研鑽資料no.88(2022年6月)

6月に向けての学び

はじめに

責任者:

早くも半袖姿の人をみかけるようになり、今年は季節が早く移ろいでいるようです。奄美地方(鹿児島)では、5月11日に(去年より6日遅く)梅雨入りしたそうです。ニュースによると、気象庁は「すでに平年より早く梅雨入りしている地域があり、雨量が多くなることや夏場の高温傾向も見込まれている。今後の情報に注意して、大雨や熱中症などへの備えを進めてほしい」と呼びかけているそうです。毎夏、大雨による大きな被害が出ております。又、熱中症で救急搬送される方が多くなっていると聞いております。日本国内ではマスクを着用していますが、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるそうですので、外出時のマスクの着用には留意したいと思います。

さて、今回も引き続き、「文明の創造、総篇」より学んでいきたく思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『悪の発生と病』

「文明の創造、総篇」昭和27(1952)年

(本文は『文明の創造』44ページに記載されています。)

前項のごとく悪の九分九厘に対して、善の一厘が現れ、絶対神力を揮って既成文化を是正すると共に、新文化を打ち樹てる。早くいえば掌を返すのである。これが今後における神の経綸の骨子であって、その破天荒的企図は想像に絶するといってよかろう。これについては彼の『旧約聖書』創生記中にある禁断の木の実の寓話である。もちろんこれは比喩であって、エデンの園にいたアダムとイブの物語は、実に深遠なる神の謎が秘められている。それを追々と説いてゆくが、これを読むについては全然白紙にならなければ、到底分りようがないのである。言うまでもなく木の実を食う事によって悪の発生である。というのは木の実とは薬の事であって、薬によって病気が作られ、病気によって悪が発生する。ところが人類は紀元以前から、病気を治す目的として使い始めたのが彼の薬剤であって、禁断の木の実とは何ぞ知らんこの薬剤を言ったものである。という訳を知ったなら何人も愕然として驚かない者はあるまい。ではそのような到底想像もつかない程の理由は何かというと、これを説くとしたら理論と実際から徹底的に説かねばならないから充分活眼を開いて見られん事である。

ここでさきに説いたごとく、人間は霊と体とから成立っており、霊が主で体が従であるという原則もすでに判ったであろうが、そのように悪の発生原は霊に発生した曇りであり、この曇りに元から憑依していた動物霊と、後から憑依した動物霊と相まって、人間は動物的行為をさせられる。それが悪の行為である。早く言えば霊の曇り即悪である以上、悪を撲滅するには霊の曇りの解消である事は言うまでもない。ところが曇りの因こそ薬剤であるからここに大きな問題がある。もちろん霊の曇りは濁血の移写で、濁血は薬剤が造るのであるから、人間薬剤さえ用いなくなれば悪は発生しないのである。こう判ってくると禁断の木の実、すなわち薬剤こそ悪発生の根本である事が分るであろう。

ここで今一つの重要な事を書かねばならないが、これもさきに説いたごとく文化の進歩促進のための悪を作った薬は、他にも大きな役目をして来た事である。というのは血液の濁りを排除すべき自然浄化作用である。もちろん曇りが溜ると健康に影響し、人間本来の活動に支障を及ぼすからである。ところが人智未発達のため、右の浄化作用による苦痛をマイナスに解してしまい病気の苦痛を免れようとし、薬を用いはじめたのである。というのは浄化作用停止には身体を弱らせる事であって、弱れば浄化作用も弱るから、それだけ苦痛は緩和される、それを病気が治る作用と錯覚したのである。という訳でいよいよこの誤りこそ、今日のごとき苦悩に満ちた地獄世界を作った根本原因である。

