10-5、歯科

(1)歯の浄霊について

「御教え集」31号、昭和29(1954)年3月15日発行

この頃大分聞きますが、歯の痛い人は必ずと言いたいほど盲腸を取ってます。盲腸の手術が歯痛に一番現われるのです。これは思いもつかないことです。ですから歯が痛くて浄霊して、一回か二回で治るのなら、そこだけのものです。大体歯の痛みの原因というのは、歯を抜く時やあるいは歯にセメンや何かをつめる場合に、その前に消毒薬を塗りますが、それが原因です。これは前に何かに書いたことがありましたが、歯医者に行って歯につめる場合、必ず前に消毒をしますが、そうすると必ず痛みます。その消毒薬が腐って出ようとするからです。それが痛みになるのです。だから何も消毒をしないですれば、決して痛みはありません。これも実に馬鹿なものです。処が一回や二回で治らない場合には、盲腸の手術を聞いてみるのです。この盲腸を手術した時の消毒薬がだんだん上って行って、胸を通じて歯から出ようとするのです。この歯の痛みの原因が盲腸の手術ということは世界的の大発見です。ノーベル賞以上です。

 

(2)歯の治療について

「御垂示録」8号、昭和27(1952)年4月25日発行

「歯医者で御座いますが、信者の場合は、歯を取る時に薬を使いませんので──。」

『薬を使っちゃいけませんね。また痛みますよ。』

「神経が出ている場合には──。」

『神経を殺すんでしょう──亜砒酸でね。それはやっても良いです。麻痺剤を注射してね。』

「神経を取りました後に、御霊紙を詰めますのは──。」

『薬さえつけなければ──その時消毒薬を使わないようにするんです。』

「オキシフル、アルコールもいけませんので──。」

『アルコールは構いません。オキシフルはいけません。』

「未信者の場合には──」

『未信者の場合もその通りです。今言った通りです。』

「腫れた後、御浄霊を致しますと来なくなるのがおります。」

『結構じゃないですか。つまり治って来なくなるんでしょう。ああそうか、おかしいと思って来なくなるのですか。そう言うのは、止した方がよいです。ただ未信者でも非常に痛がるのは、これは薬でやるよりか、私が他の方法で痛みを治す方法を知っているからと、一応、そう言ってやったら良いでしょう。それは、あなたが断れば良い。痛いのは毒が固って溶けているんだから、腫れれば腫れるだけ結構だからと、理解させてやったら良い。』『それで分らなければ仕方がない。』

 

(3)歯を抜くとか、入歯するというのは、別に悪い事はない

「御教え集」5号、昭和27(1952)年1月15日発行

「四つですが、麻酔等致しますが──。」

『構いませんよ。ここ(歯部)だけやるんですからね。そんなことは何でもない。歯の注射は暫くすると、歯に出ちゃうから別に心配することはない。それから麻痺の注射は余り害にはならないですよ。普通の薬毒と違って一時的だからね。』

 

(4)歯の薬毒は後頭部に固まる

「御教え集」13号、昭和27(1952)年9月25日発行

『後頭部に癌のようなものが出来ている。これは昔本にも書きましたが、歯の薬です。歯が四本痛んで、一年間程薬を続けたので、それが頭に上って頭の中が薬の刺戟で変になった。一時は発狂すると思った位です。頭が自由にならないのです。考えようと思うことが考えられないで、飛んでもない事が浮かんだり考えたりするのです。ですから、これはもう精神病になる一歩手前だと思った。それに歯の痛みが毎日ですから、発狂か自殺かどっちかだと、こういうふうに覚悟したのです。処がそのためにこの薬毒を知ったのです。だからやっぱり神様にそういう苦しみをさせられた訳です。』

(5)歯の痛むのは普通どこからくるか。

「御教え集」4号、昭和26(1951)年12月15日発行

『下歯の痛みは、これ(頚部淋巴腺)がこう(下歯に向い)いく。上歯のは頭の毒がいく。』

 

(御教え)

歯痛の原因としては、  ①は歯根膜炎で、「歯の根」に膿が溜まるもの。②は歯神経の痛むものとの二種であります。これは、水膿が「歯の根」へ集溜する。その膿が外部へ排泄されようとして骨膜を穿孔する。それが「激痛」なのであります。故に、穿孔されれば痛みは軽減しますが、膿が外部へ出たために「頬が腫れる」のであります。

