研鑽資料no. 40(2020年6月)

6月の学び

はじめに

責任者:

4月7日に行われた、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が、5月25日に解除され「新しい生活様式(具体的には、人と人が身体的距離をとることにより接触を減らすこと、マスクをすること、手洗いをすることなど)」を心掛けての生活が始まりました。この不自由だった期間、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしたか?まだまだ以前の生活のようにはまいりませんが、緊急事態宣言解除を前向きな気持ちで受け止めたいと思います。

さて今回は、6月15日の「地上天国祭」に向かう上での姿勢とその想念に付いて復習させていただき、それから御教え『結核と精神面』を基に学びを深めさせていただきたく思いますので宜しくお願い致します。

 

メシヤ講座・特選集no.6 (平成13年5月分)」より抜粋:

地上天国祭を6月15日に斎行

<質問者> 6月15日は「地上天国祭」を斎行するとのことですが、意義について教えてください。

楳木先生:

メシヤ(様〔責任者加筆〕)の教えによりますと、『立春を期して弥増す神威は、6月15日を期して現界に移写される』とあります。神威が移写されると『浄霊力』と『浄化力』が強くなります。つまり、毎年6月15日を期して浄霊力が強くなると思ってくださったらよろしいですね。ですから、まず強くしてくださる事に対する感謝ですね。その想念が第一です。そして、強くなる浄霊力を一層身につけさせていただけるようにお祈り致しましょう。それでですね、浄霊は霊の行使ですので、この機会に行使する心の高まりが自分にあるかどうかを顧みておいていただきたい。そして、霊の行使をするに足る自分づくりに努めて参りたいと思います。

また、地上天国祭というお祭りは、地上天国の雛型完成を記念して始められたという経緯もあります。元々は、昭和6年が起源です。教祖・明主(メシヤ〔責任者加筆〕)様は、昭和元年から啓示を受けられますが、その内容の検証に6年弱を要しておられます。そして決意を固められ、神示のまま昭和6年6月15日千葉県鋸山に登られています。その日『夜昼転換(御教え『昼夜転換の事象』へ)』のご神事に臨まれまして、天照皇大御神様を現界にお迎え申し上げて、東京の日枝神社にご鎮座申し上げておられます。ですから、私は時節ごとに日枝神社参詣を執り行うのです。それから、教祖・明主(メシヤ〔責任者加筆〕)様は人類救済の具体的手段の一つとして「浄霊法」を確立され、昭和10年立教に踏み切られたのです。その由来からして、人類救済、地上天国建設の決意を更に強くする日であり、その為の力を頂く日でもあります。私の本に地上天国についてのメシヤ(様〔責任者加筆〕)の教え(御教え『世界救世教の誕生に就て、開教の辞』へ)を紹介していますから、よく読んでお臨みください。また6月に詳しくお話しましょう。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。なお、「地上天国祭」の意義と由来については、「研鑽資料no.14(2019年5月分)」に纏めてありますのでそちらを参照してください。

『立春を期して弥増す神威は、6月15日を期して現界に移写される』と御教えいただいていますので、毎年6月15日を期して『浄霊力』と『浄化力』が強くなるのだということ。

◎地上天国祭に於いての想念としては、『浄霊力』と『浄化力』を強くしてくださる事に対する感謝の想いが一番大切であり、その想いを持った上で強くなる浄霊力を一層身につけさせていただけるように御祈願させていただくのだということ。

◎浄霊は霊の行使なので、(祭典前のこの機会に)霊を行使する心の高まりが自分にあるかどうかを顧み、そして霊の行使をするに足る自分づくりに努めさせていただくのだということ。

◎地上天国祭は、その由来と経緯から、人類救済、地上天国建設の決意を更に強くする日であり、その為の力を頂く日なのだということ。

 

メシヤ講座no.135三重(平成24年4月分)」より抜粋:

