「御教え集」3号、昭和26(1951)年11月25日発行
「六十歳の婦人、三十四歳の時、産後(血脚気)を病み、乳児は血脚気の母体の乳の為死亡致し、当時より体が弱くなり現在まで医薬に頼っており、医者の診断では神経衰弱と言われたそうです。三十年近く、あらゆる宗教を信仰し、多くの医者に診てもらいましたが、貴女には病気はない、神経だ、と言われて来ました。子供が死亡してより、腰から頭の方へ筋が吊るようになり、医療を受けているうちに、頭から腰の方へ身体全体の筋がゆるむような(づるづる)と何とも言えない悪い感じが致し、そのうちに夜中寒くなったり、熱くなったり致し、気分が悪く、眼をつぶると奥の方に引きずり込まれるような気が致し、前頭部より何か塊りのようなものが心臓部に落ちるような感じがして、動悸激しく、また動くと動脈をねじられるように痛むそうです。最近御浄霊をさせて戴くようになり、半月程前より心臓部の動悸はなくなりましたが、前頭部から肩、腰の方に筋が(づるづる)とゆるむような感じがとてもひどく、頭が重いと言っており、御浄霊後は気持ちが良くなるのですが、夕刻より夜にかけてひどく、胃、腹部から横腹の方にかけても同じだそうです。これは如何なる訳でしょうか。また、(づるづる)するのがとまりましょうか。なお御浄霊の重点箇所を御教えの程お願い申上げます。」
『(貴女には病気はない、神経だ)と言うのはよく医者の言う事ですが、神経だと言うのは、立派な神経の病気じゃないですかね。あれがおかしいですね。これは薬毒病ですよ。最初の血脚気と言うのは薬毒です。薬毒病ですからね。薬を飲まなければ、血脚気と言うのはないんです。薬毒が乳からでるからで、これをうっちゃらかして置けば良いが医者にかかったからですね。医療に頼ったからこうなったんです。あらゆる宗教を信仰したのは別に害になりませんが、他の宗教では治す力はないですよ。寒くなるのは熱が出るのです。悪寒ですね。みんな薬毒の為です。体が毒で目茶苦茶になっている。薬毒がなくなるにつれて良くなります。浄霊は苦しい所苦しい所をやると良い。苦しいのは薬毒が溶けるんですからね。みんな作った病気ですね。気長にそう言うふうにやっていれば、段々良くなって来ます。』
「血脚気は、毒素が血に混入致しますのでしょうか。」
『そうです。毒だからね。』
「そう致しますと、子供に飲ませてもよろしいのでしょうか。」
『構いません。青便とかになって出ますからね。子供が親の為に浄化してやっているみたいです。子供はそれでどうと言う事はない。それを止めようとするから母親に悪いのです。うっちゃらかしておけば何でもない。』