研鑽資料no.135(2024年6月)

6月に向けての学び

はじめに

責任者:

連休も終わり、少しずつ暑さを感じる日が増えてきました。皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。去る5月5日、「主之大御神様御神体御出現記念大祭」を粛々と執り行わせていただきました。祭典におきまして、メシヤ様に「主之大御神様」の御神体の御前にての御参拝を日々お許しいただいていることに対し心から感謝を申し上げました。又、至らなかった点を衷心よりお詫び申し上げ、新たに智慧と御力を賜りますようお祈りいたしました。

さて、今週に入り世間では、「太陽フレア(太陽の表面に於ける爆発現象)」の影響で日本でも低緯度オーロラが観測されたということが話題になっております。一方で「太陽フレア」の影響による通信障害が懸念されているということでした。生活環境が便利になった反面、ここ数日は通信障害などを気に掛けながら過ごさなくてはならないなあと思っております。

それでは引き続き、「文明の創造」より学んで参りましょう。

 

「メシヤ講座no.172大阪(平成27年5月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『仏教における大乗小乗」

「文明の創造、宗教篇」昭和27(1952)年

元来仏教は、小乗が本来である事は、以前私はかいた事があるが、小乗である仏教の中にも、大乗と小乗のある事を知っておかねばならないのである。之を判り易く言えば、小乗は自力本位であり、大乗は他力本位であると思えばいい。そうして仏教中禅宗と日蓮宗は小乗であって、其他は悉く大乗である事で、茲では先ず小乗から解説してみるが、之は自力であるから、どこ迄も難行苦行を修行の第一義としている。というのは此考え方は、其根本が姿羅門宗から出ている為である。殊に彼の禅宗に至っては、最も此行り方が濃厚に表われている。

曩にも詳しく説いた如く、釈尊によって主唱された仏教精神は、婆羅門式難行苦行は誤りであるとし、それに代るに経文を唱える事によって、悟りを得るという言わば経文宗教ともいうべきもので、或期間印度全体を風擁した事は人の知る処であるが、其勢いに対してもそれに従う事なく、依然として婆羅門宗を奉ずる一団があった。勿論信念は頗る固く、相変らず禁欲的難行苦行の道を歩み続けて来たのは勿論で、其信仰の的としては彼の達磨であった。そうして達磨思想の真髄としては、苦行の外に学問であって、此両道によって悟道に入るべく、錬磨研鑽したのである。

処が釈尊入滅後数十年を経てから、婆羅門宗の行者の中に、傑出した一人物が現われた。之が彼の有名な維摩居士である。此維摩こそ禅宗の開祖であって、此本流が彼の臨済禅である。処が彼は業成るや、印度を捨てて支郡内地に移り、布教の為各地を巡跡し、最後に至って有名な五台山に登って道場を開き、道教の祖となったのである。其様な訳であるから本当からいえば、禅宗は仏教から出たものではなく、日本に入ってから仏教化したものであろうし、そうしなければ布教上にも困難があったからでもあろう。

此意味に於て禅宗の寺院も修行法も、僧侶の日常生活等も他宗とは大いに異っているにみても分るのである。彼の禅宗のみに行われる坐禅の行も、 開祖の達磨の修行に則ったものであるのは言う迄もない。又問答を修行の第一義としているが、之も他の仏教とは異つたもので、学問から生れたからに違いない。それらに就ても肯かれる事は、支那日本に於ける古来からの禅僧である。彼等の中、学高き者は漢詩の如きものを作るが、之には禅の悟りを含めたような、言わば漢詩禅ともいうべき詩文を作り、旺んに書いたらしい。

今日之等の書や大字など相当残っているが、好事家から非常に珍重され、価格も高いが、静かに観ると実に脱俗的匂いは人の心に迫り、よく筆者の人格を表わしていて、実に頭の下る思いがする。其中でも有名な彼の『碧巌録』の作者圓悟禅師の如きは支那随一とされている。

