研鑽資料no.45(2020年8月)

9月に向けての学び

はじめに

責任者:

コロナ禍ではありますが、今年もお盆の時期を迎えます(地方によっては新暦の7月15日に行うところもあります)。それぞれの地域で伝承されてきたことに誠を込めて、祖霊様方をお迎えさせていただきたく思います。なお、「お盆について」は「研鑽資料no.1(2018年8月分)」に纏めてありますので、一読お願い致します。

さて、今回も引き続き「文明の創造」より学ばせていただきたく思いますので、よろしくお願い致します。

「メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

無機質界

「文明の創造、科学篇」 昭和27(1952)年

ここで、いよいよ細菌発生の原理とその順序をかいてみるが、そもそも細菌という有機物は、現在最も進歩した原〔電〕子顕微鏡でも、六万倍までしか見えないとされており、これが現在までの限度ではあるが、無論極点ではない。いずれの日か顕微鏡の発達は、超微生物までをも捕捉出来るようになる事は予想されるが、問題はただその時期である。まず現在の程度から推しても、ずっと先の事と見ねばなるまい。

そうして科学の現在であるが、唯物的に見れば最早その極点にまで達しており、次の世界であるところの無機質界の一歩手前まで来ていて、大きな壁に突き当っているという状態にあるという事だ。従ってその壁を突き破ってしまえばいいのであるが、実はそれが容易ではない。ところがたとえ壁を突き破り得てもその先が問題である。というのはその先こそ唯物科学では到底捕捉する事の出来ない、言わば無に等しい世界であるからである。

それについては、彼の湯川博士の中間子論であるが、もちろん同博士は、理論物理学専攻の学者であるから、最初理論によって中間子の存在を発表したところ、たまたま他の学者が宇宙線を写真に撮影しようとした際、中間子である幾つかの素粒子が乾板(かんぱん)に印影されたので、ここに博士の理論は、実験的に確認された訳である。つまり実験物理学によって裏付けされたので、ノーベル賞獲得となったので、これは普(あまね)く知られている通りである。ところが私の唱える説も理論神霊学であると共に、この応用によって素晴らしい治病の効果を挙げているのであるから、実験神霊学としての立派な裏付けも完成しているのである。としたら科学的に言ってもいかに大なる発見であるかが分るであろう。

これを一層判り易く言えば、唯物科学の到達し得たところの極致点が、現在の原子科学であるとしたら、その次の存在であるところの世界、すなわち私の唱える無機質界が明らかにされたのであるから、科学上から言っても実に画期的一大進歩と言えよう。そうしてこの世界こそさきに述べたごとく、科学と神霊との繋りの存在であって、今ここに説くところのこの文は、つまり科学界と神霊界との中間にある空白を充填した訳である。実にこの空白こそ今日まで科学者も、哲学者も、宗教家も知らんとして知り得なかったところの、神秘的謎の世界であったのである。もちろん以前から知識人の誰もが心の奥深く内在していたところの、真理探求の的そのものが、いよいよここに暴かれたのであって、長い間の理想の夢が実現されたのである。しかし文化の進歩は、いつの日かはこの神秘境にまで到達されなければならない事は、誰も予想していたに違いないが、多くの人達は無論科学の進歩によるとしか想っていなかった事も肯けるが、意外にもその予想は裏切られ、私という宗教家によって発見されたのである。けれども単に捉えただけでは何らの意味もなさないが、要はそれを活用し、普く人類の福祉に役立たせてこそ、初めて大なる意義を生ずるのであるが、この事も期待に外れず、病患の九十パーセント以上は完全に治癒されると共に、人間寿齢の延長までも可能となったのである。

以上のごとく、この大発見によって、人類に与える恩恵は、到底言葉や文字で表わす事は出来得まい。従ってこの事が世界人類に普く知れ渡った暁、現代文明は一大転換を捲き起し、人類史上空前の一新紀元を画(かく)する事となろう。ここに到っては最早科学も宗教もない、否、科学でもあり、宗教でもあり、いまだ人類の経験にも、想像にも無かったところの、真の文明時代出現となるのであろう事は、断言して憚らないのである。さていよいよ無機質界と物質界との関係に移るとしよう。

物質界と霊界の世界の中間を充填する

楳木先生:

今月はタイトルが『無機質界』ですが、この御論文をお書きになられた昭和27年当時というのは、顕微鏡は6万倍でした。今は大体何万倍でしょうか。

大阪支部では百万倍だとの話が出ていました。まあそのくらい進歩してきているということですね。(実際には、立体原子顕微鏡などは200億倍という数字が出ています。)

