宗のみは東から出てゐる。而も安房の清澄山こそ、日本に於ける最も東の端で、この地点こそ大神秘が包蔵されてゐる事は、私が以前書いた自観叢書奇蹟物語中に概説してあるから参照されたい。つまり此地が霊界二次元における昼の世界の初発点であるのである。
次に日本に於て、何故仏法の花を咲かせなければならないかといふと、そこにも深い密意が秘(ひそ)んでいる。すなわち花が咲かなければ実が生らないからで、其実というのが実相世界であって、此実の種が如意輪観音の御働きでもある。私がいつもいう如く、観世音は日の彌勒であり、阿弥陀が月の彌勒であり、釈迦が地の彌勒であり、此三人の仏陀が三尊の彌陀(御教え『三尊の弥陀と五六七』へ)である。とすれば阿彌陀と釈迦は、夜の世界の期間の御役であったに対し、観音は昼の世界にならんとする、其境目に観音力を揮わせ給ふのである。此経綸こそ昔印度に於て仏法発祥の時己に誓約されたものである。
本教が、最初日本観音教団として出発したのも、私が観音を描き御神体として拝ました事も、私に始終観音の霊身が附き添はれて居られた事も右の因縁に外ならないのである。ところが釈迦、阿彌陀は如来であったので、観世音の菩薩の御名に囚われ、宗旨によっては、阿彌陀や釈迦より観音の方が下位とされてゐたのも、右の因縁を知れば誤ってゐる事が分るであろう。処が其後御位が上られ、光明如来となられたので、現在は光明如来の御働きである事は信者はよく知ってゐる通りである。
『大宇宙のそれ』
楳木先生:
愈々この『文明の創造』も深いところに入ってまいりまして、とりわけ本日拝読していただきました『霊界に於ける昼夜の転換』と言いますのは、仏教のことにも触れていますので、仏教界からは反発を受けるような内容であります。日蓮の法華経の点において『文明の創造』を最初に世に出された○○先生もそこを外さざるを得なかったところがあります。それから『旧誓約書の中の禁断の木の実とは薬の事を言ったもので、深遠な神の謎を述べたものである』という箇所はキリスト教神学者から手厳しく批判され、外さざるを得なかったようです。そういう意味では一番根本義を出すことが出来なかったので、この『文明の創造』によって初めて仏法の根本義や薬毒の根本のことが世に出たということになります。
そういう意義を持って、本日拝読させていただいたところをもう一度確認させていただきますと、
最初のページ(「文明の創造」305ページ)の3行目に、
『成程それには違ひないが、私のいふのは大宇宙のそれであって、此(この)事を知るとしたら、人智では到底想像もつかない程の大神秘を会得(えとく)する事が出来、それによって今後の世界の動向も分り、未来の見当も略(ほ)ぼつくのである。』
と書かれています。私たちは信仰の対象をメシヤ様、そして、メシヤ様の御本体である主神様に向かってお祈りさせていただくときに〝大宇宙のそれ″というところが一番大事になって来るわけです。このことを解って日々の参拝をさせていただくことが大事ですし、『夜昼転換』ということがわかれば今後の世界の動向もわかって、しかも未来の見当もほぼつくということですので、そういう意味では世の中の見方とか人類の歴史を見る上において『夜昼転換』という御教えは〝根本的な御教えである″ということが本日拝読させていただいたところから良くわかるのではないでしょうか。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎メシヤ教から出版された『文明の創造』によって、初めて仏法の根本義や薬毒の根本のことが世に出たということになるのだということ。
◎私たちは信仰の対象であるメシヤ様、そして、メシヤ様の御本体である主神様に向かってお祈りさせていただくときに〝大宇宙の『(霊界に於ける)昼夜の転換』″ということを解って日々の参拝をさせていただくことが大事なのだということ。
◎メシヤ様は、『夜昼転換』ということがわかれば、今後の世界の動向もわかり、しかも未来の見当もほぼつくと仰っていますので、そういう意味では世の中の見方とか人類の歴史を見る上において『夜昼転換(御教えへ)』という御教えは〝根本的な御教えなのだ″ということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
『十年にも、百年にも、千年、万年にもある』
楳木先生:
次に306ページ(「文明の創造」)の8行目を見ていただきますと、
『それによると、霊界に於ても現界に一日の中に昼夜がある如く、十年にも、百年にも、千年、万年にもあるのである。』