日本に於ける禅宗の開祖は、京都大徳寺の開山大燈国師であるが、此人も当時から傑出した僧で、其文といい書体といい、先ず日本一と言ってよかろう。次は鎌倉円覚寺の開祖無学禅師であるが、私は此人の書は殊に好きである。此様に見て来ると、禅宗の高僧は僧侶よりも寧ろ宗教学者といった方がいい位である。そうして今日日本の禅宗は曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の三派となっているが、黄檗宗は微々たるもので、之は支那の方が旺んだという事である。禅宗の方は此位にしておいて、次は日蓮宗をかいてみよう。

日蓮宗は勿論小乗仏教であって、難行苦行による自力本位であるから、他宗の如く釈迦や阿弥陀には余り重きを措(お)かないようで、只一途に開祖日蓮上人を中心に拝み、苦行によって自力を強めようと修行するのは人のよく知る処である。即ち之等によってみると此宗は釈尊の仏教を通り越して、婆羅門の流れを汲んだものといってもいい位である。上人が「吾は法華経の行者なり」と言われたが、此行者の言葉も婆羅門から出ているのである。といって上人は釈尊の経文にも大いに重きを置いている。法華経二十人品を同宗の基礎とした事によってみても分るが、言わば上人は精神は姿羅門に従い、形体は釈尊に学んだといってもよかろう。そうして此宗は最も霊憑りを奨励し、修行の第一義としているが、之も仏教的ではなく婆羅門的である。

 

中心思想と東西文化

楳木先生:

ずっと仏教についてメシヤ様が詳説して下さった内容も、今月で最後になります。最後に『仏教に於ける大乗小乗』ということで、インドで起きた仏教が日本に入ってくる時に、様々な宗派となって日本に起きてきますので、その背景をメシヤ様が御説明して下さったというわけです。

三千年前に朝鮮半島から素盞鳴尊が日本に押し寄せて来て、そして当時の天皇であられた伊都能売神皇様に対して、皇位を譲るようにと迫って日本国民の命まで脅かされたので、皇位を天照天皇に譲って、そしてインドの方に下って行かれて補陀洛山というところで仏教の基になる教えを垂れているところへ、お釈迦様がまだ悉達太子と言われている頃に訪ねて来て、そして日本の元々の教えをずっと教えてあげた、それが基になって仏教ができたということでありました。

この話をですね、実は私が5月5日の記念大祭が終わってから、沖縄に出張して帰って、また出張に出るちょうど1日だけ日にちがあった日に、偶然、卒業した高校の還暦同窓会というのがあって、そこへ行ってきて、260人の卒業生の内7~80人集まりまして盛大に行われました。その中で学問を修めたクラスに国立大学を卒業した者たちに話してもなかなか一発では理解をするということが・・、まぁ理解をするというより、「それはあなたの教祖の教えだろう」というぐらいな返答しかないのですけれども、しかし、その中でも深く勉強している人間がいまして、その人は「その『文明の創造』を一度読ませてもらいたい。」ということで、それで『文明の創造』と合わせて『主神様とメシヤ様』の本をすぐ翌日に送って、それから出張に出てきたわけなのです。

なかなかこうした内容というのは、今までの学問体系の中では全く無い内容ですので、理解できないところがあるかと思うのです。現在の学問体系というのは三千年よりもうちょっと手前に、イエス・キリストの文化圏がアラビア諸国を征服していった時に、アラビアの学問が数学を中心に非常に素晴らしかったので、それをすべて習得して持って帰って、“アラビアの国よりもキリスト教圏の方が優位に立たなければ”ということで、学問体系を整えていって出来上がったものが今の学問体系ですので、それに都合の悪いものはすべて消して、ずっと私達は学んで来させられたという所があります。

ですから日本に三千年前に文字があったということすら、今学校では教えてないわけです。しかしこの文字があったからこそ、伊都能売神皇様がインドへ下っていった時にですね、今の五輪塔の元になる母音の意味を教えているわけですので、それが逆輸入されて日本に入って来たために日本人は仏教の教えをスーと受け入れることができたわけです。この繋がりがやはり分からないとですね、古くからの現代までの人類の歴史をすべて理解するということがなかなか難しいのではないかな、と思います。

