6月の学び2
はじめに
責任者:6月に向けての学びでは、「地上天国祭」の意義と由来についての学びを深めました。今回は、「スの御神体」「主神様」「メシヤ様」に真向う際の姿勢と想念の持ち方、物を識ったうえでの情報のうけとめ方と、浄化中の方へのお取り次する際のポイントをについて学ばせていただきます。
「メシヤ講座・特選集no.91(平成20年8月分)」より抜粋:
真の『幸福感』に包まれる
1.「信仰読本」改訂の意味
楳木先生:
前回の「御神体ご奉斎」特集に併せて、メシヤ様の“御神格を確定”という表現に触れたこともあり、問い合わせが多くありました。「信仰読本(入門と奥座敷)」に記してある参拝の姿勢を再確認していただければ幸いである、と強く感じたところです。また、御教えをよく拝読している方ほど様々な問い合わせを寄せてくださいました。
中でも、御神体そのものに対する「我々人間が主神様に直接ご祈願をするのは恐れ多い、というご趣旨の御教えが気になります。」や「そのご存在を考えると、主神様をご奉斎するのに、一般家庭のお床や壁が果たして相応しいのだろうか、ということを感じます。」などという声は、もっともな感懐であろうと思います。
しかし、御教えによって私達は主神様の御経綸ということを知り得ることができました。そして、「主神」、「経綸」という言葉は度々口にするのですが、これまで主神様に感謝するという心の営みは具体的になされていない面がありました。また、その御経綸に沿って生活する上で御力をいただく祈りも捧げて来なかった面があります。
メシヤ様は『表現し奉る言辞もなく、文字もなく、ただ無限絶対の力徳の中心であり、一切の根源であると申すほかはないのである』と御教えくださっております。限りなく高く貴く大きい御存在に対して感謝申し上げる術を提供している、ということが第一点にあります。
次に、「宗教宗派を超えた浄霊力伝授」ということがあります。このことに関わる御神体のお話は、重々しく伝わるきらいがあるのでこれまで控えていました。
宗教宗派を超えて浄霊力を授けるご啓示をいただいた折りに、御神体のお文字を示されました。ですから、御神体と宗教宗派を超えた浄霊力伝授はセットなのです。かと言って「宗教宗派を超えて浄霊力が伝授される」ということは、一旦体験してしまえば私を通してでなければならないということではなくなります。
宗教宗派を超えての浄霊力伝授は、各地で体験を重ねている人が急増していますので、ご啓示が確かであるということに外なりません。“間違いないものであった”のですが、これは 先ほども述べましたようにお伝えした時点で私の専売特許ではなくなってしまう性質のものです。
大勢の人がその恩恵に浴すことができることこそが喜ばしいことなのです。しかし、「素晴らしいことになった」と有り難がったり、「本来そうあるべきだ」としたり顔で論評するだけで良いものでしょうか。意義を承知すればする程、日々感謝の祈りを捧げ、御心に適う生活を送らせていただこう、と考えるのが本来の信仰者です。
もっとも、それならばメシヤ様のご尊影が御神体として相応しいと結論付ける方々も大勢いらっしゃいます。ご昇天後幾つかの教団で御神体としてご奉斎させていただいています。メシヤ様を求めるあり方として異論のあるはずはありません。しかし、その時点では宗教宗派を超えての浄霊力伝授は許されていなかったのです。今は、宗教宗派を超えて浄霊力の伝授が許される時を迎えているのです。
三点目としては、御経綸がなければ私達は地球上に存在を許されていませんし、今後も存在を維持することは出来得ません。そのことを深く受け止めて生活する姿勢づくりを日々行なう機会を持つ、ということです。
このように、主神様、メシヤ様に真向かう本来のあり方をお尋ねした時に、その答えとして御神体のご啓示をいただいたのです。そうした意義の再確認を図るために、昨年「信仰読本」を改訂したのです。
無限絶対の宇宙の主宰者という御存在に感謝を捧げ、「具体的な祈りをメシヤ様に捧げる」という姿勢が大切です。このことは、信仰読本「『祈りの栞』に寄せて(入門と奥座敷)」の「四、主宰神」と「五、教祖」の項に記述していますので、冒頭に述べたように再読していただければ幸甚です。
