研鑽資料no.21(2019年8月)

9月に向けての学び

はじめに

責任者:

8月に入り台風の影響で猛暑が続いております。体調の管理を心がけて下さいますようお願い致します。

さて、8月4日新しく整った神床に御神体とメシヤ様の御尊影を御遷座申し上げ、「結ノ和」としての新たなる出発をお許しいただきましたことを御報告申し上げます。

今回は、コツコツ積み上げてゆく学びの第一歩として、メシヤ講座で楳木先生がお話しされた「メシヤ様という御方の実像」の内容を通して始めさせていただこうと思います。

「メシヤ講座・特選集no.66(平成18年7月分)より抜粋:

(前文割愛)

「景仰」を如何ように拝読するか(6

はじめに

楳木先生:

メシヤ様には、生涯一貫して実践されたことがあります。

挨拶をする。嘘をつかない。時間を守る。約束を守る。整理整頓をする。物を大切にする。無駄をしない。言葉を大切にする。等々です。

やろうと思えば誰にでもできること、一見簡単な至極当たり前なことを途中でやめることなく、教祖となられてからもず-っと行なわれました最高位のご神格を有された後も、‘今日ただ今、できることをする’という姿勢を貫いておられます

また、教祖となられてからのご多忙な毎日でも、全国紙に目を通されチェックし、夜他のお仕事をされつつ奉仕者に読み上げさせておられます。散歩の際にもラジオを携帯して社会情勢に御耳を傾けられておられます。しようと思えば誰にでもできる形で‘情報収集’をされています

一例ではありますが、この一貫して取り組む御姿こそがメシヤ様の実像です。」

 

責任者:

ここでは私達の教祖の実像を明記されています。私達信徒にとって大切な事柄ですので併記いたします。

○メシヤ様は、挨拶をする、嘘をつかない、時間を守る、約束を守る、整理整頓をする、物を大切にする、無駄をしない、言葉を大切にする、一見簡単な至極当たり前なこと、しようと思えば誰にでもできる形での‘情報収集’を一貫して取り組まれたということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.66(平成18年7月分)より抜粋つづき:

『説くのは私、まとめるのはきみたち』の項

≪本文≫

明主様(メシヤ様)は、『私の指導を受けていればいいんだ』といつも言われました。

それで私はある日、「それを、ひとつひとつ守って行けばよろしいのですか」と申し上げますと、明主様(メシヤ様)は、『そうだ』とおっしゃいました。

そういうことから、御神書(宗教篇)をまとめ、整理するという仕事が始まりました。

このことについても、ひとつひとつ伺ったところ、明主様(メシヤ様)は、『聖書だって、弟子が書いたんだ。そういうことは、きみたちのやることだ。私は時に応じて説く。それをまとめるのはきみたちだ。それをいちいち私にきくことはない』とおっしゃいました。

そして、明主様(メシヤ様)は、『これからの若い者は、教えがしっかり入っていなければならない。教えを通して思想性を身につけておかないと、いい仕事は出来ない』とおっしゃいました。(教会長)

≪解説≫

楳木先生:

この一文は、私達に大きな示唆を与えてくれるものです。

まず、メシヤ様の『指導』を「ひとつひとつ守って行けばよろしいのですか」という問いに『そうだ』とお答えになっています。救世主としての絶対的な自信に満ち溢れたお言葉です。

このお言葉通りに、御教えに従って実践すれば必ず鮮やかな奇蹟をいただき、私達は確信を深めてまいりました。メシヤ様として現界にお出ましになり、私達に救いの力と方法をお授けくださった訳ですから、その通りにすれば必ず御守護いただけるのは当然と言えば当然なのですね。

換言すれば、御教え通りに実践して御守護をいただけないほうがおかしいのです。また、抱えている問題の解決が許されないというのもおかしいのです。御教えに沿って対応すれば、方向性は自ずから定まるからです。」

 

責任者:

ここでのポイントを併記いたします。

○私達は、御教えをしっかり拝読し、その教えを通して思想性を身につけておかないと、いい仕事は出来ないということ。

○御教えに従って実践すれば必ず御守護いただけるということ。

○抱えている問題の解決も御教えに沿って対応すれば、方向性は自ずから定まってくるということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.66(平成18年7月分)より抜粋つづき:

『時に応じて説く』

楳木先生:

守るべき御教えを「教」として、それに基づいて世の動きを見て「論」を展開する。この「論」というものをお説きになることを『時に応じて説く』と、仰ったのであろうと拝察できます。

メシヤ様は、絶対的な救済力をお示しになりつつ、ご自身の御経綸上の位置関係を数々の詩歌で詠まれております。収録されている『詩歌集』を垣間見た上で私達の心得ておくことは、『新聞、ラジオを通して時代の動向を見極め、主神様の御経綸を把握されていた』という点です。これは、私達の歩む道を踏み誤らせないための範でもあります。

『時代の流れこそ、主神様の御経綸の現われである』というご認識がおありになった、ということを私達がまず認識していなくてはなりません。そうしなければ、教線の拡大と共にカルト化してしまう恐れがあるからです。また、大きくなれば既成宗教化してしまう危険性もあるからです。」

 

責任者:

私達は、メシヤ様は『時代の流れこそ、主神様の御経綸の現われである』というご認識がおありになったからこそ、『新聞、ラジオを通して時代の動向を見極め、主神様の御経綸を把握される』という範を示されていたということを認識していなくてはならないということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.66(平成18年7月分)より抜粋つづき:

『まとめるのはきみたちだ』

楳木先生:

次に『聖書だって、弟子が書いたんだ。そういうことは、きみたちのやることだ』とおっしゃっておられます。このお言葉が御神業を受け継ぐ者のあり様だと拝察できます。

前述のように決して動かされない「教」があり、時に応じて展開された「論」がありますが、「論」はさらに時代の推移とともに変化することもある訳です。

「世界救世(メシヤ)教 教義」について考えますと、『抑々(そもそも)世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立するべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』は不動のものです。公式にご発表された御神名も唯一無二です。

ところが、『・・・主神は吾等の教主岡田自観師に救世の大任を下し給い・・・』というところは、現在では変わらなくてはなりません。教主という御座も代わられていますし、まして弟子の立場からすると、『救世主(メシヤ)』という尊称が自然に出てまいります

メシヤ様は、御自ら『自分がメシヤである』とお述べにはなっていません。だからこそ、聖書を引き合いに出されているのです。また、『救世主八大資格(「観音講座」第三講座へ

』を述べられ、『その条件を具備する者を見出せば、其(その)時こそ彼に指導を受け、光明を被る事を得る。』とされております。

そして、『開教の辞』の中では、『・・・観世音菩薩の御働きも救世主(メシヤ)のそれとなるのは勿論である、即ち化身仏であらせられた観世音菩薩は茲(ここ)に仮面を脱いで、御本体である神の御働きとなり給うのである。』と明言されております

そのことから、『主神は吾等の教主岡田自観師に救世の大任を下し給い』というところを『主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い』とするのは当然なことであります。また、その作業もこのお言葉に基づいて執り行ったことなのです。

しかも、教祖のご神格がより明確になり、そのことを信ずるところからご昇天後の新たな信仰が始まるのです。(「<神界通信>より」参照)」

 

責任者:

ここでは、私達メシヤ様の信徒にとって大変重要な事柄を御教示いただいておりますので、ポイントを併記いたします。

○『聖書だって、弟子が書いたんだ。そういうことは、きみたちのやることだ』という御言葉は、御神業を受け継ぐ者のあり様であるということ。

○私達には、メシヤ様からいただいた「教(決して動かされない)」があり、時に応じて展開された「論(時代の推移とともに変化する)」があるということ。

○『抑々(そもそも)世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立するべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。(『世界救世(メシヤ)教 教義』)』は不動のものであり、公式にご発表された御神名も唯一無二のものだということ。

○現在では『・・・主神は吾等の教主岡田自観師に救世の大任を下し給い・・・(『世界救世(メシヤ)教 教義』)』というところを、『主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い』とするのは当然であり、この作業はメシヤ様の『まとめるのはきみたちだ』というお言葉に従ってなされたのだということ。

○弟子の立場からすると『救世主(メシヤ)』様という御尊称が自然に出て来るということ。

○メシヤ様は、『開教の辞』の中で『・・・観世音菩薩の御働きも救世主(メシヤ)のそれとなるのは勿論である、即ち化身仏であらせられた観世音菩薩は茲(ここ)に仮面を脱いで、御本体である神の御働きとなり給うのである。』と明言されておられるということ。

○私達の信仰は、メシヤ様のより明確になった御神格を信ずるところから始るのだということ。

 

「メシヤ講座・特選集no.66(平成18年7月分)より抜粋つづき:

『思想性を身につけておかないと、いい仕事は出来ない』

楳木先生:

以上のような基本の上に立って思想というものを考えてみれば、各個人の体験に基づいた発見や学び、悟りというものが‘点’として生まれ、それらが御教えと結びついて線となります。御教えの実践と学びを積み重ねることで、線はやがて面となります。

更に、それらに時代性が加わって原因と結果が把握できるようにもなり、思考が立体化してゆきます。このように立体的な思考体系ができ上がってゆくと、思想性が身に着いてゆくということになります。

メシヤ様は、御教えの拝読を強く求められると共に、『思想性を身につけておかないと、いい仕事は出来ない』と、釘を刺されています。肝に銘じておきたいところです。

そして、前述のように「教」、「論」がしっかり組み立てられて、現代社会でどのように生きるかが「律」です。これが何時もお話しする「教・論・律」で、宗教生活の基本になります。また、この「律」には、冒頭述べましたようにメシヤ様が生涯実践された項目が大前提としてあります。

メシヤ様が示されたそのままに取り組む姿勢が私達にある限り、どのように大きな組織形態となろうとも、自分で自分を守ることができるのです。自分を守るとは、邪神に乗ぜられない、という意味であることは申すまでもありません。(以下割愛)」

 

責任者:

ここでも、私達にとって大変重要な事柄を御教示いただいておりますので、ポイントを併記いたします。

○立体的な思考体系ができ上がってゆくと、思想性が身に着いてゆくということになるということ。

○メシヤ様は、「御教え」の拝読を強く求められると共に、『思想性を身につけておかないと、いい仕事は出来ない』と、釘を刺されていますので、そのことは肝に銘じておきたいところだということ。

○私達には、メシヤ様からいただいた「教(決して動かされない)」があり、時に応じて展開された「論(時代の推移とともに変化する)」があり「律(メシヤ様が生涯実践された項目を大前提とした)」があり、それらが宗教生活の基本になるということ。

○メシヤ様が示されたそのままに取り組む姿勢が私達にある限り、どのように大きな組織形態となろうとも、自分で自分を守る(邪神に乗ぜられない)ことができるということ。

 

編集後記

責任者:

今回は、メシヤ様の実像を通して、宗教生活の基本的な捉え方を学ばせていただきました。御教示のポイントを纏めさせていただきながら、“天職使命を自覚し、それを果たして行く、更には因縁使命を自覚し、地上天国建設のお役に立たせていただく、その為にも尚一層基本に立ち返っての学びをさせていただかなくてはならないなぁ。”と強く思わされました。

今回は以上です。有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座・特選集no.66(平成11年7月分)

 

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