<今月の御教え>

結核と精神面

「文明の創造、科学篇」昭和27(1952)年

結核について、割合関心を持たれていないものに精神面がある。ところが事実これ程重要なものはない。誰も知るごとく一度結核の宣告を受けるや、いかなる者でも精神的に一大衝撃を受け、前途の希望を失い、世の中が真っ暗になってしまう。言わば執行日を定めない死刑の宣告を受けたようなものである。ところがおかしな事にはそれを防ごうとするためか、近来結核は養生次第、手当次第で必ず治るという説を、医局も医師もさかんに宣伝しているが、これをまともに受取るものはほとんどあるまい。なぜなれば実際療養所などに入れられた者で、本当に治って退院する者は幾人もあるまいからである。しかしたまには全治退院する者もないではないが、大部分は退院後再発して再び病院の御厄介になるか、自宅療法かで結局死んでしまうのである。だから何程治ると宣伝しても信じないのは当然であろう。

そのような訳で、結核と聞いただけで、たちまち失望、落胆、食欲は不振となり、元気は喪失する。いずれは死ぬという予感がコビリついて離れないからで実に哀れなものである。私も十七、八才の頃当時有名な入沢博士から結核と断定された事があるのでその心境はよく判る。そういう次第で結核と宣告するのもよくないが、そうかと言って現在の結核療法では、安静やその他の特殊療法の関係上知らさない訳にもゆかないという、ジレンマに陥るのである。そうして近来ツベルクリン注射や、レントゲン写真などによって、健康診断を行う事を万全の策としているが、これは果たして可いか悪いかは疑問である。私はやらない方がいいと思う。なぜなれば現在何らの自覚症状がなく、健康と信じていた者が、一度潜伏結核があると聞かされるや、晴天の霹靂(へきれき)のごとき精神的ショックを受けると共に、それからの安静も手伝い、メキメキ衰弱し、数か月後には吃驚(びっくり)する程憔悴(しょうすい)してしまう。以前剣道四段という筋骨隆々たる猛者(もさ)が健康診断の結果潜伏結核があると言い渡され、しかも安静と来たので、フウフウ言って臥床している状(さま)は、馬鹿馬鹿しくて見ていられない程だ。何しろ少しも自覚症状がないのでじっと寝ている辛さは察して呉れと言うのである。ところが半年くらい経た頃は、頬はゲッソリ落ち、顔色蒼白、一見結核面となってしまった。それから翌年死んだという事を聞いたが、これなどは実に問題であろう。もちろん健康診断など受けなかったら、まだまだピンピンしていたに違いないと思って、私は心が暗くなったのである。

右のような例は今日随分多いであろう。ところがこれについて面白いのは、医学の統計によれば、百人中九十人くらいは一度結核に罹って治った痕跡があるというのである。この事も解剖によって判ったという話で、医家は知っているはずである。してみればむしろ健康診断など行わない方が、結核患者はどのくらい減るか判らないとさえ私は常に思っている事である。しかし医家はいうであろう。結核は伝染しない病気ならとにかく、伝染病だから結核菌をもっている以上、はなはだ危険だから、それを防ぐために早く発見しなければならないし、また早期発見が治療上効果があるからと言うであろうが、後者については詳しく説いたから略すが、前者の伝染について書いてみるが、これがまた大変な誤りで、結核菌は絶対感染しないことを保証する。私がこれを唱えると当局はよく目を光らせるが、これは結核の根本がまだ判っていないからである。以前こういう事があった、戦時中私は海軍省から頼まれて、飛行隊に結核患者が多いから、解決して貰いたいと申し込んで来たので、まず部下を霞ヶ浦の航空隊へ差遣した。そこで結核は感染しないと言ったところ、これを聞いた軍医はカンカンに怒って、そんなものを軍へ入れたら今に軍全体に結核が蔓延すると言って、たちまち御払箱になってしまった事がある。

私がこういう説を唱えるのは、絶対的確信があるからである。何よりも私の信者数万中に結核感染者など、何年経っても一人も出ないという事実と、今一つは実験のため、以前私の家庭には結核患者の一人や二人は、いつも必ず宿泊させていた。その頃私の子供男女合わせて五、六才から二十才くらいまで六人おり、十数年続けてみたが、一人も感染するどころか、今もって六人共に希に見る健康体である。もちろんその間結核患者と起居を共にし、消毒その他の方法も全然行わず、普通人と同様に扱ったのである。今一つの例を挙げてみるが、数年前これは四十才くらいの未亡人、夫の死後結核のため、親戚知人も感染を恐れて寄せつけないので、進退きわまっているのを知った私は、可愛想と思い引取って、今も私の家で働かせているが、もちろん一人の感染者がないばかりか、この頃はほとんど普通人と同様の健康体になってよく働いている。もっともたとえ感染しても簡単に治るから、私の家庭にいる者は、何ら結核などに関心を持たないのである。

