研鑽資料no.92(2022年8月)

8月に向けての学び

はじめに

責任者:

にぎやかな蝉の声が聞こえ始め、蒸し暑い日が続いておりますが、皆様には如何おすごしでしょうか。7月8日、阿部元首相が銃撃されお亡くなりになるという大変衝撃的な事件が起きました。阿部元首相のご冥福を謹んでお祈り申し上げますと共に、ご家族様には衷心よりお悔やみを申し上げます。

さて、今回も「文明の創造」より学びを続けて参りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

「メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『地上天国』

「文明の創造、総篇」昭和27(1952)年

本文は「文明の創造」61ページに記載されています。

地上天国とはバイブルから出た言葉であり、仏教ではミロクの世といひ、西洋ではユートピヤなどといふが、勿論(もちろん)意味は同一であって、つまり理想世界である。之が曩(さき)にかいた如く神の目的であるから、現在迄の歴史は其(その)世界を造る過程であったので、幾変遷を経て漸(ようや)く天国の一歩手前に来たのが現在である。此(この)世界を一口にいえば、病貧争絶無の世界である。処が此(この)三大災厄の中の王座を占めてゐるのが病気であるから、病気さへ解決すれば、貧乏も争ひも自ら解消するのは、言を俟(ま)たない処である。

如上(じょじょう)の意味に於て、私は病気に就(つい)て根本原因を、凡(あら)ゆる面から徹底的に解剖し明かにするのである。而(しか)も之は医学と異って、人智によって生れた学問上の研究理論ではなく、神の啓示を土台とし、実験によって得たる真理であるから、毫末(ごうまつ)も誤りはないのである。そうして実験とは今日迄何万に上る私の弟子が、毎日何十万に上る患者の治療に当ってをり、其(その)治癒率の素晴しい事は、医学の一に対し百といっても、決して過言ではない程である。

右の如く驚くべき治病の実績が、此(この)地球上に出現したに拘(かか)はらず、全人類は治る力のない医学を無上のものと誤信し、病苦に悩み、長く生きられる生命を中途に挫折して了(しま)ふ其(その)無智悲惨なる現状は、到底黙視出来ないのである。此(この)様な末期的惨状を神として、そう長く放任して置けないのは当然である。といふ理由と来(きた)るべき理想世界の住民としての健康人を作らんが為との二つの理由によって、茲(ここ)に医学の迷盲を発表するのである。

 

現代は天国の一歩手前

楳木先生:

今回、最後のところで次のようにまとめていただいております。

『右の如く驚くべき治病の実績が、此(この)地球上に出現したに拘(かか)はらず、全人類は治る力のない医学を無上のものと誤信し、病苦に悩み、長く生きられる生命を中途に挫折して了(しま)ふ其(その)無智悲惨なる現状は、到底黙視出来ないのである。此(この)様な末期的惨状を神として、そう長く放任して置けないのは当然である。といふ理由と来(きた)るべき理想世界の住民としての健康人を作らんが為との二つの理由によって、茲(ここ)に医学の迷盲を発表するのである。』

この二つの理由によって、『文明の創造』の科学篇は、御記述されたのです。その御意図を絶えず受け止めて科学篇の拝読に努めていただきたい、と思います。

また、『之が曩(さき)にかいた如く神の目的であるから、現在迄の歴史は其(その)世界を造る過程であったので、幾変遷を経て漸(ようや)く天国の一歩手前に来のが現在である。』

昭和27年当時を『天国の一歩手前である』とする重要な発表があります。それに引き換え、現代は天国になっているとは言えません。その理由を求めると共に、天国化を実現するために私達は本来の御神業推進を目指しているのです。

それと、『此(この)世界を一口にいえば病貧争絶無の世界である。』と述べられております。

こういう事ですので病貧争絶無の世界をメシヤ様はどうしてもお造りになるという点において、我々に御教えを垂れて下さっているのと、浄霊力を中心にして、我々に救済力を下さっているのだ、と、そういう風に受け止めていただければ良いと思います。

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎『右の如く(上記の御教えにあるように)驚くべき治病の実績が、此地球上に出現したに拘はらず、全人類は治る力のない医学を無上のものと誤信し、病苦に悩み、長く生きられる生命を中途に挫折して了ふ其の無智悲惨なる現状は、到底黙視出来ないのである。此様な末期的惨状を神として、そう長く放任して置けないのは当然である。』といふ理由と、『来るべき理想世界の住民としての健康人を作らんが為』との二つの理由によって、『文明の創造』の科学篇は、御記述されたのだということ。

