「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『頭ですが、今は頭を非常に使わなくては生活出来ません。昔のように暢気な時代ではないから、どうしても頭を使います。それで頭を使うと、これに固まりが来ます。これは大体肩に溜ったものが、頭を使うので茲に来るのです。』
1、脳天の奥を浄霊するのがよい
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『大抵な病人は、まず一番最初首を下げさせて頭の中心を浄霊するのがよいです。この奥の方です。ここが人間の一番中心ですから、この真中が体全体に影響するのです。』 『頭の中心に非常に毒が溜りやすいのです。いつも言うとおり、後頭部は感情、前頭部は理性ですが、ここはその真中になってます。だからここをやるということは必要です。それからよく頭の芯が痛いとか、芯が気持が悪いということを言う人がありますが、やっぱりこれです。』
『結局上は肩を主にして、それから頚の廻りです。それから頭は脳天の奥に毒がある人が多いです。これは始終心配すると茲に行くのです。それから頭を使うと茲に寄ります。本に書いてあるとおり、記憶とか、本を読むとか、学問をするとか、そういう考えるのは前頭部です。後頭部は感情です。処が心配するのは感情と智性と両方使うから脳天に来るのです。そこでここの中心の重い人や苦しい人は沢山ありますが、それは茲です。それから後頭部、延髄という順序でやって行けば何病気でも良くなります。』
2、頭の深い所の毒が溶けて出る時は非常に痛い
「御教え集」26号、昭和28(1953)年10月15日発行
頭が良くなるということは、頭の薬毒を早くとるということです。ですから熱が出て頭が割れるほど痛いということは非常によいのです。それは頭の深い所の毒が溶けて出る時は非常に痛いのです。神経の側だからです。頭の外側の場合はそうでもありません。そういう割れるように痛いのは頭の奥の方だから、それは非常によいのです。
3、後頭部(延髄)の固まりほど厄介なものはない
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
『今の人は薬を入れては頭を使うから、どうしても薬毒が後頭部に固ってしまうのです。精神病に限らずどこか工合が悪い人をみると、ほとんど十人が九人までこれです。必ず延髄の右か左のどっちかが腫れて固くなってます。そうして微熱が出て気持が悪いのです。それで微熱のため食欲が減るとか、気がふさぐとか神経衰弱的の症状があります。それからこれが溶けて咳が出て痰が出ると、丁度肺病みたいになるのです。ですからこれを浄霊するとほとんどなおって行くのです。処がこれがなかなか頑固ですから簡単にはゆかないのです。余程根気が要ります。他の病気は、少ないのも少ないし、治り方も非常に簡単にゆきますが、これが一番いけないのです。』
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『一番厄介なのは必ず延髄に固まりがあるので、茲にない人というのはありません。多い少ないはありますが、必ず棒のような人とか、石が入っているようなのがあります。全部柔らかいという人はありません。だから今の人は全部病人です。大体今の人で長生きしても大抵七十から八十が長生の方ですが、処がそういった固まりがなくなると百以上は必ず生きるのです。だから実に大したものなのです。寿命を延ばすことぐらいは何でもありません。』
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
『ですからまずこれからは病人は、一番目に延髄を見るのです。そうするときっとどっちかが腫れていて、必ずそこに熱をもってます。これが治る場合にはほとんど下痢です。それでここを浄霊すると、これが溶けて来て胃にはいりますから、幾らか胸が気持悪くなってムカつきます。それが原因になって出るのです。その順序を覚えておくとはっきり分ります。そこでまず後頭部が肝腎です。』
4、後頭部の浄霊に伴なう変化で、心得ておかなければならないこと
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『頭は、前頭部と後頭部とは違うのです。後頭部は赤痢か痔で毒素が出る順序ですが、茲で心得ておかなければならない事は、(御教え集、22号)後頭部を浄霊すると胸が気持悪くなります。軽い吐気や胸がムカつく事がありますが、これは溶けたのが胃にはいるのですから、これも浄霊してやる必要があります。』
「御垂示録」8号、昭和27(1952)年4月25日発行
