研鑽資料no. 38(2020年5月)

5月の学び

はじめに

責任者:

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、大型連休について政府が改めて外出自粛への協力を私達国民に求めています。そして、医療従事者は直面する感染リスクと向き合い、医療物資や人員不足の現状のなか、日々、新型コロナウィルスと対峙されているとお聞きしております。

先ずこの現状に対し、(研鑽資料no.37の冒頭でお伝えしたことと重複し恐縮ですが)〝私達はメシヤ様からいただいた〝利他愛の精神”に神習い、自分から率先してお年寄りや持病を持った方のことを考え、更には医療従事者の方々に対して、安易で自分本位の言動は極力慎まなければならないのだ″と更に強く感じております。と同時に、日々、新型コロナウィルスと対峙されている医療従事者の方々へは、心からの敬意と感謝を込め、エールを送らせていただきたく存じます。

メシヤ様の信徒である私達は、コロナウィルス感染症拡大という事象を目の当たりにして〝「地上天国建設」の一員としてブレることなく、浄化作用についての認識を更に深め前に進んでゆくのだ″、という大切な想い(気付きや、課題)を、いただいているのだろうと思います。

さて今回は、コロナウィルス感染による肺炎を正しく認識する為に主神(メシヤ)様の観点に立ち、御教え『肺炎と結核』を基にして学ばせていただきたく思いますので、よろしくお願いいたします。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『肺炎と結核』

「文明の創造、科学篇」昭和27(1952)年

寒〔感〕冒と最も密接な関係ある病気としては、言うまでもなく肺炎と結核であろう。特に現在日本において、最も悩みとされているものはこれであるから、充分解説する必要があろう。そもそも肺炎と結核という病気の初因は、もちろん寒冒からである。というのは前項に述べたごとく、せっかく寒冒という浄化作用が発生するや、医療は極力停止させようとして、種々の手段を行う。これも既に述べた通りであるが、その中の最も不可であるのは、薬剤と氷冷である。元来薬剤とはいかなるものであるかというとことごとく毒物である。にもかかわらずなぜ毒物を薬剤として用いるようになったかというと、今までに説いたごとく、浄化作用停止に最も効果があるからである。

ここで浄化作用なるものの本質を説いてみるが、さきに述べたごとく、体内の毒素を排除すべく、生まれながらに保有している自然良能力である。従ってこの力の強弱によって、浄化力にも強弱が出来る。何よりも結核が青少年に多いという事は、浄化力が旺盛であるからで、壮年から老年に及ぶにしたがい、減少するのもその理由であり、また各種の伝染病が、青少年や小児に多いのも同様の理である。そこで病気すなわち浄化発生の場合、医学は浄化を極力止めようとする、それには何よりも体力を弱らせる事である。その唯一の方法として考えられたのが、毒物を体内に入れる事で、それによって体力が弱るから、浄化も弱り病気症状も軽減するという訳である。

また氷冷はなぜ不可かというと、毒素を溶解すべき熱を冷すから浄化が弱り、元通り固まり、それだけ苦痛も減る事となる。もちろん、湿布も同様であって、ただいささか異(ちが)う点は、人体は不断に皮膚の毛細管からも呼吸しているのでそれを窒息させるから、その部の浄化は停止し、症状は緩和されるのである。特に近来注射が流行するが、これも毒分の強い薬は、服んでは中毒の危険があるから、皮膚から注入するのである。

寒冒に罹った場合、右のごとく薬毒やその他の方法で、浄化停止を行う以上、保有毒素の幾分は減るが、大部分は残存し、再び固まってしまうと共に、新しい薬毒も追加されるので、寒冒に罹る毎に毒素は累加し、ある程度に達するや、一時に浄化活動が起る。それが彼の肺炎で前項に説いた借金の理である。何よりも肺炎の特異性は喀痰が肺臓内に多量に溜る事で、そのため喘音(ぜんおん)がはなはだしいのである。喘音とは呼吸の度に肺胞が動くにつれての喀痰の響きである。また呼吸困難は喀痰多量のため、肺臓内の容積が縮小するから必要量の空気を吸うには、頻繁に呼吸しなければならないからである。この理によって肺炎の場合、何らの療法もせず、自然にしておけば痰は出るだけ出て順調に治るのである。ところが医療はあらゆる手段によって浄化を停止させようとする。何よりも肺炎に対しては医療は特に強い薬を用いる。それは毒が強いからで、浄化停止に強力だからである。そんな訳で強い浄化と強い浄化停止とで、猛烈な摩擦が生じ、非常な苦痛が伴う。そのため食欲減退、高熱による体力消耗と相まって、衰弱死に至るのであるから、医学の誤謬たるや言うべき言葉を知らないのである。