主神様とメシヤ様のご関係は曖昧なままに過ごされたことは事実です。そのために内紛が繰り返された訳ですし、分派を発生させてきました。これは人間の甘えであり、怠慢でもあります。そして、何よりも、ある企みに対する敗北でもあります。
そのことを自戒しつつ、主神様の御経綸を深く受け止め、メシヤ様の御手足として確かな歩みをさせていただきたい、と願っております。」
責任者:
ここでは、御神体御奉斎と参拝の意義を御教示いただきました。メシヤ様を信仰し「ス」「ゝ」の御神体に真向っている私達にとって理解しておかなければならない重要な内容だと思います。また、主神様の御経綸に対する認識を更に深める為にも、資料「主神様、主之大御神様」を一読下さい。(資料「主神様、主之大御神様」へ)
○『抑々、世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』という御教えから、私達は、主神様の御経綸を知ることが出来ました。その御経綸を司っておられる主神様(限りなく高く貴く大きい御存在)に対して、感謝を申し上げることが出来、また御経綸に沿って生活する上での、御力をいただくための祈りを捧げるのが参拝の意義であり、その祈りの場を、お許しいただくというのが御神体を御奉祭する意義だということです。
○楳木代表が、「宗教宗派を超えて浄霊力を授ける」というご啓示をいただかれた折りに、御神体のお文字をお示し下さったのですから、「御神体と宗教宗派を超えた浄霊力伝授はセットなのだ。」ということです。今、私達がお取り次している「宗教宗派を超えた浄霊力伝授」は、「ス」「ゝ」の御神体をいただいているからこそ出来るということになります。そのような時を経て、私達は「お光」なしの宗教宗派を超えた浄霊力伝授が許されているのだということです。
○御経綸がなければ私達は地球上に存在を許されていませんし、今後も存在を維持することは出来得ないのですから、そのことを深く受け止めて「無限絶対の宇宙の主宰者という御存在」である主神様に“日々感謝の祈りを捧げ、御心に適う生活を送らせていただこう”と想い実践していくるが本来の信仰者だということですね。
「メシヤ講座・特選集no.91(平成20年8月分)」より抜粋つづき:
2.情報の受け止め方
楳木先生:
主神様の御経綸を深く受け止めて生活させていただくあり方については、『物を識る』という御教えに基づいて幅広く情報収集を心掛けることが重要になってまいります。」
(以下割愛)
3.物を識らないと勘違いが起きる
楳木先生:
(前文割愛)
地球環境を教える地学にいたっては、選択率は1%を切っているというのです。地球環境を考える前提が綻(ほころ)びているのです。地学で得る基礎知識は、メシヤ講座で主神様の御経綸を学び合う場合に必要な知識の一つでもあります。
そうでなければ、大きな地震が来るとその地震自体を最後の審判のように捉えてしまうのです。日本列島北部には3つのプレートが交差していて、プレートは動き続けています。地震のエネルギーは周期的に蓄積されているのですから、何時かは地震が起こります。過去大地震は繰り返されており、それは最後の審判とは言えません。
地震が起こることを前提にして、普段の備えを怠らないことが大切ですので、その取り組みの不備さの度合い、あるいは対応の仕方のあり方に“型”を見い出さねばなりません。御教えによれば、物事の不備は“精神病”からくるのです。そして精神病の要因は『薬毒だ』と警鐘を鳴らされております。
こうした薬毒による精神病に加えて、突然変異原性による疾患の蔓延が、最後の審判の型なのです。
今回気候変動に対する考え方を長々と取り上げたことには、現代人に覚醒を促す願いがあります。多くの現代人が市場原理主義の濁流に流され、しかも世界情勢は猛スピードで変容しているために視野狭窄状態に陥っているからです。幅広い情報を基に柔軟な思考を心掛けることを願っております。」
責任者:
○大きな地震は最後の審判とはいえない。しかし、地震が起こることを前提にして、普段からの備えを怠らないことが大切だということです。
○物事の不備は“精神病”からくるのであり、精神病の要因は『薬毒だ』と警鐘を鳴らされているということ。
○薬毒による精神病に加えて、突然変異原性による疾患の蔓延が、最後の審判の型なのだということ。