以上のごとくであるから、吾々の方では結核は伝染しないものと安心しているので、この点だけでも一般人に比べて、いかに幸福であるが判るであろう。ところが世の中ではこの感染を恐れるため、到るところ悲劇を生み、常に戦々兢々としている。夫婦、親子、兄弟でも近寄って話も出来ず、食器も寝具も別扱いで、除け者同様である。しかし医学を信ずるとしたら、そうするより外致し方ないであろう。以前こういう面白い事があった。某農村の事であるがある農家に十六、七の娘がいた。彼女は結核と宣告されたので、一軒の離れ家を作って貰い、一人ボッチで住んでいたが、その離れ家は往来に面しているため、その前を通る村人等は、口を覆うて駈足で通るという話を、私は本人から直接聞いて大笑いした事がある。なるほど空気伝染といわれれば、それも無理はないが、実に悲喜劇である。だから私の部下や信者は数十万あるからその中の一万でも二万でも纏(まと)めて一度に試験してみたら面白いと思うのである。

右についてなお詳しく説明してみるが、まず家庭内に結核患者がある場合、他の者はいつ感染するか判らないという心配が、コビリついて離れない。だからたまたま風邪など引くと、さてはいよいよ自分にもうつったんじゃないかと思うし、また常に風邪を引かないようにと用心に用心をするが、運悪くちょっと風邪でも引くと、慌てて医者に走り薬に頼るというわけで、精神的恐怖感に加えて薬毒や浄化停止によって、結核を作る事になるという訳で、今もって伝染説が持続されているのである。今一つは霊的原因でもあるが、これは親子兄弟等の近親者や、親しい友人、男女関係者などある場合、右の死者の霊が憑依してその通りの症状を呈する事がある。これがちょうど感染したように見えるのである。憑霊問題については後に詳説するから、それを充分読めば良く判るはずである。また近来小学児童に集団結核が出たといってしばしば報ぜられるが、この場合教師を検診すると、一人や二人の開放性結核患者が必ずいる。するとこの患者が感染の元であるといって大騒ぎをするが、これなども実をいえば現在どこの学校の教師でも、厳密に検診すれば、二人や三人の結核患者のない学校はまずあるまい。それらをよく考え合してみる時、感染説というものが、いかに確実性の乏しい事を知るであろう。

(前文割愛)

 『こんなことで薬を飲んでたらどうしようもない』

楳木先生:

メシヤ様は、今まで感冒に始まり結核を中心にした肺疾患について、詳細に解説してくださいましたけども、もう一つ精神面があるということです。昭和27年の御論文ですので、昭和27年当時の社会情勢に合わせてお説きになられたものですので、平成24年ということについて考えてみます。世界と日本の違いをみていきますと、4月2日の日にイギリスから御婦人が本部に参拝されました。その御婦人が、日本の小児科とイギリスの小児科の決定的違いを話してくださいました。

たとえば咳が出て病院に行きますと「このぐらいの咳だったら何ともないから学校へ行きなさい」という対応をイギリスの医者はするのです。「こんなことで薬を飲んでたらどうしようもないのだ」と、薬は出しません。世界と日本の状況はこのくらい違うのです。」

心配が新たな病気を作る可能性

楳木先生:

それからやたらと日本人は心配しすぎるのですが、人間ドックということがあります。この人間ドックは日本だけですね。世界では人間ドックというのはなのでね。

たとえばアメリカなどの医者達が日本の人間ドックをどのようにみているかというと、症状が出ていないのに、わざわざ検査をするということは、病気を探すわけなので、結果が出るまでの2週間くらいの間は大変な心配をしてしまいます。

この精神的な心配というのは新たな病を作る可能性があるというのです。症状がないのに、わざわざ病気を探すというのはいかにも愚かだという考え方です。

最近は日本人でも物事を判った人達は「定年退職したら健康診断は絶対に受けない」という考え方の人が増えてきているようです。

メシヤ様が60年前に御指摘したことに、やっと日本人が気付いて、今やっと対応し始めたところなんだ、というふうに見えるのではないかと思います。

それからテレビで最近、病気症状を説明する番組がたくさんありますね。癌(がん)になった場合、どこにどのようにできているのか。ということを映像で映していくと、自分が、ちょっとお腹(なか)が痛いとかなると「あれじゃないかしら」と。すぐ思ってしまいます。

