2月に向けての学び
はじめに
責任者:
1月も中旬を迎えようとしております。皆様は年末年始からの日々を如何お過ごしでしたでしょうか?
さて今回は、元号が令和に変わり初めての節分、立春祭を御教えに則って執り行わせていただき、神威弥増す中で御神業を担わせていただく、その姿勢づくりのために、メシヤ講座での内容を再度確認させていただきたく思います。
「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋:
(前文割愛)
節分祭の由来とも関係する‘隠退劇’
楳木先生:
『国常立尊(「御講話(昭和29年2月4日)」へ)が天下平定の御経綸を(九千年前に天照皇大御神様から)申し付けられたが、最初は良く治まったが、余り厳格な神様ゆえ人民が窮屈になりしため、どうしてもやり切れんようになった。そこを見て取ったのが盤古神王(中国統治神)の子天之若彦命である。この命が国常立尊を排斥する運動を起こしたのである。
これに共鳴者が非常に多かった。そして盤古神王を押し立てんとしたが、盤古神王は善良でおとなしい神様で力がないから、この神を立てれば楽ができるからと、看板に盤古神王を立て、実権は天之若彦命が握り世界統治をやられたのである。
このため国常立尊は隠退遊ばされたのである。このご隠退は東北へとなされたとなっているが、世界から見ると日本であり、日本からすれば東北、即ち艮(うしとら)へご隠退されたためにこの神様のことを艮金神(うしとらのこんじん)と申し上げるのである。日本の艮はどこか、北海道の芦別山にご隠退になられたのである。また一方幽界では閻魔大王となられたのである。神様は霊分身がご自由であるため、幾柱にも分かれることができるのである。
そこで伊都能売神様は、一方インドにて観音になられ、一方は兄の花姫尊(梅の花)となられて富士山にお鎮まりになられ、また、一方は金龍となって近江の国の琵琶湖へお隠れになられたのである。富士山と琵琶湖を邪神に占領されたならば、日本は危険であるからである。
富士山はなぜ大切かと言うと、人間で言うと富士山が臍(へそ)であるからである。人間の体としても臍は一番大切なところとすればその意からである。そのため兄の花姫尊となられ、金龍となられてこの二ヶ所を守られたのである。
豊雲野尊(とよぐもぬのみこと)は国常立尊の妻神様であるが、夫神様の犠牲となられ坤(ひつじさる)の方へご隠退になられた。坤の方とは鬼界ケ島の事である。日本の西南に当たるところである。この神様が思兼尊(おもいかねのみこと)様である。
また一方分かれて木の花咲耶姫命になられてインドに行かれて釈迦となられたのである。木の花咲姫命の木の花は桜の花の事である。(「観音講座㈢、観世音の本体」へ)』
楳木先生:
節分は本来‘厳格な神様を排斥した成功記念日’ということになります。また天之若彦命はこのことから天邪鬼(あまのじゃく)の語源になったとされています。また、節分の豆撒きは‘鬼は外’と唱えますが、邪な心を持つ者から国常立尊様を拝見すると鬼に見えたところから来ています。豆を煎るのは‘煎った豆から芽が出るまで隠退し続けろ’という呪文を唱えたからです。いくら風習とは言え、恐ろしい事に加担している事になりますね。
メシヤ教では、正しい神様を排斥した人類の罪をお詫びする祭典だと、節分祭のことを受け止めています。ですから、罪穢れを祓うために大祓祝詞である神言(資料「神言の手引き」へ)を奏上するのです。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎私達にとって節分祭は、“正しい神様を排斥した人類の罪をお詫びする祭典なのだ”と受け止め、その罪穢れを祓うために大祓祝詞である神言を奏上するのだということ。
(中略)
「メシヤ講座・特選集no.24(平成15年1月分)」より抜粋つづき:
立春祭の意義
楳木先生:
節分祭を厳粛に執り行い、神言を唱え、人類の罪穢れをお詫びし、『天の岩戸開き』に精進する誓いを申し上げますと、翌日の立春祭から神様の揮われる神威が弥増します。弥増す神威の象徴は『浄霊力』と『浄化力』となって現れます。
『浄化力』は、誤魔化しが暴露されるということです。厳格な神様を隠退させ誤魔化しを重ねてきた事が白日の下に晒され、暴露されるということです。個々人においては罪穢れの清算です。しかし恐れることはありません。主神様は『浄霊力』を私達に授けてくださっています。浄霊に縋って乗り越えて行けばよいのです。
教えに『神様はいろいろさせて、それによって神代の罪を今帳消しになさる』とあります。私達の身辺に起きる事象はそうした背景がある、という認識が必要ですね。そして、主神様のご意図に沿った教義に則りお祈りを捧げることが大切なのです。その祈りに取り組んでくださる方々が増えていますことに心から感謝致します。」
(後略)
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎厳粛な気持ちで節分祭を執り行い(神言を唱え、人類の罪穢れをお詫びし)、『天の岩戸開き(「御講話(昭和10年2月11日)へ』に精進する誓いを申し上げると、翌日の立春祭(旧正月)から神様の揮われる神威(その弥増す神威の象徴は『浄霊力』と『浄化力』)が弥増すのだということ。
〇『浄化力』は、厳格な神(国常立尊)様を隠退させ誤魔化しを重ねてきた事が白日の下に晒され、暴露されるということであり、個々人においては罪穢れの清算だということ。
〇個々人において浄化(罪穢れの清算)が起こってきたとしても(主神様は『浄霊力』を私達に授けてくださっているので)、恐れることなく浄霊に縋って乗り越えて行けばよいのだということ。
〇私達の身辺に起きる事象(浄化)には(『神様はいろいろさせて、それによって神代の罪を今帳消しになさる』というような)背景がある、という認識が必要なのだということ。
編集後記:
責任者
楳木先生は、「節分祭は、メシヤ様がなされた祭典ということではなく、許す側のメシヤ様に対して私達が執り行うという祭典です。そして、お詫びをさせていただいてこそ、立春祭を期して神威弥増すのです。」と毎年御教示下いました。
メシヤ様は、『立春祭を期して神様の揮われる神威は弥増す』と御教え下さっております。
今回の研鑽資料は、メシヤ様と御神縁によって繋がる全ての人が、立春(年頭)にあたり、新たな自覚を持ち、“メシヤ様へ直に繋がり、偉大で深淵なる御力を賜ることを心掛けることができるように”との思いを持って纏めさせていただきました。
資料を纏め終えて、「節分、立春祭の意義」をより一層深く肚に落とし、「神言の真意」を理解した上で祝詞の奏上を許されますよう努めさせていただき、節分、立春祭を迎えさせていただこうと思いました。
なお、節分でお詫び申し上げる「国立常尊様」というご存在についての御教えを編集し研鑽資料として作成させていただきました。
そして、罪穢れを祓うための大祓祝詞である神言の資料も作成いたしましたので、(補)研鑽資料としてお使いただきたく思います。
有難うございました。
※責任者より
引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。
引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。
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