研鑽資料no.48(2020年10月)

10月の学び

はじめに

責任者:

暑さ寒さも彼岸まで。皆様には夏の疲れなど出ていらっしゃいませんか?

さて、今回も前回に引き続き「文明の創造」より学ばせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『心臓』

「文明の創造、科学篇」 昭和27(1952)年

人体の機能中、最も重要であるのは、心臓であって、機能中の王者と言うべきものである。従って心臓機能の本体が根本的に判らない限り、真の病理は確立するはずはないのである。医学においても他の臓器は手術が出来ても心臓は出来ないに見ても肯れるのである。ところがこのように肝腎な心臓機能が、医学では適確に判っていない事である。ただ僅かに肺臓から酸素が送られ、浄血作用を行う機関くらいにしか思っていないようで、ほとんど取るに足らない考え方である。では心臓機能の真の働きとは何であるかを詳しく書いてみよう。

そもそもこの機能は、霊界と最も密接な関係のある点である。というのは左のごとき事を前もって知らねばならない。というのは地球の構成原素である。それはさきに説いたごとく三段階になっている。すなわち一、霊界、二、空気界、三、現象界であって、これを一言にして言えば、一は火素が本質であり、二は水素が本質であり、三は土素が本質である。もちろん一は日の精、二は月の精、三は土の精であって、この三原素の力によって、一切は生成化育されている以上、人間といえどもその三原素の力によって生命を保持されているのはもちろんである。

そこで三原素を吸収すべき主要機能としては心臓、肺臓、胃の腑である。すなわち心臓は霊界から火素を吸収し、肺臓は空気界から水素を吸収し、胃の腑は物質界から、土素を吸収するのである。だからこの理を基本として、人体の構成を見ればよく判る。しかるに今までは肺臓は空気を吸い、胃は食物を吸収する事だけしか判っていなかった。従って心臓が火素を吸収するなどは、全然判っていなかったのである。ではなぜそうであったかと言うと、それには理由がある。すなわち空気も、食物も科学で測定が出来るからであるが、ひとり心臓機能のみはそれが不可能であった。というのは霊界は無とされていた以上、機械的には把握不可能であったからで、これも無理はないのである。早く言えば三原素の中、二原素だけ判ったが、一原素だけが判らなかった訳である。ところがこの一原素こそ、実は二原素以上重要なものであってみれば、これが判らない以上、完全な医学は生まれない訳である。ゆえに今までの学理は、言わば不具的であった事は言うまでもない。以上のごとく最重要な火素を吸収すべき機関が心臓であって、水素を吸収するのが肺で、土素を吸収するのが胃であって、それによって人間は生きているのである。

ところが病気であるが、病気とは再三説いたごとく、毒素の排泄作用であるから、固結毒素を溶解する場合、熱が必要となる。その熱を心臓が吸収する役目であるから、平常よりも余分に熱を要するので、心臓はそれだけ活動をさかんにしなければならない。発熱の際鼓動が頻繁なのはそれがためであって、その際の悪寒は体温を心臓に補給するため不足となるからで、また呼吸頻繁なのは心臓の活動を助けるため、肺臓は水分を余分に供給しなければならないが、それには熱は水分を加える程力を増すからである。また発熱の際食欲不振なのは、消化に要する熱量を、心臓へ奪われるからである。このようにして毒結の溶解が終れば、熱の必要はなくなるから解熱するのである。これで心臓の実体は掴めたであろう。

 

心臓は霊界と最も密接な関係

楳木先生:

最後に『之で心臓の実体は掴めたであらう。』と書かれていますので、みなさん実体はつかめましたか?(笑い)『抑々(そもそも)此(この)機能は霊界と最も密接な関係のある点である。』という箇所が大事な所です。

それから『三原素を吸収すべき主要機能としては心臓、肺臓、胃の腑である。即ち心臓は霊界から火素を吸収し、肺臓は空気界から水素を吸収し、胃の腑は物質界から、土素を吸収するのである。』メシヤ様はこういうことを我々に再確認するように求めておられる、というように御心を求めて、ここを拝読させていただくようにしていただきたいと思います(御教え『内臓の三位一体と心臓の重要性へ)

『霊界から火素を吸収し』ということでありますので、心臓そのものの音を真っ暗闇のところで聞いた時どのように感じますか?」

受講者:

水の中にいるような感じですか。

楳木先生:

水の中にいるような感じは、お母さんのお腹、胎児の時に聞いたことを思い出すのです。

それともう一つは、真っ暗闇で心臓の音だけを聞かせてジャンジャンジャジャーンと流れたらどうかというとちょっと怖い気がしますね。

これは、霊界と現界の狭間での音が聞こえてくるからです。ちょうど、霊界から火素を送り込むポンプの音なので、半分は霊界の音でもあるのです。

ですから、神秘的に聞こえて来ますし、何か畏れ多いような感じがするのです。だから一番霊界と密接に繋がっているところでもあるわけです。そのように受け止めて行けば良いのではないかと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎心臓の(霊界から火素を吸収するという)機能は、霊界と最も密接な関係にあるのだということ。