ああいう解説を聞くと、我々でも学生の頃なんかですと、「もしかしてあの病気じゃないか」という心配が起きたりもしますので、メシヤ様の仰(おっしゃ)る精神面ということも良く認識しておかなければいけないと思います。

それから、『彼女は結核と宣告されたので、一軒の離れ家を作って貰ひ、一人ボッチで住んでゐたが、其(その)離家は往来に面してゐ為(ため)、其(その)前を通る村人等は、口を覆ふて駈足(かけあし)で通る』

こういう経験はありますか。」

受講者:

あります。

楳木先生:

そうですか、思い込まされてたものね。昔は。我々が子供の頃は、農薬でパラチオンというのがありました。そのパラチオンを散布しているところがあると息を止めて通ったものです。

今日本では、使用禁止になっている農薬です。我々の子供の頃はまだ使われていましたのでね、非常に気を使って通った記憶があります。

それで、その頃は劇薬だったために、作業小屋で農薬を扱っている時に目が見えなくなったりした人が大勢いらっしゃいました。農薬のために障がいになってしまった人が我々の近辺には大勢いたのです。

これは精神面というより実際に被害を受けた方がいらっしゃったということです。今日この御論文を拝読させていただいて、私が成長過程でズーッと感じてきたことを思い出しました。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇イギリスでは咳の症状くらいでは薬を出さないのだということ(海外と日本の薬の処方に対する違い)。

〇「人間ドック」は、日本特有のものなのだということ。

〇「人間ドック」の結果が出るまでの精神的な心配というのは、新たな病を作る可能性があるとアメリカの医者達は言っているのだということ。

◎私達はメシヤ様が御指摘されている「病気に対する精神面」ということも良く認識しておかなければならないのだということ。

 

「メシヤ講座no.135三重(平成24年4月分)」より抜粋つづき:

腎臓・小腸・大腸が活性化すれば痛風は乗り越えることが出来る

楳木先生:

それと、最近テレビで痛風についての番組がありましたが、痛風の原因は何かわかりますか。通常、何が溜まってくると痛風になるのでしょうか。」

受講者:

尿酸でしょうか。

楳木先生:

そう、尿酸が痛風の原因になるのです。それで尿酸が溜まるのですからどこを浄霊したら良いと思いますか。」

受講者:

腎臓ですか。

楳木先生:

そう、腎臓。今までは腎臓だと医学的にも考えられていたのですが、火曜日の発表では実は尿酸を排泄するタンパク質を作り出すのは、小腸と大腸だということが発見できたという研究発表がありました。

【「痛風、腸にも一因 尿酸排出で新見解 東京薬科大など」(熊本日日新聞 2012年4月4日朝刊掲載より)】

そうすると、痛風になった人に今まで腎臓だけを浄霊していたのですが、そのタンパク質が活発に作られるためには、小腸と大腸も良く浄霊した方が治りが早い。ということになってきますので、背中だけではなくて、前のお臍を中心にして小腸、そしてその周りの大腸を良く浄霊することによって、タンパク質が良く作られるので尿酸を排泄することが出来るのです。

ですから、今は動物で明らかになったことですが、腎臓と小腸、大腸が活性化してくれば痛風は速く乗り越えることが出来る可能性が生まれたのです。

それと後は食生活ですよね。痛風の人はプリン体を多く含む食材に気を付けるように言われていますが、要は過剰摂取とストレスを抱かえ込まないことが大切です。食生活と浄霊の箇所をそのようにしていけば乗り越えられるのです。

この研究は薬理学的対処の仕方を研究しているので、そっちの薬を作ろうとしているのです。ですから我々は原因が分かったわけですので、根本的に良くしていけば良いので、その部分を良く浄霊していけば良いということです。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

痛風になった人にそれまでは腎臓だけを浄霊していたのですが、尿酸を排泄するタンパク質が活発に作られるようにするためには、小腸と大腸も良く浄霊した方が治りが早いということになるのだということ。

◎浄霊を取り次ぐ時には、背中だけではなくて、前のお臍を中心にして小腸、そしてその周りの大腸を良く浄霊することによって、タンパク質が作られるので尿酸を排泄することが出来るのだということ。

