7s-5、胎児が妊娠していた記事について

「御教え集」5号、昭和27(1952)年1月15日発行

「私の娘(三十歳)本年無事二度目のお産を致しましたが、四日目に自分で便所に行こうとして、二、三歩歩きかけました時、急に眩暈を感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、そのまま床に就きました。御浄霊を一週間戴きましたが、はかばかしくございません。私一人の入信の為、家族は反対で、病院に一週間通い電気及び注射等を致し、反って悪化致しましたので、家で灸及び漢方薬等を致しましたが、同じ状態でございます。9月より再び御浄霊を戴くようになりましたが、変化ございません。頭部中央、後頭部が痛み、見たところは元気ですが、力が入りません。月経も産後五ヵ月目よりありましたが、不順でございます。月経三、四日は特に頭痛激しく起きていることが出来ません。対談や大声や物のキシム音などは大変堪えられません。食事は普通でございます。お浄霊の箇所を御垂示の程お願い申し上げます。」

『便所に行こうとして――これはいかんな。産後は絶対こう言う軽はずみをしてはいけませんね。一週間は寝たっきりで、一週間経ってから座る位で、二週間経ってから歩くと、それで何ともないんです。これは早く歩きすぎたんです。これは脳貧血ですよ。月経は五ヵ月目より――早すぎたな。大声–これは脳貧血の特徴ですね。これは別に体した事はない。やっぱり浄霊に力が入っているんじゃないかな。非常に効きが悪いようですね。ここ(頚部リンパ線)を大いにやらなければならないね。そんなもんですね。ここをやってごらんなさい。それでよいでしょう。』

「御教え集」7号、昭和27(1952)年3月20日発行

「三十七歳の信者、昨年十二月四人目のお産をいたし、御守護により安産でありましたのと、従来の習慣にて、その日より便所にかよいました。翌日の御教えに産後のご注意を戴きましたので早速お伝え致しましたが、大して気にも止めない様子でございました。四日目に頭部に激痛を覚え、頭が割れるようで十日間続き軽くなりました。産後にも拘らず腹部が膨張し、尿量も少なく、遂に全身に浮腫みを生じ、血痰を激しく吐き呼吸困難を起こすようになりました。二回目の呼吸困難があり、御浄霊戴き楽になりましたが、全身的浮腫みはとれません。三回目に及び、全身浮腫みは以前より甚だしく、特に腹部はパンパンに膨れさがりました。一月末大光明如来様を御奉斎させて戴きました。三ヵ月に及びますが、変化がございませんのは、御浄霊の急所が違っているのでございましょうか。又霊的に関係がございましょうか。尚、姑が入信後亡夫(金光教と禅宗の両方で祀っております)の慰霊の為に金光教にお参りしても差し支えございませんでしょうか。」

『これはいけないな。こんな習慣なんてありゃしないですよ。これはこの人の習慣ですよ。もっとも人の道の信者はやりますが、これは嘘ですよ。こう言う事は以前からいってありますがね。かいてありますがね。一週間は絶対便所に行ってはいけませんよ。頭が割れるよう――言う事を聞かないからだ。金光教会に―― 差し支えありませんよ。亡夫は信者だったんだからね。あるいは、未だ金光教に執着があるかもしれないからね。お参りしても良いし、しなくても良いし、任意で良いですがね。これは霊的じゃない。大して気に止めない――これは、その通りやらなかったんですか。』

「致して居りませんようでございます。前三回が非常に楽なお産を致しております為に―。」

『その為です。そのお詫びですよ。それを本人が心からお詫びすれば、それで治りますよ。浄霊は結構だけれども、そのお咎めですよ。信者になった以上―― じゃない、メシヤ教の浄霊で救って貰った以上――つまり私のやり方を言ってその通りやらなかったら救われっこないですね。だから、そのお詫びをするんです。頭に激痛――これは祖霊さんが警告したんです。それでも気が付かないんで、お腹が膨張したりしたんですね。それで治る訳ですがね。本人が心からお詫びしなければだめですね。』

(御教え)

「妊娠の時は身体が丈夫ですが、産後悪くなり、頭が痛み、肩がこり、食欲が減り、物を持つと直にだるくなります。六人の子供があり、三人めの時に気がつきました。」

『おかしいな。訳があるんです。産後は普通のやり方ですか。』

「姑が言う通りにして二十一日間は――。」

『妊娠中薬を飲んだりししませんか。』

「一寸それはわかりません。」

『それが肝心ですね。よく、妊娠中に持薬なんて――薬を飲むと、産後悪いですよ。何か原因がありますよ。決して普通じゃないですよ聞いてご覧なさい。』