3‐1、神霊医学教育の目的

1.本教発展の仕組と信徒の使命

 

(イ)

「御教え集」28号

昭和28(1953)年12月15日発行

私は前から、恐怖時代が来るという事を言ってましたが、これが大分近寄りつつあります。まだ一般に気の付く所までは行っていませんが、少なくとももう二、三年以上たつと急激に病人が増えて、バタバタ死ぬ事になります。丁度今年の稲作が急激に悪くなったというように、どうしてこんなに病人が増えるのか、という事が分からない為に大問題になります。医者がちょっと手をつけるとコロッと死んでしまうとか、やればやるほど悪くなるのが、目に見えてだんだん激しくなって来るという事になって、そこで初めて救世教の説というものが大したものだという事になるとともに、それを治してやる仕事がウンと忙しくなるわけです。だから今の信者の人達は、その時のための一つの用意です。急に増やす訳にもゆかないし、教習者がすぐに病気を治せるが、やはり前から相当熟練をした人は違いますし、また神様の医学的知識もあるし、慣れているという人が相当数いないと、その時になってみんなやられてしまうから、今はその準備と思えばよいです。

 

(ロ)

「御教え集」28号

昭和28(1953)年12月15日発行

浄化がだんだん強くなって来ますと、そう長い事はありませんが、二、三年ぐらいがせいぜいです。それから先は病人がベラボウに増えて来るのです。アッチでもコッチでも訳の分からない病人が増えて、何時も言うとおり、医者がちょっと手を付けるとコロッと死んでしまうというような時代が来ると、それから慌て出すのです。本当に医学の間違いが分かるのはそれからです。それからこっちの本舞台になるわけです。今はそういう時に働く役者を神様は作られる訳です。あなた方はみんなそういう人です。その時になると体が幾つあっても足りないという事になります。とにかく医者自身が駄目だという事になります。注射でもしようものなら、コロッと行ってしまうという事になります。その時に〝救世教の奴はとんでもない事を言っていたと思ったら、これだな〟と、愈々そこで頭をさげるのです。丁度稲作が今年は大変な凶作だというので、何処でも青息吐息しているというこれが、病気もやはりそうなるのです。ですから、今その準備をしているわけです。

 

(ハ)

「御教え集」28号、昭和28(1953)年12月15日発行

新聞記者との話の時に〝そんな理想世界が実現すると言った処で、余程先の事だろう〟というように思ってますから、〝冗談ではない、私が生きているうちに、とにかく基礎だけは造るのだから〟と言った処が、妙な顔をしてました。それから御守りの話が出て、〝御守りで病気を治すが、あなたが彼の世に往ったら御守りを作る人がないからしょうがないでしょう〟と言うから、〝冗談ではない、霊界から幾らでもそういった力を振るうから、そういう事は別に何でもない〟と言った処が、ハハア、と首をひねっていました。そういうようで、だんだん救世教というものは注目されて来ます。ただあまりにこっちの言う事が違い過ぎるので、それを分からせる事、〝なるほど〟と信じさせる事が、中々骨が折れるのです。分かりかければ早いのですが、なにしろ今までのみんなの頭というものが変な説で固まってますから、それを溶かさなければならないのです。それがなかなか骨が折れるのです。結局無肥料栽培の自然農法が認められ、それから今度は、さっき言ったとおり医学の方は駄目だという事をどうしても神様が分からせますから、そうなってからならこっちの言う事がスラスラと頭に入るわけです。そういう人達が現在の信者さんなのです。神様はうまくやります。それで話の分かる人と、なかなか分からない人──一言話しただけで忽ち共鳴する人と、どんなことをしても駄目な人と両方ありますが、これは人種的関係があるのです。今度この人種的関係をよく話しますが、そうするとはっきりします。

 

