4-1、2)現代医学には科学性がない

1.病気になって服薬するという事は、常住服薬の効果で健康であったが、一時薬をよした為に発病した。従ってまた服薬すれば健康になるという理屈と同じ事

 

「御教え集」26号

昭和28(1953)年10月15日発行

病気によって薬を飲むという事は、つまり始終薬を飲んで健康だった、それがたまたま薬を止した為に、病気になったというのです。丁度不断メシを食っているのでピンピンしているが、ついメシを一度か二度抜いた、だから弱って働けない、それで早くメシを食って腹をくちくしろ。それで食うと、くちくなって働けるという理屈です。だから薬を飲んでいたために達者でいたのだ、処が薬が切れたので弱ってしまった、要するに病気になった。だから薬を入れればまた達者になるという理屈と同じ事です。ここをよく考えてみると分かります。浄化作用という事を知らないで、ごく常識的に平凡な理屈で考えてみても分かります。〝あなたはこの頃大変体が弱った様ですね〟〝ええどうも薬が切れたのでこんなになりました〟〝では薬を沢山、なるだけ強い薬を飲みなさい〟というので強い薬を沢山飲んだら快復した、というのが今の人です。処でごく山奥の人や、下層階級の人や、また全然何も知らない人は、薬を飲まないから、そういう人は体が弱くなっていなければならないのです。それから昔は弁慶とか、いろいろ強い人がいましたが、そういうのは薬をウンと飲んでいなければならないのです。処が文明時代と言われるようになってから、だんだん弱って来ているのです。それで今は世界中が大騒ぎになって薬を飲ませようとしているのですから、これはどうも変な話です。それで薬を飲まないから丈夫で、丈夫だから薬を飲まないという人が沢山あります。処がどうも不思議なのです。〝大体薬を飲むから丈夫なのではないですか。あなたみたいに薬を飲まないで丈夫という事はおかしいではないですか〟という事になったら、これは大変におかしい事になります。だからそれだけの簡単な理屈が分からないのです。 そうして今度は浄化作用が分かってからの話ですが、そうすると、その薬を飲むと、近頃のように新薬などがドシドシ出て――新聞広告などは薬の広告で埋まってます――そうして飲んで、結局命まで無くするのですが、平凡に考えてさえその馬鹿さ加減が分かります。今度はそれ以上にマイナスになるとしたら、全く馬鹿を通り越しているわけです。そういう事の理屈が分からないだけは馬鹿で済みますが、今度はそうして苦しんで命を縮めるという事は、馬鹿よりか以上です。そこで(超愚)という題をつけるよりしようがないのです。

 

2.薬というものは全部麻薬であるため一時的に効果を奏するので幻惑された

(イ) 麻薬は急激に効果を奏し、他の薬はジリジリ来るため、麻薬は恐ろしいが、薬毒は恐ろしくないという、甚だ矛盾した考えがありのままの姿である。

 

「御教え集」14号

昭和27(1952)年10月15日発行

 

