研鑽資料no.67(2021年7月)

8月に向けての学び

はじめに

責任者:

先日の7月3日午前、静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区で大規模な土石流災害が起きました。被害に遭われた方やお亡くなりになられた方に対し心からのお見舞いと、ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、いよいよ今回から「文明の創造、宗教篇」にはいります。「科学篇」と同様に 学びを積み重ねて参りたく思います。なお、「メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)」は、研鑽資料no.36で一度学んでおります。繰り返しになりますが、大変重要な御教えですので再度学ばせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。

 

「メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『最後の審判』

「文明の創造、宗教篇」昭和27(1952)年

私はこれまで、現代医学の誤謬と、真の医学の在り方とを、微に入り細に亘って、徹底的にかいて来たので、大体分ったであろうが、しかしこれだけでは全部ではない。というのは今まで説いて来たものは、体的すなわち唯物面の方を主としたのであるから、いわば半分である。従って残りの半分の面が、根本的に分らなければ、真の医学としての全部は分らないのである。

もっとも今まで説いた中にも、霊の実在と霊の本質と、霊の作用影響等は相当かいたつもりであるが、それは病気そのものについての直接的解説であって、これから説くところのものは人体の内面である霊に関する一切である。従って宗教とは離れられない霊に関する以上、結局は宗教にまで発展し、神霊の本体にまで及ぶのである。

しかしこの所説が最後に到って、宗教とはなるが、既成宗教のそれのごとき、信仰一点張りの独善的のものではない。言うまでもなく経文、聖書、御筆先のごとき、神秘的幽幻な説き方ではない。飽くまで論理的、実証的であって、むしろ科学的、哲学的といってもいい程のものであるから、現代人といえどもこれを精読すれば、理解し共鳴しない訳はあるまい。換言すれば今日まで何人も説き得なかったところの、高遠にして人間が触るる事を恐れていた、深い微妙なる謎の本体とも言うべきものであって、これを徹底的に開明するのである。というのは現在までの世界は宗教的、形而上的のほとんどは神秘の幕に閉され、その実体が明らかにされなかったからで、それがため神というものの本質は分り得ないため、神の実在等も一部の人を除いては、信ずる者がほとんどなかったのである。その結果唯物科学が絶対的信仰の的となり、ついに真理ならざるものを真理と錯覚してしまい、物の正邪の区別さえ分らなくなり、せっかく苦心して成し遂げた人類の幸福に役立つところの、発見発明といえども邪神に利用され、本来の目的とは反対に不幸を生むべき道具にされてしまったのである。その結果病気の氾濫となり、経済的苦悩を生み、戦争の原因を作ったのであるから、こうみてくると、この苦難に充ちた世界人類を救おうとするには、何よりもまずおかしな言い方だが本当の真理を開明し、世界人類特に文化民族の知識人に、自覚させなければならないのである。これが真文明を生むべき根本要素であって、これ以外決してないことを私は断言するのである。この意味において、私はまず医学の誤謬から明白にすべく、真理の鏡に照らして、鏡面に映るままの真実をかくのであるから、絶対誤りはないのであって、私としても別段医学に対し、怨恨などある訳はないが、人類救済の必要上、止むを得ないのである。従ってよしんば私がこれを行わないとしても、誰かが神命によって行うのは当然である。というのは再三言う通り、時機の到来と共に、主神(エホバ)の神意の発動は、これ以上の遷延(せんえん)は許されないからであり、最後の審判は目睫(もくしょう)に迫りつつあるからである。そこで神はまず第一番に医学に対し、審判を開始されたのであって、この事がまず私に命ぜられた使命である。というのはさきに述べたごとく人間生命の解決こそ、文明の根本条件であるからである。従ってこの問題を解らせるためには、今日の人間に解し得らるべく、時代即応の説き方でなければならないのである。しかも前人未開の真理であってみれば、なおさらそうでなければならないので、これをもってみてもこの著は、有史以来の偉大なる文献であって、この大任を負わされた私としても、責任の重大なる、到底筆舌に表わす事は出来ないのである。

 

日々御浄化を許されている人は実は神様から一番愛されている

楳木先生:

先程紹介していただいた『恐怖時代(御教えへ)』の御論文の『大多数の人間は全身的極度の浄化作用発生し、到底堪え得られずして罹病後短期間、恐らく数日を出でずして死亡するであろう。この場合医学的浄化停止方法を行う時は、反って逆効果となり死を早める結果となる。』

これを読みますと『全身的極度の浄化作用発生し』ですので、日々御浄化をいただいている人はこれには当てはまらないので安心できますね。幸せな人なのですよ。

逆に浄化していない人は心配しないといけません。洟(はな)が出ている人は良いですけどね。(笑い)」

支部責任者:

先ほど紹介の御論文(『御講話(昭和10年12月1日)』へ)で『それでまず、それが一番最初始められるのが観音会の人だけで、そのために観音会の人だけは軽くすまされるわけで、いまから掃除をされる。ここで掃除されなければ堪えきれず倒れるのです。このことを考えただけでも一般人は光が強くなったときはたいへんだと思う。』とありますので、来るべき時に『全身の極度の御浄化』をいただかなくて済まされるようにメシヤ教の人が先に御浄化をいただいているのですね。そう考えますと有難いことですね。

楳木先生:

有難いことなのです。日々御浄化を許されている人は実は神様から一番愛されている人なのです。大浄化作用が来た時にはもう浄化は済んでいるわけですから。

それから、○○さんなんかはいつも土を触っていますので、肉体的浄化をしなくても毒素は出て行くのです。土は毒素を吸い込んでくれるので、これまた幸せなことなのです。だからできれば裸足の方が良いのですがそんなわけにはいかないですね。昔は田植えとか裸足でやっていたでしょう。無農薬無肥料で裸足で田植えをするような人は非常に健康に恵まれていくのです。ですから土を一所懸命触ってください。」

受講者:

素手ですか?軍手は?

楳木先生:

まあ軍手でしても軍手は網ですから。土素を触っていけます。そこまでこだわらなくて良いですよ。素手だったら爪の中が真っ黒になってしまいます。

ですから「恐ろしいわあ」というだけではなくて先にメシヤ様と御縁をいただいていますと、自分の中の霊体の曇りとかは〝先に浄化される″という有難い環境に今居させていただているのだということを読み取ってください。そうしないと恐怖信仰の方になっていってしまいますのでね。それでは折角いただいた御教えがもったいないです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎日々御浄化をいただいている人は、『全身的極度の浄化作用発生』には当てはまらないので安心でき、幸せな人なのだということ。

◎日々御浄化を許されている人は、大浄化作用が来た時にはもう浄化は済んでいるわけなので、実は神様から一番愛されている人なのだということ。

◎メシヤ様と御縁をいただいている私達は、〝『最後の審判』は恐ろしい″という捉え方ではなく、自分の中の霊体の曇りなどを〝先に浄化していただいている″という有難い環境に今いるのだということを、御教え(『恐怖時代』と『御講話(昭和10年12月1日)』)から読み取っていただきたいのだということ。

 

「メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)」より抜粋つづき:

先(ま)づ第一番に医学に対し、審判を開始された

楳木先生:

それから『最後の審判』について、〝人類全体が大浄化する″というこの資料(御教え『恐怖時代』)に対して、本日拝読した『最後の審判』は少し内容が違います。主神様は最後の審判を何からやると書かれていますか。」

受講者:

医学です。

楳木先生:

後ろから9行目ですね。

『最後の審判は目捷(もくしょう)に迫りつつあるからである。そこで神は先(ま)づ第一番に医学に対し、審判を開始されたのであって、此(この)事が先(ま)づ私に命ぜられた使命である。』

ここが一番大事なところですね。そしてこの『文明の創造』を昭和27年に出そうとされた時に『先(ま)づ第一番に医学に対し、審判を開始されたのである』とここに書かれているのにも拘らず当時のお弟子さんたちがそのことを理解できなかったということです。

