責任者:
お盆も終わり御先祖様方への心づくしのおもてなしがなされたことと思います。それにしても今年は猛暑が続きますね。皆さんお元気でしょうか。8月は、ここ熊本でも連日気温が36℃を超えていました。そこで今回は火素の増量による浄化作用について学ばせて頂きます。
火素の増量による浄化作用
気象庁ホームページより引用
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2017年の世界の異常気象です。世界各地で高温、大雨、地すべりなどが発生しています。今年は更に甚大な災害が各地で発生いたしました。
平成30年7月豪雨
平成30年7月豪雨(ウィキペディア)より引用
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「この豪雨により、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となった。平成に入ってからの豪雨災害としては初めて死者数が100人を超え、「平成最悪の水害」と報道された。」
のは、記憶に新しいところです。一日も早く日常生活を取り戻されますことをお祈り申し上げます。
2018年の猛暑
責任者:
今年の夏は、尋常でない猛暑となりました。ネットで調べますと、40度を超える地区がありました。
日最高気温(40.0℃以上)
41.1℃ – 埼玉県熊谷市 (全国歴代1位・7月23日)
41.0℃ – 岐阜県下呂市金山町 (同2位・8月6日)
41.0℃ – 岐阜県美濃市 (同2位・8月8日)
40.8℃ – 東京都青梅市 (同6位・7月23日)
40.3℃ – 愛知県名古屋市 (同13位・8月3日)
御講話の中でメシヤ様は『気温が高くなったということは、火素の増量により昼の世界になったということの物質的な表れであり、火素の増量に伴い浄化作用が起こる。(御講話(昭和27年9月6日)全文』と説明をされています。ここでは火素の増量による浄化作用について学ばせていただけるのではないでしょうか。
火素が増えて昼の世界になった
責任者:
地球の温度が上昇していることは、火素が増えて昼の世界になったということの物質的現われであり、メシヤ様が御浄霊をすると非常に温かく汗をかく人もあるのは、霊ばかりではなく、体に、影響があるということで、地球にも影響を及ぼします。
近年、農作物の害虫とその種類が非常に増えましたが、その原因は肥料の種類が増えたからなのです。これは、薬の種類が増えたことによって、病気の種類が増えたことと同じ意味です。
害虫が増えたのは肥料の種類が増えたためですが、火素が増えるとなぜ害虫が増えるのでしょう。それは、熱のためばかりではないのです。
虫が湧く(黴菌も虫)理由は浄化作用
責任者:
神様は、汚いものができると、汚いものをきれいにする作用が自然発生するように、物質を造られています。
それでは、虫とは何でしょう。作物に、肥料という毒が吸い込まれると、それを掃除しなければなりません。掃除するために虫が湧いて、その虫が毒を食うのです。毒だけ食えば良いのですが、植物の肉(質)をついでに食べてしまいます。だから枯れたり弱ったりするのです。
あらゆるものは、害になるようなものが増えると、それを消す作用が起ります。
汚すから、肥料という悪いものを浄めるという作用が起こり、虫が湧きます。虫には毒によって種類があり、その毒を食って消してしまうのです。
虫が湧くというのは、霊界の浄化力が強くなって、浄める作用が起るからで、浄める作用が起るのは、浄める仕事をする虫が早く湧くからなのです。
夜の世界では、霊界の火素が少なかったので、浄める浄化力が弱く、それほどの虫を湧かせなくてもすみましたので、肥料とか薬とかが、一時的に働いたのです。
水害
責任者:
近来毎年のように、水害が発生しますが、メシヤ様が若いころは、これほどありませんでした。
水害の原因は、田畑を肥料で穢(けが)すと、水で洗うとか水で流すという作用が起ります。浄化力が強くなるに従って、今までにないようなことが起るのです。
この理屈は農作物だけでなく、病気に対する黴菌も同じなのです。
病原菌
責任者:
今年は日本脳炎の死亡率は去年の十二倍でした。これは、薬毒に対する薬毒を食う虫が湧きやすいためです。結核も同じ理屈で、浄化作用が強いために結核菌が非常に良く湧くのです。医学の方では湧かないようにしながら、薬で固めて、湧く原料を仕入れているということです。
悪人
責任者:
人間も同じ理屈で、人間の害虫というのは悪人なのです。人間が間違ったことをすると、人の霊が穢れ、その穢れを取るために害虫が発生します。
ですから、人間の害虫というのは、やっぱり人間になのです。
悪人が、社会を悪くしたりいろいろ苦しめるのは、人間が、浄化を受けているのです。