御論文『医学断片集 薬と名の付くものは全部麻薬なり(栄光 174号)』

これをよく信者に説明してやる事です。胃が悪い、苦しい、気持ちが悪い、というので胃の薬を飲む。そうすると一時良くなる。頭が痛い、するとノーシンを飲むと一時良くなる。だから一時良くなるけれども、そういった胃が苦しいとか胃痙攣が起こるとか頭が痛いとかいうのは、胃病の薬や消化薬を飲んだその結果です。消化薬を飲むと腹が減って美味しくなるから、うっかりそれに惚れて一寸具合が悪いというとやる。それが麻薬と同じですから、遂にはやっぱり気持ちが悪くなる。で、一日一服飲んだのが、しまいには二服三服とだんだん薬を強くするが、これは麻薬の経路と同じです。最後には麻薬をやらなければ苦しいので、麻薬を泥棒してまで買って使う――そういうふうになります。ただ麻薬の方は急性です。急激に来る。それから他の病気の薬は慢性です。だからして急激に来る麻薬の方は恐ろしがって、ジワジワ来る薬毒の方は恐ろしいとは思わないという、甚だ矛盾したおかしな話なのです。それが現在のありのままの姿なのです。だから一切の薬は麻薬と、こういう具合に思って――無論信者の人は思ってますが、そういう具合に説明すると一番分かり易いと思います。そこで結核にしろ、ヒドラジッドをやった所が熱が非常に下がって食欲が増えた――それは食欲というのは熱が一番関係があるのですから、熱が下がれば食欲は出ます。食欲が出るから肥って来る。そういうような具合だから、非常に効いたようにみえる。処が最近は二、三週間で元通りになって、結核菌は悪性になっているという事を聞きましたが、麻薬が二、三週間で効かなくなったという事です。それについてもだんだん霊界の浄化作用が強くなると、今まで半年も一年も効いた麻薬が段々効かなくなって、今読んだように(この頃薬が効かなくなった)(先には大変効いた薬だ)というのを考えてみれば分かるのです。考えてみて、何処までもそこを徹底してみれば、分からない筈はないのだが、そういった観念も起こらないのです。ただ、つまり薬迷信に陥り過ぎてますから、薬のためという事に考え付かないのです。それ程ひどくなっているのです。処が人間の身体は、何も二十年前や三十年前と違ったわけはないのです。人間の身体というのは何千年何万年前と理屈は同じです。それが単に十年か二十年前に効いたものが効かなくなったという、そんな馬鹿な話はないのです。処が効かなくなったという事はよく聞きます。(何の薬はあの時分は効いたが)と。これはお医者さんが言うのだから間違いないです。そうするとお医者さんは、人間の身体が変わったのではないか……と、それは思わないのです。そうするとどういう事か?薬が変わったかというと変わらない、先と同じ製造方法です。そうすると疑いが起こる筈です。処がその疑いの考えも起こらないのです。起こした処で分からないのです。どうも何だか変だがと、それだけです。そうするとお医者さんが絶対治らないというのが、こう(御浄霊)やって半月か一月で治る。これはどうして治ったと、首をひねるだけでおしまいになる。だから我々からみると実際馬鹿なものです。訳が分からない。やっぱり肥料も麻薬中毒と同じです。硫安とかをやった年とか、その次の年とかは馬鹿に出来るのです。そうするとそれが良いと思って、段々やっていると中毒になるのです。そこに気が付かないのです。ですから肥料も薬も理屈は同じです。結局麻薬中毒と思えば間違いないです。
(御論文全文はこちらから

 

(ロ) 薬を変えると一時効くという事は、一つ薬を飲んでいると、薬に対する抵抗力が生じて中毒になるため効かなくなり、やむを得ず変えるのである。

「御教え集」14号

昭和27(1952)年10月15日発行

よく麻薬中毒という事を言いますが、麻薬中毒というと他人事のようですが、今、日本人全部が麻薬中毒なのです。ただ早く効く麻薬と遅く効く麻薬との違いです。で、みんな麻薬と言っているのは、早く効く麻薬です。それから薬と言っているのは、遅く効く麻薬です。それについて書いてみたのです。

 

御論文『医学断片集 薬と名の付くものは全部麻薬なり(栄光 174号)』

よくお医者さんなどが〝この薬は前は効いたが、このころは効かない〟という事を言うのですが、あれはやっぱり麻薬中毒と同じで、麻薬も最初は三日に一本打てばよかったが、段々効かなくなって、今度は二日に一本、一日に一本というように詰まってます。あれと同じで、前は風邪の薬を飲んだり、胃の薬をたまに飲めば済むくらいだが、段々頻繁にしなければ追い付かない。よく喘息の注射などは起こるたびに打ったのが、それがしまいには段々詰まって来て、三日とあけず打つようになる。それで始終打つという事になります。あれは麻薬の作用と同じ事です。麻薬は、しまいには打たないと苦しいから人の物を盗んでも打つようになります。喘息の注射はそれと同じです。少し注射しないでいると息が詰まりそうになります。そうしてみると、一切の薬は麻薬なのです。だから麻薬中毒を恐れるのなら他の薬も恐れなければならないが、ただ他の薬は麻薬のように早くない。遅く効くから中毒になり方が暇がかかるから、それで気がつかない。実に人間の頭の悪さというのはお話になりません。それから結核の新薬なんかでも年中変わってます。今はヒドラジッドなんかと言っているが、この次はまた何か出て来ます。それに気が付かない間はいくらでも薬が出て来ます。併しそのうちにこっちの説を世界中が信じるようになります。それまでの間はドンドン新しい薬が出ます。それで新しい薬というのは、麻薬なら麻薬の効きが良くなるのです。だからそれが分かれば恐ろしい話なのです。薬の中毒を患者に言う場合に、麻薬を例にとって言うと分かり易いと思います。一番良いと思います。ストレプトマイシンという麻薬なのです。ヒドラジッドという麻薬なのです。こういうふうに言うと分かり易いです。段々薬の種類が増えると――増えるという事は、これもおかしい事で、良く胃なら胃の薬を飲んでいると、もうそれが効かなくなる。すると、薬を変えると一時効くという事を言いますが、一つ薬を飲んで効かなくなるという事は、中毒になっているのです。中毒というのは、身体にそれに対する抵抗力が出来るので効かなくなる。人間の身体というのは、丁度食物や何かで毒のあるものを食べていると、段々毒にあたらなくなるが、あれと同じ事で一つ事をやっているとそれに中毒をしてしまう。だから変えなければならない事になる。これは農業の方の連作と同じです。つまり肥料中毒にかかっているから、そこで畑なら畑を変えると、一時良くなるという意味と同じ事です。そういう点を考えると、薬毒というのは良く分かるのです。

