1月に向けての学び
はじめに
責任者:
今年も残りわずかになりました。年の瀬を迎え、何かとお忙しいかと思いますが、引き続き「文明の創造」より学びを続けさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋:
<今月の御教え>
『キリスト教』
「文明の創造、宗教篇」昭和27(1952)年
キリスト教は、キリスト生誕の時から在世中は固より、十字架に懸られる迄の凡ての事は、微に入り細に渉ってかきつくされているので、今改めてかく必要はないから、私としての今迄何人もかかなかった事柄に就てのみかくに止どめておくので、読者は諒せられたいのである。
私が常にいう如く、神は何千年に渉って、天国的文化を形成する目的の下に経と緯の経綸をされて来たのであるが、其経の経綸の代表的宗教としては仏教であり、緯の代表的宗教としてはキリスト教であった。そこで仏教に就ては既に解説して来たから、今キリスト教に移るが、緯の経綸こそ物質文化の進歩発展の基本であって、即ち科学である。今日驚くべき文化の発展は、全くキリスト教以来の世界的経綸である事は言う迄もないが、茲に於てキリストは何故生れたかという事や、其他の点に就て次に詳しくかいてみよう。
キリスト教は緯の経綸として〝物質文化の進歩発展を担ってきた″
楳木先生:
先月までは『宗教改革』を進めていく中で、仏教についてずっと詳説して頂いて、今月からいよいよ『キリスト教』に入っていきます。キリスト教に触れるにおいてメシヤ様は、3行目に、『今改めてかく必要がないから、私としての今迄何人もかかなかった事柄に就いてのみかく事に止めておくので、読者は諒せられたいのである。』 ということを前置きされております。
ですから、イエス・キリストを初めとして、キリスト教の成り立ちとかそういうことについてはここでは触れられていません。〝今まで書かれなかったことをメシヤ様はここで書かれている″ということをまず踏まえておいて頂きたいと思います。
そして、次に 『私が常にいう如く、神は何千年に渉って、天国的文化を形成する目的の下に経と緯の経綸をされて来たのであるが、其経の経綸の代表的宗教としては仏教であり、緯の代表的宗教としてはキリスト教であった。そこで仏教に就いては既に解説して来たから、今キリスト教に移るが、緯の経綸こそ物質文化の進歩発展の基本であって、即ち科学である。』 というように書かれておりますので、私たちがこの神様が何千年に渉って天国的文化を形成するという点において世の中の流れを見た時に、キリスト教は『緯の経綸』として〝物質文化の進歩発展を担ってきたのだ″ということであります。
この物質的文化の進歩発展は〝実際人間に何を及ぼして来たか″ということを考えていきますと、物質文化というのは、今の時代にまでずっと続いている中で、私たちがどういうところにひとつは陥らされているかというと、物質文明ですので、卑近な例からいくと、「隣の芝生は青い」と、いうことは言える訳ですので、「だれそれさんはどういう物を今度手に入れた」とか、或いは「こういう便利なものを使い始めている」と・・・。それに比べてわたしはどうか?という、或いは我が家庭はどうか?ということを比較し始めてくると、これは、我々に何を与えているかというと、所謂欲望を満たすという方向に働きかけて来ております。そして、その欲望を満たすということに働いてくると、それとは反対側としては、満たされないという欲求不満が起きてきます。そうしたことが日々私たちの上に降りかかってきているということです。
今では、それが更に進んで拝金主義ということ、全ては経済至上主義で物事を考えていかれている、ということに追い込まれていきますので、心の中は非常に乾いていく部分があります。欲求不満がいつも溜まってくるということが起きて来るので、それを仏教の機能として捉えられている〝鎮めのエートス″という働きによって、その欲望が膨らんでくる、或いは欲求不満が膨らんでいくものを鎮めていくことで、日本の場合はそういう作用が起きてきたのだという風にして、この約3000年の流れを、整理して見ておいていただきたいと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎この御教えでは、〝メシヤ様は(キリスト教について)今まで書かれてこなかったことを書かれている″のだということを先ず踏まえておくのだということ。
