研鑽資料no.73(2021年10月)

11月に向けての学び

はじめに

責任者:

9月末で、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が解除され、私たちの日常生活に加えられていた制限についても段階的な緩和がスタートしております。又10月4日、岸田内閣も発足しました。そのような中ではありますが、季節的には大空も澄み渡り本当に過ごし易くなりました。皆様にはお変わりございませんでしょうか。

さて私達は引き続き、「文明の創造、宗教篇」より学ばせていただきたく思います。どうぞよろしくお願い致します。

※注記:

『仏教の起源』の前の御教え『仏滅と五六七の世』については、楳木先生の解説が少なかったということもあり今回は割愛しております。

御教え『仏滅と五六七の世(御教えへ)』については、以前の研鑽資料(「研鑽資料no.8(2018年11月分)」)の中で解説いただいているところがありますので其方をご覧いただければと思います。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『仏教の起源』

「文明の創造、宗教篇」昭和27(1952)年

観世音菩薩の御本尊は、伊都能売神(いづのめのかみ)である事は、以前から私は度々知らしてあるところであるが、これについて分らねばならない事は、元来仏身なるものの根本である。単に仏といっても実は二通りあって、本来の仏身と神の化身との両方ある。そうして本来仏とは約二千六百年以前、釈尊の時から生れたものであって、その頃までは今日のインドは、当時月氏(げっし)国とも言われたので、同国においては余程以前から彼のバラモン教が隆盛を極めていたのであって、このバラモン教なるものは、教義のようなものは更になく、ただ肉体的難行苦行によって、宇宙の真理をつかもうとしたのである。今日でも絵画彫刻等に残っている羅漢(らかん)などは、その苦行の姿であって、この姿を見ても分るごとく、樹上に登って鳥の巣のごときものをこしらえ、それに何年も静坐をした。当時の高僧鳥栖禅師などもそうであり、また掌の上に塔の模型のごときものを載せたまま、何年もジットしていたりする等いずれも一種異様な形をしながら、合掌坐禅をしており、一々見る者をして、奇異の感に打たれるのである。酷いのになると、板の上に沢山の釘を打ちつけ、その上で坐禅を組むので、釘の尖で臀部に穴が穿き、出血と共にその苦痛は名状すべからざるものがあろう。しかしこの我慢が修行なのであるから、到底今日では想像も出来ないのである。

彼の達磨大師にしても、面壁九年という長い歳月坐禅のまま壁に対(むか)って、瞑想を続けていたのであるから、その苦行は並大抵ではあるまい。ここでちょっと達磨についての説であるが、右のインドの達磨大師とは別に今から千二、三百年前、支那にも同名異人の達磨が現れたので、これがよく混同され易いようである。支那の達磨は聖徳太子の時代日本へも渡来し、太子に面謁(めんえつ)されたという相当確かな記録を、私は見た事がある。

話は戻るが、バラモンの行者達は、なぜそれ程の難行苦行をするかというに、これについてはその頃多くの求道者達は、競って宇宙の真理を知ろうとして、その方法を難行苦行に求めたのである。ちょうど今日学問の修業によって、博士号や、名誉、地位を得ようとするようなものであろう。そうして達磨についての今一つの面白い話は、彼は面壁九年目のある夜、フト満月を仰ぎ見た時、月光が胸の奥深く照らすと思う一刹那(せつな)、豁然(かつぜん)として大悟徹底したので、その喜びは絶頂に達したという事で、それからの達磨は見真実のごとくにいかなる難問にも明答を与え、当時抜群の行者として、多くの者の尊信を集めたという伝説がある。