 

(ハ)現代人は、薬毒で頭脳を悪くし、物事を判断する力を失っている。そのため薬の一時的効果に幻惑されている。

「御教え集」12号

昭和27(1952)年8月15日発行

どんな問題でも、結論は一つです。一番良いやり方というのは一つしかないのです。それが、頭が悪いために見つからないのです。というのは、因は薬毒です。ですから、この間も言ったとおり(上面利巧の芯馬鹿)だというのはそういう訳です。だからどうしても薬というものを全廃する――無くなれば、頭はずっと良くなります。頭は良くなるし、伝染病というのが無くなります。あの黴菌というのは薬毒から湧くのです。黴菌でも、良い黴菌もあるし悪い黴菌もあります。良い黴菌というのは必要ですが、悪い黴菌というのは薬毒から湧くのです。それを知らない、発見出来ない。そういう訳だから、とにかく少なくとも、もう少し人間の頭を良くしなければならない。教育も肝腎ですが、教育はどっちかというと上面を利巧にする事です。まあ物識りになる事です。ですから、物識りになれば判断力は良くなる訳ですが、処が芯の方が頭の活動力が悪いから、肝腎な物事の判断をするそういった頭脳が働かない訳です。要するに頭脳の中心が働かないで回りだけが働いてしまう。処が薬というものをまた馬鹿に信じているのです。新聞にも出てますが、今度出来たヒドラジッドなどを、大したもののように思って飲みたがってますが、愈々悪くする――肺病を治さないものです。薬というのは全部麻薬です。一時良くするのです。丁度頭の悪い人が、麻薬を注射すると頭がはっきりして来る。だから小説を書くにしても、あれが流行っている。急ぎの原稿を書くのに、あれをやると馬鹿に良く書ける。それで中毒になる。それは麻薬だけではない。一切の薬がそうです。食欲が無いので薬を飲むと、一時増えたりして良いように思えるのです。だから次々に飲んで、結局それが癖になって段々中毒症状になる。併しすぐに大いに効くのは麻薬として取り締まっているが、緩慢に効くのは分からない、発見できない。だから急速に効くのは麻薬として排斥するが、緩慢に効くのは良いとして奨励するのですから、この無知なやり方、頭の悪さです。またそれに慣れきっているのです。それを教えよう、分からせようと思って、吾々は骨を折っているのです。そういった麻薬を、麻薬でないと思っている迷信です。それを言うと、こっちの方を迷信と言う。そのくらい頭が悪いのです。だから現代人と言えば、少なくとも脳病です。

 

