6-3、腰の部

1.腰から下が全然動かぬ女

(御教え)

「四十歳の女、最初右足が動かず、医療を加えるうちに、やがて腰から下全体が動かなくなり、だんだん細くなりました。医師は脊髄麻痺と言い、最近は左足にも移行しつあります。御救い戴けましょうか。」

『治りますが、これは薬毒です。右足に薬毒が固まったのです。細くなったというのは足を使わないからです。それが段々と上に上ってきたのです。脊髄麻痺というのは全然デタラメです。こんなのにビタミン注射などをやると、反って足が悪くなってきます。こういうのは(ジンゾウ病)と言って、体の(ジンゾウ)ではなくて、人間の造った(人造病)です。浄霊は腎臓が一番主です。それから股、股の外側、臀部の下の方を、よく浄霊すれば治ります。』

2.座骨神経痛の男

「地上天国」43号、昭和27年12月25日発行

「昭和二十七年二月、入信の三十三歳の男子。三月御屏風観音様、御奉斎、昭和二十四年五月頃より腰が痛み始め、医師に診断を受けました処が座骨神経痛とのことで、注射は局部へ二十本くらいうちました。漢方薬も一カ月くらい続けて飲みました。針灸も五、六回やりました。昭和十八年に盲腸を手術しました。二十七年一月三日に、親戚の者より本教を教えて頂き、早速支部に参り、御浄霊をして頂き、十日目頃に少し良くなったと思っておりましたが、また、次第に痛みが元のようになって、現在両足も痛むようになりました。続けて六カ月くらい、御浄霊を受けました。その後は二日に一回くらいして頂いていりますが、別に変化がございません。現在、御浄霊は腎臓と局部を主として頂いております。」

『これは霊的関係はなく、薬毒のためである。神経痛の時、薬を用いると共に、よく固めたので、治るにも暇がかかるのである。しかも痛みは浄化のためであるから結構で、辛いだろうが、痛めば痛むほど早く治るから、我慢しなさい。』

3.腎臓手術口の排膿と腰痛

「御教え集」4号、昭和26(1951)年12月15日発行

「二十六歳の男子。六年前肋膜にて入院、三カ月後、医師の診断の結果、異常なく会社に復職、一年半後に、脊髄カリエスとなり、針、灸にて大分楽になり、二カ月間休んだだけで、一年六カ月勤務しておりますうちに、右腎臓部が腫れて痛みが激しくなり、また、針、灸に頼りましたが効果なく、一カ月後に、多量の血尿が出ましたので医師に診せた処、腎臓結核と診断され摘出手術をいたしましたが、その傷は今も塞がらずにおります。その後、膀胱結核、副睾丸結核(片方摘出)腹膜等になり、二十五年十二月、左腎臓が腫れ上がり、切開して膿を取り、二十六年五月退院し、現在、軽微な腰痛と右切開部より少量ずつ膿が出ております。発病時より最近まで、多量の服薬と注射(主に葡萄糖、カルシュウム、ビタミン、ペニシリン七、八十本、マイシン二十本、パス七百㌘等)をいたしました。現在体重は五十一㌔、平熱で食欲はあります。ただ今の処は御浄霊を頂いておりますが、十二月に入信を希望している者でございますが、御救い頂けましょうか。御浄霊の急所を御垂示のほど御願い申し上げます。」

『これはどうも余りいじくり過ぎてしまったので、確実な事は言えません。まあ、御浄霊して、それこそ無理をしないように、普通でやっていくのです。別にいけないとも言えないし、請合う事も出来ない状態です。今までの経路を話して見ますと、最初肋膜の時に固めたのです。それまでに、水が下がって脊髄に固まったのです。それを、脊髄カリエスと、こう間違えて――針、灸でしょう――また固めたのです。それから腎臓部に肋膜の水が下がって固まった。そこに浄化が起ったのだから、うっちゃらかしておくと良かった。腎臓から沁みて小便になって出てしまうのです。効果がない――と言うのは、浄化が強かった。固まらなかった。一カ月後に多量の――と言うのは、それが溶けて小便になって出るので、非常に良かった。それを――これは放ったらかしておくと、みんな治ったのです。ですから、医者がみんな拵えたのです。気の毒なものです。傷は今も塞がらず――塞がらない方が良いのです。出るだけ出た方が良いです。これは、消毒薬中毒です。そのために容易に塞がらないのです。副睾丸結核――それは、腎臓摘出の時の消毒薬です。それが沁みて、下がっていった。これは、よく生きてます。右を摘出したので、左の方に毒がよってきたのです。何にもならない。結局、両方取らなければならないが、両方取っては命が無いから、しょうがないです。どうも、しょうがない。これが一番恐ろしいです。自然に出るという事を医学は知らないのです。何も取らなくても良い。自然という事を全然無視してます。少量ずつ出ているから非常に結構なのです。平熱で食欲があるから生きているようなものです。一週間に二回くらいに、気長にやっていると、どうやら生きているだけには治るでしょう。これはどうとも――請合うとか、色々な事は言えません。というのは、薬をどのくらいやっているか、切開手術をどういうふうにしているかで、私がやったわけではないから分らない。』

「入信は差支えないのでございましょうか。」

『結構です。差支え――などと。どっちにしろ、入信しなければ駄目です。入信したら、少し生きるかも知れないが、入信しなかったら数年です。だから、たまに――浄霊を一週間に二度くらいで良いというのは、入信しての話です。入信しなかったら、一週間に二回でも駄目です。』

 

[浄霊法講座6]