そうして当時のインドにおいては、日本でいう天照大御神と同様、人民の最も畏敬の中心となっていたのは彼の大自在天神であった。その外大広目天、帝釈天等々、色々な御名があるが、これは日蓮宗の曼陀羅(まんだら)に大体出ているから見れば分るが、とにかくバラモン教が圧倒的に社会を風靡していた事は間違いない。ところがその頃突如として現れたのが、言うまでもなく釈迦牟尼如来であった。この経緯は後に書くがともかく皇太子であられた悉達(しった)太子が、修行終って大覚者となり出山したのである。太子は幽現界の真相を会得し、燃ゆるがごとき大慈悲心をもって、一切衆生を済度せんとする本願を立てた。そうしてその手段としてまず天下に開示されたのが、経文を読む事によって覚りを得るという方法で、これを大衆に向って大いに説諭されたのだから、当時の社会に一大センセーションを捲き起したのはもちろんである。何しろ当時バラモン式難行苦行を、唯一無二のものとしていた事とて、喜んだのも無理はない。何しろこれに代るべきものとしての読経という安易な修行であるから、ここに大衆は釈尊の徳を慕い、日に月に仏門に帰依する者続出するので、ついに釈尊をしてインドの救世主のごとく信奉の的となったのは無理もない。そのような訳で、ついに全インドを仏法化してしまったので、これが仏教の起源である。それからのインドは、さしものバラモンの勢力も、漸次萎靡(いび)不振となったのはもちろんであるが、といって全然消滅した訳でなく、今日も一部にはなお残っており、同宗行者は、仲々の奇跡を現しているという事で、英国の学者中にも、研究のためインドに渡り熱心に研究する者もあるとみえ、私は先年その記録を読んだ事があるが、素晴しい奇跡の数々が、掲載されていた事を今でも憶えている。

 

『神人之力』の御書届く

楳木先生:

平成26年度の最後の『浄霊力拝受お願い』はコンゴ共和国からの人でした。それから年明けとともに中国の方からの申し込みがありました。年末年始の『浄霊力拝受お願い』が海外の方でしたので、これから愈々海外に向かってプラスされていくのではないかな、と思って年末年始を迎えました。

また26日の日に『神人之力』の直筆御書が本部へ届きました。それからというもの私も浄化を許されまして、大風邪をひきましてテッシュをどのくらい使ったか解らないくらい洟と痰が出ました。相当身体を浄められましたのでメシヤ様の御書の力たるや凄いなあ、と実感しながら年末年始を過ごしました。」(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎平成26年度12月末に楳木先生は、メシヤ様の直筆御書(『神人之力』)のもつ力(浄化力)の凄さを実感なさったのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

『仏教の起源』

楳木先生:

さて『仏教の起源』というところを本日拝読させていただきましたけれども、“どうしてメシヤ様がバラモン教の修行のことについてお書きになっておられるのかな”と考えさせていただきますと、約2700年前のインドはバラモン教が盛んな時で、肉体的な苦痛によって真理を会得しようという取り組みがされていました。

大きい視野から見ていきますと、朝鮮半島から素盞鳴尊が3000年前に押し寄せてきたために伊都能売神皇様は天照天皇様に皇位を譲られて、日本を出られてインドまで移動されました。当時は歩いて行かれたでしょうから、かなりの年数がかかったと思われます。

そして補陀洛(ふだらく)山で結跏趺坐(けっかふざ)されました。」

 

メシヤ様の御出現と国民健康保険

楳木先生:

そこへ善財童子(ぜんざいどうじ)と呼ばれていた若き時代のお釈迦様が訪ねてくるようになって、伊都能売神皇(いずのめしんのう)様が説教をされました。そうした中でお釈迦様は悟りを開きました。当時のインドの人たちが難行苦行によって宇宙の真理を会得しようと取り組んでいるところへ、「読経することによって真理を会得することが出来る」と説いたために多くの人たちが救われました。

それでは、メシヤ様が出現されて日本はどうだったのか。お釈迦様がインドに出現されて、『当時の社会に一大センセーションを捲(ま)き起した』と書かれています。メシヤ様が出現されて日本も『お光様』として一大センセーションを捲(ま)き起したわけです。

そのことによって間接的にではありますが、国民健康保険がいきわたったわけです。医学界が国民健康保険を作り上げて病気になっても貧乏にならない。だれでも医療にかかれるという制度を医学界が中心になって作ったわけです。それと同時に生活保護制度を作り病気になっても生活できる体制を日本の中で作り上げて行ったわけです。

これはメシヤ様の出現があったからだと、○○党の幹部は言っております。岡田茂吉教祖に対抗的にやったことではありますが、日本国民のために健康保険制度が出来上がったわけです。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇約2700年前のインドはバラモン教が盛んな時で、肉体的な苦痛によって真理を会得しようという取り組みがされていたのだということ。