右のごとく肺炎は強烈な浄化である事は体力が旺盛であるからで、体力の弱っている人は浄化が緩慢(かんまん)に発(おこ)る。それが結核である。そうして医師が初めての患者を診断する場合、種々な方法の中、今日最も決定的とされているものはレントゲン写真である。これは肺臓内の雲翳(うんえい)または空洞が写るからで、これを見て結核と断定するが、医学はこれは何が原因であるかを知らない。そこでその原因を書いてみるが、寒冒の説明にもある通り、最初液体となった毒素が、一旦肺臓内侵入停滞した時、極力浄化停止を行う結果、喀痰は排泄されず、肺臓内に残存してしまい、日を経るに従って固結となる。それが雲翳であってみれば、これは全く人為的所産と言えよう。ゆえに最初の液体侵入の際は、肺臓は何ら異常はないのである。そうして固痰の位置が比較的上部の場合は、肺尖カタルまたは肺門淋巴腺と言うのである。それと似たものに肺浸潤がある。これは軽微な肋膜炎または肋骨付近に溜結せる毒素が浄化溶解し肺臓内に浸潤吐痰となろうとするので、この場合も医療は固めようとするから容易に治らないので、いずれも放任しておけば、順調に治癒するのである。

そうして一度結核と断定するや、寒冒と同様医療は極力浄化停止を行うが、それに最も効果ありとされているのが、近来熱心に推奨されている彼の安静法である。ところがこの安静法が曲者である。何となれば仮に健康者が一ケ月も安静にすれば、運動不足で食欲は減退し、体力は減り、外出しないため顔色は悪くなり、目に見えて衰弱し、ちょっと動いても息切れをするようになるので、言わんや病人においてをやである。なおその上薬毒を入れられ栄養と称して動物性蛋白を多く摂(と)らせるが、右はことごとく衰弱を増させる方法であるから、結核患者ならずとも衰弱するに決まっている。

このように衰弱法を行う結果、予期通り浄化力は極度に減退し、症状は減りついに無熱となり咳も吐痰も無くなるので、これで恢復したと思って喜ぶが、何ぞ知らん実は浄化以前の状態に還元させたまでで、しかも反って薬毒は増し、体力は弱り、消極的小康を得たまでで、真に治ったのではないから、何かの機会に触れるや、俄然悪化し重態に陥り、ついに死に至る事が往々ある。こういう経路は医家もよく経験するところであろう。ゆえに医学では決して治るとは言わない。固めるというにみても明らかである。また経過中に患者がたまたま少し運動でもすると直に発熱する。すると医師はあわてて戒めるが、これは運動によって鎮静していた浄化が頭をもたげるからで、本当はいいのである。よく長い間掛って漸く治ったといわれ、ヤレ安心と普通の生活を始めるや、間もなく再発元の木阿弥(もくあみ)となる事もよくあるが、これらも何年掛りで漸く固めた毒素が、俄(にわ)かに溶け始めたためである。以上によって明らかなごとく、今日の医療がいかに誤っているかで、忌憚なく言えば医療が結核を増やしていると言っても過言ではなかろう。

ここで、結核菌について大いに注意したい事がある。医学では結核菌は、伝染するとして恐れるが、それもない事はないが、大部分は自然発生である。前述のごとく最初喀痰が肺臓内に侵入するや、医療は固めて出なくするので時日の経過につれて腐敗し、微生物が発生する、これが結核菌である。そうなった痰は悪臭があり、粘着力が強いものである。考えてみるがいい。いかなる物質でも古くなれば腐敗する、腐敗すれば微生物が湧くのは物質の原則である。ましてや体温という好条件も手伝うからである。これによってみても最初の寒冒時、肺臓内に喀痰が滞溜した時、極力出してしまえばそれで済んでしまう。それを一生懸命出さないようにして腐敗させ、菌まで湧かせ、菌の蚕食(さんしょく)によって空洞さえ作るのであるから、結果からいえば善意の加害的行為とも言えるであろう。この理に目醒めない限り今後いかに多くの犠牲者が出るか測り知れないものがあろう。

