研鑽資料no.129(2024年3月)

3月に向けての学び

はじめに

責任者:

少しずつ日が長くなりました。日中の暖かさに春の兆しを感じる今日このごろです。皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。今回も引き続き「文明の創造」より学んで参りたく思いますのでよろしくお願い致します。

 

「メシヤ講座no.165浜松(平成26年10月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

『唯物医学と宗教医学』

「文明の創造、宗教篇」昭和27(1952)年

私は、之迄現代医学即ち唯物医学の誤謬と宗教医学の透徹した原理をかいて来たが、之を読んだ人で、既成医学に囚われていない限り、恐らく理解出来ない人はあるまい。そうして医学本来の目的は、人間の病気を完全に治し、真の健康体を作るにあるとしたら、それが現実に現われなくてはならない事である。今更言う迄もないが、真の健康体とは、一生涯病気の心配から解放される事であって、そういう人間が増えるとしたら、茲に人類の理想である病無き世界が実現するのである。

従って其理想に一歩一歩接近され得る医学こそ真の医学である。右によって今迄私が説いて来た処の、事実を根拠としての理論を精読玩味すれば、何人も首肯されない筈はないのであるから、此宗教医学こそ、真の医学でなくて何であろう。此意味に於て一日も早く此医学を世界人類に知らせ其恩恵に浴せしむべきではあるまいか。而も本宗教医学は、独り人間の肉体のみを健康にするばかりでなく、併せて精神をも健全にするのである以上、今日最も人類の悩みとされている貧困も、恐怖の的である戦争も、必ず解決出来るのである。従って之こそ言語に絶する程の、偉大なる福音である事は言う迄もない。

それに就て最も困難な問題があるのは、何しろ何世紀の長きに渉って、根強く植付けられて来た現在の唯物医学であって、人類悉くは之に眩惑され、無批判的に信じ切って了っていて、殆んど信仰的といってもいい位になっている。専門家は固より、一般人の頭脳もそうである以上、生やさしい方法では、到底目覚めさせる事は不可能である。之が吾々に課せられたる一大難事業であって普通なれば不可能に近いとさえ言えよう。さらばといって、此侭にしておいたなら、人類の苦悩は益々深まり、遂には文化民族没落という運命に迄及ぶか分らないのである。

としたら何が何でも一日も早く、世界人類に知らせなければならないのである。其結果一般人が分ったとしたら、茲に世界的一大センセーションを捲き起すと共に、唯物医学の大革命となるであろう。実に有史以来之程大きな革命は、未だ曾てなかったであろうが、此事は戦争よりも、比較にならない程の重大な問題である。何となれば戦争は、よしんば第三次戦争が起ったとしても限られたる時と、限られたる地域で済むからである。処が医学のそれに至っては、永遠に全人類に関する問題である事である。

以上の如く、何人も夢想だも出来なかった処の、病無き世界が出現するとしたら、一体人間の寿齢はどうなるであろうか。言う迄もなく、百歳以上は可能となり、茲に人類の理想は実現するのである。然し歴史以前は分りようがないが、歴史に表われているだけでも、一般人が百歳以上の寿齢を保った記録は、未だ嘗て見当らないのである。というのは災害は別として、殆んどは病の為に廃れるからで、人間病で死ぬという事は、決して常態ではなく、変態なのである。勿論病で死ぬという事は、自然死ではなく、不自然死であって、若し病なき人間となれば、悉く自然死となるから、百歳以上は、何等不思議はないのである。

そこでまだ言い足りない事がある。曩に述べた如く、病気の原因は霊の曇りが根本で、曇りの発生源は、人間の罪と薬毒の二つであるばかりではなく、実は此外に今一つの重要な原因がある。それは農作物に施す肥料であって、原始時代は知らないが、相当古い時代から使っていた事は想像出来る。日本に於ては糞尿と近来使い始めた化学肥料とであり、外国に於ても化学肥料と其以前にも何等かの肥料を用いたに違いあるまい。

