「昭和25年2月4日(祭典時御歌)」
ながきよをかくろひませしとこたちのかみいでまさんはるたつきょうのひ
長き世をかくろひませし常立の神出でまさん春立つ今日の日
はるたつとふことのはさへもなにがなしときめくこころのわきてくるかも
春立つとふ言の葉さへも何がなし時めく心の湧きてくるかも
ものいはぬしらうめでさへはるたつをしるやみつよつはなのさきいづ
物言わぬ白梅でさへ春立つを知るや三つ四つ花の咲きいづ
よしとあしたてわけさばきのみちからをふるふメシヤのみわざかしこし
善と悪立別け裁きの御力を揮ふメシヤの御業畏こし
しゃくそんのとなへしぶつめつのよはすみていよいようまるるかみのおおみよ
釈尊の唱へし仏滅の世はすみていよいよ生まるる神の大御代
よるはすみあかるきひるのよとなればちりもあくたもきえてあとなし
夜はすみ明るき昼の世となれば塵も芥も消えて跡なし
たてよこをむすびていよいよやそくにのひとつにならんときぞちかきも
経緯を結びていよいよ八十国の一つにならん時ぞ近きも
かりこものみだれたるよをたてよこのひとつにむすぶみわざとうとし
苅菰の乱れたる世を経緯の一つに結ぶ御業尊し