 

(前文割愛)

 

現代、『最も悩みとされてゐるものは』

楳木先生:

今回の御論文は「科学篇」の中の『肺炎と結核』ということについて述べていただいておりますけども、2行目に『特に現在日本に於て、最も悩みとされてゐるものは』と書かれております。これは昭和27年の『最も悩み』とされている事でございますので、平成24年現在の『最も悩み』とされていることはなんですか。」

受講者:

うつ病ですか

楳木先生:

うつ病、深刻ですね。〇〇さんは?

受講者:

認知症です。

受講者:

癌です。

楳木先生:

まあ、そういった病気が今の世の中で苦しんでいることですね。うつ病とかの精神系の病気が大きな悩みですね。『最も悩みとされてゐるものは』をそれに置き換えて考えていただきたいと思います

もう今は、肺炎とか結核で困っている人はいないでしょう。毎年20万人とかは結核になっていますが、みなさんから「結核にはなりたくないわ」と恐れる病気の一つには現代ではなっていないのでね、『最も悩みとされてゐるものは』ではないという事ですね。

今だったら癌、それから心臓に対する病気、それから脳に関わる疾患が三大死因となっていますから。それから、だらだらと続く病気の中に認知症とかうつ病とかいわゆる精神病がズーッと。それから糖尿病とか加わっていきます。

そういうものに、『最も悩みとされてゐるもの』を解説する必要があろう。というふうに我々は考えていくべきだろうと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇現在『最も悩みとされてゐるもの』で、だらだらと続く病気の中に認知症やうつ病とかの精神系の病気と糖尿病が含まれており、「恐れる病気」としては、癌、心臓に対する病気、脳に関わる疾患があるのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

『摩擦』  薬は出そうという働きを止める

楳木先生:

そうすると、認知症の原因はみなさんもう答えられますよね。「なぜ認知症になるの?」って言ったら。〇〇さんどうですか。」

受講者:

脳の委縮ですか。

楳木先生:

うん。脳の海馬ね。じゃあなぜ海馬が萎縮するの?」

受講者:

脳の細胞の新陳代謝が・・・。

楳木先生:

海馬の委縮は新陳代謝ということではなくて、今日の御教えと全く一緒で風邪です。風邪薬を飲む。それからもう少し進んでいくと眠れないから入眠剤・・風邪薬には入眠剤が入っていることが多いので、そういうものと、それからもう少しひどいと安定剤とか神経系の薬を飲んでいると、海馬が萎縮していくのです。

それから、一人暮らしとかになると人間の刺激が無くなってきます。テレビやラジオの刺激はありますが、人と人との刺激がなくなってきます。そうして認知症になっていくと言われております。

原因はやはり風邪から出発すべきだろうと思います。」

(中略)話が広がりましたけども大きな病気と思っていることも、風邪を順調に1年に何回かひいて、毒素を全部出してその時に悪いものを入れなければズーッと大病になることはないわけです。」

薬を入れないと同時に添加物をとらない食事が大切

楳木先生:

もう一つは、「薬を入れない」ということでは、浄霊一筋で来られたと自負している人でも食事には気をつけておられない人が多いのです。晩酌に発泡酒を飲んでいたりするのです。

それは「薬を飲んでいない」と言いながら添加物をとり続けているのです。発泡酒は物凄い種類の添加物を入れてつくるのですからね。添加物だらけの食事をとっているのです。

(中略)

昭和27年頃よりも、もっと添加物は増えているわけですので・・・。この頃はほぼ添加物のない生活でしたけどもね。

ですから風邪ということの対応とそれから“食生活によっていろんな難しい病気が起こっているんだ”ということを認識しておかないといけません。そして、みんなに知らせていかなければならないと思いますね。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇認知症は、風邪をひいて風邪薬(風邪薬の中の入眠剤)を服んだり、安定剤などの神経系の薬を服むことによっておこる、海馬の萎縮が原因なのだということ。