元来人造肥料なるものは、人体に如何に有害であるかは、今日迄全然分らなかった。というのは肥料は農作物が一旦吸収して了えば、全部有効に働き、何等副作用はないと思い込んで来た事である。恰度人体に於ける薬と同様、効果のみで余毒など残らないものと思ったのと同様である。処が私は神示によって発見した事は、成程実になる迄に毒分は相当減るには減るが、絶無とはならないのである。

之に就ては最近米国の有力な酪農会社社長ロデール氏が、長年の経験によって其結果を発表した処によると、化学肥料で栽培した草で、家畜を育てると健康も悪く、乳も不良であるに反し、堆肥のみで作った草で育てると非常に健康で、乳も優良である事が分ったので、此発見を熱心に宣伝した為、近来各方面に漸く認めらるるに至り、米政府も之を支援する事となったというのである。又各学者の研究も、実際家の実験も之に符号した為、漸く社会的輿論とさえなって来たという事が、最近の米国の専門雑誌に出ており、次で同氏は人間の病気も、化学薬剤を用いるようになってから、悪性な病気が増えたと唱えている。

然し右の二つ共、私は二十年以前から唱えて来たが、日本は米国と違い、新しい説は識者は見向きもしない傾向があり、而も私が宗教家なるが故に、テンデ見向きもせず迷信視されて来たのである。勿論斯ういう観方が如何に文化の進歩を妨げているかは、よく日われる処である。

以上によって分ったであろうが、兎に角、罪と薬剤と人造肥料との此三つが病気の根本であるとしたら、此三つの害を除く事こそ、人類救済の第一義であらねばならない。処が薬剤と肥料とは、今日只今からでも廃止する事が出来るが、最も至難であるのは罪の問題である。之だけはどうしても宗教によらなければ、解決出来ないのは勿論である。といっても之が実現の可能性ある宗教は、今日先ず見当らないといってもよかろう。処が此条件に適う宗教こそ、我メシヤ教であるとしたら私の責任も重且大なるものである。此意味に於て私は先ず此著によって、全世界の有識者に向って警鐘を鳴らす所以である。それに就て前以て一つの重大なる一事を知らせなければならないので、それを之からかいてみよう。

 

真の健康体を作るために

楳木先生:

この『文明の創造』は現在『宗教篇』に入っています。

前回までは『霊的病気』についてふれてきて、そして、それをずっとまとめた形で、メシヤ様が本日ここに『唯物医学と宗教医学』ということで御記述くださっておりますので、もう一度確認の意味でよくよく私達の心に置いておかなければいけないことをまず読んでいきたいと思います。

まず(書籍「文明の創造」の)299ページの3行目に 『そうして医学本来の目的は、人間の病気を完全に治し、真の健康体を作るにあるとしたら、それが現実に現はれなくてはならない事である。今更言う迄もないが、真の健康体とは、一生涯病気の心配から解放される事であって、そういふ人間が増へるとしたら、茲(ここ)に人類の理想である病無き世界が実現するのである。』 ここに本来の医学の目的というのは、人間の病気を完全に治して真の健康体をつくるということであるのだ、と。そして、これが“人間が一生涯病気の心配から解放される”ということです。

我々の御神業というのは病気の心配からの解放にあるのだということですので、いわば解放運動ですね。“病気の心配にとらわれている人類を解放してあげる”ということですので、この文言はしっかり肚に入れていきたいというふうに思います。

それから300ページの1行目に 『此(この)意味に於て一日も早く此(この)医学を世界人類に知らせ其(その)恩恵に浴せしむべきではあるまいか。』 ということでありますので、世界人類に知らせないといけないのですが、今のところ欧米でもおおよそ1万人くらい、それからブラジルで30万人、タイで50万人、それからアフリカ諸国でどれだけ拡がっているかどうかというのは〇〇のめ教団のほうがずいぶん拡がっているようですが、まだ確実な数字はつかめません。日本のメシヤ様の浄霊というものを知っている人と合わせても、まだまだ200万人余というところでありますので、地球全体60億人ということにしてみると、まだまだ知れ渡っていない状況です。

ここに『其恩恵に浴せしむ』ということついては甚だ到達していないところでありますので、世界人類に向かってこの浄霊の技をお知らせしていかないといけないのではないのかなと思います。