それと昨日から奈良の方でバジルの花粉が見つかったというニュースがずっと言われているでしょ?これは平城京で見つかったバジルの花粉よりももっと古いものであったので、その頃から中国といかに交易がさかんであったかということが分かるわけですし、もっと遡って行けば縄文時代の約3500年前から6500年前の間の青森の遺跡に、新潟で取れたヒスイが発掘されているわけです。3500年前から6500年前の、そんな古い時に交易が日本の場合はさかんに行われていたということが分かるわけですし、今この時代になってですね、日本人自体が日本の歴史をもう一回見直さなければいけない時期に来ているのであります。

そういうことを同窓会で、話を聞いてくれる人には滔々と話してきましたけれども、「そんな勉強をしているのか、俺達はもう今第二の就職をしてやっているのだ。」と。「いや宗教界は60歳からが本番なのだ。」と。もっと言えばブラジルがですね、30万人から40万人の信者ができた原動力は、65歳以上の方々が、年金をもらい始めた人が人生経験を基に人救いをし始めたから広がって行ったわけですよね。ですから宗教界は60からが本物になっていくわけなので、還暦を迎えて干支を一回りした人は、ほぼその時代時代に起きて来たものを体験しているわけですので、生きている間は、この60年間の経験が人を救っていく上においては非常に力になっていくということですね。

今箱根山が水蒸気爆発を起こすのではないかと、それから山が大分膨らみつつあるという、そして噴火するのは3千年ぶりだということですので、かなり箱根中心にしてみんな心配されています。今日の報道では富士山と箱根山は同時期にできたものだということを話しておりましたので、富士山の噴火と繋がってくるのではないか、とか・・・。今非常に心配されることがあるのですけれども、箱根山も富士山と同じ3千mの高さがあったそうなのですけれど、後で上の方が吹っ飛んだので、それで今の外輪山があって、今大涌谷とか、まだ火山の名残が残っているという状態らしいのです。あの辺がずっと繋がっているのが今大きく変動しているということは、地球の歴史から見ると、非常に最後の動きなのですけれども、私達は最後の動きの中で人類として生まれて来たわけですので、この人類がもっともっと本来のあり方に気付いていかないといけない時期を今迎えているのではないかな、と思います。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎この『仏教に於ける大乗小乗』でメシヤ様は、インドで起きた仏教が日本に入ってくる時に、様々な宗派となって日本に起きてきた、その背景を御説明して下さっているのだということ。

・三千年前に朝鮮半島から素盞鳴尊が日本に押し寄せて来て、当時の天皇であられた伊都能売神皇様に対して、皇位を譲るようにと迫って日本国民の命まで脅かされたので、伊都能売神皇様は、皇位を天照天皇に譲りインドの方に下って行かれた。

>そして、伊都能売神皇様が補陀洛山というところで仏教の基になる教え(日本の元々の教え)を垂れているところへ、まだ悉達太子と言われていたお釈迦様が訪ねて来られ学ばれた。

≫それが基になって仏教ができたとのだということ。

◎現在の学問体系というのは約三千年前、イエス・キリストの文化圏がアラビア諸国を征服していった時に、アラビアの学問が数学を中心に非常に素晴らしかったので、それらをすべて習得し持って帰り“アラビアの国よりもキリスト教圏の方が優位に立たなければ”ということで出来上がったものなのだということ。

>だから、その学問体系に都合の悪いものはすべて消され、それを私達は学ばされたのだということ。

・日本に三千年前に文字があったということすら、今の学校では教えていないが、三千年前の日本に文字があったからこそ、伊都能売神皇様がインドへ下っていかれた時お釈迦様に、今の五輪塔の元になる母音の意味を教えて上げられたのだということ。

>そして、その教えが逆輸入されて日本に入って来たために、日本人は仏教の教えを容易に受け入れることができたのだということ。

≫この(上記のような)繋がりが分からなければ、古代から現代までの人類の歴史をすべて理解するということは難しいのだということ。

◎上記のようなことから、日本人自体が、日本の歴史をもう一回見直さなければいけない時期に来ているのだということ。

◎宗教界は60歳からが本物になっていくのだということ。

>還暦を迎えて干支を一回りした人は、ほぼその時代時代に起きて来たものを体験しているわけなので、その60年間の経験が人を救っていく上において(その人が生きている間は)非常に力になっていくのだということ。

