御教え『医学が病気を作る実例』

「世界救世教奇蹟集」昭和28(1953)年9月10日発行

医学が病気を作る事実は、常に実例を挙げて知らしているが、左の報告の如きはょくそれを示している。この人が最初耳の悪かった時放任しておけば、長くも数ヵ月で自然に治ってしまうものを、それを知らない為医療を受けたので、段々悪化し遂にどうにもならなくなったのである。何よりもこの文を読んだなら、如何なる人でもよく分る筈である。

 

御蔭話 兵庫県N.T. (昭和二七年五月二七日)

明主様、日頃の御守護に対しまして、謹みて御礼御報告申し上げます。

私は戦時中に、ふとしたことで左耳鼓膜に少し傷を受けましたのでありますが、別に変ったこともなく、終戦と同時に復員致しまして昭和二〇年一〇月頃であったと思いますが、銭湯で入浴中、左耳に石鹸水が入りまして鼓膜より内部に入ったように感じましたが、別に苦痛を感じませんのでその侭放っておきました。ところがそれから約三年程過ぎまして昭和二三年の秋に、左耳から何か流れ出て来ましたので、すぐに医師の診察を受けましたところ、医師は「大したことはありませんから、四、五日通いなさい」と言われまして細いゴムの管を鼻の中へ入れまして、耳の中へ空気を入れておりました。私は、四、五日通いましたら医師の言う通り良くなったと思いましたのであります。ところが半年位過ぎましてから又、耳から少しずつ何か流れ出るょうになって参りましたので、又、医師のところへ行きまして診察して貰いましたら、「慢性中耳炎ですから、二、三カ月通ってみなさい」と言われますので、約八カ月間医師のところへ通いまして、その間に色々と薬をのみ、注射も相当致しましたが、中々良くならない許りか、土用の暑い最中に、乳子突起炎で、突起部を手術すること二回、とうとう一〇日間程病床に就いてしまいました。秋になりまして涼しくなるに従って、大分良くなったように思われましたが、医師が言いますには、「来年も夏が来ましたら、又、悪くなるかも知れませんから、その時には手術をしなければ貴方の生命が危い」との意外のことに一時は大変驚きまして、勤務の傍ら養生致しておりました処が、昭和二四年の年末頃に同僚の方が、このお道に入信されておられまして、御浄霊を御受けすることを奨められ、勤務の傍ら御浄霊をお受けしておりました。そして信者様宅の御神体の御前で、御浄霊をお受けしておりまして、昭和二五年三月二六日には三日間の教修も御受けし、有難い御守様を拝受致しました。

入信後は段々体も健康になり、家族の者がちょっとした病気になりましても、医師や薬の心配なく、私が御浄霊させて戴いて、必ず良くして戴いております。

尚、昭和二七年四月二九日の夜、右眼にゴミが入りましたのが原因で両眼の御浄化を戴き、約一週間の御浄霊で良くして戴きました。眼球に白い小さなオデキのょぅなものが沢山出来まして、未入信の妻は大変心配し、医師にかかるように申しましたが、大光明如来様を信じ、御浄霊に御すがりしておりましたところ、申訳ないこと乍ら、一時は私も両眼が失明するのではないかと、大変心配致しましたが、元通り良くして戴き、頭も以前ょり良くして戴いたように思います。その外、入信以来家庭は至極円満で、毎日朗かに過させて戴いておりますのも、偏に、明主様の御霊徳の御蔭と存じまして、筆や言葉では到底表わせません、日頃の御守護を厚く御礼申し上げます。

信仰浅き者でございますので、微力乍ら御神業に何なりとも働かせて戴き、御高恩に御報いさせて戴く積りでおります。何卒致らぬ者でございますが、今後共御守護の程をお願い申し上げます。

明主様有難うございました。