人間が悪い罪を重ねるから、罪の掃除を悪人がします。悪人に苦しめられるということは、こっちに苦しめられるだけの罪穢があるということなのです。私達の罪穢れを掃除してくれるので、悪人も必要で、合理的なものです。
ですから、社会悪だとか、ずるい奴や悪い奴がたくさんいるということは、人間が罪を重ねて、悪人が必要な世の中を作っているのです。
悪人が浄化作用して、それがまた悪を作るから、それをまた掃除する悪人ができます。
これは、薬で病気を作り、薬で病気を抑え、それがまた病気の因になるのと同じです。
農作物に虫が湧くから防毒薬、殺虫剤をかけます。そうすると一時虫が死ぬ代わりにその毒が染み込んで、それからまた虫が湧きます。
ただそれに人間が気がつかなかっただけのことです。
悪を悪によって制するというのは、今まではそういう方法よりしかたがありませんでした。本当の善人で、悪の嫌いな人は、悪人に対する仕事というのは、なかなかできなくなります。悪い奴を叩いたり死刑にするのが、慈悲のある人にはできないので、そういう役目になりません。そういう役目になる人は、そうとうそういう素質があります。
何千年来夜であった世界は、約百年前から明らかに昼の世界への転換が始りました。
夜は月の精であるから冷く、昼は太陽の精であるから暖い(霊的)のですが、このことは、体的にも相当影響します。
メシヤ様が、部屋にいると、部屋が暖くなってきます。メシヤ様のお腹の中には光の玉があって、それから発する光の熱が強いので、メシヤ様が浄霊すると、発汗する人がよくあるのです。
今までの宗教はことごとく月の神様の守護でした。月は冷であるから医学と同じで毒素を固める方法でしかなかったのです。本教は初めて生まれた日の神様の守護なので、熱で毒素を溶かし、排除させる方法ですから、今までの宗教とは、根本的に異っているのです。
御論文の中でメシヤ様は、『霊的に昼(の時代)は太陽の精(火素)であるから暖かいに決まっていて、体的にも相当影響するものだ。(御教え『地球は暖くなった』)』と仰っています。では、「何故」そして「どのように」体的にも影響を及ぼすのでしょうか。この機会に上記の御講話をもとに『霊層界』『浄霊の原理』『浄化作用』について今一度復習してみたいと思います。
それでは、メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)より御教えの確認作業をしてみましょう。
「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋:
4.幸福の原理―霊界の構成と霊層界
楳木代表
『浄霊とは幸福を生む方法である』ということの裏付けとして『霊の曇りの解消作用』というお言葉をいただいていますが、浄霊をいただき奇蹟を体験したら人生観の根底に霊界の存在を置いていただきたいのです。
メシヤ様は、幸不幸の原因と霊界の関連性について次のように御教えをくださっておられます。
『人間の体は現界に呼吸しており、霊は霊界に生きている以上、霊界の状態が其侭(そのまま)霊身に影響し、それが肉体に映るのであるから、人間の運命の其根本は霊界にあるのである。そうして霊界も現界と等しく、上中下多数の段階になっており、之を分ければ大別して三段階になっている。その内の一段が六十階、それが三分され二十段づつになって、合計百八十一階級である。そうして一は主神であるから、主神以外は如何なる神様でも、百八十の中のどれかの段階に居られるのである。右は経(たて)を曰ったものであるが、今度は緯(よこ)を曰ってみると、緯の広がりの一つ一つの段が、地獄から天国迄それぞれ異(ちが)っているから、仮に現在自分の霊とすると、下の六十段の其又下の二十段に居る場合は、最低地獄に相応するから、之以上ない程の苦悩に満ちた世界で、之が体に映って苦境のドン底にある訳である。又其上の二十段に上ると幾分楽になり、其又上の二十段はもっとよくなるというように、夫々(それぞれ)の段階一段一段其苦楽の異うのは勿論である。それで右の如き下の六十段を突破すると、今度は中の段階になる。即ち中有界(ちゅうゆうかい)、八衢(やちまた)であるから、現界に相応するので、其又中から上の六十段へ入ると、此処(ここ)は天国であるから天人の地位となり、歓喜悦楽の境遇となるのである。(『浄霊と幸福』全文)』
このように霊界の構成をお示しいただいていますが、霊界の段階に位置する場所を『霊籍』と教えられております。人の運命は、その霊籍の位置によって変化するのです。」
楳木代表
では、その霊籍はどのようなことで変化するのでしょうか。メシヤ様は、幸福の原理として次のように御教えくださっております。