〇人と人との刺激が無くなってくると、認知症になっていくと言われているのだということ。

◎大きな病気だと思っていることも、風邪を順調に1年に何回かひき、毒素を全部出してその時に悪いものを入れなければ、その先大病になることはないのだということ。

◎浄霊一筋で来られたと自負している人でも、食生活によっていろんな難しい病気が起こってくるのだということを認識し、食事(知らず知らずのうちに添加物を取り続けていたりする)には気をつけなくてはならないのだということ。

◎私達は、風邪への対応と、“食生活によっていろんな難しい病気が起こっているんだ”ということを認識した上で、このことをみんなに知らせていかなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

浄化作用は『自然良能力である。』

楳木先生:

それで次の段落にですね、

『茲(ここ)で、浄化作用なるものの本質を説いてみるが、曩(さき)に述べた如く、体内の毒素を排除すべく、生れながらに保有してゐる自然良能力である。』とあります。この浄化作用は『自然良能力である。』ということですね。

ですから浄化作用は得てして「あなた参拝に来ないと浄化するわよ」というように恐怖信仰を植えつける材料になってしまうことがあるので、浄化作用ということは悪いイメージを持ってしまうことがあるのですけども、『自然良能力』であるのですから風邪をひいた時には“ああ『自然良能力』を発揮した”となっていただきたいのです。

この『自然良能力』ということを、自分でいつも口ずさんでおいて、みんなに認識していっていただきたいと思います。浄化作用は『自然良能力』なんだと。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎「浄化作用」という言葉は、恐怖信仰を植え付ける材料になってしまうことがあり、悪いイメージを持ってしまうことがあるのだけれど、『自然良能力』なのだということ。

◎私達は〝浄化作用は「体内の毒素を排除すべく、生れながらに保有してゐる『自然良能力』」なのだ″ということを認識しなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

毒物による浄化三段階

楳木先生:

そして、下から3行目くらいにいきますと、

『毒物を体内に入れる事、それによって体力が弱るから、浄化も弱り、病気症状も軽減するといふ訳である。』この毒物による浄化三段階ということを良く覚えておいて下さい。

  • 『体力が弱る』→②『浄化も弱る』→③『病気症状が軽減する』です。

それで良くなったと思って錯覚するのです。

これが現代人の陥(おちい)っている大錯覚です。

毒を入れることによって、体力も弱るから浄化も弱り、病気症状も軽減する。薬によってこういう錯覚に陥(おちい)っているのだということをみんなに良く教えてあげてください。

それから次のページ2ページ目にいきますと、注射のことが出ています。注射のことは、『毒分の強い薬は、服(の)んでは中毒の危険があるから、皮膚から注入するのである。』

と書かれていますね。これはこのことを読む時に12月23日に紹介した薬理学の本ですね。薬理学の本を開いてこれを読んでください。

そうすると、飲んだ時の薬の経路や吸収される箇所などが書いてあります。それは、『強すぎると中毒症状が起きるから皮膚から直接入れるのが、注射なんだ』と。

メシヤ様はこのようにわずか2行で纏(まと)めていただいているのですが、それを、あの図式を見ながら画像を見ながら読むとよりわかりやすいのではないかと思います。

それから、『猛烈な摩擦』ということが出ていますので、『摩擦』というところも良くチェックしておいてください。『そんな訳で強い浄化と強い浄化停止とで、猛烈な摩擦が生じ、非常な苦痛が伴ふ。』」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎現代人は毒(薬)を入れることによって『体力が弱る』→②『浄化も弱る』→③『病気症状が軽減する』ということを病気が良くなることなのだいう大錯覚に陥っているのだということ。

〇私達は、現代人は、薬によってこういう(上記のような)大錯覚に陥っているのだということを、知らせていかなければならないのだということ。

◎注射についてメシヤ様は、『毒分の強い薬は、服(の)んでは中毒の危険があるから、皮膚から注入するのである。』と仰っておられるのだということ。

◎メシヤ様は、『強い浄化と強い浄化停止とで、猛烈な摩擦が生じ、非常な苦痛が伴ふ』と仰っておられるのでここでの「摩擦」という意味を良くチエックし、理解しておくのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