◎お釈迦様がインドに御出現されて、『当時の社会に一大センセーションを捲(ま)き起した』とお書きなられているように、メシヤ様が御出現されて日本も(メシヤ様が)『お光様』として一大センセーションを捲(ま)き起こされたのだということ。

◎メシヤ様が御出現されたことによって間接的にではあるが、国民健康保険がいきわたったのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

『薬毒論』は皆を健康に導き、国の財政を安定化させる

楳木先生:

ある支部に、生活習慣病と糖尿病を患った方が来ておられますが、インシュリンと7種類の薬を飲んでいました。それでこの薬を細かく調べていきますと、病気と関係なく、飲まなくて良い薬も飲んでいるのです。そして、少しずつ減らして行った方が良いという薬もあるので、徐々に減らしていけばこれにかかる医療費はいらなくなるのです。

現代は病気をしても貧しくならない体制が出来ているにもかかわらず、医療界は薬を売るということ、手術をして収益を上げるということに力を注いでいる面があるのです。

税金を何に使うのかという姿勢が、医療界に全く出来ていないがために消費税を上げなくてはいけないようなことになっているのです

現代社会においては健康保険制度を悪用して湯水のように国民に薬を売りつけております。それによって、また認知症も増えてきております。介護費用に税金を使わないといけなくなってきておりますので、この悪い税金の使い方を打破していくことこそ、世の中に貢献できることだと思っております。今や『薬毒論』を説くということは皆を健康に導くだけではなく国の財政を安定化させる最も有効な手段ではないかと思います。

今回から“より薬価薬害の話をしながら国の財政を安定化させることに寄与していけたら良い”と本日の『仏教の起源』を拝読させていただいて沸々とそのような思いが湧きたってきました。

それから『宇宙の真理』ということが書かれていましたが、現在私たちは何の修行をすることなく『浄霊力』を授かって御教えという真理の教えを賜っておりますので、これほど有難い時代はないのではないかと思います。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎現代は病気をしても貧しくならない体制が出来ているにもかかわらず〝医療界は薬を売る″ということ、〝手術をして収益を上げる″ということに力を注いでいる面があるのだということ。

○〝税金を何に使うのか″という姿勢が、医療界に全く出来ていないがために消費税を上げなくてはいけないような状態になっているのだということ。

◎現代社会においては、医療界は健康保険制度を悪用して湯水のように国民に薬を売りつけているのだということ。

〇国民に〝湯水のように国民に薬を売りつけること″によって認知症が増え、そのことに対する介護費用に税金を使わないといけなくなってきているのだということ。

◎上記のような悪い税金の使い方を打破していくことこそ、世の中に貢献できることなのだということ。◎『薬毒論』を説くということは、皆を健康に導くだけではなく国の財政を安定化させる最も有効な手段なのだということ。

◎これからの私達は、〝国の財政を安定化させることに寄与していけたら良い”という思いも持ちつつ、今まで以上に「薬価薬害」について話をしていくのだということ。

◎現在の私たちは、約二千六百年以前のインドの人達のような修行をすることなく『浄霊力』を授かり、御教えという「真理の教え」を賜っているので、これほど有難い時代はないのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

メシヤ様の御教えの大半は〝病気に対する判釈″

楳木先生:

メシヤ様の御教えの大半は〝病気に対する判釈を示してくださっておられる″ということであります。ですから、私たちは御教えを拝読することによって“病気に対する考え方”や“判断すること”ができるところまで来ているわけですので、これ程有難いことは無いのです。

しかし、この判釈も、メシヤ様御在世中と現代では全くその中身が異なってきておりますので、現代〝我々が何をすべきか″ということを『仏教の起源』を拝読することによって自分たちは考えておかないといけないと思います。

現代人が病気になるのは医者がどんどん不必要な薬を処方するために体の中に薬毒が入ってきております。それで自分の体が過剰反応を起こしているのと機能不全を起こしてしまっていますので、病気が非常に増えているのです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎大変有難いことに、メシヤ様の御教えの大半は〝病気に対する判釈を示してくださっておられる″のだということ。

◎私たちはメシヤ様の御教えを拝読することによって“病気に対する考え方”や“判断すること”ができるところまで来ているのだが、現代では〝病気に対する判釈″がメシヤ様御在世中とは全く中身が異なってきているので、この『仏教の起源』を拝読しながら、〝私達は何をすべきか″ということを考えておくのだということ。