・メシヤ様が「文明の創造」を御記述された(前記の)御意図を、私達は絶えず受け止めて科学篇の拝読に努めるのだということ。

◎メシヤ様は、昭和27年当時を『天国の一歩手前である』とした重要な発表をされていますが、それに引き換え、現代は天国になっているとは言えないのだということ。

・「なぜ現代が天国になっていないのか。」という理由を求めると共に、‶天国化を実現する”ために私達は、本来の御神業推進を目指しているのだということ。

◎メシヤ様は、病貧争絶無の世界をお造りになるという点において、

・私達に御教えを垂れて下さっているのだということ。

・又、浄霊力を中心にして、我々に救済力を下さっているのだということ。

 

「メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)」より抜粋つづき:

動物と同じようにすれば病気は治って行く

楳木先生:

このことに関連して、今月は意義深い話がありました。山口会場でメシヤ講座をする時に、高齢者施設に仕事で行っている人が来ていたのですけども、その人のお世話している方で96歳になられる人がいるそうです。目はシャキッとして、縫い物もキチンとできるというご婦人がいらっしゃるので、「どうしてそんなにお元気なのですか?」とその人が聞いたらしいです。

そしたら、「実は私は三人子供がいたのですけども、主人が早く亡くなったので、子供が熱が出たりすると、心配になるので直ぐに病院に行こうとしたのです。すると舅(しゅうと)さんが”病院に行っては駄目だ”と止められました。」とことです。

その理由は、要するに人間の体は動物なんだ、と。だから動物と同じようにすれば病気は治って行くんだ、と。病院に連れていくと病気は治らないようになってしまう。だから病院に連れて行ってはいけない、というふうに、そういう哲学を持っておられた為に、病院に行くのを止められたらしいです。(勿論メシヤ様との縁もありません。)

そして、舅がそう言うので、最初は仕方なく病院には行かなかったのです。それから子育てをする間一回も子供を病院に連れて行かなかったそうです。そして、子供を病院に連れて行かない以上自分自身も病院には行かなくなったのでズーッと 96歳まで行ってないとのことです。

だから、病院に行かないからこうやって元気に居れるのだ、という事をしみじみと話して下さったという報告がありました。このように御教えを知らない人でも受け継いでやって来ている人がいらっしゃるという非常に良い事例でした。」

人間の体の中には自分の中で栄養素を作り出す力がある

楳木先生:

それから、九月の一日祭に、私の恩師(小学校四年生時の担任)がお参りに来られました。85歳なのです。20年ほど前に浄霊で御守護いただいたことがあるのですが、クリスチャンなので信仰に入ってくるという事は難しかったようです。ところが、調子が悪いところがあるようでした。何十年ぶりの対面でした。

私は小学校の頃は青白い顔をしてましてね。しかし、じっくりものを考える事は割とできていましたので、算数の応用問題だけは自画自賛では無いですが、全部出来てました。先生の代わりに黒板に回答を書いたりしていました。

「あなた青白い顔していたのにね」という事から浄霊ということがあったので、「ここまで元気になったのですよ」という話をさせて頂いて、浄霊の原理とそれから先ほどの96歳の御婦人と共通する話をさせて頂いたのです。

例えば「先生方は学校で学問を教える上で我々に人間の事について教えて来たでしょう」と。要するに人間は進化して来たのだという事をね、説明しました。38億年前に地球上に生命が宿ったという事はまだ解明されていなかったので、そういう話はしていなかったのですが・・・。

そして、進化をズーッと続けて来て600万年くらい前に、人間の原形が大体出来ました。それは死者に花を手向けたということが、遺跡からわかったので、おそらく葬式をしたのだろう、ということからです。それから人間はここまで進化をしてきたのです。

生物学的にみると38億年かけて進化してきた生命の総体が人間なのです。ということは世の中で目に入ってくる、生き物とか動物とか細菌とかの能力を、全部人間は保有している存在なのです。このことが学問上わかってきているので、この「学問上わかってきたことを生活に生かさないといけないのだ」と説明したのです。今、学校教育の問題点は学問で究明してきたことと、人間生活が一致していないことが問題なのですから・・・。

「それを我々の教祖は『宗教と科学の一致(御教え『世界救世教奇蹟集、序文』へ)ということで、訴えているのです」と話しました

そういう話を「わかりますか」とお聞きしましたら、なるほどというような顔をして聞いておられました。

そこで、「我々子供の頃のことを、先生、もう一回思い出して下さい。昔の農家の人達は、夏には長い鎌を持って草刈りに行きました。砥石と水、弁当とお茶をぶら下げて夜明けと共に出て行きました。そして、日が暮れる頃帰ってきました。」と語りかけたのです。