『体力が旺盛であるから』肺炎になる

楳木先生:

それから次の段落に『肺炎は強烈な浄化』だと。これは『体力が旺盛であるから』肺炎になるんだと。

『体力の弱ってる人は浄化が緩慢(かんまん)に発(おこ)る、それが結核である。』

ということですから、肺炎と結核の関係は、体力がある場合と体力がない場合の発症の仕方なんだということを、認識しておいていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記いたします。

〇『体力が旺盛である(体力がある)から』肺炎になり、『体力の弱ってる(体力がない)人は浄化が緩慢に発る、それが結核である』のだという発症の仕方の違いを、認識しておかなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

肺にできる影は『人為的所産』

楳木先生:

3ページめにいきますと、レントゲンを撮った時の雲翳(うんえい)、影の原因は何かということが書かれていて『人為的所産』と書かれています

『人為的所産』、肺にできる影というのは自然に出来たように医者は言っていますが、これは『人為的所産』なんだと。風邪薬を飲んで冷やすために起きてくることなので『人為的所産』なんだということを良く良くわかっていただきたいと思います。『極力浄化停止を行ふ結果、 喀痰(かくたん)は排泄されず、肺臓内に残存して了(しま)ひ、日を経(へ)るに従って固結となる。それが雲翳(うんえい)であってみれば、之は全く人為的所産と言えよう。』

そしてその次に病状がいろいろ出ています。肺門淋巴腺、肺炎カタルそれから肺浸潤ということが出ています。

それでみなさん、肺浸潤とかしか知らないでしょう。肺炎カタルとかは今聞かないし、肺門淋巴腺もあまり聞きません。しかし肺浸潤だけは良く聞くと思います。

肺浸潤は『軽微な肋膜炎又は肋骨附近に溜結せる毒素が浄化溶解し肺臓内に浸潤吐痰(たん)とならうとするので』と書かれていますね。そうすると肺炎になった人はこの肋骨附近および肋膜を浄霊すれば良いということです。

そこに溜まった固結が肺の中に流れ込むわけですね。肋骨のどこかを浄霊すればよい。それから肋膜(ろくまく)ですね。

ですから肺浸潤というのは意外と医者から言われる人が多いので、そういう時にはここの箇所を読んで浄霊をしていけば良いですからね。そういうふうに考えておいていただきたいと思います。」

 

【肺浸潤(三省堂 大辞林より抜粋):(1)胸部 X 線写真で、境界不鮮明な陰影がみられること。肺結核・肺炎などの肺疾患によって起こる。(2)肺結核の古い呼称。】

【肺浸潤(デジタル大辞泉より抜粋):肺のX線検査を行ったとき、わずかに陰影が認められる状態。かつては肺結核の初期の意で用いられた。】

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎レントゲンを撮った時の雲翳(うんえい)、肺にできる影というのは自然に出来たように医者は言っているのだが、風邪薬を飲んで冷やしたために起きてくることなので『人為的所産』なんだということを良く良くわからなければならないのだということ。

◎肺浸潤は『軽微な肋膜炎又は肋骨附近に溜結せる毒素が浄化溶解し肺臓内に浸潤吐痰(たん)とならうとするので』と書かれているので、肺炎になった人は肋膜および肋骨附近を浄霊すれば良いのだということ。

〇肺浸潤と医者から言われる人は意外に多いので、そう言われた時にはここの箇所を読んで浄霊をしていけば良いのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

『放任しておけば、順調に治癒する』

楳木先生:

それからすぐその下に『何(いず)れも放任しておけば、順調に治癒するのである。』と書かれています。『放任しておけば』治るのです。

ですから世界救世(きゅうせい)教の信仰がおかしくなったのは、メシヤ様は“浄霊すれば治る。”と書かれていないということです。『放任しておけば』本来治るんだと

しかし、浄霊をすれば、風邪が三日かかるところが、二日で良くなったり、一晩で良くなったりするから、浄霊をすると浄化作用を短縮できるんだ、ということです。

それでインフルエンザは一週間かかるけども浄霊をさせていただくと三日位でなんとか動けるようになります。

この違いを、何でもかんでも浄霊していかなければいけない。というふうに思っているために、自分の体がわからなくなっている○○○○教の信者さんが多いです。

それはなぜかというと、メシヤ様が『放任しておけば、順調に治癒する』というところの読み方がね、あまりにも浄霊の奇蹟が強すぎるので自然の摂理(御教え『伝染病』、『医学が結核を作る』へ)を忘れてしまうのです。