『そうしてこの根本原因であるが、それは霊が下段に堕(お)ちるのは霊に曇りが溜り、霊が重くなるからである。従って曇りが減る程軽くなり上昇するから、それに伴って幸福も増すのである。つまり人間の幸不幸は霊の曇りの多少によるのであるから、この原理を知っただけで、その人は最早幸福者の仲間に入った事になるのである。これこそ霊界に於ける千古不滅(せんこふめつ)の鉄則であるから信ずる外はない。』
幸不幸を左右する『鉄則』が霊界に存在するのです。
楳木代表
次には、霊の曇りの発生源として御教えくださっているところがありますので、引用します。
『では曇りとは何かというと、昔から宗教では罪穢としているが、之は誰も知っているから説明の要はないが、それは表面だけの事であって、その奥の深い処に大きな原因があるのでこれが曇りの本元である。それは何かというと、これこそ世人が最も結構なものとして、昔から現在迄も旺(さか)んに使用している彼(か)の薬剤である。といったら何人(なんぴと)も仰天するであろうが、私は神示によって知り得たのであるから、絶対信じて貰いたい。即ち薬を体内に入れればその毒によって血液が濁る。血液が濁れば霊体一致の法則によって霊が曇るのである。故に薬程恐るべきものはないのである。つまり薬で霊を曇らし、重くなって、霊界に於ける地位が段々下降し地獄界に堕ちる。そこで相応の理によって醜悪な行いをする人間が増える結果、病貧争氾濫の苦の娑婆(しゃば)となったのである。(御教え『薬が不幸を作る』)』
この御教えに触れると驚愕する人も多いのではないでしょうか。
『薬毒論』は、私達の健康上の問題だけでなく、幸不幸にまで深く関わってくるということですので、御教えに初めて触れる人には青天の霹靂(へきれき)とでも言える内容です。この御教えを人生観の根底に据えていただきたいものです。」
5.霊主体従の法則
楳木代表
さて、次に認識していただきたい御教えに、霊界の存在に基づく法則である『霊主体従の法則』があります。
人生観の根底に霊界の存在を据えていただき、実生活の中では『霊主体従の法則』を絶えず意識していただきたいのです。『霊主体従の法則』については次のように御教えをくださっております。
霊主体従
楳木代表
ここでは『霊主体従の法則』は『万有の法則である』と示されております(御教え『霊主体従』全文)。それ故に、日常生活で普段に意識しておくことが、これまた幸福の絶対的条件と言えます。
そして勿論、信仰生活上でも不可欠の考え方と言えます。大切なところですので、もう少し引用させていただきます。
『右の如く、人霊に溜った汚穢即ち曇りであるが、之は透明体である人霊に、不透明体の部分が発生する。そうして此原因には二種類ある。一は霊自体に発生する曇りと、二は体から移写される曇りである。先ず前者から説いてみるが、人霊の内奥は求心的三重になっている。之を中心から逆に遠心的に説いてみれば、中心は所謂(いわゆる)魂である。魂とは人間が此世に生れる場合、最初男性を通じて女性の腹へ宿るヽ(ちょん)である。処が魂を包んでいるものが心であり、心を包んでいるものが霊であるから、魂の如何は其侭心を通じて霊へ反映すると共に、霊の如何は心を通じて魂に反映する。此様に魂と心と霊とは相互関係で三位一体である。勿論如何なる人間と雖も、生きている間善も行えば悪も行う。その場合善よりも悪が多ければ差引多いだけが罪となり、それが魂へ反映して曇りとなる。為に心が曇り、霊が曇るという順序である。すると浄化作用発生によって曇りの排除が行われる。其過程として一旦曇りの容積は縮小され、濃度化し、体内の何れかの局所に集結する。面白い事には罪によって固結場所が異(ちが)う。例えば目の罪は目に、頭の罪は頭に、胸の罪は胸にというように相応するのである。(御教え『霊主体従』)』
「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋終了
責任者:
人霊に溜った汚穢である曇りは、透明体である人霊に、不透明体の部分が発生しますが、原因は二種類あります。
- 霊自体に発生する曇り
- 体から移写される曇り
人霊の内奥は求心的三重
責任者:
楳木代表が上記のメシヤ講座で引用しているように、メシヤ様の御論文では、このように御教え頂いています。
『・・・、中心はいわゆる魂である。魂とは人間がこの世に生まれる場合、最初男性を通じて女性の腹へ宿るヽ(ちょん)である。ところが魂を包んでいるものが心であり、心を包んでいるものが霊であるから、魂のいかんはそのまま心を通じて霊へ反映すると共に、霊のいかんは心を通じて魂に反映する。このように魂と心と霊とは相互関係で三位一体である。もちろんいかなる人間といえども、生きている間善も行えば悪も行う。その場合善よりも悪が多ければ差し引き多いだけが罪となり、それが魂へ反映して曇りとなる。ために心が曇り、霊が曇るという順序である。すると浄化作用発生によって曇りの排除が行われる。その過程として一旦曇りの容積は縮小され、濃度化し、体内のいずれかの局所に集結する。面白い事には罪によって固結場所が異(ちが)う。例えば目の罪は目に、頭の罪は頭に、胸の罪は胸にというように相応するのである。(御教え『霊主体従』)』