ここに湯川博士の事が書かれていますが、中間子の話ですね(御教え『宗教、哲学、科学の一致』へ)。

それでもう二ヶ月くらい素粒子の話をしてきましたので、中間子と素粒子の違いは分かりますか。

湯川博士が発見したころの素粒子と言うのは中間子とか電子とか陽子とか回っている世界の素粒子です。その素粒子を拡大した時に17の素粒子があるというのが、今回平成24年に確認できた世界なのです。

愈々(いよいよ)メシヤ様が、『物質界と霊界の世界の中間を充填(じゅうてん)する』という話が、〝より霊の方へ近づいた″という認識で今回これを拝読させていただくと、より一層メシヤ様が何にご注目なされていたのかということが、お解かりになるのではないかなと思います御教え『時局と霊界』へ)。」

 

『理論神霊学』に沿って生活すれば御守護に溢れる

楳木先生:

ここで、私たちが浄霊をさせていただくときに〝お陰をいただく″という世界をメシヤ様は『実験神霊学』と呼ばれていたということですね。

それから、この世の中はすべて『霊主体従の法則』に沿って動いています。だから、〝見える世界″の原因は〝霊の世界″に原因があります。これは次回に拝読する『霊主体従』に繋(つな)がっていきます。それが『理論神霊学』の世界ですので、その『理論神霊学』に沿って生活をさせていただくと〝御守護に溢れる。″・・・そういう生活が許されますよ、ということですので、この『理論神霊学』と『実験神霊学』というメシヤ様のお言葉を自分の中で解釈をしておいていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私たちが浄霊をさせていただくときに〝お陰をいただく″という世界を、メシヤ様は『実験神霊学』と呼ばれていたのだということ。

◎この世の中はすべて『霊主体従の法則』に沿って動いているので、〝見える世界″の原因は〝霊の世界″に原因があるのだということ。

◎このことが、メシヤ様のおっしゃる『理論神霊学』の世界なのだということ。

◎御教え下さっている『理論神霊学』に沿って生活をさせていただくと〝御守護に溢れる″・・・そういう生活が許されるのだということ。

 

「メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)」より抜粋つづき:

毎日一ヶ月『無機質界』を拝読する

楳木先生:

そうして、そうしたことが『人類の福祉に役立つ』ということが大切なので、役立っていくためには、大勢の人に浄霊のことを教えて差し上げて、そして浄霊を大勢の人が取り次ぐことによってみんな健康で豊かで平和な世の中に導いて行くことが大切なわけですので、そういうところを目指す拠り所に今回の御論文をさせていただければ有難いと思います。ぜひ毎日、一ヶ月間は『無機質界』を拝読して、それから他の箇所を拝読していただきたいと思います。一ヶ月間読むと大体解りますからね。ほぼ頭に残ります。

昔、〝12歳で入信しても良い時代″と〝7歳になったら入信しても良いという時代″がありました。〝小学校に入るころになったら『お光』を掛けて浄霊ができる″のだと。

そのころ私は布教所長をやっていまして〝どうやって小学校1年生の子に入信の意義を話してあげたら良いのか″と考えました。

先月は幼稚園児の子供たちにここで講義をいたしましたが、うなずきながら聞いてくれていましたので良くわかっていただけたのではないでしょうか。

子供たちはその時は良く聞いているのですが、遊びに夢中になるのですぐに忘れていきます。それを定着させるためにどうしたら良いのかということで、先ほど拝読していただきました『世界救世(メシヤ)教 教義』を暗記していただきました。そうすると、暗記するのに約一ヶ月かかります。文章を区切って短く覚えていきますのでね。

『そもそも』『世界の』『創造主たる』と区切って覚えてきますのでね。全部暗記するのに大体一ヶ月かかるのです。

母親も付き添っているので母親も全部暗記してしまいます。

ですから、毎日『無機質界』を拝読していると、文言はそのまま覚えられなくても、メシヤ様がお説きいただいた論旨は頭の中に定着していきますので、『無機質界』と言った時には大体思い出せるようになります。ぜひそういうことに挑戦していっていただきたいと思います。

そのことをお願いいたしましていつものように質疑応答に移りたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私達は、『理論神霊学』と『実験神霊学』というお言葉を解釈し、〝人類の福祉に役立たせる″ということが大切なのだということ。

◎〝人類の福祉に役立つ″為には、大勢の人が大勢の人に『浄霊』のことを教えて差し上げて、そして〝『浄霊』のことを教えて貰った大勢の人が、大勢の人に『浄霊』を取り次く″ことによって、人々を健康で豊かで平和な世の中に導いて差し上げるということが大切なのだということ。