右によってみても、薬というものはその毒によって単に痛苦を軽減するだけのもので、治す力はいささかもないどころか、その毒が病気の原因となるのであるから、その無智なる言うべき言葉はないのである。ところが驚くべしこの病気に対する盲目は、実は深い神の意図があったのである。それをこれから詳しくかいてみるが、まず文化を発展させる上には二つの方法があった。その一はさきに説いたごとく悪を作って善と闘わす事と、今一つは人間の健康を弱らす事である。前者はすでに説いたから省くとして後者について説明してみれば、まず原始時代からの人間の歴史を見れば分るごとく、最初はありのままの自然生活であって、衣食住に対してもほとんど獣と同様で、健康も体力もそうであったから常に山野を馳駆し、猛獣毒蛇やあらゆる動物と闘ったのはもちろんで、これがその時代における人間生活の全部といってもいいのである。そのように獣的暴力的であった行動は漸次その必要がなくなるに従い、今度は人間と人間との闘争が始まったと共に、漸次激しくなったのであるが、それらによって人智は大いに発達すると共に、長い年代を経てついに文化を作り出すまでになったのである。このような訳でもし最初から闘争がなく平穏無事な生活としたら、人類は原始時代のままか幾分進歩した程度で、智識の発達は少なく、相変らず未開人的生活に甘んじていたであろう事は想像されるのである。

ところが前記のごとく禁断の木の実を食った事によって病が作られ悪が作られたのである。ところが今日まで全然それに気が付かないため、今日のごとく根強い薬剤迷信に陥ったのであるから、最も大きな過誤を続けて来たのである。しかも一面原始人的健康であった人間は、前記のごとく動物を征服し、生活の安全を得るに従い体力も弱ったと共に、智識は進んだのでここに平坦な道を作り、馬や牛に車を牽(ひ)かせて歩行せずとも移動出来るようになったのである。右は日本であるが、外国においては石炭を焚き、レールの上を走る汽車を考え出し、一層進んで現在のごとき自動車、飛行機のごとき素晴らしい便利な交通機関を作り出すと共に、他面電気ラジオ等の機械を作る事になったのである。なおまた人間の不幸をより減らすべく社会の組織機構は固より、政治、経済、教育、道徳、芸術等、あらゆる文化面に亘って学問を進歩させ巧妙な機関施設等を作り、それが進歩発達して、現在のごとき文明社会を作ったのであるから、帰するところ来るべき地上天国樹立のための準備に外ならなかったのである。

以上のごとく医学の根本は、人間の悪を作り健康を弱らす目的にあるので、予期のごとく現在のごとき世界が出来たのである。ところがこれ以上進むとしたら、逆に人類破滅の危険にまで晒されるので、最早これ以上の進歩は不可とし、ここに神は文明の大転換を行わんがため、私に対し真理を開示されたのであるから、これによって悪をある程度制約し、善主悪従の文明世界樹立の時となったのである。

 

文明の創造(二・下)校了

楳木先生:

皆さん方に校正の御用を担って頂きました『文明の創造(二・下)』が校了いたしました。

6月15日の地上天国祭にはお手許にお届けすることが出来ます。校正をすることによって相当読み返していると思いますので、読み返せば読み返すほど“有難いなあ”という気持ちにおそらくなったのではないかなあ、と思います

私も校正をさせて頂くと、改めて“やはりこの御論文はメシヤ様が可能な限り全人類を救済して、この地上に天国を樹立する為に集大成をされているのだな”というように御心がヒシヒシと伝わって来まして、大変有難く思います。取り分け今回の御教えを、冒頭から見させて頂くと―。

神の経綸の骨子

『前項の如く(御教え「悪と守護霊」へ)悪の九分九厘に対して、善の一厘が現はれ、絶対神力を揮(ふる)って既成文化を是正すると共に、新文化を打ち樹(た)てる。早くいえば掌(てのひら)を反(か)えすのである。之が今後に於ける神の経綸の骨子であって、其(その)破天荒的企図は想像に絶するといってよかろう。』

楳木先生:

