7s-16、卵巣水腫、卵巣膿腫に関して

「御教え集」7号、昭和27(1952)年3月20日発行

「五十四歳の婦人、二十二年頃より右下腹に固まりが在る事に気づき、医診では心配する程ではないと言われ、その後大した変化もなく放っておきましたところ、昨年九月頃より段々大きくなり、夜床に入り腹をなでまわしますと左により右に寄り致します。その頃より御浄霊を戴いておりますが、近頃は非常に大きくなり、大体右寄りで、鳩尾辺りから肝臓の辺り一杯に腫れ上がり、下腹一杯に丁度妊娠七カ月位に感じますが、午前中は非常に楽でございますが、夕方になりますと非常に張って、食事も夜は一杯しか戴けません。夜床に入り、左を下に致しますと、左に寄ります。元は霊的でございましょうか。又、何処を主に御浄霊しましたら宜しゅうございましょうか。」

『これは卵巣ですね。卵巣水腫といって、卵巣に水が溜まって腫れるんです。これは、やっぱり、腎臓が因ですから、よく腎臓を浄霊してあげるとよい。併し、これはある程度まで腫れますが、随分大きくなるものですよ。まあ、気がついて浄霊すれば、そう大きくならないで済みますがね。で、ある程度まで腫れるとその人の–やはり因は薬毒と尿毒ですからね。それが腫れるだけ腫れると少しずつ溶けて出て行きますからね–小便になってね。質によって非常に早く溶けるのと、そうでないのとありますからね。まあ、あんまり急がないで、気長にやる積もりでやれば大した事はないんです。食欲は、その為に胃を圧迫されているから、小さく柔らかくなるまでは仕方がないんです。よくある病気ですよ。』

(御教え)

「二十五歳の婦人、三カ月程前より下腹部にこぶし大の固結があり、以来毎日浄霊を続けておりますが、益々大きくなりただ今は鼠蹊部よりヘソ下まで拡がり、指で圧しても固い程で、本人は重く感じ仕事を致しますと苦しむ程でございます。何か霊的に関係がございましょうか、御伺申しあげます。」

『卵巣水腫、卵巣膿腫でしょう。腎臓をよく浄霊するとよい。卵巣は治り難い。』

(御教え)

「三十二歳の婦人、四歳の時囲炉裏に転げ落ちて火傷を致しましたが、その後段々腹が肥大し始め、二、三年前医者に診せたところ、卵巣膿腫と言われ手術されましたが、御浄霊によりなおりましょうか。」

『これは火傷の為ではないと思いますがね。腹膜ではないんですか–よく見てごらんなさい。腹膜だったら腹部がなだらかに膨れていますが、膿腫なら急に膨れていますよ。(御手で、)の形を御指示して下さる。)これは手術してなければ完全に治りますが、手術しているから元通りにはならないかもしれませんが、相当に治癒するでしょう。』