もう一つの歯神経の痛むのは  歯に腐蝕が出来たために、神経が露出する。それへ冷水や湯茶等が滲みて痛むのであります。これは歯医者へ行って神経を殺してもらうのが一番速く治るのであります。よく歯がブラブラして抜こうかどうしようかと迷う人がありますが、それは歯の根に膿が溜まってゐるので、浄化すれば根が締まって治るのであります。

〔浄霊箇所〕

歯根膜炎-歯痛個所、肩、腎臓

歯神経痛-脳天、痛い所、肩、腎臓

(なお、上歯が痛む時は前頭部、下歯が痛む時は扁桃、頚部淋巴腺を主にする)

 

(6)歯の激痛が去らない婦人 

(御教え)

「左顎の上下奥歯が痛み出し、初めのうちは御浄霊すると痛みは去ったが、最近は一層痛みが激しくなります。一日の決まった時間に毎日激痛があり、御浄霊しても痛みは去りません。今まで二回医者にかかり、セメンを詰めております。右歯痛につき、御開示、御願い申し上げます。」

『歯が痛むのは一、二日です。肉が痛むのは長い。歯を押して痛むのは浄化で、痛まないのは霊的です。浄霊者が未熟ですから良く治らないのでしょう。誰か人を変えてやって御覧なさい。』

 

(7)乳歯が折れて歯根が残り、新しい歯が外側に向かって出て、上唇から膿の出てくる子供

「御教え集」5号、昭和27(1952)年1月15日発行

「満四才の女児、昨年七月疫痢の際、上乳歯が三本根本から折れました。それより上唇が腫れ、本年九月頃より、折れた歯の上方より外側に向って尖った歯が見え、かなり肉を破っております。毎朝上唇より膿が出ており、現在もう一本出かかっており、また奥歯下側二本目が内側に倒れ、新しい歯が外側に向って出ております。上乳歯三本共歯根が残っております。御浄霊は毎日続けております。薬毒のためで御座いましょうか。前世の因縁に因るので御座いましょうか。また自然に歯根が抜けましようか。両親は四年前入信。御神体、御屏風観音様は御奉斎させて戴いております。」

『これは、単に薬毒許りではないですね。一種の罪ですね。これは歯医者に行って抜いて貰った方が良いですよ。早いです。それは構いませんよ。歯を抜くとか入歯するとか言うのは、別に悪い事はない。けれども、こう言う歯が――口の中が順調にいかないと言う事は、やはり原因があるんだからね。だから、早く信仰に入っていればそんな事はないが、今となっちゃ歯医者の御厄介になるよりないから、そうした方が良いですね。』

「四つですが、麻酔等致しますが――。」

『構いませんよ。ここ(歯部)だけやるんですからね。そんな事は何でもない。歯の注射は暫くすると、歯に出ちゃうから別に心配する事はない。それから、麻痺の注射は余り害にはならないですよ。普通の薬毒と違って一時的だからね。』

 

(8)八重歯について

「地上天国」7号、昭和24年 8月30日発行

「歯の生え替る時、前の歯が抜けないで八重歯が出来た時、そのままにしておくと口の恰好が悪くなりますが、御浄霊により古い歯が抜けるでしょうか。」

『歯の出ないうちに浄霊すれば治る。原因は前生、死の刹那、歯を傷害したためである。』

(御教え)

「 歯の生え替る時、前の歯が抜けないで八重歯が出来た時、そのままにして置くと口の恰好が悪くなりますが、御浄霊により古い歯が抜けるので御座いましょうか。」

『少し出かかりに浄霊すればよろしい。出てしまった後は歯医者に抜いてもらいなさい。』

(御教え)

「歯の生え替る時、前の歯を抜かずにいると八重歯になることがありますが、これは御浄霊で治りましょうか。」

『たんと未だ出ないうちに御浄霊すれば治りますがね。沢山出た後ではいけませんね。これも前世の罪ですよ。何の罪かって言えば、まあ親の脛を齧りすぎた罪ぐらい…(笑声)。』

 