〇腎臓と小腸、大腸が活性化し、食生活に気を付け、ストレスを抱え込まなければ、痛風は速く乗り越えることが出来る可能性が生まれたのだということ。

 

「メシヤ講座no.135三重(平成24年4月分)」より抜粋つづき:

科学が発展すればするほど有効的な浄霊ができる

楳木先生:

ですから科学が発展すればするほど、我々は有効的に浄霊ができるようになるというわけです。時代が進めば進むほどにね。

そういうふうに考えていただいて、良い話があったら支部にメールを入れて、三重支部で情報を共有するようにしていったら良いと思います。

それから同じ日に、鬱(うつ)病についての脳科学の世界の発表がありましたが聞いていましたか。」

受講者:

聞いていました。

楳木先生:

みなさんに教えてあげてください。」

受講者:

躁鬱(そううつ)病には躁(そう)病と鬱(うつ)病があります。鬱(うつ)の時にはどうしても自分が苦しいから医者に罹(かか)ってしまいます。それで鬱(うつ)病とは診断できるのですけども躁鬱(そううつ)病とはわからなくて鬱(うつ)病の薬だけを処方されてしまいます。

それで鬱(うつ)病の薬の副作用が出てきて大変なことになります。命に関わるようなことになってくるのだそうです。

それで今まで躁鬱(そううつ)病というのは精神的なものだと考えられていたのですが、脳の働きと関係があるということがわかってきたそうです。それで躁(そう)状態と鬱(うつ)状態を見分けられる医療機械が開発されたそうで、躁(そう)状態と鬱(うつ)状態では脳の働きが全く違うのだそうです。

治療法として光。電磁波だそうですが、その光線を脳へ当てることによって改善がみられるそうです。それで私は、光を当てるのですから、御浄霊の光は放射能よりも強力なのですから、御浄霊で全部解決できるじゃないかと思ったのです。

楳木先生:

なるほど。さすが良く聞いていますね。脳科学の説明を少ししていたでしょう。

躁(そう)状態とか鬱(うつ)状態になる原因は脳の視床下部(ししょうかぶ)のところがハイになったり、落ち込んだりするのです。

【「視床下部」(ウィキペディアより〉)】

それでハイになった時に、視床下部(ししょうかぶ)の少し前の前頭葉(ぜんとうよう)の後側から抑制剤がそこから出てきて抑(おさ)えるのです。

【「前頭葉」(ウィキペディアより)】

そういうことまで最近の脳科学の世界では、わかってきているのです。ですから、躁(そう)病の場合はその分泌物がまた出てくるようになれば良いのです。ですからそこを治療する必要があります。

それで今度は鬱(うつ)の場合、視床下部(ししょうかぶ)が落ち込んでいるので、今度は活性化するようにしてやれば良いのです。

そういうところまで最近わかってきているのです。(ただしこの度の発表は、躁鬱病の人に抗うつ剤を処方すると、鬱の時には良いが躁の時には大変危険なことが起きてしまう。そのため検査方法の改善が叫ばれいる中、新方法が開発できたというものです。)

それではなぜ分泌しなくなったのかと言いますと、それは精神面が必ず影響しているわけでね。

脳は何のためにあるのかと言いますと、魂が思考したりするときに脳を使って思考するのです。みなさんの魂が考える時に脳を使って考えるのです。するとやはり原因は魂の方にあるわけです。それでその魂が霊主体従の法則に従って脳を使うときにバランスよく使うようにならなければなりません。その治療法は、躁鬱(そううつ)病の場合は前頭葉(ぜんとうよう)の奥を良く浄霊すれば良いのです。

そうすると、『日本人と精神病(御教えへ)』という御教えをそこに当てはめて考えますと、頸肩(くびかた)が凝(こ)ってくるために血液を頭に送る量が減ってくるので、それで脳貧血を起こしてくるので霊がうすくなる。するとそこへ憑依(ひょうい)しやすくなってくるのだ、と。この御教えと当てはめて考えるとピッタリなわけです。

先程の話のように測ると血液の送量が足りないので前頭葉の付近の熱が低いのです。これは血液が行っていないという状態なので、メシヤ様の理論を裏付ける研究成果だと言えます。」

