6-5、泌尿器の部

1.膀胱及び尿道附近に不快感を感じ、労働時には尿道に激痛を感ずる男子

「地上天国」37号、昭和27年6月25日発行

「私は二十歳の頃より尿が近くなって、一日のうちに十数回あるようになりました。軍隊に入ってからは、淋病だと言われて三回入院、六〇六号や漢方薬、淋病に関する薬剤を多量使用いたしておりました。恐らく注射だけでも何百本でございましょう。それから少し良くなったように思いましたが、何だか首が締め付けられるような気がしまして不快でなりませんでした。それが入信いたしまして約二カ月後には完全に治っておりました。私は以前軍隊の時、支那で牛の首を日本刀で切落した事がありましたので、その牛の霊の為ではないかと想像してもいました。処が今年の正月より、膀胱及び尿道附近に不快を感ずるようになり、特に労働時には尿道に激痛を感じます。そして左の腰が時々痛みます。現在は時々教師の方に御浄霊を頂いておりますが、御浄化は漸次増して来るように思われます。御浄化の激しい時は尿道にむずかゆみをひどく感じ、仕事も出来かねます。部屋に座っていて動かなければ非常に楽でございます。私の御浄化は淋病の薬毒の御浄化だと思っておりますが、苦痛は永続的で、日々不快な生活に悩まされておりますので、このような苦悩から一時も早く脱出したいものと念願の余り、御浄霊の急所等御教示頂きたく存じます。尚、この外に四年前、腰骨カリエスだと医診されましたが、これは放任いたしておりましたら何事もなく治りました。また、十九歳頃、蓄膿症にて鼻の手術もいたしております。二十三歳の時、胃下垂、二十八歳の時、痔の手術も行っております。また、左脇、腰に大きな腫物が出た事がありましたが、その時は吸 出薬を使用いたしました。」

『この人は医薬の被害者である。今後も色々苦痛が起るから、そのつもりで苦痛のある所を浄霊すれば、僅かずつでも薬毒が減るので、それだけ治ってゆくのである。併し随分薬毒が多いから、余程長くかかる、覚悟をしなさい。牛の霊は関係がない。』

2.便通感覚不能の肥満婦人

「御教え集」1号、昭和26(1951)年9月20日発行

「二十五年二月入信の、二十八歳の信者、二十六年六月五日、お産の折、難産にて二日二晩、陣痛に苦しみ、漸く子供の頭が三分の一出た折、産婆が長い苦しみの為、母体が弱っているから、楽にお産ができるようにと、陣痛の起る注射を二本、左右両太腿へ打ってしまいました。当人が産婆の言葉を信じて注射をうった為、神様の御守護を落としたのでしょうか。それから陣痛が起きず、頭が半分出たのみにて、産婆は機械で出すようにと、再三勧めましたが、注射の為に陣痛が止まったのだと思い、御浄霊を続けておりましたが、三日目の夕方になっても生まれず、遂に機械で子供を出しました。子供は出た時、一呼吸したのみで死亡いたしました。母体よりその後沢山の毒血が下がりましたが、現在小便と大便の出るのが判りません。御浄霊はその後、続けております。御加護によりまして、三週間目より起きられるようになりました。一時、陰部と肛門の間に腫物ができ、座る事ができませんでした。御浄霊頂く度に下り物となって膿が出て治癒させて頂きました。小便や大便は、心掛けて行くようにしており、行けば必ず多量の小便が出るとの事です。何処に原因がございましょうか。現在、鼠蹊部がつり、全身的に肥満し、後頭部が痛むと言っております。夫は五年前入信させて頂いておりますが、先妻が他の男と関係し、その為、別れました。先妻との間に女児が一人あり、夫が引取っております。先妻は子供に対して相当執着を残しているようでございます。現在の妻は二十四年、後妻として迎え、初めての子供でございます。また、当人(後妻)は先夫の身持ちが悪い為、離別して、現在の夫の許へ嫁いで来たとの事です。先妻の怨みもございましょうか。また、御浄霊は主に何処をいたしたらよろしゅうございましょうか。御垂示のほど御願い申し上げます。」

『これは薬毒がウンとあります。おかしいのですが、陣痛微弱だと言って注射うつと、余計、陣痛微弱になる、不思議ですね。この人は大小便の感覚がないというのは、薬毒が下に固まっているのです。気長にやれば出ますから、出ただけは、治って行きます。全身的に肥満し、腎臓に固まっているのです。全部薬毒です、漢方薬でしょう。漢方薬がこういうふうです。漢方薬は恐ろしいものです。霊的の関係はありません。ですから、今言ったように、下の方です。薬毒が始終下に行っては固まるのです。肛門や陰部です。それを浄霊して出してしまうのです。痺れるのも薬毒です。そうしていれば段々良くなる。』

 

[浄霊法講座6]