◎私達は、(例えば、箱根山が水蒸気爆発を起こすのではないかというような)地球に於ける最後の動きのある中で人類として生まれて来ているので、もっともっと人類としての本来のあり方に気付いていかないといけない時期を迎えているのだということ。

 

「メシヤ講座no.172大阪(平成27年5月分)」より抜粋つづき:

宗教における小乗と大乗

そういう意味で仏教の歴史をもう一回見つめ直して、そして仏教の中から日本に入って来て様々な宗派が生まれた時に、こういう仏教は元々小乗宗教ではあるのだけれども、その中でもまだ大乗小乗がある、と。この小乗というのは一般的に考えられる小乗というのは出家をしないと救われないという考え方であります。大乗仏教と言った時には出家しなくとも在家の中で救われていくという考えでありますけれども、メシヤ様が説かれているのは、自力と他力のところからです。

それで『曩にも詳しく説いた如く、・・・』と書いている内容というのはですね、『大乗の善は小乗の悪である』と、『小乗の善は大乗の悪である』という、このいわゆる相反する考え方ができるという・・・。これを科学的に説明すれば、太陽系を見ていくと、太陽系は太陽からもの凄いエネルギーが太陽風として四方八方に出ているわけですね。それが地球に当たった場合には地球の大気をはぎ取るだけの力がありますので、非常に太陽風というのは怖い存在ではある訳なのです。地球のことだけを考えていくと、太陽風というのはですね、これは悪に近いものであるわけです。だけど地球には磁力があるので北極と南極に連なる磁力が太陽風を遮ってくれるので、フワァーと別れてそして彼方まで飛んで行きます。地球の大気をはぎ取られる必要がないわけですね。しかし磁力のない星では大気が全部はぎ取られて行ってしまいます。それで空気が薄くなっているわけですね。しかし、こういう恐ろしい太陽風が、太陽系の彼方までず~っと飛んでいくと、今度は宇宙線、宇宙の彼方から飛んで来る宇宙線をくい止めてくれているわけです。この宇宙線がもし我々の肉体にパンッと当たったら分子にバァッと分解されてしまうので、肉体というのは存在しなくなってくるわけですね。それほど強烈なものが宇宙の彼方から太陽系に向かっては飛んで来ているわけですね。それをくい止めているのが太陽風だということです。ですから太陽風のお蔭で、我々この太陽系はですね、宇宙線の恐怖からは守られています。これが『大乗の善と小乗の悪』ということの捉え方なのだ、という風に、メシヤ様がもう今から60年以上前に教えて下さっているのです。それは、科学が進歩することによってやっとメシヤ様の教えが理解できるようになるという、こういう関係にあります。これからもっと科学が進歩していけばメシヤ様の教えをより理解できる、ということになっていくのではないかなぁ、と思います。そういうことを自分達の腹において『仏教に於ける大乗小乗』を拝読していただければ、大変ありがたいと思います。

この仏教のご説明についてずっと学んできた最後のページに日蓮宗のことについて書かれておりまして、後ろから4行目に 『法華経二十八品を同宗の基礎とした事によってみても分るが、言はば上人は精神は婆羅門に従ひ、形体は釈尊に学んだといってもよからう。』

この部分ですけれども、日蓮上人はお釈迦様の全お経を読み切って、それでなんと伊勢神宮にお参りして、「現在日本に入って来ている仏教というのはお釈迦様の教えをすべて読んだ上でできた仏教では無いので、仏教改革に立ち上がる」という、その誓いの参拝を伊勢神宮で執り行っております。それから故郷の千葉県の方へ帰って仏教改革に立ち上がったのです。その頃仏教と為政者とが癒着しておりましたので、“そういうことを言ってもらうと現存の仏教の各宗派が困る”ということで、日蓮上人の弾圧に為政者を向かわせて、結局弾圧を受けたために小さい日蓮宗という形に納まってしまったということを、ここで私達はしっかり理解しておかないといけないことです。

メシヤ様が推し進めようとする宗教改革というのは、これから始めていく時に、そうした目に合わされる可能性がありますので、日蓮上人が執り行った仏教改革の根っこにはですね、“お釈迦様が説いたすべてを学んだからできたのだ”ということであります。私達はこれから宗教改革を行うのは、まず“メシヤ様の論文をすべて読んでいるからできるわけだ”ということと、その論を基に今現在の三大宗教である仏教の成り立ちを今勉強したわけですので、その次はキリスト教の成り立ちを来月からは勉強していきます。