メシヤ教もポツポツ今、イギリス、ギリシャ、スイス、そしてインド、カナダ、メキシコ、アメリカにメシヤ教の関係者が浄霊に取り組んでいてくれていますけれど、今月は昨日、マレーシアに出張所を発会するべく旅立ってもらいましたので、今日明日で準備、発会式を執り行ってもらえるようになっておりますので、少しずつ世界に向けて布教が実現の緒についていくかなと思わせていただいております。より一層この取り組みを進めていかないといけないというふうに思います。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎本来の医学の目的というのは、“人間の病気を完全に治して真の健康体をつくるということ”なのだということ。

>そして、これが“人間が一生涯病気の心配から解放される”ということなのだということ。

≫私達の御神業というのは、“病気の心配にとらわれている人類を解放してあげる(解放運動なのだ)”ということ。

・メシヤ様が 『そうして医学本来の目的は、人間の病気を完全に治し、真の健康体を作るにあるとしたら、それが現実に現はれなくてはならない事である。今更言う迄もないが、真の健康体とは、一生涯病気の心配から解放される事であって、そういふ人間が増へるとしたら、茲(ここ)に人類の理想である病無き世界が実現するのである。』と仰っている文言は、しっかり肚に入れておかねばならないのだということ。

◎メシヤ様は 『此(この)意味に於て一日も早く此(この)医学を世界人類に知らせ其(その)恩恵に浴せしむべきではあるまいか。』 と仰っているので、世界人類に知らせないといけないのだが、『其恩恵に浴せしむ』と言うまでにはまだ到達していないので、世界人類に向かってこの浄霊の技を知らせていかないといけないのだということ。

 

「メシヤ講座no.165浜松(平成26年10月分)」より抜粋つづき:

メシヤ教の取り組み

楳木先生:

それからこの5行目に 『従って之こそ言語に絶する程の、偉大なる福音である事は言ふ迄もない。』 メシヤ様が『福音』とおっしゃっている一番の根っこは病気の心配からの解放にあるということでありますので、まずは浄霊を普及していくことが大切であります。

この福音書というものをこれから、より一層、今までお知らせしたことを練り上げて、『天国の福音書』続篇を充実したものにしていきたいと思います。

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様が 『福音』と仰っている一番の根っこは病気の心配からの解放にあるのだということなので、まずは浄霊を普及していくことが大切なのだということ。

 

「メシヤ講座no.165浜松(平成26年10月分)」より抜粋つづき:

第三次戦争と日本の歴史

楳木先生:

またもう一度戻りますが、(書籍「文明の創造」の)301ページの7行目に 『よしんば第三次戦争が起ったとしても限られたる時と、限られたる地域で済むからである。』 というふうにメシヤ様が御示しくださっております。メシヤ様の御教えを研究している人たち、いわば岡田茂吉研究ということに取り組んでいる人たちは、第三次世界大戦はいつ来るかということを絶えず課題にしております。

メシヤ様は必ずあるとおっしゃっていますけれど、いつあるかとかあるいはもうすでにあったのかということは、いつも研究者の話題になっております。

しかし、この第三次戦争について、一番明確に述べてくれておるのは、インドネシアのスカルノ大統領が「日本があの戦争をしてくれたおかげで第3次戦争を行うことができた」ということを言っております。

それに対して「第三次戦争とは何ですか」と聞くと、「我々の独立戦争です」とおっしゃっています。

(文藝春秋九月号「石原慎太郎特別寄稿」より)

おおよそ東南アジア、世界の後進国と言われていたところは欧州列強国の植民地になっておりました。その植民地が独立できたのは、東南アジアの場合は日本の世界大戦への参戦だというふうにお礼を述べてくれるところは多くあります。インドの大統領が当選すると同時に外交にきてくれた理由の一つはこうしたことがあります。ただ中国と韓国は連合国側についたので少し違った対応をしております。

