「昭和29年2月4日(祭典時御歌)」
ゆきしものきびしきふゆをたえしのびはるたつきょうをいわうみまつり
雪霜の厳しき冬を耐え忍び春立つ今日を祝ふ御祭
ひとのめにみえねどたまのせかいはもきよめのみわざひにすすむなり
人の眼にみえねど霊の世界はも浄めの神業日に進むなり
よのおわりしらぬがほとけのひとびとのおちゆくさきはろくどうのつじ
世の終わり知らぬが仏の人々の落ちゆく先は六道の辻
「昭和28年2月4日(祭典時御歌)」
まがかみのてににぎられしにんげんのいのちはかみのみてにかへらむ
曲神の手に握られし人間の命は神の御手に復へらむ
ながきよのえいぐわほこりしくにとてもほろぶるときのすでにきつるも
長き世の栄華誇りし国とても滅ぶる時の己に来つるも
「昭和27年2月4日(祭典時御歌)」
ちはやふるかみのみわざはまがかみのつくりしぶんかたてなおすなり
千早振る神の御業は曲神の作りし文化建て直すなり