だからわかりやすい例ですと、酒を飲み過ぎて肝臓を悪くした人がいます。それで浄霊をいただいて良くなって退院するとまた酒を飲みだすのです。これは、『自然に放任する』という概念がないために、“悪くなれば浄霊をいただければ良い”という考え方を持ってしまうので『生活を改める』ということに変わっていかないのです。酒を飲み過ぎて肝臓を悪くしたのだから、今度は飲み過ぎないようにしていかないといけないのに、“悪くなったらまた神様を使えば良い”というふうになってしまう。これでは神様を利用するということ。利用信心になってしまうのです。

こういうことは良く聞きませんか。肩凝ったから「あそこ浄霊してよ」「ここ浄霊してよ」と。すぐ使いたがる。なぜ凝(こ)るのか、ということをいつも考えて、生活自体を改めていかないと、いい取り組みが置き去りにされてしまうのです。これではね。真にメシヤ様の御教えに沿った生活をするということに繋(つな)がっていかないのでね。

この点をね、三重支部ではきちんとした信仰生活ということを見つめていっていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇メシヤ様は、「浄霊すれば治る」と御教えに書かれておらず。『放任しておけば』本来治るんだと書かれているのだということ。

〇浄霊をすることにより、浄化作用を短縮(風邪は、三日かかるところが、一晩又は二日で良くなり、インフルエンザは一週間かかるけども三日位でなんとか動けるようになる)できるのだということ。

上記のように、あまりにも浄霊の奇蹟が強すぎるので「自然の摂理」を忘れてしまい、メシヤ様が『放任しておけば、順調に治癒する』と書かれているのに、〝何でもかんでも浄霊していかなければいけない″というふうに思ってしまい、自分の体の状態が分からなくなってしまった信者さんが多いのだということ。

◎浄霊をいただいて良くなった場合、〝なぜ悪くなったのか″という原因を考えながら生活自体を改めていかなければ〝悪くなったらまた神様を使えば良い(神様を利用する)″というような利用信心になってしまい(いい取り組みが置き去りにされてしまうので)、真にメシヤ様の御教えに沿った生活をするということに繋がっていかないのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

浄化作用が起きた時の食事療法

楳木先生:

それから下の方に『栄養と称して動物性蛋白を多く摂(と)らせるが、右は悉(ことごと)く衰弱を増させる方法であるから、結核患者ならずとも衰弱するに決ってゐる。』とあります。

ですから病気の時にあまり動物性タンパク質をとらせると衰弱してしまうということですので、具合の悪い時には植物性いわゆる野菜を中心にした食事にするということが大事だということです。

それで健康を回復して仕事なり学校に行くようになった時に、動物性タンパク質を食べさせるようにするのです。

この時の、浄化作用が起きた時の食事療法というのを我々は忘れがちなのです。“とにかく元気になればいいわ”ということで卵を入れて料理してみたりとか、肉を入れてみたりとかするのです。そうすると体力は弱まるので、良くないということですね。元気になってから動物性タンパク質をとらせるようにすると良いのです。」

受講者:

卵酒とかだめだということでしょうか。

楳木先生:

卵酒の場合は、酒を飲みやすくするために卵を入れて、熱を出させた。という点において効能を発揮しているけども、タンパク質的にいくと動物性タンパク質が多少入るのでね・・・。

体力を弱らせるけども、これは結核患者ならという話で風邪の時ならそのくらいは良いということです。風邪を止めてしまうと結核や肺炎ということになってしまうのでね。風邪の時は初期浄化と考えておけば良いわけで、体力があるから浄化するのです。

風邪をズーッと止めていくと、体力のない場合は結核、体力のある場合は肺炎になるので、動物性タンパク質をとらない、というふうに頭の中で図式をつくって対応していけば良いと思います。風邪の時はそこまで考えなくても良いということですね。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇浄化作用が起きた時の食事療法としては、具合の悪い時には植物性いわゆる野菜を中心にした食事にするということが大事(あまり動物性タンパク質をとらせると衰弱してしまうと御教え下さっているので)であり、健康を回復して仕事なり学校に復帰したら、動物性タンパク質を食べるようにするのだということ。