 

「メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)」より抜粋つづき:

『夜叉龍神も解脱為し』

受講者:

『時局と霊界』にある◯◯◯之尊とは国武彦之尊、◯◯龍神とは夜叉龍神と受け止めて良いのでしょうか。

楳木先生:

そうですね。特選集(「メシヤ講座・特選集no.139(平成24年8月分)」へ)の6ページに出てきますね。これは昭和26年の御論文です。この時点では、メシヤ様は『まだ時期が来ていない』ということで伏せてお書きになられています。しかし、『文明の創造』を御執筆になられた昭和27年には〝時期が来たのであろう″と推察されます。『文明の創造』 366ページの『基督教と善悪』というところには、3行目に『凶党界の親玉夜叉龍神が立てた計画の下』とあります。◯◯龍神が夜叉龍神と明確にお書きになられております。『私の兄であった国武彦之尊に憑依した時から』ということですので、それをここで明らかにされたというわけです。前年は伏せて置いた方が良いということで、◯◯とされたのですが、愈々(いよいよ)『文明の創造』を御執筆される時には、明らかにして世に知らしめようとなされたのではないでしょうか。

ですが、先達の中には非常にキリスト教に詳しい方や、政治家と繋がっているそういう先達の人たちが、“これを明らかにしたら飛んでもいないことになる”ということで、伏せて来たのだろうと思います。そして、『文明の創造』も出版されずに来たということですね。

そうすると『善言讃詞』の中に『夜叉龍神』とありますがこの『夜叉龍神』の唱え方もまた変わって来ます。

『善言讃詞の手ほどき』という冊子が世界救世(きゅうせい)教から出ていますが、

「夜叉は羅刹と併称される暴虐な鬼のことをいう。明主様(メシヤ様)は『女の執着によって悪くなった鬼』という意味で書かれたと仰せられている。龍神はこの場合悪魔を指している。いずれも執着のため悪魔になったものを指す仏語である。」

しかし、こういう解説が果たして正しいかどうかとなって来ますので、我々が『善言讃詞』を奏上させていただく時には、『夜叉   龍神も解脱為し』ではなくて、『夜叉龍神も解脱為し』といわゆる『凶党界の一番の頭目が解脱したのだ。』ということを言霊界に響かせないといけないということです。

「頭目が解脱したのですから、後の眷属たちはみなわかりなさい。」ということを響かせるためにも、善言讃詞を高らかと言霊界に響くように奏上させていただくことが、大切なのです。

特選集にはそこまでは書いていません。「『善言讃詞』にメシヤ様が詠み込まれた『夜叉龍神も解脱為し』の意味も深みを増すのではないでしょうか。」という書き方にとどめてあります。メシヤ講座に参加した人に真実を伝えたいという思いがあるからです。

そういうことですので、『善言讃詞』を奏上する時の気持ちもより高まっていただけるのではないかな、と思います。

取り分け支部でお参りする時にはですね、メシヤ様から御光をいただきつつ、こうした言霊をしっかりと唱えさせていただきたいと思います。」

受講者:

『茲(ここ)迄かいただけでも、今日の事態の根本は大体判断がつくであろう。』と書かれていますが、『今日の事態の根本』というのはどういうことでしょうか。

楳木先生:

夜叉龍神はトップになります。

それでトップが改心したとしても下の眷属たちがまだそのことがわかっていないということがあります。わかっていないが為に悪の世の中にしようと動き回っているので、現代はその眷属たちとの正邪の闘いが続いているということです。

ですので、メシヤ様によって〝夜叉龍神は解脱している″のです。それでそのことを知らしめるということが善言讃詞を奏上するということなのです

それを知らしめていくことによって下の眷属たちが〝そうだったのか″というふうにわかれば、段々悪の行為は無くなっていくのです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私達が『善言讃詞』を奏上させていただく時には、『夜叉   龍神も解脱為し』ではなくて、『夜叉龍神も解脱為し』と、いわゆる〝凶党界の一番の頭目が解脱したのだ!″ということを高らかと言霊界に響かせないといけないのだということ。

〇取り分け(支部などの)拠点でお参りする時には、メシヤ様から御光をいただきつつ、こうした言霊をしっかりと唱えさせていただくのだということ。

〇メシヤ様によって〝夜叉龍神は解脱している″ので、そのことを知らしめるということが善言讃詞を奏上するということなのだということ。

〇私達が〝夜叉龍神は解脱している″ということを知らしめていくことによって、下の眷属たちが〝そうだったのか″というふうにわかり、段々と悪の行為は無くなっていくのだということ。