というふうに、今書籍として出ていますが、岸田一隆著「3つの循環と文明論の科学-人類の未来を大切に思うあなたのためのリベラルアーツ」では、「この人類の中には飛躍した時がある」という解説をしておられます。
第一の飛躍は約10万年前、〝言語を持つことを許されて、世界に散らばった”時期です。
第二は約1万年前に農業を手に入れ、栽培をするようになり定住をするようになったいわば〝文明が始まった”時期です。日本で見ても三内丸山遺跡は6500年前から3500年位前の遺跡をみると栗を栽培して三千年間くらいは定住しています。その間に文明の基礎ができたということがわかっております。
第三は18世紀に産業革命が起きてそのことによって物質文化が物凄い飛躍を遂げました。一方自然の破壊も進みました。自然が再生産をする力とか浄化をする力が現代においては飽和状態になっています。
私たちは酸素を吸って二酸化炭素を出すことによって呼吸をして、この呼吸が生命活動になっております。産業革命で人類がやってきたことはこれも酸素を燃やして二酸化炭素を排出するということを通して、産業が発展してきたのです。ですから今は二酸化炭素が地球を覆って温暖化が進んでいるということを言われています。これを再生産するということはアマゾンとかの森林で光合成をして二酸化炭素を酸素に変えていくというのが再生産なのです。
それから海に悪い物質が流れてきて海を循環する中で、浄化して行くということが起きてきます。例としてわかりやすいのは瀬戸内海の渦潮ですが、これは中国地区と四国から瀬戸内海へ出される排泄物あるいは工業の排水をあの渦によって入れ替えて瀬戸内海を綺麗にしていきます。そういう浄化能力が飽和状態になって2006年は本来の地球の生産能力の1.4個分を使ってしまっているので地球としては浄化能力がなくなってきているということです。それで日本人の生活が世界に広がると地球の2.4個分になるということです。アメリカ人の生活を全人類が行うと5.3個分になるそうです。それだけ環境破壊をしているのです。
ですからこの人の言いたいことは、我々の生活を発展に向けるのではなくいかに穏やかに生活するというように切り替えていかなければいけない時期を迎えている。ということが論調なのですが資料として興味深いのでお話しました。
ですから、学者から見ても『昼夜の転換』が起きているのですけども、メシヤ様の人類救済の御立場からすると、『十年にも、百年にも、千年、万年にも』昼夜の転換が行われているということを当てはめますと、〝約1万年前の転換は農業や都市の発達だった”と言えるのではないでしょうか。そのように考えていけば、私たちの歴史の見方ということが非常に深いものになっていくのではないかと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎メシヤ様(人類を救済される御立場である)が仰っている、〝昼夜の転換は『十年にも、百年にも、千年、万年にもあるのである』のだ″ということに当てはめて人類の歴史を見てみると〝歴史の見方″ということが非常に深いものになっていくのではないかということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
一段落をつけるために私たちは御神業を進めている
楳木先生:
それから307ページ(「文明の創造」)の1行目に、『そこで今私が言はんとする処は、世界の大転換に関する主なる点であって何よりも先(ま)づ大転換の時期であるが、それは一九三一年六月十五日から始まってをり、一九六一年六月十五日迄の、三十年間で一段落がつく事になってゐる。』
ということですので、昭和6年から転換して約30年間ですから本来昭和36年に一段落ついているはずなのですけども、残念ながらメシヤ様が御昇天なされたためにこのひと段落がつかずに今日を迎えております。ですからこの一段落をつけるために私たちは御神業を進めているのです。そのように捉えていただいて・・・。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎世界の大転換は、昭和6年から始まり、本来は昭和36年まで30年間で一段落ついているはずなのだが、メシヤ様が御昇天なされたためにこの〝一段落がつかず″に今日を迎えているのだということ。
◎メシヤ様が御昇天なされたために〝一段落がつかず″に今日を迎えているので、この〝一段落をつける″ために私たちは御神業を進めているのだと捉えるのだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