受講者:

バランスが大事なのだということでしょうか。

楳木先生:

そうですね、交感神経と副交感神経のバランスがとれていませんと、交感神経ばかり活性化していると躁(そう)状態が続いていきますし、副交感神経が活性化してくると落ち込んで行ってしまいます。

これを肉体的に体主霊従的に考えた時には、そのような作用が出てくるのだと言えます。しかし、原因は『霊主体従の法則』に従って考えていった方が良いので、そういう研究が出来たからこそ、浄霊をする場所がより明確になるということです。

そうしますと、前頭葉(ぜんとうよう)と視床下部(ししょうかぶ)を良く浄霊すれば良いので、メシヤ様は『延髄を良く浄霊しなさい』と仰っておられますが、大体掌(てのひら)の広さで延髄を浄霊しますと視床下部(ししょうかぶ)までしっかり光が入っていきますので改善が見られるということになります。」

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇科学が発展すればするほど、我々は有効的に浄霊ができるようになり、浄霊をする場所がより明確になるのだということ。

◎躁鬱(そううつ)病の場合は前頭葉(ぜんとうよう)と視床下部(ししょうかぶ)を良く浄霊すれば良いのだということ。

◎メシヤ様は『延髄を良く浄霊しなさい』と仰っておられますが、大体掌(てのひら)の広さで延髄を浄霊すると視床下部(ししょうかぶ)までしっかり光が入っていくので躁鬱病の改善が見られるということになるのだということ。

(中略)

「メシヤ講座no.135三重(平成24年4月分)」より抜粋つづき:

『日月地』『五六七』の調和バランスのとれる生活を心がけよう

楳木先生:

そして、今日ここに経綸を進めていく時の『五六七(みろく)』と力を与えていく時の『日月地(みろく)』が掲げられましたが、このように揃った状態になるということが人間として大切なわけです。

また、経(たて)と緯(よこ)ということを考えた時に、不思議なのですけども『五六七』の方が縦書で、『日月地』が横書の方が、良いかなと思うのですけどもメシヤ様はこういうふうにお書きになられました。

『五六七』は経(たて)の経綸になっていきますし、『日月地』は緯(よこ)の経綸になっていきますのでね。そういう揃って調和がとれた状態になっているなあと思いながら、今日は参拝をさせていただいたのですけども、そういう想いで参拝をすると、より主神様から力をいただけているような、そういうものに包まれながら祝詞を奏上させていただきました。

我々はどうしても偏っている世の中に身を置いていますので、どうかバランスがとれるような、とっていけるような生活を心がけていただきたいと思います。

きょうの御論文でそういうことを最初に感じさせていただきましたので、そのことをお話させていただきまして、いつものように質疑応答に移りたいと思います。」

(後文割愛)

 

責任者:

ここまでで御教示いただいた要点を以下に併記(特に重要だと思われる御教示は◎に)いたします。

〇私達は、偏っている世の中に身を置いているので、バランスをとって、調和がとれるような生活を心掛けるのだということ。

 

編集後記

責任者:

「地上天国祭」は、人類救済、地上天国建設の決意を更に強くする日であり、その為の力をメシヤ様より賜る日ですので、今年の「地上天国祭」は、これまでより一層の(メシヤ様の信徒としての)責任感を持って祭典に真向かわせていただきたく思いますと同時に、楳木先生の御教示にありますように、「浄霊は霊の行使」ですので、〝霊を行使する″という心の高まりが自分にあるかどうかを顧み、祭典前のこの機会に霊の行使をするに足る自分づくりに努めさせていただきたく思います。

なお、御教え『昼夜転換の事象』と『夜昼転換』、『霊界に於ける昼夜の転換』、『世界救世教の誕生に就て、開教の辞』は、私達が「地上天国祭」を迎える上において重要な御教えですので、繰り返しの拝読をお願い致します。

有難うございました。

 

※責任者より

引用したメシヤ様の御教え、「メシヤ講座」は当時の文章をそのまま抜粋させていただいています。下線や太字の表記、()内の表記、御教えの典拠は、責任者が加筆しております。ご了承ください。

 

引用した「メシヤ講座」全文はこちらからご覧いただけます。

メシヤ講座・特選集no.6 (平成13年5月分)

メシヤ講座no.135三重(平成24年4月分)

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