◎現代は、医者がどんどん不必要な薬を処方するために(私達の体の中に薬毒が入り、その入った薬毒によって体が過剰反応を起こし機能不全を起こしてしまうことにより)、病気が非常に増えているのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

工芸品まで現代では添加物を入れて作っている

楳木先生:

大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になっている山口県の萩というところで「硝子工芸作家が頑張っている」ということをテレビで取り上げていました。

通常硝子にも添加物を入れるのだそうです。それで添加物を入れただけ硝子はもろくなるのだそうです。しかし低温で焼けるので作りやすいのです。一方、添加物を入れないと高温で焼かないと綺麗に仕上がらないのだそうです。

工芸品まで現代では添加物を入れて作っているのだということを初めて知りました。添加物というのは恐ろしいところまで行き渡っているのですね。

昭和35年頃から高度成長期に入っていく頃に添加物が出てきて添加物によってコストを下げるようになりました。コストというのは生産した後の保存期間を延ばしたりとか、醤油等は普通2年はかかるのですが添加物を入れると4ヶ月くらいで出来てしまいますので、1/6の倉庫費用で済むと言われています。塩漬け等も添加物を入れると短期間で出来てしまうのです。それで安く提供されているのです。薄利多売を狙っているわけです。

しかし、熟成させるためには長期間の漬け込みが必要なのです。添加物こそが我々の体に多大な影響を与えていますので、添加物を排除した本物の食べ物に日本人が気付いて行けるような啓蒙活動をこれからもっと進めていかねばなりません。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎現代では工芸品にまで添加物を入れて作っているのだということ(恐ろしいところまで添加物は行き渡っているのだということ)。

◎〝添加物こそが”私達の体に多大な影響を与えているので、日本人が添加物を排除した本物の食べ物に気付いて行けるような啓蒙活動を、もっと私達は進めていかねばならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

布教とは入会者を増やすということではなく、啓蒙活動をしていくこと

楳木先生:

ですから布教というのは入会者を増やすということだけではなくて、啓蒙活動をしていくというのが実は布教なわけです。そして、その中で私もこういう尊い取り組みをしていきたいという人だけ入会して頂ければ良いわけです。

メシヤ様の御教えに求めて現代を見つめた時には、そうした薬害の問題と添加物の問題をみんなに教えていくと・・それからもう一点は先日ある支部の隣で住居を建てていたのですが、一日で組みあがってしまったのです。壁が合板なのです。圧縮して作る板ですのであれには接着剤が使われているのです。そうすることによって安く早くできるのです。しかし、シックハウス症候群になっていくような建て方だと言わざるを得ません。

住まいとか・・・自家用車等でも新車を買った時には強烈な化学物質を使っていますので、換気をしつつ使用するということをみんなに教えていかなければいけません。高速で走行した時にフロントガラスが剥がれないような強烈な接着剤を使っているわけです。金具で留めていないでしょう。糊だけで留まっているのです。

小石で破損して、フロントガラスを付け替えた時には目に刺すような痛みが走ってとても走行できませんでした。ですからその都度換気をするということが大切なのです。

夏場は特に暑いので揮発していきますので換気というのは非常に重要なのです。

そういうことも気を付けていかなければ、人間はどこで化学物質とか添加物とかが入ってくるかはわからない時代を迎えているということです。健康に生活していくためにはそういうものを排除していくということを心がけていかなければいけません。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎布教というのは〝啓蒙活動(例えば、メシヤ様の御教えに照らして現代を見つめた時に、薬害の問題や添加物又は化学物質の問題等々をみんなに教えていくことなど)″であり、入会者を増やすということだけではないのだということ。

◎現代は、どこで化学物質や添加物が入ってくるかわからない時代を迎えているので、私達が健康であるには、〝化学物質と添加物を排除していく″ということを心がけて生活しなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

現代の社会においてメシヤ様の弟子が果たすべき役割を明確に持つ

楳木先生:

それから青色発光ダイオードは革命的であるのですが、ブルーというのは人間には刺激が強いので視神経の奥を刺激してしまいます。それで寝不足になってしまったりいろんな症状が現代の若者たちには起きてきているのです。

