研鑽資料no. 43(2020年7月)

8月に向けての学び

はじめに

責任者:

今回の一連の豪雨によって、九州や岐阜、長野など西日本と東日本の広い範囲で、甚大なる被害が出ています。この災害によりお亡くなりになられた方々に、心より御冥福をお祈り申し上げます。又、被災された多くの方々に、衷心よりお見舞い申し上げます。

未だこれからも雨が続くようです。皆様には防災に対する意識を高めての生活を心がけていただきますよう、お願い申し上げます。

さて今回も、引き続き「文明の創造、科学篇」より、皆さんと共に学びを深めて参りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『栄養』

「文明の創造、科学篇」昭和27(1952)年

私は前項までに、薬剤の恐るべきものである事を詳説したから、最早判ったであろうが、ここに見逃す事の出来ないのは、栄養に関する一大誤謬である。まず結核の項に動物性蛋白の不可である事を述べたが、こればかりではない、全般にわたってはなはだしい錯誤に陥っているのが、近代栄養学である。

その最もはなはだしい点は、栄養学は食物のみを対象としていて、肝腎な人体の機能の方を閑却されている事である。例えばビタミンにしろ、ABCなどと種類まで分けて、栄養の不足を補おうとしているが、これこそ実に馬鹿馬鹿しい話である。それは前述のごとく体内機能が有している本然の性能を無視しているからである。というのはその機能なるものを全然認めていないのである。すなわち機能の働きとは人体を養うに足るだけのビタミンでも、含水炭素でも、蛋白でも、アミノ酸でも、グリコーゲンでも、脂肪でも、いかなる栄養でも、その活動によって充分生産されるのである。もちろん全然ビタミンのない食物からでも、栄養機能という魔法使いの活力によって、必要なだけは必ず造り出されるのである。

この理によって、人体は栄養を摂る程衰弱するという逆結果となる。すなわちビタミンを摂る程ビタミンは不足する事になる。これは不思議でも何でもない。それは栄養を体内に入れるほど栄養生産機能は活動の余地がなくなるから自然退化する。これは言うまでもなく栄養の大部分は完成したものであるからで、本来人間の生活力とは、機能の活動によって生まれるその過程なのであって、特に消化機能の活動こそ生活力の主体であると言ってもいい。言わば生活力即機能の活動である。この理によって未完成な食物を完成にすべき機能の労作過程こそ生活力の発生源である。何よりも空腹になると弱るというのは、食物を処理すべき労作が終ったからであり、早速食物を摂るや、身体が確(しっ)かりするのにみて明らかである。しかも人体すべての機能は、相互関係にある以上、根本の消化機能が弱れば他の機能も弱るのは当然である。

そうして人間に運動が健康上必要である事は言うまでもないが、それは外部的に新陳代謝を旺盛にするのが主で、内部的には相当好影響はあるが、それは補助的である。どうしても消化機能自体の活動を強化する事こそ、健康増進の根本条件である。ゆえに消化のいいもの程機能が弱るから、普通一般の食物がちょうどいいのである。ところが医学は消化の良いものを可とするが、これはいかに間違っているかが分るであろう。しかもその上よく噛む事を奨励するが、これも右と同様胃を弱らせるからもちろん不可である。この例として彼の胃下垂であるが、これは胃が弛緩する病気で、全く人間が造ったものである。というのは消化のいい物をよく噛んで食い、消化薬を常用するとすれば、胃は益々弱り、弛緩するに決まっている。何と愚かな話ではないか。これについて私の経験をかいてみるが、今から三十数年前、アメリカで当時流行したフレッチャー〔リ〕ズム喫食法というのがあった。これは出来るだけよく噛めという健康法で、私は実行してみたところ、初めはちょっとよかったが、約一ケ月くらい続けると段々弱り、力がなくなって来たので、これはいかんと普通の食べ方に還元したところ、元通りに快復したのである。