ここにですね。『神の経綸の骨子』と書かれています。この『経綸』はメシヤ様は変更されていませんから、受け止める上で今回はここが一番重要なところでもありますね。

『神の経綸の骨子』とお書きになられているような箇所は他に余りないでしょう。

だからこの『骨子』に反することを、いくら「経綸」といったところで、本来の『経綸』ではないというふうに皆様方は断じて聞いておいて頂きたいですね。

こういう言い方をすると、◯◯さんなんか「何を言っているんだ。」と思うかもしれませんが、それは布教所へ行っていると、経綸の話が出て来るから・・・。

それで今度は◯◯之光教団ですと、新しい経綸、というような言い方をして来ますから・・・。薬を飲みながら浄霊することも新しい経綸なんだ、と説明してしまうので、そういうことは無いのだ、と。『文明の創造』を拝読しながら、よくよく認識させて頂きたいと思います。

私は解説のところで柔らかく○○Aを叩いていますが、その理由は何かと言うと、ここに、『今後における神の経綸の骨子であって』というふうに書かれているからなのです。

そして、『その破天荒的企図は想像に絶する』という御表現ですから、社会に迎合しては駄目だ、ということなのです。『破天荒的』というふうに仰っておられるのですから、余計に今までの社会の常識からすると破天荒なのですから。

だから、そちらに合わせていくとしたら『夜昼転換』ということは出来ないし、『地上天国建設』は出来ないのだということを・・・ただ今拝読した箇所はね、この一ヶ月間毎日拝読するぐらいの気持ちでいて頂きたいと思います。

何故かと言うと、『神の経綸の骨子』という、メシヤ様がこれほど明確に書かれていることは他の御教えでは読めないからです。

しかも、その内容が『破天荒的企図』ということですのでね。この点をこれから御神業を推進する上においてより一層ですね。自分の中に生かして頂きたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎楳木先生が「文明の創造」の校正をされている中で、改めて‶やはりこの御論文はメシヤ様が可能な限り全人類を救済して、この地上に天国を樹立する為に集大成をされているのだな”というような(大変有難い)メシヤ様の御心がヒシヒシと伝わって来るように思われたのだということ。

◎今回の御論文(『悪の発生と病』)の内容を受け止める上で、『神の経綸の骨子』と書かれているところ(上記参照)が一番重要なところなのだということ。

◎メシヤ様が『神の経綸の骨子』とお書きになられているような箇所は他に余りないのだということ。

◎私達は、この『骨子』に反することを、いくら「経綸」といわれたところで、‶本来の『経綸』ではないのだ”というふうに聞いておくのだということ。

○薬を飲みながら浄霊することも‶新しい経綸なのだ”と説明したりする教団(布教所)があるので、私達は、‶そういう(薬を飲みながら浄霊する)ことは無いのだ”と「文明の創造」を拝読しながら、しっかりと認識させて頂くのだということ。

◎メシヤ様は、『その破天荒的企図は想像に絶する』という御表現をされていますので、‶社会に迎合しては駄目だということなのだ”ということ。

◎私達が、社会に合わせていく(社会に迎合していく)としたら『夜昼転換』ということは出来ないし、『地上天国建設』は出来ないのだということ。

◎メシヤ様が、『神の経綸の骨子』ということを、これほど明確に書かれていることを他の御教えでは読めないので、『神の経綸の骨子』と書かれている箇所を、私達は、この一ヶ月間毎日拝読するという気持ちでいなくてはならないのだということ。

◎『神の経綸の骨子』は、『破天荒的企図』ということなので、この点をこれからの御神業を推進する上においてより一層自分の中に生かしていくのだということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

禁断の木の実は薬

楳木先生:

それから禁断の木の実は薬だったんだということがですね、意外と信仰が長い人でも読んだことが無い。知らない人が結構いますのでね。

また、改めてメシヤ様を教祖と仰ぐ教団の信者さん方と話す時には、「禁断の木の実は薬のことを言っているのですよ」ということを再確認しながら一層進んで行って頂きたいと思います。

そして、『人間薬剤さへ用ひなくなれば悪は発生しないのである。斯う判ってくると禁断の木の実、即ち薬剤こそ悪発生の根本である事が分るであらう。』というところですね。『悪発生の根本である。』というふうに書かれています。

