10-3、鼻科

(1)鼻の悪い人の浄霊個所

「御教え集」21号、昭和28(1953)年5月15日発行

それから鼻の悪い人は後頭部から一帯にずっと下まで毒の固まりがあります。丁度鼻の裏になるわけです。だからそこを浄霊すればいいのです。

 

2)鼻と延髄及び小脳との関係について(ガス中毒)

「地上天国」12号、昭和25年1月20日発行

小脳及び延髄部と鼻は非常に関係があるので、その証拠にはガス中毒は鼻からガスが入って延髄部へ入り、小脳へ侵入すると眠くなり、人事不省となって甚だしいのは死んでしまう。

 

(3)鼻の附近に非常な激痛があり、口中、鼻の下より顎一面に膿汁が出ている人

「御教え集」8号、昭和27(1952)年4月20日発行

「二十歳の女子。口中、鼻腔、鼻の下より顎一面(以前は頸部淋巴腺、耳下腺より)に膿汁が十分間に盃に一杯位出ます。鼻の付近に非常な激痛を伴ないますが、御浄霊戴きますと少し楽になります。一時は身動きも出来ず、食事も五日間程出来ませんでしたが、今は食事も出来、痛まない時には縁先に出られるようになりました。」

『これは、その膿汁が出る近所ですね。そこをやれば良いんです。膿汁の出ている所と痛む所――これは簡単に分りますね。それから鼻、顎は額――前頭部ですね。それが溶けて鼻に来る場合と、後頭部から延髄にかけてが、こっちに来る場合と、これ(額)が溶けて来る場合とあるから、その三個所を調べてやれば良いんですがね。』

 

(4)蓄膿症から癌になる徴候があると、死の宣告を受けた人

「御教え集」3号、昭和26(1951)年11月25日発行

「信者七十歳の男子。以前蓄膿を患ったことが御座いましたところ、二十六年三月頃より血膿が出まして、四月頃より体もだるく、六月中旬診て貰いましたところ大分悪くなっている故私の手には負えないから、一応他で診察を受けろとのことに、他の医師に診て貰いました。やはり同じことを言ってましたが、そこへ一週間ばかり通い、洗っておりますうちに段々悪くなり、癌になる徴候があり、療法なしと言われ、七月中旬頃より段々痛みを感じて参りました。八月中旬より九月中旬にかけ、肉の断片のようなもの十片ばかり鼻から出ました。その後はそういうものは出ません。ただ血膿が始終出ております。今は鼻に近き頬は痛みが薄らいで参りましたが、耳寄りの方が二個所腫れ上り、痛みを強く感じております。小さい穴があき、少しばかりの膿が二、三日出ましたが直ぐ塞がり、現在は別に腫れ上っておりません。耳の方も何の事もなく痛んでおります。これが現在の状態で御座います。九月下旬頃口中左奥が腫れ、口を嗽ぐ時三、四回腫れた先から黒色の血が少しずつ出ましたが、今はそれも出ません。医師は余命二カ月と言っておりますが、癌で御座いましょうか。」

『癌でも何でもありませんよ。余命二カ月なんて、全然嘘です。お医者にかかったらこの通りかも知れませんがね。お医者にかからなければ――こんなことで命を無くしては堪らないです。こんな所に癌が出来るものではない。第一十片ばかり出たと言うのは、癌の膿の固まりなんです。これは治ります。こんな良い浄化で、出るんだから――血膿が出たりするんだから良いです。浄霊していれば必ず治ります。浄霊なら何でもないです。この位のことで人間が死んだら堪りません。神様はこんなようには拵えてないんだからね。』

 

(5)鼻血が一升から二升も出る

「御教え集」4号、昭和26(1951)年12月15日発行

「十一歳の男子。鼻出血が縁で入信致し、当時は毎日のように鼻血が出ておりましたが、御浄霊の当日から出なくなり、その後約二カ月後に、二時間にわたり出血を見、爾後は半年に一回位ずつ一、二時間出ます。二十六年に入ってから三回出まして、毎日一升ないし二升の出血(胃液と共に)を見るので御座いますが、出る際は右と左とか定っておらず、出血の前兆とでも申しますか、必ず一週間位前から鼻づまりが致し、出血が終る時は足先まで痺れると止まります。なお先月より、今まで鼻血の出なかった祖母(八十三歳)も三回鼻血を見ました。祖母の方は左の鼻から出ます(右は出ません)。本月三日から、毎日三十分ないし一時間にわたって出ます。二人共鼻血の色は普通の血の色で御座います。孫の方は止血後二、三時間青冷めております。一日経つと全快致します。この原因と御浄霊個所御垂示の程御願い申し上げます。」

『どういうふうに出て来るんですか。』

「仰けに寝ておりますと、咽喉に入っていくようで御座いますが、それがまた出て参ります。」

『鼻血に毒があるんだね。薬毒の古い奴です。これは良いです。これがないと脳膜炎になります。これは鼻から出ない分だけ――鼻から出切らないで、下にいって足先まで流れていくんですね。右は出ません――今に右からも出ますよ。変調はありません。少ないからだね。この血は、頭の中にある。前頭部ですね。出るだけ出れば治ってしまいますから、これは大変結構ですよ。おばあさんも、やはり浄化が起って溶けて来たんだから、これも結構です。寿命が伸びますからね。』

 

(6)生まれつき嗅覚のない霊的、体的な原因

「地上天国」14号、昭和25(1950)年3月20日発行

「五二歳の男(信者)生まれつき嗅覚がないそうですが霊的の原因でしょうか。」

『霊的と体的と、二種ある。霊的の場合は、鳥の霊の憑依で、これは治癒に長くかかる。浄霊は鼻柱を中心に前頭部である。体的原因としては、後方首筋の両側特に延髄付近に毒結ある場合と、中には鼻柱両側に蓄膿のあるためとである。』

 

(7)蓄膿症が治って以来、鼻の通りが悪く、嗅覚のない人

「地上天国」12号、昭和25(1950)年1月20日発行

「三十一歳の女。蓄膿症で四、五年前一度治りましたが、それ以来鼻の通りが悪く、鼻汁も出なくなり、今では臭いも嗅ぐことが出来ません。浄霊により治りましょうか。」

『これは治る。右のごとく治ったといっても本当に治ったのではない。固ったにすぎぬ。そのためそのような症状があるのである。普通蓄膿症は鼻柱の両側に毒が溜る。そしてこの膿は延髄部の膿で、それが鼻から出るべく集溜するのであるから、延髄部を浄霊すると鼻が通り治る。無嗅覚も延髄を浄霊すると治る。』

 

(8)鼾が大きい人

「御教え集」2号、昭和26(1951)年10月25日発行

「約三十五年位前に蓄膿の手術を致しました。その後十五年位後にまた悪くなり、このお道を教えられ入信し全快させて戴きましたが、何としても鼾が大きく、他人様に御迷惑をかけており、自分では少しも分らないので、気の付けようもなく困っております。どこが悪いので御座いましょうか。御浄霊はどこを致しましたら宜しゅう御座いましょうか。」

『つまり咽喉と鼻の間から――鼻の奥に未だ固まりがあるんです。そしてアデノイド――咽喉と鼻の間、そこが腫れて、口の方に洩れていく訳ですね。それが咽喉の声帯に息がいって、それが鼾になる。鼾と言うのは咽喉と鼻の間ですね。だから、そこを目掛けて浄霊すれば治ってしまう。段々治って来ます。蓄膿の奴が未だ残っているんです。』