◎神様が、何千年に渉って天国的文化を形成するという点において世の中の流れを見た時に、キリスト教は『緯の経綸』として〝物質文化の進歩発展を担ってきたのだ″とメシヤ様は御教え下さっているのだということ。
◎物質的文化の進歩発展は〝実際人間に何を及ぼして来たのか″ということを考えながら、この約3000年の流れを整理して見ておくのだということ。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋つづき:
仏教の成り立ちを再確認
楳木先生:
それで、もう一度先月までの話に戻りますが、『仏教については既に解説してきたから』という風にここに書かれておりますので、仏教についてどうみんな説明できるかということを頭の中で振り返ってみて頂きたいのです。大体『文明の創造』ではですね、305頁の『霊界における昼夜の転換』から先月拝読しましたですね、『仏教における大乗小乗』というところまでが、これぐらいの頁がありますので・・・、これを、研鑽資料では何ページからか、控えてきてないので、分からないのですが…。」
司会:
39頁からです。
楳木先生:
39頁から、大体これぐらいが、頭の中にスーっと思い浮かぶかどうか、ということをこの場でチェックをしておいて頂きたい。自分の頭の中でチェックしておいて下さい。ふん、ふん、ふん、と浮かび上がってくるかというようにね。
そして、そこに『祈りの栞に寄せて(「入門と奥座敷」)』という本があります。それ貸してくれますか。
この『祈りの栞に寄せて』の「まとめ(「入門と奥座敷p.104」」というところを開いて頂きますと、このまとめにはメシヤ様が『愈々の時、初めて諸々、浄まった者それぞれに因縁通りに諸々の御用を申しつける。神格をいただける者もいる。その人によって御用は変わる。』 ということでありますから、愈々の時を迎えた時にですね、因縁通りの御用をメシヤ様から申し付けられるわけですが、申し付けられるという時に、どういう形で申し付けられるかというのは、人間にとって一番は疑問からスタートします。疑問から。そして、その因縁使命を覚る出発は疑問ですので、疑問のひとつが仏教においては、「インドでできた宗教なのに、なんで日本にこれだけ定着してるいのだろうか?」 だとかということを若い人が思った瞬間が、実は因縁使命を頂く時なのだということです。
それで、思った時に誰かに質問するので、質問した時にそれに答えてあげないと因縁使命を引き出してあげることができない。その時に「どうしてだろうね?」とか言ったら、もうそこで因縁使命が消えてしまいます。その時に今言ったここを、話してあげて貰いたいのです。これだけを。「それはね、・・・」って言って話してあげると、因縁使命を少しずつ引っ張り出してあげることができると思います。
この言い方がやっぱり上手になる為には、これをダイジェストに自分の頭の中に入れておいて、それを説明する練習をある程度しておかないといけません。それをやっておいて頂きたいと思う訳です。」
(中文割愛)
楳木先生:
○子さん言ってみて。
受講者:
えっ!・・・・。(中略)
観音様。伊都能売観音様から始まって、日本から逃げられて、それで、すみません。いかに読んでいないのか(笑)
楳木先生:
読んでいないのではなくて、読んでいるのですよ。一緒に読んでいるから、一回も欠席してないんだから、一回だけ伊勢神宮のご奉仕に行ったから、一回だけ休んでいるけど・・・。」
受講者:
はい。そうです。
楳木先生:
後は全部読んでいるわけだから、一緒にね。読んでいるわけなのだから、それを頭の中に留めているかどうかという問題が次なのです。
それで、話し始めはやっぱり3000年前ということを言っておかないといけないので、3000年前に素戔嗚尊が押し寄せて来て、大体10万の兵を連ねて来て、そして、伊都能売神皇様に皇位を譲れというように迫った訳なのです。伊都能売神皇様は毅然とお断りになったのですけども、日本人を人質のような取り方をして、命が、日本人の命が危ぶまれたので、それで、皇位を譲る決心を伊都能売神皇様は固めて、そして、天照天皇様にお譲りになって、急遽二十八部衆のみを連れてインドへ降って行かれたのです。それで、補陀洛山というところで結跏趺坐しているところに、まだお釈迦様が皇太子の時代に訪ねて来て、そして、伊都能売神皇様と色々問答をされました。