では第2次世界大戦は戦後の我々への教育はどうであったかというと、最初のパールハーバーを攻撃したとき、日本は卑怯な戦争の開始の仕方をしたと教えられてきました。しかもパールハーバーを主題にした映画はほとんど日本を悪く構成して、映像を作り上げておりますが、なぜ日本がパールハーバーを攻撃したのかということは語られておりません。日本の教科書にも書かれておりません。

しかし、この部分はやったことは良くないことですが、またそのことで日本国民が非常に貧しい思いをしたり、思想統制をされたりして非常に苦労したために、戦争というものは絶対良くないのですが、なぜパールハーバーを攻撃したのかという理由はその当時の日本人に聞いておかないといけない部分がありまして、その資料がいくつか残っています。

どういうことからパールハーバーを攻撃したかというと、その当時の米国のハル国務長官が日本に対して第一次世界大戦で領土化したものを全部放棄しなさいと。それから次は、その時に得た既得権・・・既得権というのはその当時まで、今の宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」で日本は飛行機を作るためにドイツへ行って、そして大型輸送機を視察してそれを日本に持ち帰って作ったり、そういうことを重ねて零戦(零式艦上戦闘機)ができました。この零戦というのはその当時世界一の戦闘機という名前が付いたぐらい、素晴らしいものを作り上げるのですが、そうしたものを基にしての、既得権を全部放棄しなさいと。それをしない限り日本に対する、石油の輸入を全部ストップすると。それから経済活動も全てストップするというのが、国務長官が日本に対して、圧力を掛けてきた内容です。で、それで、それをやったら経済活動ができなくなるので日本軍は会議の末に、その拠点地であるパールハーバーを攻撃するという結論に達したわけです。

パールハーバーというのはどういう所かというと、あの映像の中では、婦女子が随分悲しんだ映像とかを流すので、そこに住民がかなり居たようにみんな錯覚しているですが、あそこは軍港です。最初にハワイ王国に借地権を申し込んで、いわば燃料の補給とか食料の補給をするための海軍の軍港として借りていたのです。その後王国をアメリカの中に併合してしまいましたので、併合した後は陸海空の、あそこをアメリカ軍は総合軍港にして、そこを拠点に様々な圧力を掛ける準備をしていたので、それを潰すためにやったのが、あれは日本軍からすると自衛行為だということなのです。これはアメリカからするととんでもない話ですが、日本軍からするとこれは自衛手段なのだというふうに考えてやったわけです。

ところがアメリカ軍は日本の軍事基地を攻撃するのではなくて国民を攻撃していったわけですよね。だからここで、戦争の仕方が、明らかに、日本軍がやった戦争とアメリカ軍がやった戦争とは差が出てきているということです。この差はもう少し日本が強調していかないといけないことですが、やはり全て負けたということでそういうものは全部口を閉ざさないといけないような状態になってしまった、その歴史をもう一回見つめ直さなければ、日本人が、あるいは日本の子供達が、日本の青年達が、日本とは素晴らしい国だという誇りとかそういうのを持てる状態にはなかなかなりませんので、そうした見直しは、これからしておかないといけないのです。

【参照:文藝春秋十一月号「石原慎太郎特別寄稿」】

そういう意味からメシヤ様はこの第三次戦争は限られたる時と限られたる地域で済むとおっしゃっている通りのことが、今、世界で戦後ずっと続いてきていると。

今は、良し悪しは別にして、イスラム国の問題が一点あるのと、それからロシア領内と言っているところでいざこざが起きております。そしてシリアの方でまだ起きているのと、今は香港で、ずっと続いております。

この香港の状態を我々は見ていると、イギリスから還す時にそこは民主主義でやるというふうにしていたのですが、今はもう中国の圧力がどんどん上がってあのような体制をとっているために、学生を中心にして若い人達があのようなデモをずっとやっているわけであります。

そういう意味で戦後から、ずっと第三次戦争は限られたる時と限られたる地域でずっと続いていっているということなのです。

これは続いてきて、全ての人種、民族、こういう人達が本来の役割が担えるような状態になることが世界の平和と、理想世界ができるという条件になります。これはずっと続いておかないと植民地化のままであってはいけないわけなので、そういうことが言えるのではないかなと思います。