ですから医学に対する『最後の審判』は先送りされているということです。

しかし、現代は世界救世(メシヤ)教関係以外の医学の世界とか薬理学の世界の方々が『最後の審判』に拘わる発信をし始めています。「薬剤師は薬を飲まない」という本等は『医学に対して審判を開始』された中身そのままであると受け止めることができると思います。宇田川女史が次に出した「薬が病気をつくる」という本はもっと直接的な表現を使っていますので、素晴らしい本だと思います。それから医学者であれば近藤誠氏をはじめとする方々がどんどん発信しています。6月の文藝春秋でもかなりの頁数を割いて医学に対する警告を特集しております。週刊誌にしましても毎号医学の誤謬を特集に組んで指摘しておりますので、メシヤ教の信者さん以外の方々の目も覚まされようとしています。

これは主神様の御経綸が進んでいるということですね。ですから医学に対する審判というのが〝我々の目に映るようになってきた″という時期を〝迎えさせてただいているのだ″と受け止めてさせていただいて、メシヤ様と御縁のない方々がそこまでやられておりますので、私たちもより一層取り組まさせていただきたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎神様は、第一番に医学に対し審判を開始されたのであり、メシヤ様に命ぜられた使命が、医学に対する審判(医学革命)なのだということ。

◎メシヤ様が昭和27年に『文明の創造』を出そうとされた時に、当時のお弟子さんたちは『先(ま)づ第一番に医学に対し、審判を開始されたのである』ということを理解できなかったので、医学に対する『最後の審判』は先送りされていたのだということ。

◎主神様の御経綸が進んでいる(平成26年6月時点で)から、医学に対する審判というのが(医学の世界とか薬理学の世界の方々が『最後の審判』に拘わる発信をし始めているので)〝我々の目に映るようになってきた。″そういう時期を、私達は〝迎えさせていただいているのだ″と受け止めてさせていただくのだということ。

 

「メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)」より抜粋つづき:

メシヤ様の手足である私たちは〝医学革命を共に進めていきたい″

楳木先生:

今度の地上天国祭の時に3人の方々に発表していただきます。

この発表を聞いていただければわかりますが、日本全体も医学革命(「医学革命の書」へ)に向かって進みつつありますので、メシヤ様が『此(この)事が先(ま)づ私に命ぜられた使命である』とお書きになられております。メシヤ様の御手足である私たちは〝医学革命を共に進めていきたい″とそういう時期を迎えているのだとつくづく感じます。

しかもメシヤ様は、『既成宗教のそれの如き、信仰一点張りの独善的のものではない。言う迄もなく経文(きょうもん)、聖書、御筆先の如き、神秘幽幻な説き方ではない。飽(あ)く迄論理的、実證(じっしょう)的であって、寧(むし)ろ科学的、哲学的といってもいい程のものであるから、現代人と雖(いえど)も之を精読すれば、理解し共鳴しない訳はあるまい。』

こういうふうに書かれておられますので、この『理解し共鳴しない訳はあるまい』というところを私たちは作っていきたいと思います。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様が御論文の中に『此事(医学革命)が先づ私に命ぜられた使命である』とお書きになられているのであるから、メシヤ様の御手足である私達は、「医学革命を、メシヤ様と共に進めさせていただく」という時期を迎えているのだということ。

 

「メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)」より抜粋つづき:

(前文割愛)

『論理的、実證(じっしょう)的、科学的、哲学的』に説いていかなければいけない

楳木先生:

『最後の審判』ということでは世間では〝陰謀論″とかいろんな噂が飛び交いますが、メシヤ様が仰せのように『神秘幽幻な説き方』ではなく、『論理的、実證(じっしょう)的、科学的、哲学的』に説いていかなければいけないのです。

去年は女性の出生率が1.43まで上がったそうですので、2年連続の上昇で、1996年の1.43以来17年ぶりとなる水準に回復したそうです。少しずつ女性が子供を産む数が増えてきているようです。

一方で自殺者は一昨年より昨年は少し減っています。動機は大人の場合はお金が主流なのですが、子供の場合は友達関係、人間関係が最大の原因です。

ところが、今の自殺の原因の一位はなんだと思いますか。」

受講者:

欝(うつ)ですか。

楳木先生:

欝(うつ)と限定はされないですが、健康問題なのです。お金を追い越して健康問題が自殺の最大原因になっています。」

受講者:

健康でないからお金がないのではないですか。

楳木先生:

まあ、それにお金が絡むかもしれませんね。

これから自殺という問題に取り組む場合も〝健康問題″をいかにきちんと把握するかということです。これは医学界の問題でもあるわけです。

たとえば親しい人がお亡くなりになった場合には暫く落ち込むでしょう。悲しい想いになったり喪に伏しているわけですからね。1年間くらいはみんなとワイワイしたりするのは控えたりするのは当然ですね。しかし、これを医者に相談すると「欝(うつ)状態」となってしまうのです。病気にさせられていくのです。友達に相談すれば「当たり前でしょう。肉親がお亡くなりになったのだから・・・」と言われるので〝ああ当たり前なんだ″と思えるわけです。

しかし、友達が「そんなに辛いなら医者に行ってみたら」と言うと、医者に行ってしまって病気が作られていくということが今非常に増えているのです。

それから「新薬が出来ると病人が増える」と言われています。新薬が出来ると医者はその新薬を使おうとして〝病人を作り上げてしまう″ということが起きているそうです。

このように恐ろしい時代を迎えていますので、様々に研究されていることを、メシヤ様の御教えに基づいて肉付けをして早く『医学革命』を進める本を出していきたいと思います。

一昨日発表されたアルツハイマーの原因は・・・アミロイドベータという物質が脳の中に増えてくるというのは以前からわかっていましたが、脳から「ILEI」というタンパク質が分泌されるとアルツハイマーを起こす要因が減少されることがわかったそうです。

私たちの浄霊によって正常に脳内分泌物質が分泌されていればアルツハイマーになる心配がなくなってきます。脳の中の分泌物が正常に分泌していきますと〝そのような病気にならない″ということがその研究でわかってくるわけです。ですから日々浄霊をしっかりして御教え拝読をしていけばそのような病気になる可能性は少ないのです。

物質的にその分泌物を欲しがると薬物依存になってしまうのです。

今世間を騒がしている歌手のように、過去の良い曲を作った爽快感をもう一度味わいたいために薬に手を染めてしまうわけです。その快感物質はひとつのものを達成した時に出てくるはずなのですが、芸術の世界に身を置く人は陥ってしまいやすい場合があるのです。

自分たちの脳の中で自然と発生したり、活性化させるような生活態度をとっておかないと、〝病気や薬物中毒とかに陥ってしまう″原因になっていくのではないかなと思いますので、救う対象が物凄く広がってきていると思います。

そうしたことを最初に確認させていただいていつものように質疑応答に移りたいと思います。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎これから私達が自殺という問題に取り組む場合は、自殺の最大原因である〝健康問題″をきちんと把握して取り組ませていただくのだということ。

◎私達は、脳内分泌物質が正常に分泌されるように、日々しっかりと浄霊をいただき、御教え拝読をしていけば、アルツハイマーのような病気になる可能性は少ないのだということ。

 

 

編集後記

責任者:

メシヤ様とご縁を許された私達は、有難いことに日々いただく様々な浄化を御教えと浄霊で浄まりながら乗り越えさせていただいております。メシヤ様の御存在を先に知り、日々御守護いただいている者として、未だメシヤ様をご存じない方々に、メシヤ様の御存在(御教えと浄霊)を伝えさせていただくことが、メシヤ様の仰っている〝「医学革命」を、メシヤ様と共に進めさせていただく″ということに繋がっていくのだと思わせていただきました。

梅雨も終わりに近づき蒸し暑い日が続いておりますが、体調には十分ご留意くださいませ。

有難うございました。

 

お知らせ:

世界救世教奇跡集(へ)」と共に、7月5日より「神示の健康法(へ)」も随時アップさせていただいております。自己研鑽に拝読いただければ幸いでございます。

 

※『最後の審判』についての他の御教えは以下より拝読いただけます。

・御教え『本紙再刊に就て

・御教え『本教の誕生「世界救世教早わかり」

・御教え『文明の創造 序文

・御教え『一の世界

・御教え『神に愛される

・御教え『巻頭言(「地上天国」16号)

・御教え『恐怖時代

・御教え『恐怖時代(「明日の医術 第三編」)

・御講話(昭和10年12月1日

・御講話(昭和11年1月21日

・御教え『三千世界の大清算―世界最後の大審判はあるか?―

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.161三重(平成26年6月分)

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