その、問答をされた中身は何かというと、日本の教えを、日本がズーッと守ってきた、日本人が守ってきた事を皇太子であられた悉達太子に教えました。
その教えた内容が現代に残っている形としては、まず、仏教を教えたのが日本人であるという証拠が観音様の直毛に現れているのです。そして、お釈迦様とか阿弥陀様は頭にプツプツと付いているのは、これはインド人特有の天然パーマを象徴しているために、そして、現代の21世紀を迎えた時にこの関係が分かるように仏像はそのように作られているのです。という風にまずは教えて上げてください。
「ふ~ん」、と言って、「日本の教えって一体なあに?」って、また聞くので、聞いたならば、それが今同じように形として残っているのが、ひとつは五輪塔なのです。
京都では、名のある武将の墓とかは五輪塔ですし、今、墓を、集合墓を建てると五輪塔を建てるというのがブームになっていますが、この五輪塔は空、風、火、水、地を表しています。そして日本語の母音にあたるのです。それで、「あ~」と言った時には、物事が始まるとか、そういう働きを産んできます。「い~」と発声した時には風が起こってきます。「う~」と発音した時には火が起こってきます。「え~」と言った時には水の働きが出てきます。「お~」と言った時には土地の働きが、そういう働きが出来て来るのです。その形を作り上げたのが五輪塔なのだから、その五輪塔が今に残っているということは仏教の源が日本であるということの、その証拠として、五輪塔を残してあるのです。「これが神様の仕組みとしてはひとつあるのです。」と教えてあげてください。
「それは分かったけど、日本の教えって一体なあに?」と言われた時には、伊都能売神皇様がその時に、教えた、教えの中のひとつに日本は武力でなくて、徳によって治めたのです。徳によって治める時に大切なことは何かというと、これのひとつが『道法禮節(御教えへ)』なのです。
『道』というのは道だと。道というのは、例えば、今日も紫陽花が綺麗に生けられて人々の心を打っていますが、こういうのを勉強する時に、生け花教室に通うか、華道教室に通うかによってその人の人生は分かれて行きます。
いわゆる生け方だけの技法だけを学んでいくのと・・・、華道教室に行くと道を学んでいきますので、襖をちょっと開けたけど、襖の開け方から名のある先生は教えてくださいます。
そして、生ける時には、山月流は天地人の調和とかいうことで家族の役割などを教えます。それぞれの流派の型の中に教えを籠めて生け方を教えてくださいます。そして、最後の片付けの仕方まで教えてくださいますので、人としての道を学んで行けるのです。何事にも道があるということを分かって日本人は道を求めている人生を歩んでいるのです。それが『道』ということです。
『法』というのは炎から法というのは来ているので、炎というのは触れると熱いので触れられません。それから、犯すということもできない。ですから、この世の中には絶対に犯すことの出来ない決まり事があるのです。触れてはいけない決まり事があるのだということを日本人はずっと守っているのです。これが道法禮節の法ということなのだということです。
それでは、『禮』は?禮は字を書けば分かる。」
支部長代理:
難しい方の字を書かないといけません。
受講者:
えっ、難しい方の漢字?
楳木先生:
旧字体です。」
受講者:
旧字体?
楳木先生:
うん、示編に豊。豊かさを示す。と書いて禮と読む。というのは、物質的な豊かさだけでなくて、心の豊かさだね。だから、気分の良い時には、「最近ふくよかになったね。」と言っても、「そうですか。」と言っておれますが、ちょっとイライラしていると、「ふくよかになったね」と言ったら、「それって“太った”ということですか!」と「私に対して、そんな目で見てるのですか」という風に言いかねないわけなので、やっぱり、禮を尽くすということに繋がっていきません。だから、物質的にも精神的にも豊かでないと禮を尽くすことは出来ないのです。
それから、禮節の『節』は節と書くので、節というのは、メシヤ様は竹を事例に挙げておられます。竹というものは、中は空っぽだけど、非常に強くて、しかも、しなやかなのは節があるので、そういう力強さとしなやかさを生んでいる。だから、日本人はそういう意味で節目、節目を大事にして生活を送っているのだ、と御教えくださっております。
最近では七五三とかいうのは写真を中心にしてしまっています。着物を着せて、〝写真を撮る″ということを中心に七五三をしているでしょう?