3.薬は消極的健康者にするため、一時的病人が減少するが、形を変えた病気になって現れる

「御教え集」26号

昭和28(1953)年10月15日発行

特に胃の薬ほど分かりますが、一つ薬を飲んでいると効かなくなります。そこで薬を変えると一時効くのです。というのは、その成分に対して身体の方が、つまり抵抗力と言うか、慣れてしまうので効かなくなるのです。それで今〝肺病で死ぬのが延びた〟それから〝寿命が延びた〟というこれがその理由なのです。最近ストレプトマイシンとかパスとかいう新薬は、抗生物質と言って、今までとは全然違った成分の薬なのです。それで抗生物質が非常に良いと言う学説になっているようです。というのは、今まで飲んだ薬とは全然違った成分だから効くのです。効くという事は浄化停止の力が強いのです。そこで浄化が弱るからして死ぬのだけは延びる訳です。だからこれを続けて何年か後には、抗生物質に人間の体の方が抵抗するというようになるから、そうなると元の木阿弥になります。そこで今は、肺病などにストレプトマイシンをやると、数ヶ月後には菌の方の活動力が非常に強くなって、これをどうしたらよいだろう……というのが今の医学界の問題なのです。

近頃――去年あたりは結核が減ったなどと喜んでますけれども、減ったというのは、B・C・Gとか、ストレプトマイシンとか、やれオーレオマイシンだとか、いろいろ新しい――ああいう薬を用いますから、その為に浄化を停止したのです。浄化を停止したために、一時、死亡だとか悪化を――一時食止め、抑えたから、そこで、一寸そう言った死亡率とか患者とかが減ったのですが、けれども、それでずっといく訳じゃないのだから、結局又浄化が起って、今度は先よりか悪性な結核か、さもなければ他の病気――形を変えた病気が起って来ます。形を変えた病気というのは、近頃アメリカで非常に起り出して来ました。アメリカでは、今迄ないような悪性な病気が大分起って来ましたが、これは結核を食止めた為です。 それから英国あたりは、結核が非常に少ないけれども、浄化を極く弱らせた消極的健康者です。フラフラ人形です。この間も私は映画を見て、外国のニュース映画で、ボクシングを、黒人と白人とやったけれども、てんで、まるで桁が違うのです。実にイギリス人の方が弱いのです。まるでヘトヘトです。黒人の何とか言う――有名な――あれは強いです。近頃ボクシングは、みんな黒人の方が強いです。それから、他の重量上げとかマラソンとか、アメリカあたりでもインディアンの方がずっと強くなって来ました。ですから、文明国の人間の方は、ただ病気を起らないようにする為に弱らせ、起らないようにしたのですから、そういうヒョロヒョロな人間が段々増えてしまった。これは私が何時も書いているから分かるでしょう。従って英国でも、国民の元気さが無くなって来たのです。だから戦争とか、そういった事を恐れて、ただ無抵抗主義になった。あれは国民の元気が無くなった、弱った為です。その為に、イラン問題とか、エジプト問題とか――あれが各地に起って来て――結局は英国は植民地だってなくなります。それをどうすると言うだけの元気が、もうないのです。そういうような具合に、医学の為に段々弱らせていた。これははっきり分かっているのです。それが、結局主なものは薬毒ですけれどもこれをどうしても文明国の人間に分からせなければしょうがないのです。それを分からせるとしたら、どうしても世界的にウンとやらなければならない。神様もそういうご意志なのです。それは勿論成功しますけれども、色んな変化はあるだろうと思います。で、これは平和的の革命ですから、いくら思い切ってやった所で、別にそんな危険なことや、そういう事はないのです。安心して良いです。

 

4.薬に殺菌力はない

「御教え集」8号

昭和27(1952)年4月20日発行

病気の原因も――結核菌の発生するという事は、霊の曇りですから、霊の曇りを取れば、結核菌の因がないから、あと発生しない。というのは、あと発生しなければ段々無くなって行くのです。人間に寿命があるように、結核菌にも寿命があるのです。だから、段々なくなっていくのです。古い奴は段々死んで行くのです。処が後々出来ていくのです。子が生まれて、後々繁殖するように見えるので、医学は間違えたのです。で、菌を本当に殺す事が出来るような薬なら、人間も殺すのです。飲薬なら、胃に入ります。――胃から腸にいって、それがいろいろな消化機能の活動で、薬は方々に行くのです。身体中に行くとすれば、その時分には、殺菌の力は無くなってます。また注射すると、血管をグルグル廻って心臓に行って、肺の黴菌の所まで行くうちに、もう気が抜けてしまっているのです。本当に殺菌するなら――肺なら肺にやればそれは死にます。グルグル廻ってもまだ殺菌する力が有れば――毒の強い奴だと、それは人間の命がないです。だから、結核菌を殺すように、人間を殺す事になる。そうすれば徹底しますよ。それを一生懸命にやっているのですから、哀れなものです。