◎この御論文でメシヤ様は、『三原素を吸収すべき主要機能としては心臓、肺臓、胃の腑である。即ち心臓は霊界から火素を吸収し、肺臓は空気界から水素を吸収し、胃の腑は物質界から、土素を吸収するのである。』ということを我々に再確認するように求めておられるのだということ。

〇心臓そのものの音は、霊界から火素を送り込むポンプの音(霊界と現界の狭間での音)なので神秘的に聞こえ、畏れ多く感じるのだということ。

 

「メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋つづき:

人の死というのは、脳死ではなく、心臓停止である

楳木先生:

それから、○○さんには今度大勢の人の前で発表していただきますので、ドキドキしますね。他のみなさんでも、例えば「百人の前で挨拶してください。」と言われるとドキドキして緊張しますね。これが、心臓移植を受けた人ですと、百人を前にしてもドキドキしないのです。自分の臓器ではないからです。

アメリカでは、心臓移植が多いのですが、一度心臓移植を受けている人が再度、心臓移植が必要になった時には、受けるかどうかを悩む人が非常に多いそうです。なぜ悩むのかと言いますと、ドキドキしないからだそうです。

若い人であれば、初めて好きな人に告白する時は、ドキドキするでしょう。ドキドキしませんでしたか。若い時を思い出してください。(笑い)

移植をすると、そのドキドキした時の感じがないわけです。これが、生きている実感がないということに繋がるのです。ですから、「移植治療を受けた人は、カウンセリングを受けていかないと人間として生活して行くことが難しいところがある」と言われています感情と密接に繋がった臓器であるのですが、密接な反応をしてくれないのです。

心臓移植というのは、生命を維持するために行うのですけども、人間性を問うようなことが後から起きてくるのです。

(中文割愛)

楳木先生:

この御教えがあるからこそ、心臓の停止によって人の死としなければいけない、と。霊界から火素を取り込む事ができなくなった瞬間に死を迎えるのだ、と。こういう概念を我々は持っておかないと、どうしても移植のカードにOKをしてしまう可能性があります。厳密に〝人の死というのは、脳死ではなく、心臓停止なのだ。″と、この機会に再確認して置いていただきたいと思います。

そういう事を初めにお願いしておきまして、いつものように質疑応答に移りたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇心臓移植をした人の心臓は、自分の臓器ではないのでドキドキしないのだということ。

〇「移植治療を受けた人は、(〝ドキドキした時の感じがなくなり、生きている実感がない″ということに繋がるので)カウンセリングを受けていかないと、人間として生活して行くことが難しいところがある」と言われているのだということ。

◎心臓は、感情と密接に繋がった臓器であるので、移植治療を受けた人の心臓は、感情と密接な反応が出来なくなるのだということ。

◎この御教えを学び理解した私達は、〝霊界から火素を取り込む事ができなくなった瞬間(心臓が停止した時)に死を迎えるのだ″という概念を持っておかなければならないのだということ。

 

(中文割愛)

「メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋つづき:

自然農法は土素を吸収する

楳木先生:

それから、自然農法を体験しての体験報告を書いていただいていますが、やって見て初めてわかることもあります。

自然農法をやると何がわかるかと言いますと、今日拝読した〝土素を吸収する″のです。土素を吸収する場合、〝土素の霊気の部分が抜けてくると腐っていく″のです。

それで〝土素が充実しているのが一番新鮮な野菜なのだ″ということです。

充実している野菜を食することによって我々は、土素を万全に吸収することができます。ここに農薬とか化学肥料をいれてしまうと土素の部分が、ズーッと減ってくるから、そういうものを食べても充実した霊気を吸収することができませんので、人間の人体としては弱まって行きます。ということが、この次の段階でわかってくるのです。(御教え『農業の大革命 五カ年にして米の五割増産は確実』へ)」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇自然農法をやると作物が〝土素を吸収する″ということが初めて分かり、〝土素の霊気の部分が作物から抜けてくると腐っていく″のだということが分かるのだということ。

◎私達は、一番新鮮な土素が充実している野菜を食することによって、万全に土素を吸収することが出来るのだということ。

◎農薬や化学肥料を使って栽培した作物を食しても、農薬や化学肥料によって土素の部分が減ってくるので、充実した霊気を吸収することが出来ない(人間の人体としては弱まって来る)のだということが、この次の段階でわかってくるのだということ。

 

「メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋つづき:

自然農法実行者は土のお世話係

楳木先生:

支部長代理夫婦は信者さんのお世話係りですが、自然農法とは土のお世話係りなのです

土の具合が悪くないかな~と思って、土を耕したり、草を抜いてやったり、枯草を被覆してあげたりして、土本来の機能を発揮できるようにお世話をしているのです。

支部長代理は、信者さん方の因縁使命が発揮されるようにお世話をしているわけです。そうすると、すくすくとみんなが因縁使命を発揮できるようになってくるのです。

それで霊気をどれだけ吸収できるかということが、自然農法をやる意味になってくるのです。そういうことが無ければ化学肥料とか使って見てくれの良い物を作ればよくなります。本質は野菜なら野菜の持っている土素を我々は吸収するので、土素という霊気が充実したものを我々は食していかないと、意味がないわけです。だから自然農法の価値が出てくるわけです。そういうことを念頭において来年度は、より一層自然農法に取り組んでいただければありがたいと思います。