○多くの現代人が市場原理主義の濁流に流され、しかも世界情勢は猛スピードで変容しているために視野狭窄状態に陥っているので、私達にとって大切なことは、幅広い情報を基に柔軟な思考を心掛けるということ。
「メシヤ講座・特選集no.91(平成20年8月分)」より抜粋つづき:
4.どのような問題にも対応できる御教えに基づく知識
楳木先生:
8月は、突然変異原性による疾患の代表である癌について面接する機会がありましたが、その方は、創価学会に長年所属されて、確固たる信仰をお持ちの方でした。
この場合、私達は大要三つの観点からお話ができます。一つは、癌そのものの発症メカニズムです。突然変異原性によって遺伝子に傷害を受けた細胞はアポトーシス死するか、遺伝子の突然変異による細胞の癌化を招くことが判明しています。そのことから、自らの健全な細胞が突然変異を起こし癌細胞に変異することは広く知られてきました。
また、突然変異原性のあるものは、環境ホルモンなどの名称で知れ渡り、薬品類をはじめとする毒性の強い化学物質であることも知られてきました。ご本人の衣・食・住の中に特定される原因を見い出してもらいます。
二つ目は、毒性の強い化学物質を生活の中から排除する努力を心掛けることが予防の眼目であるということです。薬毒と無縁の生活を心掛けること、自然農法による農産物や食品添加物を使用しない食品による食生活の推奨などです。
また、精神生活によって自らの体内に各種化学物質が作り出される角度から、何気ない生活の中で続けられる心・言・行を見直すことも重要です。無意識の内に続けられる精神活動が大きな要因になることもあるからです。
そして、三つ目には絶対的な救済力である浄霊です。幸いにも入会しなくとも浄霊力を授かる時代を迎えており、改宗する必要がない訳ですので、学会の方へも気軽に話すことができます。
しかも浄霊力に対して、長いスパンで見るならば日蓮上人も関わっていることになります。何しろ『夜昼転換』の黎明期は日蓮上人の出現によってなされたことは、御教えによって知るところだからです。以前のメシヤ講座とも重複いたしますが、日蓮上人は万巻のお経全てに目を通し仏教の真髄を会得し仏教改革に立ち上がりました。
日本の伊都能売神皇が釈迦に仏教の教えを垂れたことも知り得たのです。だからこそ、仏教改革のための祈願を伊勢神宮で執り行なっているのです。因みに本来の日蓮宗の僧侶は天津祝詞を奏上することができます。
日蓮上人の仏教改革は、当時為政者と癒着し堕落していた僧侶達の企みによって迫害されたことは周知の通りです。面接した相手の方が“日蓮上人の精神”を求め“自らの信仰の延長線上に浄霊力がある”と認識することができるならば、浄霊力を拝受することができるのです。
親子で面接したのですが、80歳を超えるご本人は浄霊の話を受け入れるにはまだハードルが高いようでした。娘さんの方は、柔軟に捉えることができ浄霊に関心を示されました。御教えに基づいた話や最新の医療情報には大いに理解を示す訳ですから、ご案内された方の取り組みによって、必ずや許されることと思います。
ところで、面接の際に印象に残ったことがあります。“お題目を唱えると薬師如来が働かれて服用した薬がより良い効果を上げる”というように、教えられていることでした。『夜の時代』を象徴するような教え方でした。この話の内容から、『散花結実』の意味を噛み締めさせられると共に、時期の到来を痛感したのでした。
どのような方にも自然な形で対応できるのは、御教えによって真理を知らされているからであります。また、『宗教と科学の一致』という御論文をいただいていることで、御経綸という大きな視座で科学の発展を捉えることができるという幸せな境遇にあるからでもあります。」(御教え『宗教と科学』全文へ)
責任者:
ここでは、突然変異原性による疾患の代表である癌について、お取り次する際の要点を以下のように、御教示いただいております。
○一つ目は、自らの健全な細胞が突然変異を起こし癌細胞に変異する原因を、ご本人の衣・食・住の中に見い出してもらうということ。
○二つ目は、予防の眼目であるとして、毒性の強い化学物質を生活の中から排除する努力を心掛けるということと、精神生活によって自らの体内に各種化学物質が作り出されるということから、何気ない生活の中で続けられる心・言・行を見直すことも重要だということ。