草を刈っていると鎌が切れなくなるのでまた砥石で研いでね。昼になるとご飯を食べました。しかし、そのご飯というのは、ほぼ日の丸弁当でしたね。昔の人は。だからご飯だけを食べて、夜明けから日暮れまで仕事が出来ていたのです。昔の人は。それは現在の栄養学からすると大変な栄養不足ですね。しかし現代人より元気でした。

現代人はこれだけ栄養が足りているのに学校の校庭で倒れたりします。昔は本当に行事をやって倒れるというのは、一握りの病弱な子供だけでしたので、事前にテントなどで待機させてたりしました。普通にしている子たちが倒れるという事はなかったのです。ところが現代人はバタバタと倒れます。それから熱中症ということで具合が悪くなったりします。これだけ栄養が足りているはずなのに、なぜこんなに弱い人間になってしまっているのか。昔の人は現代からみると栄養不足と言われているのに、そうやって、元気でしたし、子供達が倒れる事などほとんど無かった。

「その差は何ですか」と、問いましたら、気づき始めまして、人間の体の中には自分の中で栄養素を作り出す力があるのだと(御教え『栄養の喜劇』』。

だから病気になった時には動物と同じような生活をしなければいけないんだと。それで「動物はどのようにして自分の体を良くしていますか」と聞きますと、「ジッと寝ている」と即答されました。これが大きなヒントなのです。

例えば腕の場合、血液が腕に集中してきて、病気や怪我を修復して行きますけども、物を食べてしまうと胃に集中するので、血液が腕に集まって行かないので病気が治りにくくなるのです。だからひたすら目をつぶって動物は寝ています。それが動物の病気の治し方なので、人間も肉体的には動物という部分もありますので、そういうふうに治せば、みんな治って行くんだと。そういうふうにお話ししましたら納得してくださいました。

そしてその治す力を・・・「浄霊を頂くと人間の自然治癒力がより一層強まっていくので、浄霊を頂くと御守護頂くのです。だからどうぞ通ってきて浄霊を頂いて下さい。」とお話しました。

それから「今、クリスチャンでも浄霊力を授ける事が出来るようになったので、宗教を変える必要も無いので、浄霊を活用して行って頂きたい」というふうに言って帰っていただきました。

「自分の教え子に教えられるような年になってしまいました。」と母親に電話があったそうです。もう十分若いものから学んで行かないと行けない年なんですけどね。しかし、自分の教えて来た事と御教えをくっつけて話を展開したので良くわかっていただけたのでは、と思います。

ですから、我々はメシヤ様の御教えによって、そうした解釈が出来るようになって来ているのだという事を『文明の創造』を拝読する中で確認して頂いて、皆様方がより一層自信を持って前進して頂きたいと思います。それではいつものように質疑応答に入りたいと思います。」

(後略))

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎学問で究明してきたことと、人間生活が一致していないことが、今の学校教育の問題点なのだということ。

・メシヤ様は前記のようなことを、『宗教と科学の一致』ということで、訴えておられるのだということ。

○人間の体の中には、自分の中で栄養素を作り出す力があるのだということ。

○人間も肉体的には動物という部分があるので、動物と同じようにすれば病気は治って行くのだということ。

 

「メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)」より抜粋つづき:

神道の間違った使い方とは

受講者:

神道の間違った使い方とはどういう意味でしょうか。

楳木代表

天皇陛下を中心にしてね、日本は神の国であると、神の国を中心にしてね、必ず神風が吹いてどんな強敵でも倒して行くというのが神道を前面に出した考え方です。戦争がどんなに厳しくても最後は必ず日本は勝つのだと教えながら来たのでね。しかし、メシヤ様は『神風が吹いたから日本は負けたのだ』と仰っておられます。

それと、合わせて戦後教育に移り変わった時に、「少年A」という小説を読まれた事はないですか。あれを読むと終戦を迎えて、民主主義に変わったという時に、少年が「先生、民主主義ってなんですか。」と聞いています。

すると学校の先生は「今までと180度違うことをするのが民主主義だ」と答えるのです。ほとんどの学校の先生が民主主義がわからないからそういう教え方をしたということが小説の中の一説に出てきます。ということは、今までと180度違ということは、「神の国では無い」と教えていたという事です。