以上によってみても判るごとく、栄養学はほとんど逆であるから、健康に好いはずがないのである。また他の例としてこういう事もある。乳の足りない母親に向かって牛乳を奨めるが、これおかしな話である。人間は子を産めば育つだけの乳は必ず出るに決まっている。足りないという事はどこかに間違った点があるからで、その点を発見し是正すればいいのである。ところが医学ではそれに気が付かないか、気が付いてもどうする事も出来ないのか、右のようにする。これでは呑んだ牛乳は口から乳首まで筒抜けになるように思っているとしか思えない。実に馬鹿馬鹿しいにも程がある。従って牛乳を呑むと反って乳の出が悪くなる。何となれば外部から乳を供給する以上、乳生産の機能は退化するからである。そればかりではない、病人が栄養として動物の生血を呑む事があるが、これも呆れたものである。なるほど一時は多少の効果はあるかも知れないが、実は体内の血液生産機能を弱らせ、却って貧血する事になる。考えても見るがいい、人間は白い米やパンを食い、青い菜や黄色い豆を食って赤い血が出来るのである。としたら何と素晴らしい生産技術者ではなかろうか。血液の一耗だもない物を食っても、血液が出来るとしたら、血液を呑んだら一体どういう事になろうか。言うまでもなく逆に血液は出来ない事になろう。そこに気が付かない栄養学の蒙昧(もうまい)は、何と評していいか言葉はあるまい。彼の牛という獣でさえ、藁を食って結構な牛乳が出来るではないか。いわんや人間においてをやである。これらによってみても、栄養学の誤謬発生の原因は、全く自然を無視し、学理のみに偏したところに原因があるのである。

そうして人間になくてはならない栄養は、植物に多く含まれている。何よりも菜食者は例外なく健康で長生きである。彼の粗食主義の禅僧などには長寿者が最も多い事実や、先頃九十四才で物故した、英国のバーナードショウ翁のごときは有名な菜食主義者であった。以前こういう事があった。ある時私は東北線の汽車に乗ったところ、隣にいた五十才くらいの、顔色のいい健康そうな田舎紳士風の人がいた。彼は時々洋服のポケットから青松葉を出しては、美味(うま)そうにムシャムシャ食っている。私は変った人だと思い訊ねたところ、彼は誇らし気に、自分は十数年前から青松葉を常食にしていて、外には何も食わない。以前は弱かったが、松葉がいい事を知り、それを食い始めたところ、最初は随分不味(まず)かったが、段々美味(おい)しくなるにつれて、素晴しい健康となったと言い、この通りだと釦(ボタン)を外し、腕を捲って見せた事があった。また最近の新聞に、茶殼ばかり食って健康である一青年の事が出ていた。これは本人の直話であるから間違いはない。以前私は日本アルプスの槍ヶ嶽へ登山した折の事、案内人の弁当を見て驚いた。それは飯ばかりで菜がない。訊いてみると非常に美味いという。私が缶詰めをやろうとしたら、彼は断ってどうしても受けなかった。それでいて十貫以上の荷物を背負っては、十里くらいの山道を毎日登り下りするのであるから驚くべきである。これは古い話だが、彼の幕末(中期)の有名な儒者、荻生徂徠(おぎゅうそらい)は豆腐屋の二階に厄介になり、二年間豆腐殼ばかり食って、勉強したという事がある本に出ていた。また私はさきに述べたごとく、結核を治すべく、三ケ月間絶対菜食で、鰹節さえ使わず、薬も廃めてしまったところ、それで完全に治ったのである。このような訳で私は九十才過ぎたら、大いに若返り法を行おうと思っている。それはどうするのかというと菜食を主とした出来るだけの粗食にする事である。粗食はなぜいいかというと、栄養が乏しいため、消化機能は栄養を造るべく大いに活動しなければならないから、それがため消化機能は活溌となり、若返る訳である。とすれば健康で長生きするのは当然であろう。また満州の苦力(クーリー)の健康は世界一とされて西洋の学者で研究している人もあると聞いている。ところが苦力の食物と来たら大変だ。何しろ大型な高梁(こうりゃん)パンを一食に一個、一日三個というのであるから、栄養学から見たら何と言うであろうか。これらの例によっても判るごとく、今日の栄養学で唱える色々混ぜるのをよいとするのは、大いに間違っており、出来るだけ単食がいいのである。なぜなれば栄養生産機能の活動は、同一の物を持続すればする程、その力が強化されるからで、ちょうど人間が一つ仕事をすれば、熟練するのと同様の理である。それから誰しも意外に思う事がある。それは菜食をすると実に温かい。なるほど肉食は一時は暖かいが、ある時間を過ぎると、反って寒くなるものである。これで判った事だが、欧米にストーブが発達したのは、全く肉食のため寒気に耐えないからであろう。これに反し日本人は肉食でないため、寒気に耐え易かったので、住居等も余り防寒に意を用いていなかったのである。また服装にしても足軽や下郎が、寒中でも毛脛(けずね)を出して平気でいたり、女でも晒(さらし)の腰巻一、二枚くらいで、足袋(たび)もあまり履かなかったようだ。それに引換え今の女のように毛糸の腰巻き何枚も重ねて、なお冷えると言うような事など考え合わすと、なるほどと思われるであろう。

