『序文』

自観叢書第12篇、昭和25(1949)年1月30日発行

此著は、本教刊行の『光』新聞、及び雑誌『地上天国』に掲載した論文中から、取捨選択したもので、成可(なるべく)興味に富み、魂の糧として有意義なるもののみを抜いたのである。尤も、相当改竄した点もあり、補足した所もあり、出来るだけ完璧を期したので、己に一読した者と雖も新たなる感銘を受けるであろう。

勿論、時事問題あり、宗教、倫理、処世訓等々人間として知らねばならない事を主として載せてある。従而、人生行路の指針として読まれん事であると共に、新しい人生哲学ともいえよう。

昭和25年1月