天皇陛下は人間だと。そして、この戦争を起こしたのは天皇陛下の責任が大きいと、極論でまた教え始めているのです。その人たちが今、お爺さんお婆さんになっているのです。教えられた人達が。そのお爺さんお婆さんが育てた子供達というのはそういう考え方で育てているから。日本の素晴らしさを否定しながら生きて来ているのです。

東南アジアは欧州の植民地だったわけです。欧州の連中がアヘンを植え付けて行って起きた暴動がアヘン戦争だったわけです。その名残がまだ香港に少し前まで残っていたわけです。そのような植民地がたくさん東南アジアにあったのを日本軍が独立させて行ったのです。しかし、日本の教育では日本が全部占領していったと教えています。日本人は相当悪い事をしたのだと思い込まされています。日本軍は皆の気持ちを引き立てる為に神の国だと言って煽っていった部分は確かにありますが・・・。

アメリカの方針もあってね。日本が素晴らしい国になっては困るのです。資源、油が無かったから負けたのですから。日本に石油があったら大変だと、今はアメリカの約三倍の値段で販売しているでしょう。日本が発展しないように発展しないように政策でやられて来たわけなのです。その中で発展して来たから恐ろしい国なわけですから。外から見ると、日本人の優秀性があるのでね。しかし、その素晴らしさを今の若者たちに教えていないために、”自分達が日本に生まれて来て本当に良かった”という気持ちが、今の若者たちにあまり膨らんで行かないのです。」

 

責任者:

ここでは楳木先生より、私達が受けてきた間違った戦後教育について御教示いただいておりますので、夫々で拝読して下さい。

 

「メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)」より抜粋つづき:

祝詞奏上について 参拝する時のイメージ作り

楳木先生:

善言讃詞の中身は○○さんわかりましたか。今まで真面目に信仰して来たが故に聞くのですが、「みろくおおみかみさま」と「おしえみおやぬしのかみ」と唱えて来たでしょう。天津祝詞を奏上すると、後半に祓戸大神等 諸々の枉事罪穢を 祓ひ給へ浄め賜へと申す事の由を天津神国津神八百萬の神等共に天の斑駒の耳振り立てて聞こし食せと 恐み恐みも白す』と出て来るでしょう。なぜ みろくおおみかみ様に奏上しているのに祓戸大神等が出て来るのでしょうか。という疑問は起きたことは無いですか。」

受講者:

今起きました。(大笑い)

楳木先生:

私は二十代の頃そのような言葉にこだわるのでとても疑問でした。まあ、祝詞はこんなもんだと。大概の人は思いますが。」

受講者:

そういうお役の神様をお使いになられるのでしょうか。

楳木先生:

どういう感じで使われるのでしょう。『祓戸大神等 諸々の枉事罪穢を 祓ひ給へ浄め賜へと申す事の由を 』でしょう。使うのであれば『祓戸大神等をもちて、諸々の枉事罪穢を 祓ひ給へ浄め賜へと申す事の由を 』ではないでしょうか。」

受講者:

諸々の神様が三千年来の罪穢れをメシヤ様にお詫び申し上げるのでは無いのでしょうか。黄泉の国へ行った穢れも伊邪那岐命様には発生していますので、祓戸大神様をお使いになって祓うという・・・。

楳木先生:

いい話だね。それも含めて、○○さんどうですか。」

受講者:

まあ、こういうものかと。

楳木先生:

こういう話を何故三重でするかというと、三重支部で御神前を作り変えて御神体をお迎えする前に見えたものがあるでしょう。説明してあげて下さい。」

 

体験発表文(2010年立春祭)」抜粋:

後は御神体を迎えるだけ」となった4月4日に、御神前で、御浄霊をいただきに見えたある方と参拝をさせていただいている時に、御神体を御奉斎するその白壁に、光輝く階段、そして階段上には丸い輝く光々しい物を拝しました。その時、感じたのは、六十段の神界のそのまた上段ではないのかということと、善言讃詞の中の一節『光明如来と現じ 応神弥勒と化し 救世主(メシヤ)と成らせ・・』で、まさしく我家にお迎えさせていただくのは、最高の御神体なのだと、強く強くわき上がる喜びに、胸に熱いものが込み上げてきました。

 

楳木先生:

ですからその情景と御教えをくっつけるとね。御神前はどうなるかとイメージを膨らませて頂きたい。想像して見て下さい。主神様が頂点におられてね。見えた段は霊界全部の段ではなくて天国界の段ね。その段数にそれぞれの役割を担った神様が整然とお並びになって下さって居られる。御神格に応じてね。その中に皆様方の氏神様もお並びになって居られます。その前に皆様方は座って礼拝をするのです。そうすると、『祓戸大神等 諸々の枉事罪穢を 祓ひ給へ浄め賜へと申す事の由を 』と唱えると 祓戸大神様がサーッとでてきてね、祓うのです。それが皆、主神様の許可によって執り行われるのが、この月次祭なのだと、そういう気持ちでズーッと祝詞奏上を聞いて頂けると有難いです。こういうような気持ちを膨らませてこの御神前に額づかなければ祝詞の意味がさっぱりわからないということです。

その形として主神様のこういう・・・主神様は半径150億光年の宇宙総てを主宰されておられるので、その主神様の地球をお救いになる部分だけがメシヤ様として正面に出て来られているのです。が、縦に御奉斎すると主神様が見えないので横に御奉斎させて頂いているのです。

それで御神業上必要なお金を運んで下さるのが大黒様です。大黒様は元々人間だったのですが、神格を得た人格神ですのでズーッと下のこの辺りです。この間にいろんな役割を担う神様とか氏神様の御神霊が我々の霊統に応じて整然と並ばれているのです。そして、月次祭を今か今かとお待ちしているのがこの御神前なのだということです。

その御神前に対してまず天津祝詞を奏上することによって、我々の日常の枉事罪穢をまず祓って頂いて、それから、メシヤ様がおつくりになった善言讃詞を奏上して、その善言讃詞によって天国が作られて行く形が詠みこまれているのを響かせて、そして我々の霊界をズーッと天国に引き上げて頂けるのがこの天津祝詞、善言讃詞なのだという意識を持って月次祭に来て頂きたい。

そういう尊い月次祭だから参拝を絶対欠かしてはいけない、そういうものなんだ、という意識を持って、毎月毎月意識を高めて支部へ足を運んで頂きたいと思います。

善言讃詞の前に天津祝詞を奏上する。天津祝詞を奏上する時の御神前の姿ですね、それを今日を境にさらに意識作りをして頂きたいと思います。

『文明の創造』を中心にしてズーッと学びを積み上げてきたからこそ、こういうお話をする事が出来たのです。こういったお話を聞くと参拝する時に非常に緊張感が出てきますね。」

受講者:

おしえみおやぬしのかみ と唱えた時点で御神格を一気に下げてしまいますね。

楳木先生:

そうです。教祖と唱えているのと同じですからね。大変に御神格を下げてしまいます。」

受講者:

私は おしえみおやぬしのかみ というのは主神様の御教えを教えて下さるメシヤ様だと捉えているのですが・・・それは違いますか。

楳木先生:

だからおしえみおやぬしのかみ と言ったらどこにでもいるからね。一般的に教祖様だからね。教祖の祖はおやと読むでしょう。遠津御祖(とうつみおや)と一緒です。

さっきのね、○○さんのように言うのであれば、主神様のおしえみおやぬしのかみと言えば主神様の教えを垂れる神様と言えるけどね、しかし、こんなややこしい言い方は必要ないから、もうメシヤ様という御存在になられたのですから。もしどうしても分けてお参りするなら『メシヤ大御神』と唱えるですね。もしくは、『主神啓示のおしえみおやぬしのかみ』となります。主神様から御啓示を頂いて、そして、我々に教えを垂れると言わないと正確でありません。しかし、もう主神様とメシヤ様は御一体であるし、大きさこそ違うけども同一神霊であられるのでね。だから主神様だけの御神名を唱えれば良いのです。」

受講者:

そういうふうに頭では理解しているのですが・・・。

楳木先生:

だから、メシヤ様は『信者たるもの常に魂を磨き言葉を練り・・・(御教え『言霊の偉力』へ)と仰っていますね。

言葉を練り、と言われた以上一番大切な参拝の言葉がおかしければ信仰自体どうにもならないでしょう。そう思って私は言っているのよ。というのと同じでね。子供が思っているのはこういうことだけど口を衝いて出ちゃったの。と言った時に何馬鹿なことを言うのと叱るでしょう。

だから我々の信仰姿勢も言葉ではこう出ているけども、心はこうなんです、ということはね、神様からすればね、親と一緒だから、何馬鹿なことを言っているんだ、ということになるからね。その点を一つ一つ正して行かないといけないと言う事です。まずは参拝する時のイメージ作りからきちんとして頂きたいと思います。(後略)

 

責任者:

ここでは楳木先生より、月次祭の参拝の想念作りについて御教示いただいております。夫々で拝読していただき、ご自身の想念作りにお役立て下さい。

 

日常生活で発生した罪穢には神様にお詫びし御用をすることが大切

受講者:

諸々の枉事罪穢をというのは現実的には、物質文明の罪穢れをということでしょうか

楳木先生:

枉事罪穢というのは、日常生活の何気ない会話とかね、親子の間でも平気で悪い言葉を吐いたりね、家庭の中でも出すでしょう。そこからの出発です。それで根っこを見ると『夜の時代』の悪い癖が残っているのですが、日常生活の中ではそういう事ですね。それから口には出さないけども”あの人厭だな”とかね、思っていると、そこで悪い想念が宿ってしまうから。これが枉事罪穢の日常生活で起きることです。」

受講者:

そういった”ああ悪いことをしてしまった”と自分で気付いた時にはどのようにしていったらよいのでしょうか。ごめんなさいと・・・。

楳木先生:

お詫びをしないといけません。神様にお詫びを・・」

受講者:

神様にお詫びで良いのですか。

楳木先生:

いや・・人と人との間だったら相手に「ごめんなさい」と言わないといけないですよ、もちろんね。そして、神様にお詫びをすると、そしてお詫びをしたらそれで終わりでなくて御用が必要なのです。お詫びだけじゃだめなのです。お詫びの御用が必要なのです。

それは何でするかと言うと、肉体を使って御奉仕するか、人様に御浄霊をするか、あるいはお詫びのお玉串をあげるか、お詫びの仕方はいろいろあるのです。自分の出来る中でさせていただくのです。そういうふうにして行って下さい。

農家の人は自然農法をするということもお詫びの御用になりますね。やることが自分の回りにあるのは素晴らしいですね。

受講者:

朝拝は天津祝詞で、夕拝は善言讃詞だというのは??

楳木先生:

朝は、祓い言葉でスタートして一日無事に過ごすようにね、させて頂いて、そして、夜は我家が天国になって行くようにという・・支部であれば、この地域が天国になって行くように、という気持ちで善言讃詞を奏上させていただくのです。」

受講者:御神体のない家庭ではどのようにしたら良いのでしょうか。

楳木先生:

それは太陽に向かってね。」

受講者:

朝は朝日、夕方は夕日に向かってですか。

楳木先生:

だけど早く御神体をお迎えする方が良いですね。お祈りしたいという気持ちが湧けば湧くほど御神体をお斎りさせて頂いた方が良いですね。ですから、まずは太陽に向かってスタートを切ってください。何故太陽かと言うと『太陽の黒点が主神様の代表だ』とメシヤ様は仰っておられますらね。ですから、太陽信仰というのは昔から自然な形で行われてきましたね。太陽という存在は不思議な存在だよね。太陽が地球に当たるでしょう、光が当たった瞬間に熱が発生します。宇宙自体は熱がないわけです。当たった瞬間に地球周辺は約200度位になる。当たらない方はマイナス150度くらい。太陽の光は全く不思議な存在ですね。物があると熱になって物がないと熱にならないということでね。」

受講者:

浄霊も肉体という物質を通らないと光になりません。

楳木先生:

肉体という物が加わらないとね。だから太陽の光というのは、不思議な存在です。ですかでら宇宙飛行士の船外服は難しいのです。大体400度位の温度差に耐えられないといけません。ひとつひとつ分析して考えるとね、この世の中というのは大変な世の中ですね。」

受講者:

メシヤ様は『文明の創造』で解明でなく開明という表現をなさっておられます。

『深い微妙なる謎の本体とも言ふべきものであって、之を徹底的に開明するのである。』

『此(この)苦難に充ちた世界人類を救はうとするには、何よりも先(ま)づ可笑(おか)しな言ひ方だが本当の真理を開明し、世界人類特に文化民族の智識人に、自覚させなければならないのである。』

【開明(かい‐めい):人間の知識が進み、文化が発展すること。また、文化が進んだ状態にあること。知識が開けて、文物が進歩すること。文明開化。また、知識が開け、物事がよくわかること。聰明なこと。】

(中略)

受講者:

治癒率という事が出てきましたが、メシヤ様の時代の治癒率の高いのには驚かされます(御教え『病気を治す方法』へ)。

楳木先生:

ですからそれを受けてどう感じるかということです。」

受講者:

現在は薬に頼る人が多すぎるのかと・・・昔よりたくさんの薬が入っています。

楳木先生:

全く浄霊を頂いたことのない人に浄霊をする時はそのような高い治癒率が今でも通用すると思います。でも浄霊を頂いてきて癌になった人もいるでしょう。○○○○教の中にも多いから。この事を考えておかないと駄目ですね。何故浄霊してきて癌になるのかという事を解明して、きちんとした指導をしない限り布教所は何の役にも立っていかないです。

私の経験上、未信者の場合は病院に浄霊に行っても治癒率は高いと思います。しかし、信者の場合特に指導者の場合問題が大きいです。ある教団は指導者程癌になるでしょう。それから精神障害が多い。これはメシヤ様の御教えの読み方が足りないためです。信仰しつつ曇りを発生させている人が多いのですね。なかなか難しいところがあります。徹底究明して、そこの本部が気付かないといけません。

受講者:

信者と未信者では治癒率が違うというのは?

楳木先生:

知らないで冒す罪は軽いのです。知っていて冒す罪は重いのです。信者は知っているわけですから。」

受講者:

本当に知っているわけではないので・・・。

楳木先生:

いや、知っているのは知っているわけですから。実践しないから起こってくるのです。

受講者:

それでは駄目なわけですね。

楳木先生:

駄目だからこうしてメシヤ教として改革を進めているのです。ですからメシヤ教は奇蹟が顕著なわけです。

どこの教団にいてもね、信者さんのレベルではね。御教えを拝読してね、御教えに沿った生活をしていこうと実践している方は御守護の生活を送っておられます。健康で豊かになっておられます。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎枉事罪穢というのは、日常生活の何気ない会話や、口には出さないけれども悪い想念が宿ってしまうような思いなどから出発しているのだということ。

◎”ああ悪いことをしてしまった”と自分で気付いた時には、

・人間同士であれば、先ず相手に謝罪をし、そして神様にお詫びをするのだということ。

・神様にお詫びをしたらそれで終わりでなくて、お詫びの御用(肉体を使っての御奉仕、浄霊実践、お詫びの御玉串を御上げするなど、自分の出来る中でさせていただくこと)が必要なのだということ。

・農家の人は自然農法をするということも、お詫びの御用になるのだということ。

◎朝と夜のお参りでは、

・朝は、祓い言葉(天津祝詞)で一日無事に過ごさせていただくようにスタートするのだということ。

・夜は我家やこの地域(支部などの場合)が天国になって行くようにという気持ちで善言讃詞を奏上させていただくのだということ。

◎メシヤ様は、『太陽の黒点が主神様の代表だ』仰っておられますので、御神体のない御家庭では、先ず太陽に向かって参拝することから出発し、早く御神体をお迎えする方が良いのだということ。

・お祈りしたいという気持ちが湧けば湧くほど、御神体を御奉斎させて頂いた方が良いのだということ。

◎メシヤ様は「文明の創造」では、「解明」でなく『開明』という表現をなさっておられるのだということ。

◎治癒率については、

・全く浄霊を頂いたことのない人(未信者)に浄霊をする時は、今でもメシヤ様の時代のような高い治癒率が通用するのだと思われるのだということ。

・浄霊を頂いてきて癌になった人(信者)もいるので、何故浄霊してきて癌になるのかという事をきちんと解明しておかなければならないのだということ。

・御教えを知っている人(信者さん)は、御教えに沿った生活をしていこうと実践していないから色々なこと(癌など)が起こってくるのだということ。

◎どこの教団にいる信者さんでも、御教えを拝読し、御教えに沿った生活をしていこうと実践している方は、健康で豊かになり、御守護の生活を送っておられるのだということ。

 

「メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)」より抜粋つづき:

時代の進歩を幅広く勉強し的確に浄霊に活かそう

受講者:

岡山という地は○○ですから。そういう所へ支部が出来たという事は霊界を変えていく役割があるんだろうなと思います。

受講者:

桃太郎も関係しますしね。

楳木先生:

そうね。吉備津神社と吉備津彦神社とあってね。吉備津彦神社の方が厳(おごそ)からしいです。桃太郎伝説も一般に伝えられているのと昔からのと二つあるからね。」

古事記より:

「伊弉諾尊は「我が身体に、成り成りて、成りあまれるところ一つあり」とゆうと、伊弉冉尊は「私の身体には、成り成りで、成り合わさるところが一つございます。」とゆうと、伊弉諾尊は我が余ったところをおまえの成り合わさったところに差し挟んで、国土を生み出そう。」と言えば伊弉冉尊は「それは結構なことです。」と言い始めて夫婦の交わりを行った。」