今一つここに注意しなければならない重要事は、近来農村人に栄養が足りないとして、魚鳥獣肉を奨励しているが、これも間違っているというのは前述のごとく菜食による栄養は根本的に耐久力が増すから、労働の場合持続性があって疲れない。だから昔から日本の農民は男女共朝早くから暗くなるまで労働する。もし農民が動物性のものを多く食ったら、労働は減殺されるのである。何よりも米国の農業は機械化が発達したというのは、体力が続かないから頭脳で補おうとしたのが原因であろう。ゆえに日本の農民も動物性食餌を多く摂るとすれば、機械力が伴わなければならない理屈で、この点深く考究の要があろう。

右によってみても判るごとく、身体のみを養うとしたら菜食に限るが、そうもゆかない事情がある。というのはなるほど農村人ならそれでいいが、都会人は肉体よりも頭脳労働の方が勝っているから、それに相応する栄養が必要となる。すなわち日本人としては魚鳥を第一とし、獣肉を第二にする事である。その訳は日本は周囲海というにみてもそれが自然である。元来魚鳥肉は頭脳の栄養をよくし、元気と智慧が出る効果がある。また獣肉は競争意欲をさかんにし、果ては闘争意識にまで発展するのは、白人文明がよく物語っている。白色民族が競争意識のため今日のごとく文化の発達を見たが、闘争意識のため戦争が絶えないに見て、文明国と言われながら、東洋とは比較にならない程、戦争が多いにみても明らかである。

以上、長々と述べて来たが、要約すればこういう事になる。人間は食物に関しては栄養などを余り考えないで、ただ食いたい物を食うという自然がいいのである。その場合植物性と動物性を都会人は半々くらいがよく、農村人と病人は植物性七、八割、動物性二、三割が最も適している。食餌を右のようにし、薬を服まないとしたら、人間は決して病気などに罹るはずはないのである。ゆえに衛生や、健康法が実際と喰違っている以上、反って余計な手数をかけて悪い結果を生んでいるのであるから、哀れなるものよ汝の名は文化人といいたいくらいである。

今一つ栄養学中最も間違っている一事は彼の栄養注射である。元来人間は口から食物を嚥下(えんか)し、それぞれの消化器〔機〕能によって栄養素が作られるように出来ているのに、これをどう間違えたものか、皮膚から注射によって、体内へ入れようとする。恐らくこれ程馬鹿馬鹿しい話はあるまい。何となればそのような間違った事をすると、消化器能は不要物となるから、退化するに決まっている。すなわち栄養吸収機能が転移する事になるからである。まず一、二回くらいなら大した影響はないが、これを続けるにおいては非常な悪影響を及ぼすのは事実がよく証明している。

 

『生活力』とは『消化機能』のこと

楳木先生:

皆さん方には『文明の創造』の校正をしていただきましたので、少なく見積もっても、それぞれ十回位は読まれたでしょうね。

もう解説することもないかと思いますが、栄養学に対する『一大誤謬』ということが未(いま)だに修正されていないところがあります。

それからもう一つは、通常『生活力』と言ったら皆さん何を思いますか。おおよそ頭に浮かぶのは〝そんなに稼いでいるのかな″ということでしょう。現代人に置いては、『生活力』と言うと〝稼いでいる”と頭に浮かぶのです。

これは東京オリンピックの頃から高度成長期に入っていきました。その時から世の中は金で回るようになりました。

ですから、子供たちも〝シッカリ稼げるように良い大学に入れる″という考え方をするようになりました。それで〝勉強をしないと良いところへ就職できない″と。〝立派になるために良い大学へ入る″という考え方ではなくて、〝良いところに就職してシッカリ稼ぐ″ためには良い大学へ行かなければいけないと。