 

「メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)」より抜粋つづき:

メシヤ様がおつくりになられた祝詞を御神前で響かせる意義

楳木先生:

当り前なことですが『善言讃詞』というのは非常に素晴らしい祝詞なのです。

(中略)

メシヤ様がおつくりになられた祝詞を我々が〝御神前で響かせていく″ということが如何に大きい意義があるということが、このような御論文を拝読させていただかないとなかなか分かっていきません。それで今勉強会を続けているのです。

勉強していくとにより『善言讃詞』を奏上する時の姿勢が明確になって行くのです。」

受講者:

この御教え自体を存じ上げていても国武彦之尊様と繋(つな)がりませんでした。

楳木先生:

大体、素戔嗚之尊を解釈してしまいますね。

私はメシヤ様からの厳しい夢を見ましたので、この御教えと繋(つな)がったのです。」

受講者:

読解力がないのかなあ。私には?(つな)がらないと思います。

楳木先生:

なぜ繋(つな)がったかということは、神秘的な世界だからね。

ズーッと気にしてましたのでね。メシヤ様が御教えのタイトルを教えてくださったわけではないですよ。

国武彦之尊という御神名はあまり御教えに出てきませんので、「これはメシヤ様がお書きになられたのではないのではないか」という意見がガンガン寄せられてね。どう説明したら良いのかと何か月も悩んでいたのです。

それで、メシヤ様の夢を見させていただいた翌日に掃除をしていてふと思ったのです。

掃除しないと、こういうことには気づかないですね。御神前を、家をいつも綺麗にしつつ考えていった方が・・・私の場合掃除機をかけている時に閃(ひらめ)くことが多いですね。トイレに行ったときとかね。ですからトイレにメモを置いておくのは良いですね。」

受講者:

トイレにメモを置いてありますが全く書き込みがありません。(笑い)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎私達は、御論文を体系化(「研鑽資料no.24(2019年10月分)」へ)して拝読することによって、メシヤ様がおつくりになられた祝詞を〝御神前で響かせていく″ということが〝如何に大きな意義があるのか″ということを分からせていただけ、『善言讃詞』を奏上する時の姿勢が明確になって行くのだということ。

 

「メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)」より抜粋つづき:

天の斑駒

受講者:

天津祝詞に『天の斑駒の耳振り立てて』とありますが『天の斑 駒の耳 振り立てて』と区切ってはいけませんね。『天の斑駒』ということが日本書紀にでてきますので。

神話では、天照大神様が天岩戸にお隠れになられた原因のお話しでもあります。

【Wikipedia 最終更新 2012年6月12日 (火) 18:36 より:

天岩戸『日本書紀』の第七段の本文では、古事記と同じような暴挙を行う。最後には天照大神が神聖な衣を織るために清浄な機屋(はたや)にいるのを見て、素戔嗚尊が機屋に皮を剥いだ天斑駒を投げ込んだ。すると、天照大神は驚いて梭で傷ついた。此に由りて天照大神は怒りて、天石窟に入って磐戸を閉じて籠った。そのため国中が常に暗闇となり、昼夜の区別もつかなくなった、とある。】

楳木先生:

そうですね、『天の斑駒の耳振り立てて』と奏上しないといけないね。」

受講者:

え、何?駒ってどんなもの?

楳木先生:

駒というのは馬です。馬の皮を素戔嗚尊が剥いだのです。そのような暴虐をされたのです。それで天照大神はお怒りになって天の岩戸にお隠れになったのです。」

祝詞を唱える想念が整うことが、世の中を変える

受講者

『天の斑駒』の天は「あめ」ですか「あま」ですか。

楳木先生:

天津祝詞ですから『あめ』で良いです。

善言讃詞の『天ケ下』だけは『あまがした』と唱えてください。

それで『振り立てる』のですから大きく耳を開いてね。良く聞きなさい。ということです。」

受講者:

「耳をかっぽじいて良く聞きなさい。」ですね。

受講者:

これは、誰に言っているのですか。

楳木先生:

御神前で〇子さんと〇〇さんが参拝された時、階段が見えたでしょう。

(御蔭話「メシヤ様にお使いいただける喜び」より抜粋:

後は御神体を迎えるだけ」となった4月4日に、御神前で、御浄霊をいただきに見えたある方と参拝をさせていただいている時に、御神体を御奉斎するその白壁に、光輝く階段、そして階段上には丸い輝く光々しい物を拝しました。その時、感じたのは、六十段の神界のそのまた上段ではないのかということと、善言讃詞の中の一節『光明如来と現じ 応神弥勒と化し 救世主(メシヤ)と成らせ・・』で、まさしく我家にお迎えさせていただくのは、最高の御神体なのだと、強く強くわき上がる喜びに、胸に熱いものが込み上げてきました。