というようなことで性教育を昔の人はしていました。そうしないと間違いを起こすから。古典の中にはそういう部分が結構あるのです。図書館へ行って「増鏡」とか読んでみて下さい。韻を踏んで書かれているから文書が整っているのでドロドロはしてません。漢文を思いだしてね。」

受講者:

生物学や、漢文やいろんな勉強が出来ますね。

楳木先生:

だからズーッと読むのではなくて大事なところだけ読めば良いのですよ。目次とか活用してね。生物に関しては日々進歩しているから、教科書では遅れていますからね。

今朝のニュースではアルツハイマーの神経細胞を取り出して培養して戻すと正常な神経細胞ができるというようなことをやっていました。

そうしたら、その話を受けて”それでは浄霊は何が必要か”という組み立てをして行く。アルツハイマーの神経細胞が元に復元するような浄霊をして行けば良いということになります。だから延髄のちょっと上の海馬というところを目指して浄霊すれば良いのです。

ただ、それだけでは駄目なのでラジオとか複数の人に話をしてもらうとかやっていかないと治って行かないのでね。浄霊と複数の人と話をするということがアルツハイマー病には必要です。

それから、喘息の発症原因は一番は産道で悪露を呑み込んだことと、母親がきつすぎるか父親が高圧的なのかということです。

喘息には両親の影響が大きいのです。アトピー性皮膚炎を抑えるためにステロイドを使っていくと喘息がおきるということは精神が冒されて来るのです。ですから両親の影響で精神が冒され喘息になっていくということがあるのです。

だからアトピー性皮膚炎になったら全部体外へ出し切ってしまうことが健全な子供を育てる唯一の方法なのです。」

時代即応の説き方を

受講者:

時代即応の説き方でなければならないとメシヤ様は仰っておられますね。

楳木先生:

そう、時代がこれだけ進んで救命も進んで・・・しかし、一方で頭が固くなっている。中途半端な勉強で来ると堅い頭で育って行ってしまうので、それを二つの議論を組み合わせて総合的に理解するという事が出来ない人達が増えていますので・・・。それは支部の勉強会とか浄霊をしながら話を説いてあげて、頭を柔らかくしてあげないといけません。(後略)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は、時代即応の説き方でなければならないと仰っておられるのだということ。

◎アルツハイマーの神経細胞を取り出して培養して戻すと正常な神経細胞ができるのだというニュースでの話を受けて私達は、‶それでは(アルツハイマーの場合)浄霊は何が必要か”という組み立てをして行くのだということ。

・アルツハイマーの場合は、神経細胞が元に復元するような浄霊(延髄のちょっと上の海馬というところを目指して浄霊すること)と、複数の人と話をすることが必要になるのだということ。

◎喘息の発症原因の一番は、‶産道で悪露を呑み込んだこと”と、‶母親がきつすぎるのか、父親が高圧的なのか(喘息には両親の影響が大きい)ということ”なのだということ。

・アトピー性皮膚炎になったら、(毒素を)全部体外へ出し切ってしまうことが健全な子供を育てる唯一の方法なのだということ。

 

編集後記

責任者:

今回の御論文でメシヤ様は、「文明の創造」を御執筆下さったのには理由があるのだということを御教え下さっております。又、御発表なさっていたように昭和27年当時は‶天国(病貧争絶無の理想世界)が出来上がる一歩手前であった”にも関らず、メシヤ様がなさろうとしていた『医学革命』と『宗教改革』は遅々として進んでおらず、私達を取り巻く世界は天国に程遠い状態にあるのが現実ではないでしょうか。

目まぐるしく変化している今の状況を、御教えに沿って考えてみると、神様は私達一人一人に一刻も早い魂の目覚めを促されているように思います。

今回の学びを進める中で私達は、「文明の創造」執筆に対するメシヤ様の御意図を受け止めた上で御教えを拝読し、御教えに沿った生活をコツコツと実践していって、夫々のレベル(時所位)に合わせて魂を目覚めさせ、メシヤ様の仰っている理想世界の住民としての資格を得ていかねばならないのだと思わせていただきました。

蒸し暑く寝苦しい日が続いております。熱中症などに注意してお過ごしください。有難うございました。

 

追記:

天国の福音書(重要御論文の再録)」を少しずつアップさせていただいております。私達が必要とする重要な御教えばかりだと思いますので、拝読されて下さい。

 

※責任者より

 

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.128三重(平成23年9月分)

 

 

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