「病貧の御救い――今は明るく感謝の生活――」

静岡県浜松市I.S

私は四人の子供の母で御座居ます。昭和十八年頃よりリウマチに苦しみ、毎年夏になると胸、手、足など所を変えて痛み出し、昨年も六月の末頃より左足の膝 がはれあがり、その苦しみはたとえようもありませんでした。医者、お灸、電気、鍼等色々な療法を続けましたが、一度はよくなりましても少々使うようになる と又痛み出しますので自分で自分をどうする事も出来ず、すっかり自信を失ってしまいました。

主人は十九年に北支にて戦病死致し、今は四人の子供に七十八になる祖母と六人家族で御座居ます。体に自信はなく、責任は重く日々の生活に追われ、どうし て生活したらよいかと途方に暮れました。気持はいつもいらいらし子供は段々悪くなる。ああ!これではいけないと思いながらもどうする事もできず、焦れば 焦るほど心は自暴自棄になって来ました。夏も終りの九月の末でした。御近所の方よりこの観音様のお話を聞き、その方に願いますと直きに浜松市相生町の三浦 たけの先生が来て下さいまして、その日からお世話になりました。少しも歩けなかった足が一日増しに快方に向い、七日たたない中に立派に歩いて五、六丁もあ る先生のお宅まで通えるようになりました。私は本当に一度に長い暗い寒い冬が去って暖い春が訪れたような気持で御座いました。毎日通うつどいろいろな有難いお話を聞かせて戴き、自分が浄化すれば先生に御浄霊をお願い致しておりますが最近では不思議にも家業の菓子製造業の方も大変に忙しくなって参りました。 私や家族の体と言い又商売の方と申し、これも皆観音様の御力の御利益と毎日感謝の生活を致しております。又朝夕御先祖様のおつとめには家内揃って、善言讃 詞を上げておりますが、一日も早く光明如来様をお迎えしてお祭り致したく努めております。又この不思議な有難いお力を戴けた大先生様に御礼参りさせて戴く日を心まちに致しております。末筆ですがこの言いようのない大きな御利益を伏して御礼申上げます。