そして、おおよそですね、イスラム教のことについてメシヤ様はお説きになっておりませんので、キリスト教の中からイスラム教というのが生まれてきたということを、その次はまず現存の学問の中から取得して、そして今イスラム過激派がどうしてああいう過激な行為に出ているかという背景には、キリスト教とまたイスラム教が合体したような状態で原理主義が生まれてきているのだということです。そういうものがあるからこそ、本来イスラム教というのは“人類は弱い存在だ”と、だから“その弱い存在を守るために戒律を作らなければいけない”と。その戒律では食事のことから服装のことまで多岐に渡っているのは、それほど人類は非常に弱い面があるので守って行くために戒律を作ったのだ、という、そういうような関係が、私達はメシヤ様を信ずるがゆえに様々掌握しながら今の地球全体を見ておかなければいけない、と・・・。

そういうところまで考え方を広めていただくために、本日は『仏教に於ける大乗小乗』を学んだのだ、と、そういうふうに受け止めていただいて、これから1ヶ月間、今のような話を思い浮かべながら『仏教に於ける大乗小乗』を1ヶ月間しっかり拝読していただければ大変ありがたいと思います。そうしたことを最初にお願いさせていただいて、いつものように質疑応答に入りたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎日本に入って来て様々な宗派が生まれた仏教は、元々小乗宗教ではあるのだが、その中でもまだ大乗小乗があるのだということ。

>一般的に考えられる「小乗」というのは出家をしないと救われないという考え方であり、「大乗仏教」と言った時には出家しなくとも在家の中で救われていくという考えなのだが、メシヤ様は「自力と他力」という観点から「大乗と小乗」を説かれているのだということ。

◎メシヤ様は 『大乗の善は小乗の悪である』、『小乗の善は大乗の悪である』という相反する考え方ができると説かれておられるのだということ。

>例えば、地球のことだけを考えていくと、太陽風というのは悪に近いものであるのだが、太陽風のお蔭でこの太陽系は宇宙線の恐怖からは守られているのだということ。

>これが『大乗の善と小乗の悪』ということの捉え方なのだという風に、メシヤ様はもう今から60年以上前に教えて下さっている(これは、科学が進歩することによってやっとメシヤ様の教えが理解できるようになるというような関係にある)のだということ。

≫これからもっと科学が進歩していけば、メシヤ様の教えをより理解できるようになっていくのだということを自分達の腹において『仏教に於ける大乗小乗』を拝読するのだということ。

◎日蓮上人はお釈迦様の全部のお経を読み、それから伊勢神宮に参拝し「現在日本に入って来ている仏教というのはお釈迦様の教えをすべて読んだ上でできた仏教では無いので、仏教改革に立ち上がる」というお誓いをたてられたのだということ。

>その後、故郷の千葉県の方へ帰って「仏教改革」に立ち上がられたのだということ。

・その頃仏教と為政者とが癒着していたので、“「現在日本に入って来ている仏教というのはお釈迦様の教えをすべて読んだ上でできた仏教では無いのだ」というようなことを言ってもらうと現存の仏教の各宗派が困る”ということで、為政者を日蓮上人の弾圧に向かわせたのだということ。

>日蓮上人が弾圧を受けたために、小さい日蓮宗という形に納まってしまった(これらのことを私達はしっかり理解しておく)のだということ。

◎メシヤ様が推し進めようとされた宗教改革を始めていく時に、私達もそうした(日蓮上人がうけられたような)目に合わされる可能性があるのだということ。

>日蓮上人が執り行った「仏教改革」の根っこには“お釈迦様が説いたすべてを学んだからできたのだ”ということであるのだということ。

≫(日蓮上人と同じように)私達は、メシヤ様の御論文をすべて読んでいるから宗教改革ができるのだということ。

〇キリスト教の中からイスラム教というのが生まれてきたとのだということ。

>キリスト教とイスラム教が合体したような状態で(イスラム)原理主義が生まれてきている(イスラム過激派がどうして過激な行為に出るのかという背景にこのことがある)のだということ。