写真を残すということ、それが七五三の意味ではないわけなので、三つ子の魂百までとかというように、三歳までに教えておかないといけないことは何かということを、その家その家で決めて、それを三歳の時に話をしてあげるというのが七五三の時に一番大切なことなのです。ああいう綺麗なものを着て写真を撮るということは、親の自己満足でしかないわけで、本当は子供のためを思えば、子供にそうした事を教えていかないといけないのです。三歳の時には自分の着る物は自分で脱いだら畳むなり、洗濯籠に入れるとか、その辺に脱ぎっぱなしにしないとかいうようなことは「三歳までに出来ておかないといけないのだよ」というようなことを教えるために七五三というのはあるわけなので、そういうことを本当は写真ではなくて、教訓が必要なわけなので、そういうものを現代人は忘れているので世の中がおかしな方向へ動いているのです。
3000年前の日本はそういうことをきちんと守ってきたので、そういうことをお釈迦様が皇太子の頃教えてあげたところ、そのお釈迦様は、当時のインドというのはバラモン教で、謂わば、難行苦行によって悟りを開くということを第一義としていたので、人々が幸せになるということには程遠い状態であったこともあり、〝日本の教えをインドで広めないといけない″ということで、皇位を捨てて、皇太子の座を捨てて、そして家族を捨てて一意専心悟道に入っていって、そして全て日本の教えを習得した上で、仏教を立てたわけなのです。それをずっと話して行ったのが〝お経として残っているのだ″ということなのです。
ですから、それが日本に入ってきた時に、精神が日本の精神だったので、スーっと受け入れることが出来たのです。
まあ、そういうところまで話してあげると因縁使命が出てきます。その時に反応しなければ、その話に反応しなければ、まあ、そういう人なのだということです。
そこで「私もっとそのことが知りたい」ということになったら、この月次祭にご案内して、磨いてあげる、更に因縁使命を磨いてあげるというようなことを心掛けて行って頂ければ良いのではないかな、と思います。
それから、仏教というのはそういう形で日本に入って来たのですが、日本に入ってくる時に中国大陸を通って儒教とくっ付いて入って来ましたので、その儒教の形式が現在のお位牌になっているのです。というところまで仏教について触れてあげると、若い人なりに、初めて宗教というものに興味を持った人が、どうしてインドで生まれた宗教が日本にこれだけ定着したのかということの意味合いが少しは分かるのではないかと思います。それで、分かったところから、宗教に対する考え方が大分変わってくると思いますので、そういう風に導いていただきたいと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎『仏教については既に解説してきたから』 という風にメシヤ様は書かれておりますので、私達は〝仏教についてどのように説明できるのか″ということを振り返り確認してみるのだということ。
◎メシヤ様は、『愈々の時、初めて諸々、浄まった者それぞれに因縁通りに諸々の御用を申しつける。神格をいただける者もいる。その人によって御用は変わる。』 と仰っているのだということ。
○愈々の時を迎えた時に因縁通りの御用をメシヤ様から申し付けられるわけですが、どういう形で申し付けられるかというと、最初は疑問からスタートするのだということ。
〇因縁使命を覚る出発点は〝疑問を持つ″ということなのだということ。
〇例えば、若い人が「(仏教において)インドでできた宗教なのに、なんで日本にこれだけ定着しているのだろうか?」 と思った瞬間が、実は因縁使命を頂く時なのだということ。
◎若い人が上記のような疑問を持った時に、その疑問に対して答えて上げる(因縁使命を少しずつ引っ張り出して上げる)ことができるように、仏教について〝説明する練習を″しておくのだということ。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋つづき:
メシヤ様の教えを裏付けする材料がこれから更に出てくる。
これを引っ付けるのが宗教者の役割
楳木先生:
それから、これからキリスト教を勉強していきますが、キリスト教は謂わば〝科学である″という風に、〝科学を発展させるために″という風に書かれておりますので、科学ということを突き詰めていくと、今朝の7時45分からの東海版のニュース観ましたか?NHK東海。岡崎で生物の卵子から精子が出来たと。めだかの卵子のDNAを組み替えたところ精子が出来たというのを発表していたでしょう?」
受講者:
来る途中、ラジオで言ってました。
楳木先生:
ラジオで言っていた?
あっ、そう。DNAのゲノムの方の解読が全てできたので、そこをいじり始めているわけです、今科学は。しかし、このいじり始めたということは、〝そういうことが可能だということがひとつは分かる″ということは置いといて、次は、子供を産んだ人は、大分前に産んだので、(笑)若い二人を中心に考えています。おっぱいを飲ましたよね?その母乳は、どうして出るようになったかというようなのを聞いたことありますか?おっぱいが二つ生まれる前はどっからおっぱいが出ていたか。おっぱいの源は何かというのを。」
受講者:
子宮?
