『病気症状と其解剖』 「明日の医術、第2篇」昭和18年10月5日 茲に、病気症状といえば、大別して左の如きものであろう。発熱、痛苦、掻痒苦、不快感、幅吐、下痢、浮腫、盗汗、眩暈、不眠、憂鬱感、麻痺、咳嗽(せき)、逆上(のぼせ)、 耳鳴、痙攣、冷え、便秘等であろう。之等に就て、私の研究によって得たる理論を説いてみよう。 1.発熱 2.痛苦 3.掻痒苦 4.不快感及び幅吐 5.下痢 6.浮腫及び寝汗 7.眩暈及び不眠症 8.憂鬱感及び麻痺と痙攣 9.咳嗽及び逆上 10.冷及び便秘