・本来のイスラム教というのは、“人類は弱い存在である”だからその弱い存在を守るために戒律を作ったのだということ。

 

「メシヤ講座no.172大阪(平成27年5月分)」より抜粋つづき:

5月5日大祭発表における御守護

楳木先生:

5月5日に御参拝いただいた方々、ご苦労様でございました。それから発表していただいた方ご苦労様でございました。○○さん、もう毒素の排泄はまだ引き続き続いてますか?」

受講者:

ええ、すごくまだ鼻が出ておりまして、状態がだんだん良くなってきていると。それは発表文を書かせていただいている時からずっと続いておりますので、ありがとうございます。

楳木先生:

なるほど。それから最後に発表いただいた○○さんは○○○○教の幹部の方でしたので、御神体を変えるということがなかなか大変だったと思うのですけれど、年を越してから決意を固めて、この春に御神体御奉斎式も無事終わったので、それで「○○さん発表していただけませんか?」というふうに頼んだのです。最初の時ね、渋ったのですね。そりゃそうでしょ、今まで○○○○教の幹部だった人間がメシヤ教に移ったというような話はなかなかし辛かったのではないかと思うのです。しかし、これは大事なことなので、私と一緒に教団改革を進めた仲間であるので「そういったことも踏まえて発表して下さい。」とお話したら、「分かりました。」と引き受けてくれました。

そして、なんと原稿を書き始めたらですね、○○さんと一緒でコールタールのような便が出始めたらしいのです。ず~っと書いている間・・・完成するまで、コールタールのような、もう墨のように黒いものが出て、そしたら頭から首肩が重くてどうにもならん状態だったのが、(原稿を書き始めたらそのコールタールのような便が出て、実は心配だったらしいのです。そういうのが出て癌が見つかったという親戚がいたらしくて、それで“どうしようかな”と思いながら・・・)なんと原稿を書き終えると同時にピタッと止まったのです、と。そしたら、ここの凝りが全部とれたと。もうスッキリしたと。だからそれも一緒に発表してくれれば良かったのですけどれどね・・・。(笑)」

一同:

(笑)

楳木先生:

終わってからみんなが食事の準備している時に、ご夫婦で来て「実は原稿書き始めたらこんな便が出ましてね~。」と言って報告してくれたから、「まぁそんな素晴らしいことがあったんですか。」というふうに話をしてね。これでこういう光をいただき続けて行けば「これからまた新たな気持で御神業に取り組むことができますね。」というふうにご夫婦とご一緒に話をしました。だから次回の「メシヤ講座・特選集」の後記としてまとめてですね、そういうのも載せようかな、と思います。」

受講者:

目が引っ込んできていると。今一番いい状態に戻って来ていると、おっしゃっていました。

受講者:

おしっこも出るようになっているのです。

楳木先生:

あっそう、鼻と目ヤニと、それからおしっこで大分引っ込んできたと?」

受講者:

そうですね。

楳木先生:

こうやって見ていると、・・まぁメガネをかけているからね。」

受講者:

一段と引っ込んできているし、おしっこの出が良くなってきているのと、痰も前から出てましたけど、それプラス鼻が出るように、噛んでも噛んでも出ます。

楳木先生:

原稿の中では1日1箱ぐらい出ていた、と。一番ひどい時は。」

受講者:

そうですね、それはずっと最初の頃はそうでした。2年の歳月が経っていますので、止まっている時期もありますが、ちょうど1年前ですね、遷霊式を終えた瞬間に、目が出ていて、それまでは一切鼻は出ていなかったのが、出始めてそこから周りの人に「引っ込んだね」と言われるようになりました。この1年の間は停止している時もあれば、御浄霊不足の時もありましたけれど。この原稿を書き始めておしっこの出も良くなり、鼻も良く出るようになって来ました。

楳木先生:

なるほど。それを後記として書くので、今言ったことをまたテープ起こしして送って下さい。

それから最初に発表した出雲支部の○○さん、出雲へ着いた旨の電話かかってきて、年配者ですので心配しておりまして、「今無事に帰りつきました」というふうに電話かかってきました。○○教会の専従をしてた人なんですよね。そして、お参りに初めて本部に来て、善言讃詞が始まったら後頭部が割れるように痛くなって、“自分はもうこのまま倒れてしまうかもしれない”と思ってずっと善言讃詞を拝聴して、そして『惟神霊幸倍坐せ(かむながらたまちはえませ)』とお参りした途端にスッと消えた、と。もう良くなったらしいです。そして“あ~もう死ぬかと思ったけど良くなった~”と思って今度は浄霊が始まって終わりがけの時に、カメラのフラッシュのように光ったので、思わず知らず目を開けたらちょうど手が自分に向いていたということなんです。これはもう教会時代もなかったことで「やっぱり本部での大祭にいただく光の強さを改めて感じさせていただきました。」と言いながら「車で帰りました」という報告をその時してくれました。これも本人の了解をとって次回特選集の中に載せていきたいと思います。

だから発表した人がみんな毒素排泄のお蔭をいただいて、その後結果が良くなっているのでありがたいことだな、と思いましたね。それは報告事項です。」

 

責任者:

ここでの御守護報告は、皆様の役に立つ内容だと思います。各自、要点をいただかれて下さい。

 

「メシヤ講座no.172大阪(平成27年5月分)」より抜粋つづき:

世界三大宗教について

受講者:

前も聞いたのですけど、密教にあまり触れてないのですけどね、密教ってバラモン系かなぁと思ったのですけども、御教えにあまり出てないですよね。

楳木先生:

密教は、バラモン教のように感じるけれども、実は仏具を使っている。仏具を使って観音様の力でやっている。だから弘法大師は観音様に力をいただいて、そして仏具の、例えば独鈷をこうやった時に、「ここに井戸を掘れ」とか「池を作れ」とか、観音様の指示で霊場が全部生まれている。あれは全部観音様の力でやっている。

受講者:

昨日、奈良のお寺で・・1200年とか・・弘法大師のちょっと見ていたんですけども、そしたら遣唐使で中国の方へ行かれているのですね。普通二十年かかるのを一年で学ばれたみたいですけども、ということはそこで観音様のことを学ばれたということでしょうかね。

楳木先生:

そうですね。だから本体は観音様だということが分かったと。これで日蓮上人は思想的にお釈迦様の教え全部が分かったという。それで日本の天皇がインドに下って行かれて仏教の基を作ったというのが日蓮上人は分かったので、それで仏教改革に立ち上がった。弘法大師はこの仏教の一番の源は観音様である、と、この観音様は日本の天皇である、ということが分かったので、力をいただけば奇蹟が出せるということを思って帰って来たわけです。だから奇蹟があらたかなわけ、弘法大師による奇蹟が最も顕著に出てきているわけです。

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

○密教は、バラモン教のように感じるけれど仏具を使って観音様の力でやっているのだということ。>弘法大師は観音様に力をいただいて仏具(例えば独鈷)を使い、その観音様の御指示によって全ての霊場は生まれたのだということ。

◎弘法大師は中国で学ばれ仏教の一番の源は観音様であり、この観音様は日本の天皇であるのだということが分かったので、観音様から力をいただけば奇蹟が出せるということを思って中国から帰ってこられたのだということ。

>だから奇弘法大師による奇蹟が最も顕著に出てきているのだということ。

〇日蓮上人は、思想的にお釈迦様の教え全部が分かったのだということ。

>日蓮上人は、日本の天皇がインドに下って行かれて仏教の基を作ったのだということが分かったので、「仏教改革」に立ち上がったのだということ。

 

編集後記

責任者:

今回の学びでは、メシヤ様が進められようとしている「宗教改革」を私達が継いでいくには、御教えの熟読が必須なのだということを再確認させていただきました。又、今の世上を眺めてみると、御教示いただきましたように、私達日本人は日本の歴史を見直さなければいけない時期に来ているのだということを強く感じずにはおられません。日本人としての本来のあり方に気付く為にもコツコツと御教えの拝読を重ねていかなければならないのだと思います。過ごしやすい時季とはいえ、刻々と変わりゆく季節です。どうぞご自愛くださいませ。有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.172大阪(平成27年5月分)

 

 

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