○三つ目は、絶対的な救済力である浄霊力(宗教宗派を超えて拝授することのできるので)拝受を推奨するということ。
「メシヤ講座・特選集no.91(平成20年8月分)」より抜粋つづき:
5.御教えのお蔭で大きな視座でものを考えられる
楳木先生:
(前文割愛)
こうした情報を垣間見る時に、改めて『御経綸』という意味が重要になります。一切は宇宙の主宰者によって仕組まれたものであるからです。そのご意図をメシヤ様によって知らされております。最大の関心事は地上天国を樹立するということと、その天国に住する有資格者をつくるということです。
また、どのような時期に存在が許され、どのような時期に淘汰されてゆくのか、人間の身である私達は御教えを拠り所として状勢を見極めねばなりません。かと言って覚りが開け過ぎると、『解脱』の御教えにありますように活動力が鈍りますので、御神体について触れた項と併わせて考えていただきたい、と願います。」
6.因縁使命
(全文割愛)
7.お言葉『浄まった者それぞれに因縁通りに諸々の御用を申しつける』
楳木先生:
前回「地上天国祭」を執り行なわせていただいた際に『いよいよの時、初めて諸々、浄まった者それぞれに因縁通りに諸々の御用を申しつける。』というお言葉が、胸に迫った旨の話をしました。
それは、地上天国祭で集団浄霊を取り次がせていただいた際に、整然と座す参拝者の姿を目の当たりにして大変な感動を覚えたからです。“零に近い形で発足してこのように素晴らしい人材がよく集まったものだ”という思いが込み上げてきて、胸が熱くなったのです。
御祭りを前に、各支部責任者の方々から「支部月次祭の御玉串料は言うに及ばず、家庭祭、大黒様のお祭り、家庭慰霊祭それぞれの謹書された御玉串料が感謝献金と共に届けられるようになり、真摯な信仰姿勢に感動しながら歩ませていただいています」という報告が届くのと相俟って、一人ひとりが静かながら熱気を帯びる佇まいに大きな力を感じたのです。
また、メシヤ様がフランス「パリ・マッチ」誌主筆のレイモン・カルティエ氏とご面会して『私が生きているうちに、世界をその必要がないくらいにしますからね(明主(メシヤ)様 レモン・カルティエ氏夫妻と御対談全文へ)』とお答えなられた内容を考察する時に、その判断は今回の情報サイトの内容とも関わってまいります。
それらには、世界や日本の闇の部分を明らかにする内容も含まれているからです。庶民が翻弄されてきた数々の裏事情が掌握できます。しかし、判断が分かれる点も多分にありますので、明文化せず口頭で伝えるのみに留めておきます。
情報過多はともすると混乱を招くものですが、私達の思想の根底には真理の御教えがあります。迷いが生じないことこそ、“真の『幸福感』に包まれる”ということです。
数々の情報を踏まえて、より『浄まった者』を目指すために人間形成に努める意欲が膨らみます。そして、主神様の御経綸に感謝の祈りを捧げつつ、絶対的存在を意識して各分野で献身している方々と手を携えて、理想世界実現を目指してゆく決意を強く促されました。それはメシヤ様からです。」
編集後記
責任者:
受け取る部分も受け取り方も、皆それぞれだと思いますが、皆様はどこをどのように受け取られましたか?
個人的には、本当に今更ながらですが、「ス」「ゝ」の御神体と「宗教宗派を超えた浄霊力伝授」は一対だということの認識を深めることが出来ました。無限絶対の宇宙の主宰者という御存在である「主之大御神様(資料「主神様、主之大御神様」へ)」に感謝を捧げ、「具体的な祈りをメシヤ様に捧げる」という姿勢や、そのご神体に真向う上での御神格に対する認識を資料をもとに整理し、高めて参拝に臨ませていただかなければならないと強く思わせていただきました。
また、『いよいよの時、初めて諸々、浄まった者それぞれに因縁通りに諸々の御用を申しつける。』というお言葉がありますので、メシヤ様から御用を申しつかるような『浄まった者』を目指して日々を過ごしていかなくてはならないと思っております。
※責任者より
引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。
引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。