4-2、1)漢方薬

1.ゲンノショウコとドクダミ多量服用者ほど浄霊に暇がかかる

「御教え集」19号

昭和28(1953)年3月15日発行

漢方薬は非常に悪いのですが、また量が多いのです。その為に、いくら浄霊しても、あとからあとから溜まって来ます。それは漢方薬です。西洋の薬はすぐ腫物、オデキになって出ますから、その点は割合に始末がいいです。西洋の薬では今読んだように、消毒薬が恐いのです。また漢方薬で一番恐いのはゲンノショウコとドクダミです。ドクダミとは毒溜めという事でしょうが……このドクダミというのは花柳界の人が多く飲んでます。昔の話ですが、お女郎はお茶の代わりに始終ドクダミを煎じで飲んだものです。ですから花柳界の人はやはり化粧しないと非常に顔色が悪いのですが、それは煎じ薬の為なのです。それで漢方薬中毒は女の方がずっと多いのです。中将湯とか、いろんな物がありますが、みんな漢方薬です。だから女の美しさというものは、漢方薬が非常に害をしている訳です。だからそのつもりで、漢方薬を多く飲んだか飲まないかという事によって、多いほど浄霊に暇がかかるという事を言い聞かせてやるのです。こっちもそれを心得てやれば余程違うわけです。

 

2.新薬より漢方薬の方が恐ろしい

「御垂示録」23号

昭和28(1953)年8月15日発行

『マイシンやペニシリンより漢方薬の方が恐ろしいかも知れません。これは量が多いですから……。』

 

3.漢方薬は寿命を縮める

「御教え集」29号

昭和29(1954)年1月15日発行

近頃漢方薬を止して西洋の薬を飲むようになってから、寿命が延びた訳です。以前外国の方では日本人より寿命が長いという事を言われてましたが、それは漢方薬を使わないためです。ですから寿命を縮めるには漢方薬に限るのです。……と言うと変な言い方ですが……。そこで最近の寿命が延びたというのは、漢方薬が無くなった為と、西洋の薬が抗生物質の薬に変わった為です。これは割合に副作用がなく浄化作用を停止するのに効果があるのです。

 

4.波布草に就いて

「御垂示録」3号

昭和26(1951)年11月25日発行

「地方によりまして、波布草をお茶代りに飲んでおりますが――。」

『 波布草の方は大した事はない。』

 

5.ゲンノショウコの中毒に就いて

「御教え集」7号

昭和27(1952)年3月20日発行

ゲンノショウコだけは、お腹です。併しゲンノショウコの中毒というのは、しつこいものです。だから、問題は衰弱だけです。御浄霊するだけは薬が減って行きますから、それだけはよくなって行きますが、併しその為に食欲が減ったりするから、どうしても衰弱するから、それを堪えきってゆけば治ります。衰弱で負ければ、どうも危ないです。で、それは結局薬の分量にあります。だから見当つかないです。(中略)お腹が張るなんてのは、一旦薬が固まったのが溶けて来るのです。(中略)お腹と腎臓――─ここを良くして――それを主にしてやれば良いです。

 

6.漢方薬は土瓶一杯でも大変な毒

「御教え集」19号

昭和28(1953)年3月15日発行

だんだん浄化が強くなって来ますが、この頃の浄化は飲み薬のが多いです。胃が重いとか、食欲がないとか、嘔吐をするとかです。つまり、飲み薬の浄化が非常に多いのです。特に漢方薬が多いのです。なにしろ漢方薬は量が多いですから、土瓶に一杯でも大変な毒なのです。それが胃の廻りに溜まってだんだんしみ込んで固まったのです。それが、浄化が強くなった為に胃に戻って来るのです。そこで胃に溜まるのです。それで胃が重くなったり食欲が無くなったりするのです。ですからそういう人は必ず背中に固まりがあります。左か右か、あるいは両方にあります。それから背骨の辺に固まっているのがあります。ですから背中の固まりをとると、ずっと良くなります。酷いのになると、食欲が無くなって衰弱するのがあるようですから、そのつもりで背中の固まりを溶かすようにするのです。

 