『参考のために一寸話しますけれども、私の後頭部に瘤がある。原因は歯に薬をつけた、それが段々行って、後頭部に固った。それで、どうも頭の工合が始終悪い。一昨年から気がついて浄霊した処が、段々溶けて来て、今約半分位になりました。まるで、骨みたいに固かった。オヤ、こんな所に骨が――妙だなと思って、押しても痛くないですからね。この頃半分位取れて来たのですがね。そうすると、最近眩暈がし始めたんです。相当グラグラしてね。これはおかしいな、どこに原因があるかと思った。処が、後頭部を溶かしたために、こっち(前頭部)に平均浄化が起った。ははあこれだなと、前頭部を溶かしたら、眩暈が大変良くなった。そうしたら胸がムカムカして、今朝から胸をやった。というのは前頭部が溶けて、胃に入ってムカムカしたのです。それで今度は胃を浄霊した。そうすると、出掛けに便所に行きたくなって、それで良くなったんです。後頭部を溶かす時分もムカムカしたが、今日のは前頭部だからね。今度はここ(胃)に来て、それから便所に行った。やっぱりそういった軟らかい、臭いものでした。で、やっぱり、これ(後頭部)が前頭部へ来て、こう(胃)来ている。一寸そういうことは誰でもありますから、ここを溶かしてね。そうすると胸が気持良くなる。それは、前頭部が溶けていったんです。今度は、一部を溶かすと他の頭の部分に平均浄化が起る。それが、こっちに行って、それが下に行く。まあ便利には出来てます。それで、これを溶かしてから、非常に食欲が出た。だから、後頭部が食欲と関係があるということは、随分不思議なものですよ。』
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
一番肝腎なのは後頭部です。前頭部の毒も、後頭部から前頭部に行き、また前頭部が溶ける時も後頭部から下ってくるのです。
「御教え集」18号、昭和28(1953)年2月15日発行
女中の一人でばかに咳をするので、見ると、延髄に固まりがあるのです。それを溶かしたら止まりました。それで、ここならここが溶けて、それはどこへ行くかと言うと、一旦肺に入って咳と痰になって出るのです。
5、前頭部の熱と浄霊について
「御教え集」23号、昭和28(1953)年7月15日発行
『病気を治す場合にも、私は何時も額を触りますが、額の熱で大体分ります。』
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『どんな人でも前頭部に熱があります。脳貧血の人は冷たいですが、普通の人は必ず熱があります。この熱はある程度はやむを得ませんが、触ってみて芯に熱のある人と、上面に熱のある人と両方あります。触ってみて芯にある人はどこまでも熱いですが、上面の人はいつまでも感じません。本当から言えば上面の熱もやっぱりいけませんが、そういうのは別に何でもないといってもよいです。やっぱりいろんなことを考えると毒が茲に集まるのです。』
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
ここを触ってみると熱があります。熱のない人はないので、ほとんどあります。これはここの中の熱と淋巴腺が影響する熱と両方ありますが、これは熟練しなけば見分けが出来ませんが、大体上面が熱いのと芯から熱いのがありますが、芯から熱いのは前頭部の中からのものです。それから上面が熱いのは淋巴腺の影響です。それで上面の熱い人なら大抵淋巴腺に熱があります。
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『それからもう一つ肝腎なことは、女とのいうものは割合にヒステリーなどが起ります。憂鬱的になるのです。イライラするとか、頭が重いとか、頭が晴れ晴れしないということは、(中略)その原因はどこにあるかというと、そういう女の人は必ず前頭部に熱があります。前頭部に熱があるとイライラするのです。処が前頭部に熱があるという事は、そこに毒があるのですが、この毒というものはどこからかというと下からです。ですから前頭部を浄霊すると共に、下の陰部も浄霊しなければならないのです。陰部を浄霊すると前頭部の熱も冷めます。そうすると気持良くなります。併しみんな茲に気がつかないのです。これは浄霊ですから離してやるのですから何でもありません。ですからそういう場合には頭をやると共に、下の方もやるという事を心得ておくのです。そうすると効果が倍になります。』
「御教え集」18号、昭和28(1953)年2月15日発行
『中には額から咳が出る人があります。額を浄霊すると咳が出るのです。』
6、こめかみ
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
それからこめかみに熱があるものです。この熱が非常に苦しいのです。こういうのは、やはり横から浄霊するのです。
7、淋巴腺(頸部)
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『淋巴腺ですが、茲に熱が出ると前頭部に直ぐ移ります。この熱が前頭部に一番影響するのです。それはここの毒が前頭部に始終行くのです。だから頭の悪い人は、気がふさいだり、怒りっぽかったり、気持が悪いということは、みんなそれなのです。ですから神経衰弱とよく言いますが、これはやっぱりその原因の一番は淋巴腺です。』
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
『それで淋巴腺を浄霊するのは横から浄霊するのです。また場合によっては、指を二、三本あてがって、力をぬいてやるとよく溶けます。』
「御教え集」24号、昭和28(1953)年8月15日発行
『頚の廻りに溜った毒というものは必ず熱が出ます。それが溶けて痰になるのです。だから人間、頚は非常に肝腎なものです。それで頚の中にも急所があります。』
『足や腰の悪い人で、頚をやってから良くなる人も沢山あります。』
「御教え集」22号、昭和28(1953)年6月15日発行
『まずこれだけ(後頭部・淋巴腺・前頭部・こめかみ・脳天)やれば体の病気でも大抵なものはずっと良くなります。』