楳木先生:
NHKでなんて言っていましたか?」
受講者:
「へ~っ!」って思っていた。
楳木先生:
「へ~っ!」って思ったことを書いといて欲しかった(笑)。
卵を、にわとりの卵の殻は硬いでしょ?あれは何で硬いの?」
受講者:
カルシウムがあるから。
楳木先生:
カルシウムがあるから硬い?(笑) それは分かるけど、どういう役割をしている?」
受講者:
守っている。
楳木先生:
何を守っている?何から守っている?」
受講者:
外敵。
楳木先生:
外敵って、なあに?どういう外敵か?」
受講者:
他の鳥?
受講者:
細菌?
楳木先生:
流石。さすがNHKを観ていた。(笑)
細菌から守る。外敵から守ると言っても突つけば、直ぐに割れてしまうからそれは守りにはならない。だから、隠している訳なので、土の中とか、巣を作って隠して産むわけなのです。細菌です。それが、・・・生物が段々進化する時に殻が薄くなってくる。薄くなってくると細菌が入りやすいので、それをどうやって守ったかというと、母親が汗を流して、汗をたらたら卵にかけながら守っていたらしい。そうして、守っているうちに、汗の中にDNAの変換が起きて、栄養分が加わるようになって、だから、最初のおっぱいは汗らしい。進化の過程は。それは卵を産んでいる時代。全ての生物がまだ卵を産んでいる時代。それから、哺乳類が出てくる時、テレビでやっていたでしょ。」
受講者:
う~。(笑)
楳木先生:
哺乳類がお腹の中で10ヶ月育てたでしょ?それって、どうやって育てた?」
受講者:
羊水。
楳木先生:
羊水の中だけど、栄養とか排泄物とかどうしていた?」
受講者:
臍の緒?
楳木先生:
臍の緒から?一番最近の人、臍の緒からどうしてやり取りしていたの?」
受講者:
胎盤?
楳木先生:
あんた、本当に冴えている!(笑)胎盤を通して栄養や排泄物のやり取りをしていたわけでしょ?胎盤はどっからできたの?胎盤。聞いたことない?
最近の産婦人科の先生方はそういうことを教えてくれるとなんか命の大切さというのを段々分かってくるのに。胎盤は何から出来ている、と言っていた?」
受講者:
これがこうなって、あーなってと考えていた。(笑い)
楳木先生:
卵の中で排泄物はどうしていますか?卵の中で段々育つでしょ?育った時、段々栄養は周りの卵から取っていくよね。吸収していくでしょ?液体のところから。排泄はどうするの?そんなこと考えたこともないよね。」
受講者:
胎盤ができるまでですかね?
楳木先生:
違う、違う。卵の中」
受講者:
卵の中?
楳木先生:
にわとりで考えたらいい。実は排泄物を貯める袋が付いている。この排泄物を貯める袋は卵にはきちんと付いていて、それがその中の雛が排泄したものを全部貯めていく。そして栄養は減りながら、その袋は膨らんでいくので、うまくできている。
そして、ある時代に、この排泄物を入れる袋のDNAの変換が起きて胎盤ができた。哺乳類の最初の生き物はある時ウイルスに感染してほとんどが死滅してしまった。その中に残ったものが、生き残ったものにウイルスが入ってきて、そのウイルスが卵の中の排泄物を入れる袋のところのDNAを切ってそこにウイルスが入って、そこから胎盤に変化、突然変異を起こして胎盤ができたのだ、と。壮大なドラマがあったのです。
だから、浄化の原理と一緒。浄化を頂く、最近浄化で掻いているけど(笑)、この浄化作用によって、然毒が出ると、頭の周辺に固まっている然毒がとれると、その都度、スキッとしてくるので、脳が非常に活性化していって、次の御神業が待っているわけ。(笑)
待っている、これから凄いことやっていかんといけないので、御神業は。まあ、ですからね、その最後の中国大陸で2011年に見付かった、その最初の哺乳類の生き物と、卵を産んでいたところの最後の生き物の同じものが発掘されて、それを研究しているうちにそういうことが分かった、というのが・・・、これは科学が解明することです。そういうことを緻密に調べてくれている科学者は非常に素晴らしいのだけども、そういうことをずっとされている中でメシヤ様の教えを裏付けする材料がこれから更に出てくるので、これを引っ付けて行く作業をしていくのが宗教者の役割なのだけれど・・・。現在の宗教者はそういうことを全くやっていないので、引っ付かないので、これで地上天国の建設が遅れている理由はそういうわけなのだ、と。教団の幹部たちがそういうことに興味を持って研究していないので・・・。