7.ゲンノショウコ、大黄

「御教え集」19号

昭和28(1953)年3月15日発行

心得ておくべき事は、漢方薬です。薬毒の事を言っても、漢方薬は薬毒とは思わない人が、どうも多いのです。よく〝あなたの病気は薬毒だから、随分薬を飲んだでしょう〟と言うと〝あんまり飲みません〟〝そんな事はない〟と言うと、〝子供の時に煎じ薬を一寸飲んだ、それもほんの土瓶に二杯か三杯飲んだだけです〟と言うから、〝それなんだ〟と言うと、〝へえー〟と言ってます。処が二杯か三杯でも漢方薬の毒というものは大変なものです。それで、日本人の寿命が短くなったのは漢方薬の為なのです。だから歴史をみても、千年位までの間はみんな百歳以上生きたのです。処が千四、五百年位たってから非常に短くなって来たのです。漢方薬が渡来したのは丁度千年過ぎた頃からです。欽明天皇の時に疫病が流行しましたが、疫病というのは天然痘ですが、それまでは日本人には天然痘は無かったのです。そういうようで漢方薬が一番寿命を縮めるのです。それで近頃寿命が延びたというのは漢方薬を飲まないからです。その点において西洋の薬の方が、割合に害は少ないのです。併しこの頃ペニシリンとかヒドラジッドとか出てますが、これは毒が強いですから、これを続けていると恐ろしい事になるに違いありません。処で漢方薬中毒が一番分かるのは顔色です。黄色いのや青黒いのがありますが、これはみんな漢方薬中毒ですから、よく調べれば分かります。また青ぶくれた人が多いのです。また女の人が多いです。漢方薬は男より女の方が多く飲んでます。それで漢方薬で一番恐ろしいのは、何時も言うとおり、ゲンノショウコです。これを飲んだ人は、まず助からないとみていいです。その次はドクダミです。それからまだいろいろあります。

私の父は五十六歳で死にましたが、非常に早死にだったのです。何でも便秘を治す為に二、三十年間大黄という薬を毎日一日も欠かさず飲んでいたのです。飲まないと便秘をして気持ちが悪いので続けていたのです。それで死ぬ前に心臓病になって、医者に見せたら、半年くらいしかもたないと言われて、やはりそれから数ヶ月たってから死にました。死ぬ時に睾丸の皮が破れて、それはとても臭い汁が出ました。その時には私はまだ若年でしたから分からなかったが、今日考えてみると、それは大黄の中毒だったのです。

それで一番分かるのは顔色です。だから中国人には黄色い顔色をした人が多いのです。赤い顔はあんまりありません。それは漢方薬中毒の為です。もっとも日本よりあっちが本場ですから、よく飲んでます。そういうようで薬毒の場合には漢方薬を考えてみると間違いありません。それから田舎の農夫などはどうも黄色い顔が多いのです。都会人の方は白い顔か青い顔をしてますが、農村の人は黄色いのが多いです。これは、まずいものを食っているからと言うが、そうではないので、漢方薬を煎じて飲むからです。ですから農村の人でも、いくらまずいものを食っていても、漢方薬を飲まなければ赤い顔になります。

それを一番感じたのは、去年の春に薬師寺の管長の橋本凝胤氏が私の所に来たので、半日話をしましたが、それは実に赤い顔をして、模範的といってもいいくらいに良い顔色です。それで相当太っていて、実に頑健なものです。そうなると男性美と言うか、一種の美しさを感じます。顔を見ていて実にほれぼれとします。五十六歳だそうですが、聞いてみると絶対菜食だそうです。だから私の所で晩のご馳走をしてあげるのに、鰹節も入れずに、本当の菜食にしてあげました。だから栄養学から言うと、栄養不良で青い顔をしていなければならないのが、全然反対です。

そうしてみると、漢方薬中毒というものは恐ろしいという事を、大いに話してやった方がいいでしょう。それからそのつもりで浄霊してやると良いです。それで浄霊してもしても、あとから溜まって来ますが、それは大抵漢方薬です。またこれは量が多いのです。何年も続けて、持薬と言って飲みますから、その為に顔色が悪かったり、女の人などは美しくないというのが随分あります。

 

8.西洋の薬より漢方薬の方が恐ろしい

「御教え集」31号

昭和29(1954)年3月15日発行

ハワイは、ちょっと日本と違う点があるのです。それは何かというと、非常に病気の治りがよいのです。それと、再浄化とか、そういうややこしい事が、あとあんまり出ないのです。きれいに治るのです。ちょっと不思議ですが、それはどういう訳かというと、向こうの人は漢方薬を飲んでいる人がほとんどないのです。それで、これは皆経験しているからよくわかるでしょうが、日本の病人が浄霊で治りながら、後から後から薬毒が出て来るのです。実に薬毒が多いのです。これは何故かというと漢方薬なのです。それで西洋の薬は毒は強いが量は非常に少ないのです。だから取れやすいのです。この点がだんだん分かって来たのです。ですから結核などで再浄化がよく出ますが、あれは何かと言うと、西洋の薬もありますが、結核などの人は最初は西洋の薬でやっているが、どうしても治らないので、迷って、大抵は漢方薬を飲むのです。ですから結核の再浄化というものは漢方薬が主の原因です。そしてお茶の代わりに飲むようなものですから、非常に量が多いのです。とっても取っても後から出て来るのですが、これはみんな漢方薬です。

実に人間というのは馬鹿なものだったのです。薬を全然止めてしまえば、人間は百以上は生きます。丁度肥やしをやって米を獲れなくしているようなものです。薬で寿命を縮めていたのです。ですからハワイあたりはその為に非常に治りがよいのです。

 

[浄霊法講座4-2、薬毒について]