「昭和二十六年二月五日(祭典時御歌)」
りっしゅんのきょうをさかいにわがわざはひのでのごとくかがよひわたらむ
立春の今日を境に我業は日の出の如く輝よひわたらむ
かしこくもはかいのうらにそうぞうのおのをふるはすみわざみよかし
畏くも破壊の裏に創造の斧を揮はす御業見よかし
「『地上天国』第二十一号、昭和二十六年二月二十五日」
われかきしふみつぶさによむひとのふかまりゆくなりえいちとふもの
我かきし書まつぶさに読む人の深まりゆくなり叡智とふもの
ばいきんのほんたいしらぬいがくもてなどやまいなどなおしえべきや
黴菌の本体知らぬ医学もてなど病など治し得べきや
おおかみのしくみのおくのそのおくのまたそのおくのおくぞとうとき
大神の仕組の奥のその奥の又その奥の奥ぞ尊き
「身魂磨き」
ことたまのつよきちからはみたまよりいずるしなくばかいなかりける
言霊の強き力は美魂より出づるしなくば甲斐なかりける
たまみがきこころきよめてよをすくふとうときみわざにいそしめよみな
魂磨き心清めて世を救ふ尊き神業に励しめよ皆
いかならむよのおおとうげきつるとてたまきよければやすくこえなむ
如何ならむ世の大峠来つるとて魂清ければ安く超えなむ