しかも知っておいてもらいたいのは、ハル国務長官が揃えた「ハル・ノート」というのをみなさんご存知だと思います。ハル文書ですね。あれを作ったのは誰かという、あの作ったものの中には、第一次世界大戦中に日本が共産主義を世界に拡げるための、まあ何というか、互助機関みたいなですね、(ソ連)コミンテルンを潰したというのがあります。その時の一人がアメリカの中に入っていってスパイとして、あのハル文書の原案を作っております。だから日本を徹底的に攻撃するというふうな形の文章ができ上がっているわけです。その日本を徹底的に潰すというのが現在まで続いているということです。

それはなぜかというと日本は、まあ自分達の口から言うのもおかしいのですが、非常に優秀だから。そして世界の様々な技術とか知恵を全部受け入れるだけの寛容力を持っていて、それを組み立て直す、そういう能力をまた持っているために、この日本を潰さないといけないという思いがずっと世界には行き渡っているのです。

昨日も新潟の方で資料がいっぱい出てきたのですが、日本の人口というのは世界を60億とすれば日本は1億数千万ですから、まあ60分の1まではいかないけれども、約2%弱、世界から。まあ2%切るものですね。

しかし、世界の薬の4割近くを日本が使っているわけですね。それからワクチンにしてみればもっと多くのワクチンを使っております。そのワクチンは製薬会社が作ってワクチンを使うのですが、このワクチンの補償を日本の場合、製薬会社は一切していません。ワクチンの補償は。ワクチンの補償は何処がやっているかというと日本の税金で対応しているわけです。

ですから、全ては日本を潰すために様々な手で薬を入れ込んで、コマーシャルとか様々なものは全て薬を日本人に売りつけるために動いております。そして日本人が病気になって体力がどんどん弱まっていくような方に仕向けられております。

しかも、その副作用は全て日本国の税金で補うような仕組みが作られつつありますので、第二次世界大戦の時に圧力が掛かったそのものが、未だにずっと続いているという現状は我々を知っておかないといけない。

しかし、これは、全ては薬毒が起こしていることなので、薬毒を無くしていかない限り、こういうものから解放されて世界を天国にしていくということはなかなか難しいので、我々の役割たるや、大きなものがあるかと思いますので、そういうこの御神業が潰されないように今後も一層取り組んでいきたいと思います。 (後文割愛)

 

責任者:

ここでのお話しは、私達を取り巻く国内外に於ける状況等を見る時に必(重)要なポイントを御解説下さっており、大変タイムリーな内容になっているようにと思います。各自拝読をお願い致します。

 

「メシヤ講座no.165浜松(平成26年10月分)」より抜粋つづき:

曇りの発生源

楳木先生:

それではまた(書籍「文明の創造」の)302頁の真ん中辺りに、『そこでまだ言い足りない事がある。曩に述べた如く、病気の原因は霊の曇りが根本で、曇りの発生源は人間の罪と薬毒の二つであるばかりではなく、実は此外に今一つの重要な原因がある。それは農作物に施す肥料であって』というふうに書かれております。

ここで大事なことは、曇りの発生源というふうにメシヤ様が御示しくださっているということですだから我々が幸せになっていくためにはこの曇りの発生源を除いてくということが大切になっていきますので、この“発生源”という言葉をまた新たな気持ちで認識しといていただきたいと思います。

それから病気の原因が『人間の罪と薬毒プラス肥料』というふうにここで御示しいただいております。

ですから今、野菜とかには、無農薬ということはよく言うのですが、無肥料はなかなかありません。やはり肥料は栄養分として必要だと思ってみんな肥料はまだ使っている農家が多いので、問題は肥料の方も問題だと。メシヤ様は、農薬のことは言わずともわかるのですが、肥料のことについてはなかなか認識が深まっていかないところがあるので、肥料ということを御指摘されています。

これは昭和27年当時です。現在は平成26年で、いったい何かというと、この三つプラス、食品添加物。もう食品添加物たるや恐ろしいことが日本の中には蔓延しておりますね。(後略)