「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋つづき
6.霊体一致の法則と浄化作用の原理
楳木代表
上記の御教えは、次のように続きます。
『次に後者を解いてみるが、之は前者と反対で、体から霊に映るので、其場合最初血液に濁りが生じ、其通り霊が曇る。元来人体は霊の物質化したものが血液であり、其反対に血液の霊化が霊であるから、つまり霊体は一致している。従而(したがって)、濃度化した曇りが体に映ると濁血となり、それが一層濃度化したものが固結であり、この固結が溶解され液体となって、身体各所から排除されようとする。其苦痛が病気である。』
御教え→『霊主体従 「世界救世教奇蹟集」昭和28年9月10日』
『霊主体従の法則』と共に『霊体一致の法則』も、日々意識していただきたい御教えです。この法則については、先ほどの『薬を体内に入れればその毒によって血液が濁る。血液が濁れば霊体一致の法則によって霊が曇るのである。故に薬程恐るべきものはないのである。』という論説でご使用になっているのでお判りのことと思います。
それ故に毒素を溶解し排除する浄化作用が大切になります。次の御教えをご覧ください。
『以上の如く人間は霊と体との両面から成立っており、霊が主で体が従となっているのであって、これが万有の法則である。そうして病気なるものは体にある保有毒素が霊に移写して曇りとなる、それへ自然浄化作用が発生して曇りが解消すると共に、それが又体に写って毒素は溶解し排除されるので、その苦痛を言うのであって、つまり前者は霊体一致の緯(よこ)の作用であり、後者は霊主体従の経(たて)の作用であるのであって、この理を充分知る事が肝腎である。では一体曇りの本質は何かというと、これこそ無色透明である霊に不透明な部分が発生するそれをいうのであって、これが真の病原であるから、これを払拭(ふっしょく)すれば病気は治るに決っている。この方法が浄霊であるから、浄霊とは読んで字の如く霊の曇りを浄める手段で、これが真の医術である。(御教え『浄霊は科学療法なり』)』
楳木代表
浄化作用として考え方を整理すると、一見病気として暗く恐ろしく捉えられる症状は、実は毒素を溶解し排除する作用なので有り難い現象だと言えます。
人体を正常に維持してゆくためには、なくてはならないものであることから、「浄化作用は創造主の愛の発露である」と言えます。そして、霊の曇りを払拭(ふっしょく)する浄霊は更なる愛の発露と表現しても良いくらいなのです。
7.一年の御神業奉仕を振り返り『メシヤ様御降臨祭』を迎える準備を
楳木代表
御教えを引用して根本教義を説明させていただきましたが、直接拝読していただくことこそ大切です。そうしたことから、引用の御教え全文を次項ですが掲載いたしました。どうぞ繰り返し拝読を心掛けてください。
また、今回掲げた御教えは生活の根底に据えていただきたい旨を重ねて述べました。そのことは、御神業上において尚重要であります。救いの三本柱と挙げられている浄霊、自然農法、芸術も御教えが貫かれていなければ、本来の取り組みからずれてまいります。
例えば、自然農法にEM菌を取り入れてみたり、“何でも芸術”というように拡大解釈的なことが容認されてゆきますと、御心から遠ざかり、形骸化した活動となってしまいます。とても御神業と呼べる内容ではなくなってしまいます。そのようなことにならないように肝に銘じておきたいものです。」
責任者:
以上「メシヤ講座・特選集no.94(平成20年11月分)」より抜粋し補足させていただきました。
まとめ
責任者:
本年3月3日に『大弥勒大御神様』をお迎えし、6月15日には『天照皇大御神様』を心新たに自主的な思いを持ってお迎えさせていただいたことは記憶に新しいと思います。私達がお迎えさせていただいた神様によっていただく火素の増量による浄化作用も「毒素を溶解し排除する作用なので有り難い現象だと言える。」ということなのです。
この2つの御教えとメシヤ講座の内容を学んで、浄化作用についての考え方を整理し、浄霊をいただきつつ曇りを増やさない日々の生活を心がけねばと心底感じている次第です。
*責任者より
引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。
引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。