それから『それを病気が治る作用と錯覚したのである。といふ訳で抑々此誤りこそ、今日の如き苦悩に満ちた地獄世界を作った根本原因である。』メシヤ様は『根本』というお言葉を二回使っておられますから・・・。

『悪発生の根本』、それから『地獄世界を作った根本原因』ということですね。これ程メシヤ様が『根本』ということを強調されておられることも珍しいので、この箇所についても繰り返し繰り返し確認しておいて頂きたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎信仰が長い人でも‶「禁断の木の実」が薬だった”のだということを、読んだことが無くて知らない人が結構いらっしゃるので、私達が改めてメシヤ様を教祖と仰ぐ教団の信者さん方と話す時には、「禁断の木の実は薬のことを言っているのですよ」ということを再確認しながら一層進んで行くのだということ。

◎‶禁断の木の実(薬剤)こそ、悪発生の根本であるのだ”ということ。

◎それ(薬を用い浄化作用を停止させる状態)を病気が治る作用と錯覚したことが、『今日の如き苦悩に満ちた地獄世界を作った根本原因である。』のだとメシヤ様は仰っているのだということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

現代人は錯覚状態にある

楳木先生:

しかもね、今取り上げた『根本原因である』と書いておられる文章の中にね、『病気が治る作用と錯覚した』とあります。この『錯覚』ということを、またよくよく認識しておいて頂きたいと思います。要するに今現代人は、錯覚状態にあるのだ、と。錯覚を起こしているのだ、と・・・・・。

例えば、◯◯くんが今だいぶ良くなって来ているのですけどね。痒い。手袋をしてあげないといけないくらい掻き毟(むし)る。そうすると、痒いのを抑えようとして仮に塗り薬を塗ったとして、痒いのは治まる、そうすると、普通の人たちはそれが病気が治ると錯覚をしているのだということなのです。

◯◯さんは、それでは治らないからちょっと見る目はかわいそうだけども親も我慢して子供も我慢しながら浄霊を頂きつつ根本的に治して行こうと、健康にしていこうと思っているから、真実が見えているということです。

そこで塗りたくった人とかは、みんな錯覚状態に陥っているのです。それから色々心配して、「あなたそれ大丈夫?医者行っているの?」と声を掛けてくれるのは、皆さん親切で言ってくれるのですけども、しかし皆さん錯覚の上でそういう言葉を発しているのだ、と・・・・・。

錯覚しているのだということを・・・・・また、ここも大事なところですのでね。しっかり拝読しておいて頂きたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎今現代人は、‶(薬を用い浄化作用を停止させる状態を病気が治る作用なのだという)錯覚を起こしているのだ”ということを、私達はしっかりと認識しておくのだということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

来るべき地上天国樹立の為の準備

楳木先生:

『而(しか)も一面原始人的健康であった人間は、前記の如く動物を征服し、生活の安全を得るに従ひ体力も弱ったと共に、智識は進んだので茲(ここ)に平坦な道を作り、馬や牛に車を牽(ひ)かせて歩行せずとも移動出来るやうになったのである。右は日本であるが、外国に於ては石炭を焚(た)き、レールの上を走る汽車を考え出し、一層進んで現在の如き自動車、飛行機の如き素晴しい便利な交通機関を作り出すと共に、他面電気ラヂオ等の機械を作る事になったのである。尚(なお)又人間の不幸をより減らすべく社会の組織機構は固より、政治、経済、教育、道徳、芸術等、凡(あら)ゆる文化面に亘(わた)って学問を進歩させ巧妙な機関施設等を作り、それが進歩発達して、現在の如き文明社会を作ったのであるから、帰する処来るべき地上天国樹立の為の準備に外ならなかったのである。』