(9)親不知歯を抜いたところ、医療を施す毎に悪化して、激痛と血膿に悩んでいる男

「御教え集」4号、昭和26(1951)年12月15日発行

「二十六歳の男子。二十五年九月頃より左奥歯の付近が腫れ上り、痛みに堪えかね医者に診せたところ、親不知歯が生えたためだと言いますので、抜きました処が段々腫れ上り、激痛のため医師に通いビタミン注射その他の注射数十本致しましたが、何の変化もなく、その後浜松の専門医に診て貰いザルコームと診断され入院致しました。ラジウム治療を二十日程続けましたが、ラジウム治療の痛みに堪えかね退院致し、二十六年三月お道のお話をお聞きし、御浄霊を戴き、御守護により大変楽にさせて戴きましたが、六月頃よりまた化膿し始め、口中は物凄く腫れ上り顔半面二個所に丁度瓢箪型のように腫れ、口は開かず流動物だけを摂っております。御浄霊を戴きますと、血と膿のようなものが流れるように出ます。常に沢山出ております。十月頃から左半身特に足の方が痛み、中々腫れております。本人は一心にお縋り致しております。御浄霊は、患部及び腎臓で宜しゅう御座いましょうか。」

『これは本当に危ない処でしたね。最初、左奥歯の付近──これは打擲らかして置けば、こんなに腫れて、それで治っちゃったんです。親不知歯が生え──というのは、これは要するに見込み違いですね。親不知歯が生えたと言っても、そんなに痛むものではないです。激痛と言うのは、他の原因です。ここ(歯)から毒が出ようとする。段々腫れ上り──見当違いだからね。ビタミン──これが悪いな。ラジウム治療の痛みに堪えかね──と言うんだから、これもやっぱり詐欺ですね。痛みが減るなら良いが、余計痛むんだからね。つまり、元からあった毒と薬毒ですね。それがここから血膿になって出るんですから、大変結構です。常に沢山──結構です。これは、出るだけ出れば治っちゃうんだからね。特に足が痛みます──それは、足の方まで流れるんです。これは浄霊すれば順々に治っていきます。これはひどいように見えて、割合楽な病気です。大分原料が沢山あるから、それが出るのに時日がかかる──と言うんです。患部と、足の悪い所は、足と──そう言う所を浄霊すればそれで良いです。』

 

(10)歯のグラグラするのは浄霊で締る

「御教え集」12号、昭和27(1952)年8月15日発行

歯ですが、これは未だにすっかり治っていません。今もって浄霊してますが、今年で三十七年になります。三十七年前に入れた薬の、そのために頭は悪くなるし、今喋るにもはっきり喋れないのは、入歯の関係ですが、入歯を歯医者に診せると、どうしても抜かなければならないと言うのです。私は抜かないつもりで浄霊していると、段々抜かなくて済むようになって来ている。もう少しすると、抜かずに入歯出来るようになる。ここの歯医者ですが女中に言うのです。明主様は ──もうとっくにお入れにならなければならないが──反ってこの頃は工合が良いですと言うと、不思議だなと言っている。そんなような工合で、歯がグラグラになっていた。私の歯は薬毒が入ってるので、それでグラグラしたのです。その薬毒が取れるとグッと締って治ると思っているのです。この頃はグッと締って来てますから、もう一息です。

(11)歯のグラグラするのが化粧品中毒が原因であった例

「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行

一つ面白いのはある立派な中教会長で、幾らか痛みもありますが、歯がグラグラになるというので私が浄霊してやりました。それから顔が非常に熱くて熱があるのです。それから熱をとるために浄霊すると歯がだんだん締って来ました。そうすると歯のグラグラになるのは化粧品中毒なのです。実に恐ろしいものです。これは歯医者に行ったら全部抜いて総入歯にしてしまう処でした。

(12)歯石について

「地上天国」10号、昭和24年11月20日発行

「歯石が早く出来る人と遅い人とがありますが、どんな原因でしょうか。」

『歯石のたまる人は歯が軟らかいからで、軟らかいのは弱いからでということは身体が弱っているからである。最近小学生は九割虫歯があるというから、いかに弱体であるか寒心に堪えないのである。』

 

(13)歯を磨くには

(御教え)

「歯を磨くのに塩を用うるのはいかがでしょうか。」

『結構ですよ。薬の入った歯磨きより反って塩がいいですよ。薬の入ったのは歯が弱りますね。その点では塩が一番いいでしょう。』