ですから、本日短いご論文ですけれど、そうしたことまでこれから広がっていく内容だ、ということを今日は分かっておいて頂いてですね、来月からの『善悪発生とキリスト教』とかいうところに入っていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。(後略)」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎キリスト教は謂わば〝科学である″という風に、〝科学を発展させるために″という風にメシヤ様は書かれているのだということ。
◎そのこと(上記)を突き詰めていくと、
①〝メシヤ様の教えを裏付けする材料がこれから更に出てくる″のだということ。
②出てきた〝メシヤ様の教えを裏付けする材料を(御教えに)引っ付けて行く作業をしていくのが宗教者の役割なのだ″ということ。
◎御教え『キリスト教』は短い御論文ですが、①と②のように考えが広がっていく内容なのだということを理解しておくのだということ。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋つづき:
中華民族にも観音様の信仰は残っている
受講者:
中国では絶対平和主義は根付かなかったのでしょうかね。今の中国を見ていると。仏教が通ってきたけども、その間に全く、伊都能売神皇様の教えは残ってないのでしょうか?
楳木先生:
いや、チベット密教には残っている。そして、中華民族には観音様の信仰は残っているので。今の中国は思想的なものがあるね、共産主義という、だけども、共産主義ではないでしょ、あれは。みんなが平等ではない。特権階級と下のクラスの差が物凄く激しいので、あれは真の共産主義ではないので、結局は権力志向というものが今の中国を形成しているという話だけで、観音様の信仰は残っている。だから、マレーシアの華僑の人たちはみんな観音様を祀っている。きのう偶々○○さんがお参りして、「なんとか今年中に信者を作りたいので、小さい御神体を準備してください」という話し合いをしました。だから、伊都能売神皇様の信仰は残っている。そういう形だと思います。だから、そういう人たちに働きかけていけば、メシヤ様の教えは幾重にも広がっていく可能性としては残っている。」
(後文割愛)
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎中華民族にも観音様の信仰は残っているのだということ。
〇今の中国は、共産主義という〝思想的なもの″があるが、真の共産主義ではないのだということ。
〇今の中国では、特権階級と下のクラスの差が物凄く激しい(みんなが平等ではない)ので、真の共産主義ではなく、結局は〝権力志向というもの″が今の中国を形成しているのだということ。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋つづき:
『神とは完全なる人間ということである』
受講者:
今のお話の中で、細菌が卵の中の排泄物を入れる袋に入ってのDNAが突然変異を起こし、胎盤になった。この原理は、メシヤ様のみ教えの浄化作用と同じだと、仰いましたが、そこをもう少し詳しく教えて頂けますか?浄化作用と同じというのは、細菌が浄化を起こすという意味でしょうか。
楳木先生:
その点はその点ね。生命の進化をしていく、メシヤ様の書かれる神は何千年もかけて天国的文化を形成するということで、文化の場合は何千年単位だけども、生命最後に人間に地球に天国を造らせるわけですので、人間を生み出すために38億年かけて進化させているわけです。進化させる過程においてウイルスとかを使いながら次の物質、次の肉体を造り出す。あるいは部位を造り出すということを主神様がズーッと行って最後に完璧な人間が出来たのです。完璧な人間を造ったにもかかわらず、そこにまた毒素とかを加えて完璧な人間の完璧さを失くしているのでメシヤ様の御出現によって真に完璧な人間を造るというのが、今我々が学んでいる内容なのです。完璧になってきますと、完璧が神格をいただくということです。『神とは完全なる人間ということである(御教え『神懸り宗教』へ)』と御教えくださっておりますので、完璧な人間になるためには霊的なものだけではなくて、肉体も完全な形にしていかないといけませんので、今こうして御浄化をいただいているのですね。
ですから、メシヤ様の時代はこのように浄化をいただいている人たちがいっぱいいました。専従者というのは、そういう浄化をいただかないと本当の御用はできないのだと言われていました。疥癬とかね。疥癬というのはもっと痒いですね。疥癬を患わない人間は、御用は出来ないくらい専従者は言われたくらいです。メシヤ様も疥癬を患われました。