化学物質のために男性は精子が非常に弱くなっていますし、女性の場合は自分の体の中に子供を宿す力が弱まってきています。子孫繁栄ということが段々できなくなってきているということがあるので、我々は生活するにおいてそうしたことを十分気をつけながら生活していくということを、いろんな人に教えていかなければいけないと思います。

メシヤ様の御在世中にメシヤ様の御出現によって果たしたことと、現代の社会においてメシヤ様の弟子が果たすべき役割を明確に持って、これから御神業を進めていかなければいけない、と強く思うそういう本日の御教えだったのではないかなと思います。

そういうことを確認させていただいて、残りの時間を質疑応答にさせていただきたいと思います。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎『仏教の起源』という御教えは、(メシヤ様の御在世中に)メシヤ様の御出現によって果たしたこととを認識し、(現代の社会において)メシヤ様の弟子である私達が〝これから果たすべき役割を明確に理解して御神業を進めていくのだということ″を強く思わせる(気づかせる)ような御教えなのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

<質疑応答>

(前略)

受講者:

『経文(きょうもん)を読む事によって覚りを得る』ということが書かれていますが、我々は『御教えを拝読する』ということに置き換えて考えればよろしいでしょうか。

楳木先生:

そうだね。ですからその当時の読経というのは伊都能売神皇様から教えられたものを纏(まと)めたものだということです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私達は、〝「御教え」を拝読することによって覚りを得る″のだということ。

〇「読経」というのは、伊都能売神皇様から教えられ纏めたもの(経文)を読経していたのだということ。

 

「メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)」より抜粋つづき:

『道法礼節』

受講者:

その当時の伊都能売神皇様の教えというのはどのような内容なのでしょうか。メシヤ様の御教えのルーツということでしょうか。

楳木先生:

そうそう、それで教えの中心は〝絶対平和主義″なのです。〝和を以て貴しとなす″と聖徳太子が説いた基となる教えです。

それで和の大きいものとして〝調和″ということがあります。そして、その上には『順序礼節』ということがあります。伊都能売神皇様の教えとして観音講座に書かれている『道法礼節(御教えへ)』ということがあります。ですからこの『道法礼節』をインドの人に解るように教えられたのではないでしょうか。

『道法礼節』の道(どう)は道(みち)ですから全てのところに道はあるので、道に沿った生活、或いは対処の仕方をしなければなりません(御教え『道理に従う』へ)。そういうことを解りやすくお説きになられたのだと思います。

それから『法』というのは水が去ると書きますので、炎ということになります。炎というのは触れると熱いので〝触れてはいけない定めがこの世の中にはある″ということなのです。そういうことを理解して弁(わきまえ)えて曲げてはいけないことがこの世の中にはあるのだ、と。それが現代では法律だということです。ですから〝法律は違反してはいけない″ということになっていくのです。

次に『礼』ですが旧字で行きますと『禮』。豊かさを示すと書きます。本当の豊かさというのは礼を重んじることなのです。物が豊かなのではなく心に礼節を守る、礼を尽くしていくことが豊かさの中にはあるのです。」

受講者:

礼を尽くすというのは簡単に言うと「感謝」ということでしょうか。

楳木先生:

まず最初にここに入ってきた時に「お早うございます」と挨拶しますね。神様にまずはご挨拶をして○○家の御先祖様にご挨拶して、そして皆様にご挨拶します。

こういう礼を尽くしていく、それから先ほどの感謝でいえば何かしていただいたら「ありがとうございます」と必ず口にしていくとか、そういうことが具体的な話になってくると思います。

それから『節』は読んで字のごとく節目節目を大事にしていかなければいけない。生活の上でもそうですし、〝竹″というのは〝節目があるから強いのだ″と〝強くなっていくためには節が必要なんだ″ということを含めて『節』をお説きになられております。

そうした教えを中心にして長い間通ってくる悉達(しった)太子に伊都売神皇様が〝日本ではこういうことを中心にして生活を営んできたのだ″とか言うような話をされたのではないかと思います。」

受講者:

「道法禮節」は「苦集滅道」と合わせて使われることが多いと思いますが(御教え『苦集滅道道法礼節』へ)、婆羅門の難行苦行を諌めているのではないでしょうか。

楳木先生:

ですから〝インドではこのようにしているのですが・・″と言った時に〝そういう難行苦行はやめて・・″というようにお説きになられたのではないかなと思います。

インドの人たちを日本の神様がそうしてお救いになった・・それがお経になっているわけですので、日本に入ってきた時にはスーっと受け入れることができたわけです。インドから輸入してくるときに中国大陸を通って来ていますので儒教も拾ってきているのです。それで木札より豪華な御位牌を使うようになったのです。」

受講者:

そのころ仏教を広めるのに聖徳太子が関わっていますね。

楳木先生:

関わっていますね。それを基盤にして奈良時代が出来上がっていくのです。」

受講者:

メシヤ様は『聖徳太子にも生まれた』と言っておられますからね(御対談「今にアメリカ一の美術館を作る」抜粋へ)。

楳木先生:

ですから伊都能売神皇様の系統でそういうことをやられたということですね。」

受講者:

その当時インドに行かなければならなかったのはなぜでしょうか。情報も少なかったと思うのですが。インドは栄えていたのでしょうか。

楳木先生:

それは逃れた訳ですからね。〝ここまでくれば大丈夫だろう″ということだったのでしょう。南の果てまで行かれたということです。インドより先はいけないでしょう。インドまで下って行ったら今度は上っていかなければなりません。

そうするともうヨーロッパで全然人種が異なってしまいますからね。そちらへ行くのであればシルクロードを通って行ったと思いますね。

お供の二十八部衆と御苦労なされてたどり着かれたのではないかなと思います。時々三十三間堂へお参りに行って二十八部衆に尋ねてみてはどうですか。その後ろには左甚五郎が彫った大黒様がお祭りされていますので、大黒様にも御守護お願いができますね。」(後文割愛)

楳木先生:

三十三間堂に行ったらそれぞれの仏像に謂れがあるから、それが自分に一番近いのを見つけて力をいただきながら御神業に臨むという方法もありますね。

我々もそれぞれの役割を担っているのです。二十八部衆もそれぞれの役割を担って伊都能売神皇様についていかれた訳ですからね。私も30代の頃はそういうところへ行って考えながら仏像を見ていました。」

受講者:

二十八部衆というのはどういう方々なのですか。

楳木先生:

3000年前に素戔嗚尊が日本に武力を以て押し寄せて来ました。日本を統治していた伊都能売神皇様は戦いを一切しない神様ですので密かに日本を抜け出してインドへ降っていかれました。その時についていった御家来衆が二十八部衆なのです。三十三間堂に行けばどういう方々かわかると思います。」

(後文割愛)

大和民族は芸術の世界で活躍

楳木先生:

伊都能売神皇様がインドへ行かれた時に二十八部衆がついていきましたがその当時から大和民族は歴史の裏側に入っていきました。表に出てくるのは芸術の世界だけなのです。為政者にはならなかったのです。ですから美の世界には伊都能売神皇様の系統が受け継がれているのです。芸術品を大事にしていくという心をみんなが目を向けていかなければいけないと思います。

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様の御教えのルーツは〝伊都能売神皇様の教え″なのだということ。

◎伊都能売神皇様の教えの中心は、〝絶対平和主義″であり、〝和を以て貴しとなす″と聖徳太子が説いた基となる教えなのだということ。

◎伊都能売神皇様の教えとして観音講座に書かれている『道法礼節』を、当時のインドの人に解るように教えられたのだろうということ。

〇二十八部衆とは、伊都能売神皇様が密かに日本を抜け出してインドへ降っていかれたときのお供の方々なのだということ。

〇美の世界には伊都能売神皇様の系統が受け継がれているので、〝芸術品を大切にしていく″ということに私達は関心を寄せなければならないのだということ。

 

編集後記

責任者:

本当にありがたいことに、私達は2600年前のインドの人達のように難行苦行をすることもなく、〝宇宙の真理″をメシヤ様の御教えによって学ぶことが出来ております。又、現代を生きていく為に特に必要な〝病気に対する判釈″も御教えをからいただくことが出来ております。

『仏教の起源』とありますように、今回の学びでは〝メシヤ様の御教えの原点″を学ぶことが出来たのではないでしょうか。そして、その〝御教えをいただいている私達の姿勢はどうあるべきなのか″ということを楳木先生より御教示賜ったように感じております。

好季節になりました。どうぞ、実り多い秋を満喫されますように。有難うございました。

 

※責任者より

 

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.168三重(平成27年1月分)

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