「御教え集」1号、昭和26(1951)年9月20日発行
「五十二歳の子宮脱出せる婦人、御守護戴き、子宮に附着せし毒素が取れ、鶏卵大に縮小致しました。排便は普通より回数多く出て居りますが大腿部より上部全体が浮腫し、相当の水分が含まれ歩行にも困難の程度でございます。食事は半膳程戴いて居ります。腎臓を特に浄霊致して居りますが、浮腫についての注意事項を御垂示お願い申し上げます。」
『この浮腫みですね。腎臓の浮腫と薬毒の浮腫と両方ありますから、例えて見れば、片方の股っ玉だけとか、或は腰の廻りだとか、お腹だとか、そう言う局部的の浮腫は、そこに固まっていた毒素が溶けて来て出きらないで、しばらく溜まるのです。それから腎臓の浮腫はもっと大きな–全身的ですね。中には半身の場合もありますが、つまり顔が浮腫んで瞼が重いとか、体全体が重いとかですね。そう言うふうに心得て置けばよい。これは局部的のようですからね。勿論腎臓も大事ですが、浮腫のあるところを浄霊すれば良い。』
「御教え集」3号、昭和26(1951)年11月25日発行
「妊娠四ヵ月の信者(三十三歳)でございます。妊娠のため医診を受けました処、子宮脱出と言われましたが、本人は下腹部が少し張って気持ちが悪い程度の自覚症状でございます。医師は手術を奨めたそうですが、本人は一心にお縋り致しております。本人は本年二月頃より軽い腹膜の浄化の為御浄霊戴き、全身的の凝りも取れ、元気になりましてより妊娠致しました。最近主人に二号のある事が判り、二号が本妻を非常に憎んで居るとの事でございますが、原因は霊的なものでございましょうか。体的なものでございましょうか。妊娠中に子宮脱出すると言うような事がございますでしょうか。」
『子宮脱出と言うのは、下の膣の方に下りて来るんですが、これはそうではないですね。二号が本妻を憎むと言うのは、あべこべだね。妊娠したら子宮脱出はしませんよ。だって、穴の方は同じ大きさで、子宮の方が大きくなるのだから、余計脱出しないですね。理屈に合わない話ですね。これは入信してからだが、大変良くなったじゃないですか、良くなって、そうして医者に行ったのは–ああそうか出産をみて貰うために行ったのか–お医者がどうかしている。子宮脱出と言うのは、膣に子宮が出るんですから、そう言う事はないんで、これは絶対そう言う事はないからそのままで結構です。どうも困るね。そういう変な事を言うので、余計な心配をさせる。つまり、私等は、昔お医者さんの事を信用していますが、この事が分ってからは、お医者の言う事と反対に考える。それが一番確かです。私が健康になったのは、医学衛生の反対反対にやったので、健康になったのです。こう言うのは、反対に解釈したら間違いない。』