2.薬剤迷信打破の為、力ある浄霊者育成の急務について

「御教え集」11号

昭和27(1952)年7月15日発行

この病気というものに対する、本当の事を分からせなければならないのです。それで人類から病気を無くするという事が、地上天国でも五六七の世でも根本ですから、それにはどうしても世界人類を徹底して分からせなければならないのです。その第一弾ですから、まあ、只では済まないと思います。そうしたら、何と言って来ますか──何とか言って来るだろうと思いますが、そうしたら又その次の手を打つつもりです。それで少なくとも日本はお膝元ですから、これは手取り早いから、先方で聞きに来るか、何とかせざるを得ないだろうと思うのです。何しろ今の世界の状態を見ると黙って居られないです。今度出来たヒドラジッドにしろ、あれを大変な品物のように大騒ぎをやっている。各国の政府が感心を持って、その国のお医者に試験させようとしてますが、何でも彼でも薬に頼る。薬とか、或は手術とか、そういう事の、一寸でも新しいものが出来ると、直に飛びついて研究するという事が、殆ど薬迷信に促われきっているのですから、これをぶち壊さなければしょうがないです。と言っても、このままでゆけばこれで誤魔化してゆけますが、いずれ浄化が段々強くなりますから、それは色んな病気が急激に増える時代が来ますから、そうなってからあわてると犠牲者が大変ですから、そうならないうちに警告を与えて置く必要があるのです。今年は赤痢などが非常に増える傾向にあって、何十年ぶりと言ってますが、今にこんなものではないです。何十年ぶりではなくて、レコードを破ったり、それこそ今までの何倍どころではない、何十倍にもなるという時期が来るのです。その時になって始めて、〝メシヤ教が言った事は本当だ〟〝これだ〟という事が分かりますから、そうすれば信者に一ぺんに束になって来ます。ですから今の処はその準備をしているのです。そういう時代になると、治したり訳を教えてやる人が非常に必要ですから、そういう人を神様が作っているのです。ですから今信者になっている人はそういう人なのです。そういう人にしろ、やはり色々──医学では、博士もあるし、学士もあるし、町医者もあるし──まあ、なるべく博士になるように一生懸命にやることです。

 

3.神霊医学の知識と急所の発見の重要性について

「御教え集」25号

昭和28(1953)年9月15日発行

そういうようで、規模はだんだん大いに大きくなるのです。それには一番の武器は浄霊です。そこで、病気を治すという事が根本ですから、そのつもりで、だんだん病気についての知識──と言っても、これは医学的でなく、神様の方の病気に対する知識──というものを豊富にしなければいけません。何時も言うとおり、急所を見つけるという事は、やはり知識が豊富でないと検討がつかない訳です。ですから、病気に対する研究会とか座談会というものもやると結構だと思います。それからまた病気に関しての分からない事は、書面でもよいですから聞くようにする事です。というのは、つまり本当の医学、霊的医学新しい医学をつくるようにしなければいけないと思います。それは医学と違って、そう解剖学的に知らなくてもよいのです。勿論、ただ霊的ばかりでも、治るには治るが、暇がかかるわけです。同じ浄霊するにも、ピタッと急所に見当がつけばずっと早く治ります。それを、見当外れなどをやっていると非常に暇がかかるわけです。だから霊的と体的の両方の事をよく知った方がいいです。

時々質問などで、分かりきったような事を質問する人があります。この間の質問事項などは、何処の支部長でも分かるような事を質問したりしてました。そういうのは〝支部長に聞け〟という返事をしました。それからまた御神書に幾つも書いてある事などを質問するのがあります。そういうようで、あまりにも分かりきった事、つまり一年生の生徒が質問するような事を質問するのですから、如何に病気に対する頭が貧困かという事が分かります。ですから教師などは、病気に対する知識を出来るだけ磨くようにしなければいけないと思います。それで、今書いている(医学革命の書)は、心血を注いで書いているので暇がかかりますが、これは将来世界的の聖書みたいにするつもりです。つまり医学の革命という事を、現代のどんな人が見ても〝なるほど〟と思わざるを得ないように、徹底的に書こうと思っています。いろいろな角度から見た批判をしてます。

 

4.神霊医学と天国的救いについて 

「御教え集」15号

昭和27(1952)年11月15日発行

思うように行かないという事は、未だ自分に霊的に資格がないのです。そこで、霊が浄まって魂が浄まれば思うようにゆくのです。そういうふうに出来ているのです。思うようにゆかないという事は、それが未だ自分に曇りがあるのです。その曇りを苦しんで除らないで愉快に除るというのがメシヤ教の神髄です。それには人を助けるのです。そうすると人の感謝によってその人は始終光を受けますから、それでこっちの魂が浄まるのです。つまり難行苦行の代わりに、人を喜ばせ、人を助ける、それによって同じ結果を得られるというわけです。そこで人を助けるには、やっぱり話や説明や何かがうまく出来なければならないから、その為に御神書を読む。また御神書によって、色んな真理を知りますから、魂も浄まります。それと共に、人を救う力もそれまた出ます。そうして人を救い、喜ばせながら、自分も向上するという事になるのです。

[浄霊法講座3]