それでは次、304頁に移っていただいて、7行目に 『以上によって分ったであろうが、兎に角罪と薬剤と人造肥料との此三つが』 と書かれておりますが、現代ではこれプラス食品添加物、化学物質が・・・『病気の根本であるとしたら、此三つの害を除く事こそ人類救済の第一義であらねばならない』ですから人類救済と言った場合にはこれらを除くということが第一義なのだというふうに再確認をしていただければ大変ありがたいと思います。

そして最後の行になりますと、『処が此条件に適う宗教こそ我がメシヤ教であるとしたら、私の責任も重且大なるものである』 と。非常に重大なのだということをメシヤ様は御示しくださって、その跡を継ぐ我々弟子たちもその責任は大きいのだというふうに受け止めていただきたいと思います。しかも 『此意味に於て私は先ず此著によって全世界の有識者に向って警鐘を鳴らす所以である』 というように、この本はそういう理由があって書いたのですよというふうに最後にまとめていただいておりますので、以上のことを確認しながら毎日拝読していただければ大変ありがたいというふうに思いますので、最初にそうしたことを確認させていただいて、あと6分ですけれども質疑応答に入りたいと思います。

今日は喋り続けましたので質疑応答させていただく時間がなくなってしまいましたけども、何かあったら聞いていただきたいと思います。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

◎メシヤ様は 『曩に述べた如く、病気の原因は霊の曇りが根本で、曇りの発生源は人間の罪と薬毒の二つであるばかりではなく、実は此外に今一つの重要な原因がある。それは農作物に施す肥料であって』というふうに仰っているので、私達が幸せになっていくためにはこの“曇りの発生源を除いていく”ということが大切になってくるのだということ。

≫この“発生源”という言葉を新たな気持ちで認識するのだということ。

◎病気の原因は 『人間の罪と薬毒プラス肥料』というふうにメシヤ様はここで御示し下さっているのだということ。

>“曇りの発生源”に「肥料」もあるのだが、このことについてはなかなか認識が深まっていかないところがある(あった)ので、メシヤ様は肥料ということを敢えて御指摘されているのだということ。

◎現代に於ける“曇りの発生源”は「人間の罪」と「薬毒」「肥料」プラス「食品添加物」なのだということ。

>人類救済と言った場合には「人間の罪」と「薬毒」「肥料」プラス「食品添加物」を取り除くということが第一義なのだというふうに再確認しなければならないのだということ。

◎メシヤ様は「人間の罪」と「薬毒」「肥料」の三つの害を除くことが出来る唯一の宗教が「メシヤ教」なので、御自分(「メシヤ教」)の責任は、非常に重大なのだということをここに御示しくださっているのだということ。

>メシヤ様の御教えを学んでいる私達もその責任は大きいのだというふうに受け止めるのだということ。

≫メシヤ様は 『此意味に於て私は先ず此著によって全世界の有識者に向って警鐘を鳴らす所以である』 とこの「文明の創造」をお書きになられた理由を私達に御示し下さっているのだということ。

 

編集後記

責任者:

今回の学びでは、現代に於ける曇りの発生源である「人間の罪」と「薬毒」と「肥料」そして「化学物質」を除くことが出来るのが唯一メシヤ教なのだということを御教示いただきました。又、「文明の創造」を学んでいる私達が持たなくてはならない責任(御教えと浄霊の普及)について再認識させていただきました。「世界救世教教義(へ)」に『今や、世界の状勢は混沌として帰趨を知らず、此(この)時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世(メシヤ)の大任を下し給い、人類救済の聖業を達成せしめ給うを信ずると共に、人類の三大災厄たる病貧争を根絶し、真善美の完(まった)き恒久平和の理想世界実現を目標として精進邁進せん事を期するものである。』 とありますように現在がこの文章にある今なのだと強く感じております。

曇りを取り除けるように日々自己浄霊をし、御教えを学んでいる者として自分に与えられた責任を果たすにはどうすれば良いのかを考えながら3月を迎えさせていただきたく思います。今週は暖かいけれどもぐずついた天気で始まりましたが、週後半は気温が急降下するそうです。寒暖差に注意してお過ごし下さい。有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座no.165浜松支部 2014(平成26年10月分)

 

 

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