その一番上には主神様が御鎮まりなっておられて、その下にそれぞれの神様がお並びになっておられて、そして、下の方に氏神様がお座りになられます。)

その部分は『天津神国津神八百萬の神等共に』そして、『天の斑駒の耳振り立てて聞召せと』

「浄めを希(こいねが)うことを聞いていただきたい。」と「私は恐(かしこ)んで、申し上げます。」というふうな気持ちで奏上すると良いですね。

受講者:

あれー。以前お話を聞いたのより難しくなっていませんか。

楳木先生:

ですから、こういう勉強会を積み重ねれば重ねる程、参拝姿勢が非常に深いものになって行くのです。」

受講者:

言霊が大事だということですね。

楳木先生:

それで、神様側に居並ぶのは氏神様くらいまでです。

それから我々の先祖とか斑駒の惨忍なことをした側の神様も参拝者側です。先達の後に並んでいるという想念でいてください。そして、その者達が一緒に私と共に祝詞を『恐み恐みも白す』という気持ちで唱えてください。

唱える人は役があるのでね、先頭に立つわけです。それで、その先達の後に先祖様とかお詫びをする神様方も居並ぶというわけですね。

このようにして、祝詞を奏上して浄まった後に、『主之大御神様』という御神名をお唱えさせていただくのです。ですから『恐み恐みも白す』と唱えた時にね、「これから謹んで御神名をお唱えさせていただきます」という気持ちで起き上がりながら、『主之大御神 守り給へ幸倍給へ』奏上させていただくのです。

祭事講習みたいでしたね。

しかし、こういう想念でね、参拝してくださる人が日本中に増えていくことが、〝世の中を変えていく″ということなのですよ。

そういう人が増えなければ、世の中が転換していくということにはなって行かないのです。

意味が解らずに唱えると無茶苦茶早くなったりしますが、我々はより意味を解って奏上しないといけませんね

そういう意味で言っても『文明の創造』は非常にありがたいわけです。噛みしめて拝読させていただくと、より深みが増してきますね。」

受講者:

『無機質界』の御論文を勉強させていただいたら、〝ヒッグス粒子″が発表されたりして、世の中の動きを見ていると面白いですね。

(「ヒッグス粒子 最強加速器で発見」 日経サイエンス誌ダイジェスト参照)

楳木先生:

勉強していると、ピッタリ合ってくるのです。メシヤ様の御仕組としか考えられないですね。勉強すればするほどそう思わせていただけます。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎天津祝詞の『天の斑駒の耳振り立てて聞召せと…』のところは、「天津神国津神八百萬の神等共に」そして、「天の斑駒の耳振り立てて聞召せと」、〝浄めを希(こいねが)うことを聞いていただきたい″と〝私は恐(かしこ)んで、申し上げます″というような気持ちで奏上するのだということ。

◎参拝の時は、先達と共に『恐み恐みも白す』という気持ちで祝詞を唱えるのだということ。

◎祝詞を奏上して浄まった後(『恐み恐みも白す』と唱えた時)に、〝これから謹んで御神名をお唱えさせていただきます″という気持ちで起き上がりながら、『主之大御神 守り給へ幸倍給へ』と奏上させていただくのだということ。

◎上記のように想念を正して参拝してくださる人が日本中に増えていくことが、〝世の中を変えていく″ということであり、そういう人が増えることによって、世の中が転換していくということになるのだということ。

◎祝詞は、意味が解らずに唱えると無茶苦茶早くなったりするので、私達は祝詞の意味をより一層解って奏上させていただくのだということ。

(後文割愛)

 

編集後記

責任者:

メシヤ様は、『物質界と霊界の世界の中間を充填(じゅうてん)する』「文明の創造」を昭和27年にご執筆下さりましたが、「文明の創造」は発刊されず、60年間御神業が停滞してしまったことで、未だに「物質界と霊界の世界の中間」は充填されないまま来ているのだと思います。御教示にありますように、その充填されてこなかった「物質界と霊界の世界の中間」を充填していくとは、御教え(ここでは「文明の創造」)を研鑽し自分のものにして大勢の人に「浄霊」を取り次いでいき、そして取り次がれた大勢の人が、又大勢の人に「御教え」と「浄霊」を取り次いでいくということなのだと改めて強く思わせていただきました。

有難うございました。

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.140三重(平成24年9月分)

 

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