こういうような教え方になって行ったのです。

しかし、メシヤ様の仰っておられる『生活力』とは『消化機能』のことです。普通に食べ物を食べて『体の中で栄養素を作り出す力』これが『生活力』なんだと。

我々は人体を中心と考えずに、社会機構を中心に考えようとするので、『生活力』というと〝どこかに勤めてお金を稼いできて″というふうになってしまうのです。

 

本来の『生活力』というのは食物を食べて、消化して栄養素を作り出す。この機能が『生活力』なんだとメシヤ様は示してくださっておられますので、この点、我々も〝日常生活における考え方″を少し見直していただきたいと思います(御教え『栄養学』へ

それで、メシヤ様はいろいろ事例を上げておられます。

たとえば、農村の方々の『持続力』ということを考えてみていただきたいと思います。私よりご年配の方というのはここには二人しかいませんが、どのような格好をしていましたか?学生の頃は。私はね、幼稚園に行くまでは着物を着ていました。肌着の上に着物を着ていました。それで冬になっても袖なしで足袋を履きません。真冬でもね。雪が降っていても下駄履きで雪の中へ入って行ったほどです。寒いけどほぼ裸足で遊んでいました。それでも何時間でも遊べるほど体温を維持することが出来ていました。

今そんなことしたら、すぐに「キャー」と言って、家の中に戻ってきますよ。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎栄養学に対する『一大誤謬』と(いうところ)を修正していくのだということ。

〇現代人に置いては、『生活力』と言うと〝稼いでいること″だと頭に浮かぶのだが、人間の食物を食べて、消化して栄養素を作り出すという機能がメシヤ様の仰っておられる『生活力』なのだということ。

〇この本来の『生活力』に対して、私達も〝日常生活における考え方″を見直していくのだということ。

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

食事の西洋化が『根気』『集中力』『持続力』を低下させる

楳木先生:

それから東京オリンピックの開催を思い出してください。

東京オリンピックの時にはミスがなかったのです。例えば諸国の国旗と国歌が表彰式で流れますが間違いはなかったのです。しかし、札幌オリンピックの時には何回か間違えたと指摘されています。これは何故かというと、集中力がなくなってきているのだ、と言われています。

東京オリンピックの前後から高度成長期に入ってきて、洗濯機や冷蔵庫が家庭に入ってきました。NHKの朝ドラの「梅ちゃん先生」のお姉さんの家にも入りましたね。そうすると、食事もだんだん西洋化していきます。『根気』『集中力』『持続力』がどんどんなくなってきてミスが発生するようになるのです。

ですから、現代人はあの頃と比べるとミスが増加しています。

そのミスの典型が・・・管前総理が原発の問題でしきりに今言われていますが、原発事故の時に現場へ出向いて行ってしまったことです。判断ミスをしたために東電の現場からすれば「遅れた」という理由を述べてますけども、総理大臣はあの時点では、総理の椅子から離れてはいけないわけです。みんなを呼びつけて、被害を最小限に食い止める指示を出して現場の人間に任せるべきだったのです。自ら飛んで行ったためにそれに対応する人たちの作業を遅らせることになってしまったのです。

この〝判断ミス″ということは今回の『栄養』と非常に繋がりがあるのです。

そうしたことを現代に当てはめて御教えを拝読させていただくと、〝現代人がいかに間違った方向に行っているのか″ということがわかるのではないかと思います。

それは人間の体をあまりにもしっかり見ないで栄養学が分業体制で研究されているためにこういうことが起こってくるのです。

肉体そのものが主体であって、そこに〝食物が入って行った場合にどうなっていくのか。″という考え方をしないで、「本来栄養はこういうものが必要だから最低30種類のものを食べないといけない」とか「60種類のものを食べないといけない」とかいう話になってくるのです。

しかし、苦力(クーリー)などはパンだけで他のおかず等は一切食べないでも、素晴らしい栄養素を自分の中で生産して、元気に仕事をこなしています。こういうところをもっともっと研究していかなければいけないに関わらず、間違った考え方が未だに横行しています。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇高度成長期に入り、食事もだんだん西洋化していき、「根気、集中力、持続力」がどんどんなくなってきて、ミスが発生するようになったのだということ。