 

5.薬はまぐれ当たり

「御教え集」11号

昭和27(1952)年7月15日発行

薬というものはみんなまぐれ当たりです。どういう理屈によって、どういう作用によって効くという説明は出来ないのです。まぐれ当たりのような、そんなあやふやなものを学理と言うのです。すべてがそういう理屈になってますから、本当の理屈の方が理外の理になってしまう。

 

6.医者のいう事には一貫性がない

「御教え集」14号

昭和27(1952)年10月15日発行

この間、薬が段々効かなくなるという話をしましたが、今し方の学校放送の時間で、今年の赤痢の多いのは、サルファ剤というのが、前には飲ませると割合に良く治ったが、そのサルファ剤がこの頃効かなくなった。どういう訳で効かないかというと、医者が言うには、素人がやたらに使うから効かないのだと言う。すると素人の手に入ると薬の効き目が薄くなるというのはどういう訳か一寸分からない。かえって医者の方が薬を余計使うのだから、あべこべではないかと思いますが……。素人が使うから効かなくなった為と、その外もう一つの原因は、効くとすぐ薬を止めてしまう、その為に治り損なって増えると言うのですが、これもその言うところは分からない。むしろ薬が効いているから、すぐ止めるのでは無いですか……、一寸下痢が止まるので、もう治ったと思ってやめる。それがいけないのだと言うのです。ですから、要するに医者の言う事は出鱈目なのです。理屈が一貫してないのです。何がなんだか、さっぱり分からない。そんな事でもう頭が変なのです。何と言って良いか分からない。それだからして、何時も医者が言うのは、手を洗う事、それから食物とか食器に蠅がたからないように、それより外にしようがない、という事を言っているのです。実に情けないような話です。

 

7. 何故薬は効かなくなるか

 

「御教え集」19号

昭和28(1953)年3月15日発行

近頃は浄化が強くなって来るに従って、いろんな変化がありますが、二、三日前の新聞にペニシリンはもう効かないと言う事が出てましたが、これに関しては今度の(栄光)に出します。ペニシリンはもう確実でないと言う事は分かったのです。ですからもう駄目になったのです。それで最初からいけない物なら、今日のように流行るわけはないのですが、最初は効いたのです。そこで、医学の方で言う効いたと言う事は、固まったのです。固める力はあったのです。まあ固まっただけは効いたのです。処が十年前に効いたのが今日効かなくなると言う事はおかしいのです。人間は十年前と変わったわけではないので、同じです。ただ薬の効き方が変わったのです。それでいろんな医者の弁明がありましたが、苦し紛れにこじつけのような事を言ってました。それは、前より黴菌が強くなったというのです。というのは、つまりペニシリンを飲んで黴菌を弱らすという作用が、今度は黴菌の方が抗毒性になったというので、つまり反抗の力が強くなったから効かなくなったという事を書いてます。処が、昨日聞いた話ですが、ペニシリンを始終飲んでいる人なら確かにそうかも知れませんが、そうでなくて一回も飲んだ事がない人に飲ましても同じで、全然効かないそうです。そうしてみると今の理屈は合いません。だから医学では分からないので、何かしら理屈を付けなければ、自分の権威に関わるとか、或いは学問の信用に関わるというような具合で、何かしらひねり出すのです。そういうような事を新聞やラジオなどでよく聞きますが、つまり医学を信じなければならないように理屈を付ける訳なのですが、我々からみると、見え透いています。それでも世の中の人は本当の事を知らないから騙されている訳です。ですから結局騙しだましやっているわけです。処が今はペニシリンだけですが、ストレプトマイシンが怪しくなって来ました。ですからこれも、もうじき駄目だという事になります。そうすると今度はオーレオマイシンとかテラマイシン、パスという物もやっぱり駄目という事になって来ます。昨日ある人が、最後はテラマイシン(寺邁進)だと言うのです。なるほど確かにそうだろうという訳です。そうすると今度はまた肺病だとか、そういういろんな薬が無くなってしまうのです。それでだんだん、医学では病気は治す事ができない、駄目だというところまで行きますから、それからが愈々こっちの役目という事になりますが、もう長い事はないので、わりに早くなって来ます。

 

[浄霊法講座4-1、薬剤迷信について]