「シャフトに巻かれるも無傷 」

御蔭話 熊本県I.M. (昭和二六年三月五日)

私の家庭は五人家族であります。或日妻が突然光明如来様の有難い御利益話を聞かされましたので、思わず知らず妻の希望の侭二三年八月に入信さして頂きました。その後しばらくして私が中耳炎になり耳の周囲は真赤に腫れ四〇度余りの高熱に苦しみました。その時半信半疑乍ら喘嵯の事とて医者に走ることも出来ないので、御浄霊を頂いてみました。約四〇分位やって頂きましたところ今まで四〇度余りもあった高熱が平熱まで下り又耳の痛みも無くなり今まであんなに苦しんでいた私も普通の様になり今更乍ら浄霊の力の偉大さにびっくりしました。そしてこれこそほんとの神様の御力であると確信致しまして早速K先生に御願して教修を頂きました。

昭和二三年一〇月二三日こそ私の再生の日です。

ついで光明如来様も奉斎さして頂きました。その後色々と御利益を頂きまして只今では五人共入信させて頂き家中喜びの日を送らせて頂きつつ又私もこの偉大なる神様の御力に依り世の病苦で悩んでいられる人々を数知れぬ程御救いさせて頂いています。

就きましては昨二五年一二月一八日に頂きました偉大な御守護を御報告させて頂きます。それは私が隣村の精米所へ用件があって赴きました。その精米所の機械の調子が悪いので調べる積りで中段シャフトの個所へ上りあれこれと手伝いしていました時、一寸したはずみでサッ!とシャフトに巻かれ「ハッ!」と思う間も無く私の上衣は無茶苦茶に破れ後一廻りで私の体までも巻かれ様とする刹那私は大声で「モーターを止めろ」と叫ぶと共に今まで全回転していた七馬力半のモーターがスイッチも切らぬのにぴったり止りました。その時丁度腋の下まで巻込まれていました。その場に居合せた人々はてっきり私が死んだものと思ったそうです。びっくりしている人々を促して静かに逆回転してやっと巻込まれた上衣を脱して降りて来ました。上衣からシャツまで皆手元から腋までスーッと切れていますが、膚には何のかすり傷さえありません。皆は「不思議だ不思議だ」と只私の顔を見つめているばかりでした。私は早速心の中に明主様に御礼申し上げまして居合せた人々に光明如来様の御利益話をして我家に帰りましたところ、家内中が私の着物の様子を見て驚き、早速「大光明如来様」に一家揃って御守護の御礼を申し上げた次第でございます。

その後益々偉大なる神力に依り家内一同明るく楽しく信仰の道に邁進させて頂き御道発展の為精進させて頂いております。