◎現代人が侵す〝判断ミス″と、今回の御教え『栄養』は非常に繋がりがあるのだということ。

〇現代に当てはめて御教え(『栄養』)を拝読させていただくと、〝現代人がいかに間違った方向に行っているのか″ということがわかるのだということ。

〇肉体そのものが主体なので、そこに食物が入って行った場合に、〝どう栄養となっていくのか″という考え方をしないといけないのだということ。

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

『人間の体の構造』『肉体の機能』をもっと研究しなければいけない

楳木先生:

ですから、子供が生まれてオッパイの出ない人に対しては、乳腺の問題ばかり研究しています。子供を生んだ時の子宮から生まれてくる出口のところが切れるとオッパイが出にくくなります。

我々はそういうことを知っているので下の方を浄霊してあげると30分くらいで乳が出てくるので、こういう関係がわかっていますと、起きてくる現象に対する対処方法が明確にわかると同時に浄霊という力をいただいているので、対処することが出来ます。

その時に、今回『牛乳を飲めば良い』ということが出ておりますけども、最近は子供がオッパイは出ているのですけども指をしゃぶるとかさまざまな信号が出ている人の話ですと、今の産婦人科はオッパイが出にくい人に対して「餅を食べろ」ということを言わないそうです。これは人間の体のことが本当にわかっていない医者達が、増えているということですね。

例えば、オッパイを飲ませる時に血液はオッパイに集中していきます。そうですよね、乳腺の裏側は血液が通っていますから。それで血液から乳腺を通していく時にオッパイになって乳首から出ていきます。その裏側は血液ですよね。だからオッパイを飲ませる時は血液はそこへ集中していきます。

そうすると、胃に血液が集中しにくい状態になるのです。この時にあまり消化の悪いものを食べていると、血液が胃に集中していないために消化能力が劣ってくるのです。ここで餅を食べますと餅は消化が良いので、血液が少なくても吸収できるのです。

ですから昔の人の言っていることは理屈に合っているのです。理屈に合っているにもかかわらず、現代では、餅を食べると詰まりやすいので、餅を食べさせないようにしている医者がいるのだそうです。

メシヤ様の為されたように、『人間の体の構造』『肉体の機能』ということをもっと研究しないといけません。現代の医学でも当てはめて考えないといけないことだと言えます

それからズーッとお話してきましたように日本人の腸というのは、西洋の人達と小腸の長さが違います。やはり菜食でズーッと来ていますので、消化する為に腸がものすごく長いわけです。

ここで肉食をあまりしすぎると、肉というのは消化が早いので、小腸を通る間に滓(かす)になってしまいます。ですから、あまり日本人が肉食を多くしすぎると、滓(かす)を多く作りやすいので便秘になりやすいのです。それから、大腸に支障が起きてくるので癌になりやすい。今日本人の死亡率のトップは大腸癌なのです。

これは食生活の問題だと思います。食生活の中でも我々が学んでいる「農薬・化学肥料」というその前の段階で、菜食でズーッと来た日本人が、肉食を摂りいれて過度に肉食になっているために起きている問題なのです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎『栄養』ということについて、現代医学でも〝メシヤ様の為されたように「人間の体の構造、肉体の機能」ということに当てはめて考え(研究し)ないといけない″と言えるのだということ。

〇大腸癌は、「農薬や化学肥料」ということ以前に、菜食でズーッと来た日本人が、(肉食を摂りいれて)過度に肉食になっているために起きている問題なのだということ。

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

〝人類を弱体化して支配力を増す″企み

楳木先生:

それからテレビのスイッチを入れればサプリメントのコマーシャルばかりです。

サプリメントを吸収すればここに書かれていますように、ビタミンならビタミンを直接摂ってしまうと、ビタミンを作り出す機能が低下してしまいます。

消化作用の中の機能が低下すると相互作用によって、他の機能にまで支障を及ぼしてくるようになるというように、メシヤ様が御指摘なされているような日本人の弱体化がどんどん進んでいるのです。

この中には書かれていませんけども、〝人類を弱体化して支配する側がさらに支配力を増していく″のが、大まかな支配する側の企みであるわけです。

その企みこそ、前回のメシヤ講座で拝読した『暗黒界に一条の光明が射し初(そ)めた』ということの『暗黒界』なのです。『一条の光明』を拡大することとは、メシヤ様の御論文を世の中に出していくということです(御教え『恐怖心鼓吹の衛生学と黴菌の必要』へ)。

しかし、今日までの歩みは『一条の光明』を再び閉ざしている状態でした。

それが、三重支部の方々のご協力によってまた射し初めたのです。暗黒界に!