〇風邪を止めてしまうと結核や肺炎ということが起きてしまうのだということ。

〇体力があるから浄化するので、風邪の時は〝結核又は、肺炎の初期浄化″と考えておけば良いのだということ。

〇風邪をズーッと止めていくと、体力のない場合は結核、体力のある場合は肺炎になるので、結核・肺炎になった時は〝動物性タンパク質をとらない″というふうに対応し、風邪の時はそこまで考えなくても良いのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

『物質の原則』

楳木先生:

次に4ページ目最後の段落にいきますと、『前述の如く最初喀痰(かくたん) が肺臓内に侵入するや、医療は固(かた)めて出なくするので時日の経過につれて腐敗し、微生物が発生する。之が結核菌である。そうなった痰(たん)は悪臭があり、粘着力が強いものである。考へてもみるがいい。如何なる物質でも古くなれば腐敗する、腐敗すれば微生物が湧くのは物質の原則である。』

この『物質の原則』という箇所へ印を良くつけておいてください。

メシヤ様はこのように『物質の原則』に沿って浄化作用、あるいは今回説明したレントゲン撮影での影の部分を『物質の原則』に沿って説明してくださっておられるのだ、と。

これが『神科学』の中の一番底辺にメシヤ様の考え方としてはあるんだということです。この『物質の原則』ということを通してですね、お互いにわかっておいていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は、浄化作用や今回説明されているレントゲン撮影での影の部分を『物質の原則』に沿って説明してくださっておられるのだということ。

◎『神科学』の中の一番底辺に、メシヤ様の考え方としては〝『物質の原則』に沿って考える″ということがあるのだということを私達は分かっておかなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)」より抜粋つづき:

医者の行いは『善意の加害的行為』

楳木先生:

それから下から二行目三行目に『それを一生懸命出さないやうにして腐敗させ、菌迄湧かせ、菌の蚕食(さんしょく)によって空洞さへ作るのであるから、結果から言えば善意の加害的行為とも言へるであらう。』ということです。

この『善意の加害的行為』というところをですね、グルグル印をつけておいてください。医者というのはこういうことをやっているのだと。善意ではあるけども加害者なんだと。

だから○○○の療院も薬併用で浄霊しておりますので、これは『善意の加害的行為』を積み重ねていっているのです。

しかも、浄霊を知りながらも薬を併用しているわけですので、大罪を犯しながらみんなに浸透させてしまっているというところを、認識しておかないといけないと思います。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は、医者というのは『善意の加害的行為』を行っているのだと仰っているのだということ。

 

編集後記

責任者:

新型コロナウィルスの感染が拡大している現状の中、今回の学びでは『体力が旺盛であるから』肺炎になり、肺にできる影は『人為的所産』なのだと御教えいただきました。更には『伝染病』という御論文中で、

『…右の理によって、伝染病を人類から絶滅するとしたら、濁血者を作らない事で、これが根本である。しかしそれは急速には不可能であるから、現在としてはまず伝染病発生の場合、患者を安静にし、自然のままにして置けばほとんどは治癒するものであるから、左程恐怖するには当らない。ゆえに軽症者は右の理を心得て適当に扱えばいいし、重症者は本教の浄霊を受ければ一人の間違もなく全治するから、これ程安心な方法はあるまい。それは伝染病程猛烈な浄化作用はないからで、浄霊によれば実によく治る。そうして現在日本では赤痢、チフス、日本脳炎が主なるもので、医療は浄化を妨げるから成績は悪いが、右なおさらのごとく自然療法なれば、十中八、九は全治間違いないと共に、浄霊によればなおさらよく治る次第である。何よりも本教信者で伝染病に罹る者も偶(たま)にはあるが、今日まで一人の不幸者も出ないにみて明らかである。…』と仰られており、不安な思いを払拭し勇気をいただくような学びになりました。このような状況下だからこそ、『物質の原則』に沿って考えるということを神習い、今まで以上にメシヤ様と太く繋がることができるのだろうと思います。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.133三重(平成24年2月分)

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