(中文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇自然農法とは、土本来の機能を発揮できるようお世話(土の具合が悪くないかな~と思って、土を耕したり、草を抜いてやったり、枯草を被覆してあげたり)をする係りなのだということ。

◎土のお世話をすることによって、どれだけの霊気を作物が吸収できるかということが、自然農法をやる意味なのだということ。

◎人間の本質は、例えば野菜なら野菜の持っている土素を吸収し、土素という霊気が充実したものを食していかないと意味がないのだということ。

◎だから、土素を吸収出来る自然農法は価値が出てくるのだということ。

 

(中文割愛)

「メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋つづき:

惟神霊幸倍坐せ(かむながらたまちはえませ)

楳木先生:

それから、今回天津祝詞を調べて確認できたことですが、お祈りは一番最後にしなければいけませんね。前の教団の時どうでしたか。『惟神霊幸倍坐せ(かむながらたまちはえませ)』が最後の言葉のようになっているでしょう。その前にお祈りをしてきませんでしたか。

『惟神霊幸倍坐せ(かむながらたまちはえませ)』は“神様の御心のままに、生活させていただきますので、魂を太くしていただいて幸せにしていただきますように”という祈りなのです。

ではこの祈りよりも高い祈りをしているのでしょうか。していないはずです。ですから自分たちのお祈りは順番からすれば『かむながらたまちはえませ』の後にしなければいけません。

メシヤ様御昇天後に誤ったお祈りの仕方になってしまっていたのです。これから神様に間向かうあり方ということを、御教えに忠実にやっていけるように変えていかないといけないと思っています。」

受講者:

今までの〝祭典の前に想いを整えて″というあり方についてはどうすればよろしいでしょうか。

楳木先生:

それはそれでやっていただければ良いですね。先ほどの話は、家でお参りした時や、個人でお参りした時のお祈りの仕方です。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎家や、個人でお参りする時に、祝詞の中の『惟神霊幸倍坐せ(かむながらたまちはえませ)』は“神様の御心のままに、生活させていただきますので、魂を太くしていただいて幸せにしていただきますように”という高い祈りなので、順番からすれば個人的な祈りは、『かむながらたまちはえませ』の後にしなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)」より抜粋つづき:

再び心臓移植について

受講者:

心臓を提供した側の影響というものはどうなのでしょか。心臓のない状態で霊界生活を送ることになるわけですか。

楳木先生:

提供した側の人も遺族に対して夢枕に立って、「霊界で胸に穴が空いて生活に困る」と、訴えたのです。それで、遺族が医者に訴えて、ズーッとその医大病院では移植手術は行われなかったわけなのです。」

受講者:

それはどうしてあげたら良いのでしょう。

楳木先生:

遺族が間違いをお詫びして、徳を積んでいくしかしようがないですね。」

受講者:

子供の場合で本人の意志に関係なく家族がやってしまった場合でも?

楳木先生:

本人も不自由ですが、家族に罪ができてしまいますね。例えば献体をされた場合、解剖に使った残りの遺体が帰ってくるまで、およそ3年くらい遺体がないので、葬式ができないので、ズーッと自分の遺体のところにとどまってしまうのです。」

受講者:

〝人の役に立つなら・・・″との想いで献体するのは間違いなわけですね。

楳木先生:

そうです。間違いです。」

 

水耕栽培では鉱物が摂取できない

受講者:

水耕栽培では土素は吸収されないのでしょうか。

楳木先生:

全然と言うことはないですが、先ほどの何パーセントかは吸収されるでしょう。しかし水耕栽培ですと、鉱物が入っていないのが一番の問題点なわけです。

鉱物が入ってこないと神経の中の電気信号を伝達させる物質が減ってくるのです。水だけでは金属が入ってこないのです。野菜が土から養分を吸い上げる時に、鉱物が一緒に入ってくるのでそれを食べることによって神経の維持が出来るわけです。鉱物が電気を伝える役割を担っているのです。その伝達物質が少なくなってしまいます。

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇水耕栽培は、鉱物(神経の中の電気信号を伝達させる物質)が入っていないので、神経の中の電気信号を伝達させる物質が減ってくるということが一番の問題点なのだということ。

〇土耕栽培では、野菜が土から養分を吸い上げる時に、鉱物が一緒に入ってくるのでそれを食べることによって神経の維持が出来るのだということ。

 

編集後記

責任者:

今回の学びでは、心臓機能の真の働きとは〝霊界から火素を吸収する″ということであり、心臓は霊界と一番密接に繋がっているところなのだということを再認識することが出来ました。そして、その大切な臓器を移植するということがどういうことなのかについて深く考えさせられました。メシヤ様に御教えいただいている私達です。御教えはこのような知識と気付きをいただきながら拝読しなければならないなあと思わせていただきました。

それから新しい御守護報告が届きましたので一読いただきたく思います。

朝晩は冷え込むようになってまいりました。くれぐれもご自愛ください。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.143三重(平成24年12月分)

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