そして、それを拡げていくという取り組が、本屋さんから断られるでしょうけども、知り合いのところに、とにかく置かしていただくとか、それから、〇〇神教の人とかに、「こんな本が出たのよ」というような話し方をしながら、御論文を直接読んでいただくことです。

以前に他の教団でも『文明の創造』を出してはいるのですが、非売品であったために一般には売れませんでした。

今は著作権が切れていますので、大々的に出していけるのです。しかし、編集方法を独自の形にしないといけないので、三重支部の方々に協力をいただきながら、このような装丁にして編集もやり直してこうして売り出すことができたというわけです。

ですので、「これから日常」的に光明を広げてズーッと光を当てていく取り組みをさせていただくのだ」というふうに考えていただいてですね、いろんな人に『文明の創造』のお話をしていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇サプリメントから(例えばビタミンなら)ビタミンを直接摂ってしまうと、ビタミンを作り出す機能が低下してしまうのだということ。

◎「ビタミンを作り出す機能の低下」と、「消化作用の機能の低下」との相互作用により、他の機能にも支障を及ぼすようになり、メシヤ様が御指摘なされているように、日本人の弱体化がどんどん進んでいくのだということ。

◎支配する側(暗黒界にいる)の大まかな企みは、〝人類を弱体化して、支配する側がさらに支配力を増していく″ということなのだということ。

◎メシヤ様の御論文(ここでは「文明の創造」)を世の中に出していくということこそが、暗黒界に射し初(そ)めていた『一条の光明』を再び拡大することになるのだということ。

◎私達のこれからの取り組み(いろんな人に御論文(「文明の創造」)を直接読んでいただくこと)によって、日常的に光明が広がり、光が当たるようになるのだということ。

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

牛乳が一年中同じ味なのは不自然なこと

楳木先生:

牛などもですね、草を食べて結構な牛乳を出している話をしましたけども、先月島根から広島へ移動するときに非常に良い話を聞きました。

私は限界集落というのは東北に一番多いと勝手に思い込んでいました。しかし、中国地方に限界集落が一番多いのだそうです。

その限界集落をなんとかもう一回活性化させようということで、取り組んでいる人たちがいて、その中の一つに、耕作放棄された土地がありますよね。そこへ牛を放牧して草を食べさせるのだそうです。それで牛乳を搾って村の人たちに提供して飲むのだそうです。

そういうことをやっていて何がわかったと思いますか。牛乳の味が・・・」

受講者:

甘味ですか。

楳木先生:

季節ごとに食べる草が違うので、牛乳の味が変わるのです。

その時に生えてくる草によって牛乳の味も変わるのです。香りも違うのです。そうして、〝本来の牛乳の味はこれだ″、村の人たちが気付いたのです。

世の中に出回っている牛乳は一年中同じ味ですよね。

これは牛に食べさせる穀物を海外から輸入して、その穀物で飼料を作って味を一定化させるということをやっているのです。これは、一見素晴らしく聞こえますが、「飼料を作っている」「穀物を作っている」ところの企みの中に我々日本人全体がどっぷりと浸かっているのです。

ですから、牛乳が一年中同じ味だというのは実は不自然なのです。その人たちがやってくれたお蔭で確認できて「なるほどな」と私も思ったのです。」

【ウィキペディア 最終更新 2012年4月9日 (月) 10:45 より

限界集落(げんかいしゅうらく)とは、過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になった集落を指す。】

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎〝牛乳の味が一年中同じ″だというのは、(牛が食べる草が季節ごとに違うので、牛乳の味や香りが変わるのが本当なので)実は不自然なのだということ。

◎牛乳の味が一定化されているということを考えると、〝我々日本人全体が、牛の飼料を作ったり、穀物を作っているところの企みの中にどっぷりと浸かっている″のだということ。

(中略)

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

『世界に広めようお光なしの浄霊力伝授』『メシヤ様に直に太く繋がっがっていこう』

楳木先生:

これからスローガンを『世界に広めようお光なしの浄霊力伝授』としてですね、『メシヤ様に直結すれば必ず奇蹟がいただける』ということを広げていきたいと思います。

それで、『メシヤ様に直に太く繋がっていこう』ですね。そういう掛け声をかけていきたいと思います。

そして、メシヤ様はせっかく我々にこうした力を与えてくださったので、大いに生かしていく態勢を作っていかなければいけないなあ、と無性に思わされました。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私達(メシヤ様の信徒)は、「世界に広めようお光なしの浄霊力伝授(浄霊力拝受へ)」をスローガンとして、〝メシヤ様に直結すれば必ず奇蹟がいただけるのだ″ということを世界に向けて発信し、広げていくのだということ。

(中略)

 

「メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)」より抜粋つづき:

神の粒子

楳木先生:

一昨日のヒッグス粒子のニュースは見ましたか。あれは感動したでしょう。

ビックバーンではじけた時ですね・・・・・、我々の肉体を拡大して見てみますと、細胞の中に核やミトコンドリアだとかあって、それをさらに拡大すると分子があって、それをさらに拡大すると原子があって、それをさらに拡大すると中性子とか陽子とか電子の世界になって、さらに拡大すると17の素粒子になってゆきます。

その17番目の素粒子の確認が取れていなかったのが、今回、分かったのです。27キロの研究施設(大型ハドロン衝突型加速器)で、陽子を光の速度までスピードを上げて、パーンとぶつけた時にその素粒子ができる。その最後の素粒子が今回確認できたのです。そういう壮大な実験だったわけです。

この17番目のヒッグスという素粒子があったために質量が生まれたのです。

そういう素粒子が今回確認できたということは、主神様が150億年前に宇宙を御創りになられた時の物質化構想のキーになる部分が、人類が今回初めてわかったというわけです。

主神様の御経綸の中の物質化の中で重要な役割を果たした粒子が確認できたということですので、今度はこの粒子を拡大していくと、霊子ということになっていきますので、次の段階は霊子なのですが、これは未だに誰も唱えたことがないので、メシヤ様が説明しておられるのがこの霊子の世界(御教え『宗教と科学』へなのです。

『霊主体従の法則』に沿って宇宙が創造されて太陽系が創造されて地球が創造されたという話に繋(つな)がっていきますので、もう少し科学の研究を頑張っていただきたいと思います。

今回は、物質化の中の重要な粒子ですのでね。」

受講者:

「神の粒子」と言われていますね。

楳木先生:

そう「神の粒子」とも言われていたね。

物質化での「神の粒子」だから、今度はその元になっている霊の世界の方を我々は宗教界で顕していかないといけないので、今回の『文明の創造』はメシヤ様が信者に向けて書いたものではないということです。

信者向けは、それまでにズーッと書かれていますのでね。一般書店で売り出そうとして一般の方向けに書いたものですので、ぞれだけにこの『文明の創造』は価値があるわけですね。」

受講者:

『文明の創造』が発刊されて、すぐに『神の粒子』が発見されるということも時期的にピッタリ合ってくるのですね。

楳木先生:

だから『主神様直接の御啓示』と銘打って出した時に、物質化していく時のキーになって行くものが発見されたのは非常に素晴らしいことですね。これは、祭典の一番先に話さなければいけないようなことでしたね。」

【「ヒッグス粒子」ウィキペディアより】

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎『文明の創造』は、メシヤ様が一般の方向けに書かれたものだけに、価値があるのだということ。

◎『主神様直接の御啓示』と銘打って『文明の創造』を出版した時に、物質化していく時のキーになって行くもの(17番目のヒッグスという素粒子)が発見されたのは非常に素晴らしいことなのだということ。

(以下割愛)

 

編集後記

責任者:

現在も依然としてテレビから、サプリメントのコマーシャルが流れてこない日はありません。皆さんは、栄養学に対する『一大誤謬』というところを理解された上で、これらのコマーシャルを眺めていらっしゃいましたか?

今回の学びによって、私達は栄養学に対する『一大誤謬』を認識し、サプリメントなどから出来上がった栄養素を摂るのではなく、『生活力(人間の食物を食べて、消化して栄養素を作り出すという機能)』が退化しないような食生活をしていくことが大切なのだということを、振り返ることが出来きました。

また、暗黒界に射し初(そ)めていた『一条の光明』を再び拡大させていく為にも、〝メシヤ様をご存じない一般の方々に、メシヤ様の御存在を知っていただき、「文明の創造」を拝読していただけるようにコツコツとお伝えして行かなくてはならないなぁ″と強く感じさせていただきました。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.138三重(平成24年7月分)

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