7s-13、子宮疑似癌について

「御教え集」5号、昭和27(1952)年1月15日発行

「五十四歳の婦人、二十年程前腰痛にて医診の結果、子宮に毒結の固まりがあると言われ薬剤を二回程服用、人婦湯を服用し治りましたが、以後四、五回腰痛があり、人婦湯を続けておりました処、本年四月腰痛の激痛の為医診を受けましたが、子宮がんとの事でさっそく岡山医大にて手術の予定のところに、お道のお話を聞き、御浄霊を戴いておりました。本人も六月入信、御神体並びにご屏風観音様も御奉斎させて戴きました。七月ころより下腹部の激痛のご浄化を戴き、背部と尾てい骨のご浄霊にて楽にさせて戴き、なお本人は脳溢血症状にて、話中聞き取り難い点がありましたが、前後頭部、延髄のご浄霊により普通状態にならせて戴きました。おり物は八月に一回少量ありました。下腹部の痛みは今月まで続いております。家族の者の、腹及び背部のご浄霊一時間程で一時楽になりますが、私(教師)が尾てい骨と背部を二十分位致しますと、痛みが取れますが、また痛みます。尚みぞおちよりへそに固結があり、痛む時は固結の脈拍が非常に高くなります。ご浄霊の箇所をご教授お願い申上げます。」

『人婦湯–これは漢方薬だね。これは子宮癌じゃありません。子宮癌は痛まないんです。本当の癌ならばね。これはやはり、毒血ですね。月経みたいなものです。やっぱり、薬毒も混じってますからね。ですから気長にやったらなおりますね。癌は–少し痛みますが、強い痛みはないものなのです。痛みがあるものなら治り良いんですよ。治るものですからね。従って、痛むもの程安心なんです。痛まないもの程治らない–と言う事はないが、治り難いんです。こう言う人なんか、割合に早く治る訳ですがね。これも出来るだけ力を抜いて–箇所は痛い処だけでいいんです。そうして、下の方に溜まっているから、上の方の毒が下りていくんです。ですから頭から背中ですね。そう言う所をよく調べて、熱とか痛み–固まりがあるから、それから溶けて下にいって、腹に固まるとかなんですね。』

(御教え)

「四十六歳の女、子宮癌にて多量に出血し、昨年十月よりご浄霊致しおりますが、腹痛甚だしく、食欲減退し、日々に衰弱し就寝するようになりました。このご浄霊法をご教示下さい。」

『これは腰の方に毒があるんですよ。本当の子宮癌じゃないですね。この多量の出血ってのは月経の固まりですよ。これは平均浄化で熱をもって、その熱の為に食欲がなくて衰弱するんです。腰をよく浄霊すればいいんです。こんなのは訳なく治るはずですがね。霊力が足りないんでしょう。』

「はい、させて戴いて居る人は、始めてから余りまだ日数が経っておりません。」

『そうでしょう。大元は腎臓ですよ。腎孟の裏側の方に固まりがありますからね。そこを充分するんです。何でもなく治りますよ。』