御対談「今にアメリカ一の美術館を作る」より抜粋

「栄光186号」 昭和27年12月10日

日置氏:話は変りますが一個の宗教家が美術館を作ると言う様なことは今までに余り聞きませんが、貴方の場合どう言う御動機で造られたのですか。

明主(メシヤ)様:これは動機とは言えないかもしれませんが人間と言うものは始終生まれ変って来るのですが、私は聖徳太子に生まれたことがあるのです。大体日本で仏教を弘めたのが聖徳太子で、それは何でやったかと言えば美術によってやったのです。しかしあの時は日本だけですから、今度私は世界的に聖徳太子と同じことをやるのだと言っているのです。箱根の美術館というのはその最初なのです。