ちょっと長いのですけども、帰するところ来るべき地上天国樹立の準備に外ならなかった、というふうに見て行きますと・・・。地上天国樹立の為の準備に外ならなかったわけなので、今度自分の生活ということを見つめた時に、自分の夫がどんな仕事をしているかということをまず考えてね。◯◯さんの耳にはあまりよろしく無いことをこれから話しますが・・・・・。

例えば◯◯家を考えていくと、夫はこれまで電気関係の会社に勤めて来た、と。文化的生活をする上では電気というのは非常に必要な訳ですね。電気は不可欠です。だからいわゆる理想社会の一部分である、電化生活をする為において地上天国建設に貢献をして来たのだ、と。

そういうふうにして、今度は自分の夫を見ないといけません。そして感謝をしながら生活をして、感謝の心を持って「行ってらっしゃい」と言わないとね。で、帰って来たら「地上天国建設のために、貢献、お疲れ様でした」とね。」

受講者:

三つ指ついてですか。

楳木先生:

そうそう、三つ指ついてね。(一同笑い)」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎(現在の如き文明社会が作られたのは)‶帰する処来るべき「地上天国樹立の為の準備」に外ならなかったのだ”ということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

主神様がメシヤ様に真理を開示された

楳木先生:

そして、最後のところですね。

『以上の如く医学の根本は、人間の悪を作り健康を弱らす目的にあるので、予期の如く現在の如き世界が出来たのである。処が之以上進むとしたら、逆に人類破滅の危険に迄晒(さら)されるので、最早之以上の進歩は不可とし、茲(ここ)に神は文明の大転換を行はんが為、私に対し真理を開示されたのであるから、之によって悪を或(ある)程度制約し、善主悪従の文明世界樹立の時となったのである。』

ここが、いわゆるこの項の結論でありますので、メシヤ様が簡潔に『医学の根本は、人間の悪を作る』ということと、『人間の健康を弱らす』ということが目的で作られたのである、と・・・・・。

だから、今日までのように物質的な文明が、文化が発達して来た、と。しかし、これ以上進むとしたら人類が破滅の危機に晒されるので、これ以上の進歩は不可とし、『ここに、神は文明の大転換を行うがために私に』・・・、だから、メシヤ様に主神様が真理を開示して下さったのだ、と。

このように主神様とメシヤ様の御関係を明確に示していただいていますので、細かく区切って拝読していくと、良く判ると思いますね。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。◎メシヤ様は、

  • 医学の根本は、「人間の悪を作るということ」と「人間の健康を弱らす」ということが目的で作られたのだとメシヤ様は、簡潔に仰っているのだということ。

② (①のような理由で)今日までのように物質的な文明(文化)が発達して来たのだが、これ以上(この状態が)進むとしたら人類が破滅の危機に晒されるので、これ以上の進歩は不可とされ、主神様がメシヤ様に真理を開示して下さったのだということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

御神体御奉斎の形式

楳木先生:

だから、「将来メシヤ様の御尊影を御神体にしたらどうか。」という意見もありますが、メシヤ様は斜めを御向きになっておられます。真っ直ぐを御向きになっておられませんね。御神体とすべきであるならばメシヤ様は真っ直ぐ正面をお向きになっておられないとね。

しかし、御神体にお参りしようと、皆さんがここへ座られると位置的にピッタリなのです。角度的に。この御尊影をお撮りになられたときに、正面を御向きになられなかったということは、今のこのような御奉斎形式を御想定の上でお撮りになられたのではないでしょうか。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎(上記のような諸々の理由により)、「将来メシヤ様の御尊影を御神体にしたらどうか。」という意見があるが、(今の御尊影を)御神体とすべきであるならば、メシヤ様は真っ直ぐ正面をお向きになっておられるのだということ。

◎御尊影をお撮りになられたときに、正面を御向きになられなかったということは、‶今のような御奉斎形式を御想定の上でお撮りになられたのではないか” ということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

主神様とメシヤ様の御関係

楳木先生:

『文明の創造』をお書きになられた時に、『私に対して真理を開示された』と、書かれておられますので、『私によって開示した』とはお書きになっておられません。

『文明の創造』をお書きになられた時に、『私に対して真理を開示されたのであるから、之によってある程度悪を制約し、善主悪従の文明世界樹立の時となったのでる。』 と書かれている訳ですので、神様のことを細かく書いてはおられませんけど、主神様と御自分の関係ということをこのように開示して下さっておられます。ですから、ここの項は物凄く有難い。

我々が今後信仰を益々磨きをかけて行く上でね。大変有難い書き方をされておられるかと思います。そういうふうにして繰り返し繰り返し拝読して頂けると我々の信仰が一気に引き上げられると思います。それを最初にお願いをしておきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎主神様が、『私(メシヤ様)に対して真理を開示された』とお書きになられているが、『私によって開示した』とはお書きになられていないのだということ。

◎上記の説明のように、主神様と御自分(メシヤ様)の関係ということを開示して下さっておられるので、ここの項は(主神様とメシヤ様の関係を認識する上に於いて)物凄く有難いのだということ。

 

「メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)」より抜粋つづき:

あの手この手で神の経綸の骨子を包み隠す

受講者:

骨子に繋がることとして、禁断の木の実は薬ということがはっきりと書かれています。この重要な教えを省いての『文明の創造』ではいくら素晴らしい英訳であったとしても全く異なったものとなってしまいます。キリスト教に迎合してしまったとも思えることで残念でなりません。

楳木先生:

そうね。やはりあの手この手で神の経綸の骨子をね、包み隠そうとしている。表に出さないように、出さないように、という取組みをしてきたということですね。

楳木先生:

こうやって『文明の創造』を拝読してくると、人類が全く“何故かな?”と思っていたことをメシヤ様が見事に解き明かして下さっておられます。拝読する度に魂が喜びに満ち溢れるのではないですか。」

受講者:

昭和二十三年の御教えでは少々抑え気味に書かれておられます。

「御光話(S23年)」

「アダムとイブが禁断の木の実を食って人類の原罪ができた意味……。」

『これは私ははっきり判りません。私としてのこじつけですが、禁断の木の実は薬のことだと思ってます。薬として考えればピッタリ合うんです。』

楳木先生:

まだ終戦直後だったから進駐軍の影響もあったからね、柔らかくお書きになっておられるのですね。

私は、最初に『禁断の木の実は薬だ』ということは、そっちの御教えを読んだのです。『文明の創造』を読んだのはズーッと後のことですのでね。最初に知ったのは問答形式の御教えです。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎今迄、あの手この手で「神の経綸の骨子」を包み隠そうとし、表に出さないような取組みをしてきたのだということ。

 

医学の根本は、人間の悪を作る』ということと、『人間の健康を弱らす』ということが目的で作られた

 

編集後記

責任者:

神の経綸の骨子

前回学んだ御教え(『悪と守護霊』)にあるように、『悪の九分九厘に対して、善の一厘が現はれ、絶対神力を揮って既成文化を是正すると共に、新文化を打ち樹る。早くいえば掌を反えすのである。』 之が今後に於ける「神の経綸の骨子」であり更に、「神の経綸の骨子」の破天荒的企図は想像に絶するのだということを今回は御教えいただきました。又、『医学の根本は、人間の悪を作り健康を弱らす目的にある』とも御教えいただいております。この2年間超のコロナ禍に於ける対処の仕方にしても、あの手この手で‶神の経綸の骨子を包み隠そうとしている(表に出さないように、出さないように、という取組みをしている)”と感じ、大変タイムリーな学びだったなと思います。皆さんはどのように感じられましたか?

汗ばむ日があるかと思えば、肌寒い日もある気まぐれな気候でもあります。どうぞご自愛くださいませ。有難うございました。

 

追記:

天国の福音書(重要御論文の再録)」を少しずつアップさせていただいております。私達が必要とする重要な御教えばかりだと思います。自己研鑽にお役立ていただけると幸いです。

 

※責任者より

 

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.125三重(平成23年6月分)

 

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