『祈りの基本』『浄霊の基本』を確定していく
楳木先生:
それで一段落をつけるために『祈りの栞』をつくっております。〝節目をつけるために作っているのだ”と考えていただきたいと思います。
祈りの一番基本的なことをこの一冊にまとめて12月23日に発刊します。後ろの方に写真入りで一揖二拝三拍手の仕方をまとめております。(中略)
それで『祈りの基本』が確定されますので、今度は12月23日に『浄霊の基本』を確定して「どのような方でもメシヤ様と御神縁をいただいたらこういう基本的な浄霊をまず取り組んでいただきます。」というように基本を確定していきまして、来年は『浄霊の基本』を出していきます。
それでどの教団にいようとも、どの先生についていようとも〝浄霊というのはこれが基本だ”というのを打ち出していこうと思います。それで一段落つきますので、そうしてそれを大きく世に出して行く形をとっていきたいと思います。(後略)」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎『祈りの栞(平成26年12月23日発刊)』は、〝一段落をつけるため(節目をつけるため)に作られた″のだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
祭典時の『浄霊』について
楳木先生:
それから『集団浄霊』というのは額に一本の光が入っていきます。集団浄霊で手を翳すと参拝者の人数分の光が掌から出ていきます。人数が多ければ神様の御力によってその本数が増えて行きます。
それから御参拝する時は支部の門を入った瞬間から神様の光が御神体から額に入るように見える人には見えるのだそうです。そして「ありがとうございました」と門から出た瞬間からサッと消えるそうなのです。門が光が入ってくる境のようなのです。神社の結界と同じように門から敷地に踏み込んだ瞬間に光が入って、そして奉仕をしますね、お茶を出してくださる時に階下から上がってくる時に光がくっついて回ります。レーザー光線を神様が照射しているようですね。(笑い)
私はそういうことを〝教団護持委員会”を立ち上げた時に子供達がズーッと見させていただいたので、その御神意を学ばせていただけたのです。
『集団浄霊』も掌から額に光が通るらしいので、ここで朝拝とか夕拝とか参拝をした時の『相互浄霊』をする時は額だけをするのが本来ではないかという想いがあります。これももう少し積み上げて12月23日に〝行事の時の浄霊はこういうふうにしましょう”と支部責任者と決めていきます。
それから額(魂)を浄霊したあと脳天をして縦筋で真ん中を浄霊して左のリンパの上から鼠蹊部まで、右側も耳のところのリンパから鼠蹊部までするということを、初めて「浄霊をいただいてみませんか。」と声をかけた時には前の方はそのようにして後ろの方も脊髄からズーッとしてから左側と右側をするという形で図式を示して行きたいと思います。それから肩が痛いとか尿の出が悪いという場合は、肩の頂点、腎臓の横、足の付け根のところ、これを左側と右側をするというのをそれぞれの症状に応じてそういう浄霊をするというようにして、それから急所の浄霊は応用編として、具合の悪い人を浄霊する時の基本形を出していきたいと思います。
そういうことを整えて一段落の決着をつけていきたいと思います。そのようにして布教していくときに迷うものの全くないような状態にしていきたいと思います。そういう書籍を次に作っていきます。
「信仰って一体何?」と聞かれた時に答えるために『祈りの栞に寄せて』の本を出しておりますけども、「あれを、浄霊力伝授する時に教えていただきたい」という方もいらっしゃいますので、それを合本にしていくかというようなことを12月23日の会合の中で決めていきたいと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎祭典時の浄霊(集団浄霊)は、取次ぎ者(斎主)の掌から参拝者の人数分の光が出て、(参拝者の)額に入っていくのだということ。
◎〝一段落をつけるために(節目をつけるために)″「祈りの栞に寄せて」と「浄霊」の本を合本にされ発刊(平成28年2月4日)されたのが「入門と奥座敷」という本なのだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
人類全体の流れの中で『浄霊力』と『御教え』がある
楳木先生:
次に308ページ(「文明の創造」)で『先(ま)づ仏典によれば釈尊は「吾七十二歳にして見真実となれり」』と言はれて、そして後ろから4行目『儂(わし)は見真実によって分った事だが、今迄説いて来た多くの経文(きょうもん)は、少からず誤りがあるので、今日以後真実を説くから、よく之によって正覚を得られよ』と仰せられた。ということでズーッと書かれています。
そして、このことに気づいたのが、309ページ1行目の『処が、其(その)事を発見されたのが彼(か)の日蓮上人であった。』ということです。ですから日蓮上人が出たことによって『夜昼転換』の黎明期を迎えたということです。
ですから我々メシヤ様の信者にとってみれば〝日蓮の出現によって真理を知ることの出来る出発点があるのだ。″というように思っていただいて、夜昼転換の中で果たされた日蓮上人の役割ということをしっかり心に留めておいていただければありがたいと思います。
そして310ページ(「文明の創造」)に、『安房(あわ)の清澄山上に於て、東方日の出に向って、妙法蓮華経の五文字を高らかに奉唱された。』ということです。ここには書かれていませんが日蓮上人は安房の国に行く前に伊勢神宮にお参りして天津祝詞を奏上して仏教の改革にとりくみます。ですから日蓮宗のお坊さんは天津祝詞を奏上することが出来るのはそこに由来があるのです。(「秋季大祭御講話(昭和27年9月26日)」へ)
そして312ページ(「文明の創造」)2行目に、『阿彌陀(あみだ)と釈迦は、夜の世界の期間の御役であったに対し、観音は昼の世界にならんとする、其(その)境目に観音力を揮はせ給ふのである。此(この)経綸こそ昔印度(インド)に於て、仏法発祥の時已に誓約されたものである。』ここに誓約というすごい言葉が出ておりますので、良く心に留めておいていただきたいと思います。
昨日、「日蓮上人はこのように素晴らしいが、では弘法大師はどうでしょうか。」という質問が出ました。では弘法大師の霊場は四国88箇所ありますが、そこで何をされたのでしょうか。奇蹟をあらわしています。ではどうして奇蹟をあらわすことができたのでしょうか。それは観音様なのです。観音力によって空海上人は奇蹟を起こしたのです。
我々が仏教を見ていった時に〝日蓮上人の流れで御教えを会得する″という気持ちで、そして〝弘法大師の流れで浄霊力を磨く″くらいの力で歴史をズーッと持っていかないと、浅い信仰になっていってしまいます。人類全体の流れの中でこの浄霊力と御教えがあるのだという考え方を持って進んで行っていただきたいと思います。
それで今読んだところ、『此(この)経綸こそ昔印度(インド)に於て、仏法発祥の時已に誓約されたものである。』ですから誓約されているわけですので、経綸は変わらないわけですので、「経綸が変わる」という人はメシヤ様の教えを全く理解していないということです。3000年前から2600年くらい前に誓約されたことですので、その〝御経綸を進めるために私たちは今信仰をさせていただいているのだ″というふうに受け止めていただきたいと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎日蓮上人が出たことによって『夜昼転換』の黎明期を迎えることができたのだということ。
◎私達メシヤ様の信者にとってみれば〝日蓮の出現によって真理を知ることの出来る出発点があるのだ″ということ(夜昼転換の中で果たされた日蓮上人の役割ということをしっかり心に留めておいくのだということ)。
◎日蓮宗のお坊さんが天津祝詞を奏上することが出来るのは、日蓮上人が安房の国に行く前に伊勢神宮にお参りして天津祝詞を奏上したことに由来があるのだということ。
◎我々が仏教を見ていった時に〝日蓮上人の流れで御教えを会得する″〝弘法大師(空海上人)の流れで浄霊力を磨く″というくらいの想いで歴史観を持っていかないと、浅い信仰になってしまうのだということ。
◎人類全体の流れの中で、「浄霊力」と「御教え」があるのだという考え方を持って進んで行くのだということ。
◎メシヤ様は、『此(この)経綸こそ昔印度(インド)に於て、仏法発祥の時已に誓約されたものである。』と仰っていますので〝誓約されている″わけですので経綸は変わらないのだということ。
◎「経綸が変わる」という人は、メシヤ様の教えを〝全く理解していない″ということ。
◎3000年前から2600年くらい前に誓約された、その〝御経綸を進めるために私たちは今信仰をさせていただいているのだ″というふうに受け止めるのだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
御位が上がられたということを認識する
楳木先生:
そして最後(「文明の創造」312ページ)の3行目、『処が其(その)後御位(みくらい)が上られ、光明如来となられたので、現在は光明如来の御働きである事は信者はよく知ってゐる通りである。』
それでこの御位ということを考えていきますと昭和29年6月15日に『メシヤ様』という御位になられたということです。
そこから〝お光がなくても浄霊の光が出るということに繋(つな)がって行くわけなのです。この御位という認識が先達の方々に高ければ30年、30年の御神業がもっと進んでいったのではないかと思いますが、こうして『文明の創造』を拝読させていただくことで確認できますので。御位が上がられたということを認識するために来年から3月3日に『メシヤ降誕本祝典祭行予定記念祭典』のような形で来年からは、執り行いたいと思います。
そういう意味では今回のこの『霊界に於ける昼夜の転換』は、私たちの信仰の根幹になる御教えだと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎メシヤ様は、昭和29年6月15日に『メシヤ様』という御位になられたのだということ。
◎「メシヤ様」という御位になられたことから、〝お光がなくても浄霊の光が出る″ということに繋がって行くのだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
大仏陀とは伊都能売観音様
受講者:
『今日大仏陀から意外なる御諭しがあった。それによると或時期に至ると、我仏法は滅すると言ふ事で、大いに失望したのである』とありますが、大仏陀とは観音様のことをいうのでしょうか。
楳木先生:
だから大仏陀は伊都能売観音様ですね。このころ伊都能売神皇様は御存命であられたからね。
そういうことをひとつひとつ拾って考えていくと壮大な御論文になりますね」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎大仏陀とは伊都能売観音様なのだということ。
「メシヤ講座no.166三重(平成26年11月分)」より抜粋つづき:
観音経について
受講者:
『之に就て、法華経二十八品(ぼん)の意味を解釈してみるが、此(この)経文の二十五番目にある観音普門品(ぼん)こそ、大神秘が蔵(かく)されてゐるのである。』とありますが、これは善言讃詞の元になった、観音経のことでしょうか。
楳木先生:
そうですね。
受講者:
以前調べましたら、観音経は「観音様の御名を唱えなさいそうすれば救われます」ということがズーッと書かれていますので、今で言えば主神様、メシヤ様の御名を唱えることが救われていくことに繋(つな)がって行くのだと思います。
楳木先生:
それで唱えることによって天国になっていく形が善言讃詞に読み込まれているのですね。メシヤ様が観音経を縮められたということはそういうところにあるのではないでしょうか。」
受講者:
深いですね。
楳木先生:
そう、今日の御論文は非常に深い意味があるのです。ひとつひとつチェックしていくと物凄いものになるかと思います。」
(以下割愛)
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎メシヤ様の御作りになられた『善言讃詞』は〝大神秘が蔵されている観音普門品(観音経)″を縮められたものなのだということ。
◎『善言讃詞』を唱えることによって、天国になっていく形が『善言讃詞』には読み込まれているのだということ。
編集後記
責任者:
今回は、『霊界における昼夜の転換』という御教えは世の中の見方とか人類の歴史を見る上において〝根本的な御教えなのだ″ということ、又〝大宇宙の霊界における昼夜の転換″を理解した上で主神様(メシヤ様)への日々の参拝をさせていただくことが大切なのだということ、そして3000年から2600年くらい前に伊都能売神皇様が誓約された、その〝御経綸を進めるために私たちは今信仰をさせていただいているのだ″ということを楳木先生にいただいた御教示より、再認識することが出来ました。そして、これからの参拝は、今回の御教示を理解した上での参拝にして行かなくてはならないなあと強く思わせていただきました。
夏の疲れはこの時分に出やすいようです。どうぞお体大切にお過ごし下さい。有難うございました。
※責任者より
引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。
引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。
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