生命誌と時々にウイルスと細菌を使って浄化が起きるという関連性はスパンが長いのと短いのがあるのです。」
楳木先生:
おっぱいの源が汗だったということは私もびっくりしている。」
受講者:
生命力、進化論。
楳木先生:
生命誌の方です。」
受講者:
唾液も一緒ですか?またちがうのですか?唾液も殺菌作用がありますね。
楳木先生:
そうそう。」
受講者:
汗と同じですね。
楳木先生:
同じですね。それが外に出てくると涎になるので、その涎は虫歯を防ぐために出てくる訳なんでね。そういうことになってくると人間の体は非常に素晴らしいもので、その殺菌作用のあるものを抗生物質で止めてしまうので、人間の体力が弱まってくるということが次におこってくる。この生命力があるから出せるわけで・・・。」
受講者:
毛穴というのは汗も出すけど、毒素も出すんやなっと(笑)浄化で毛穴が噴火口みたいになっています。(笑)
楳木先生:
そういうことを確認させて頂いて、いつものように質疑応答に入らせて頂きたいと思います。」
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎主神様が38億年かけて完璧な人間を造ったにもかかわらず、そこにまた毒素とかを加えて完璧な人間の完璧さを失くしているのだということ。
◎メシヤ様の御出現によって〝真に完璧な人間を造る″というのが、今我々が学んでいる内容なのだということ。
◎完璧な人間を造るというのが〝神格をいただく″ということ。
◎完璧な人間になるためには霊的なものだけではなくて、肉体も完全な形にしていかないといけないので、浄化をいただくのだということ。
〇メシヤ様の時代は浄化をいただいている人たちが沢山おられましたし、専従者というのは、疥癬などの浄化をいただかないと「本当の御用はできないのだ」と言われていたのだということ。
「メシヤ講座no.173三重(平成27年6月分)」より抜粋つづき:
キリスト教と呼応
支部長代理:
キリスト教で検索をかけて『キリスト教と呼応 東洋に洽(あまね)く布教』という御教えがございましたので紹介いたします。(「メシヤ講座・特選集no.92(平成20年9月分)」をご参照ください。)
楳木先生:
ですから、今まさに『キリスト教と呼応し』ということが言えると思います。科学をメシヤ様の御教えの裏付けにしようとメシヤ教は進めているわけですからね。
まさにメシヤ様の御教えどおり進んでいると言えるのではないでしょうか。
勉強していかないとメシヤ様が説いてくださっていることと関連付けられないので、ぜひメモをとるように心がけて下さい。
面白い番組がやっていたら神様が〝このことを判れ!″とお命じくださっておられるのだと考えてメモをとってください。」
(以下割愛)
責任者:
ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。
◎勉強していかないと、メシヤ様が説いてくださっていることと関連付けられないので、面白い番組をやっていたら神様が〝このことを判れ!″とお命じくださっておられるのだと考えて、メモをとるように心がけるのだということ。
編集後記
責任者:
今回の学びでは、人が因縁使命を覚る出発点が〝疑問を持つ″ということなのだという重要なことに気付かせていただきました。それによって、例えば仏教について尋ねられた場合に、その疑問に対して答えることが出来るように、しっかりと御教えの拝読をしていかなくてはならないなぁと思いました。又、完璧な人間(神格をいただいた人間)になるために(肉体も完全な形にしていかないといけないので)、浄化をいただくのだということがより一層肚に落ちたように思いました。
今回の御教示にありますが、メシヤ様から、〝因縁通りに諸々の御用を申しつけていただける″人間になれるように、来年もコツコツと学びを積み重ねて参りたく思います。どうぞ良いお年をお迎えください。有難うございました。
追記:
『キリスト教と呼応 東洋に洽(あまね)く布教』が掲載されている「救世、48号 (昭和25年2月4日)」 に『今流行りのインフルエンザ(御教えへ)』という御論文が掲載されていました。現在の状況と重るように感じますので拝読されてみて下さい。
※責任者より
引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。
引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。
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