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7s-3、へその緒の取れ方の遅速に関して

(御教え)

「出産時、生まれた子供の(ヘソの緒)が取れます場合、早く取れる子供は生後健康で、遅く取れる子供は虚弱と昔からよく言われますが、何か関係があるのでございましょうか、御伺い申し上げます。」

『離れるのが本当で、離れがたいのは弱いから離れないのです。勿論この通です。』

 

7s-4、産後の子宮の収縮について

「御垂示録」3号、昭和26(1951)年11月25日発行

「今日の御伺にありましたリンパ線を切った者ですが、お産の時、新しい産婆さんは腹部を冷やすと言うのでございますが。」

『その時子宮を収縮させて仰向けにしているから、それが腰に垂れてくるという事がありますね。収縮が遅いほうが良いですね。早いと血が残っているまま収縮するからね。馬鹿なものですよ。子宮の、その方は直治ります–溶ければね。何時までもあるというのは、こっち(リンパ線)の方ですね。』

7s-5、胎児が妊娠していた記事について

「御教え集」5号、昭和27(1952)年1月15日発行

「私の娘(三十歳)本年無事二度目のお産を致しましたが、四日目に自分で便所に行こうとして、二、三歩歩きかけました時、急に眩暈を感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、そのまま床に就きました。御浄霊を一週間戴きましたが、はかばかしくございません。私一人の入信の為、家族は反対で、病院に一週間通い電気及び注射等を致し、反って悪化致しましたので、家で灸及び漢方薬等を致しましたが、同じ状態でございます。9月より再び御浄霊を戴くようになりましたが、変化ございません。頭部中央、後頭部が痛み、見たところは元気ですが、力が入りません。月経も産後五ヵ月目よりありましたが、不順でございます。月経三、四日は特に頭痛激しく起きていることが出来ません。対談や大声や物のキシム音などは大変堪えられません。食事は普通でございます。お浄霊の箇所を御垂示の程お願い申し上げます。」

『便所に行こうとして――これはいかんな。産後は絶対こう言う軽はずみをしてはいけませんね。一週間は寝たっきりで、一週間経ってから座る位で、二週間経ってから歩くと、それで何ともないんです。これは早く歩きすぎたんです。これは脳貧血ですよ。月経は五ヵ月目より――早すぎたな。大声–これは脳貧血の特徴ですね。これは別に体した事はない。やっぱり浄霊に力が入っているんじゃないかな。非常に効きが悪いようですね。ここ(頚部リンパ線)を大いにやらなければならないね。そんなもんですね。ここをやってごらんなさい。それでよいでしょう。』

「御教え集」7号、昭和27(1952)年3月20日発行

「三十七歳の信者、昨年十二月四人目のお産をいたし、御守護により安産でありましたのと、従来の習慣にて、その日より便所にかよいました。翌日の御教えに産後のご注意を戴きましたので早速お伝え致しましたが、大して気にも止めない様子でございました。四日目に頭部に激痛を覚え、頭が割れるようで十日間続き軽くなりました。産後にも拘らず腹部が膨張し、尿量も少なく、遂に全身に浮腫みを生じ、血痰を激しく吐き呼吸困難を起こすようになりました。二回目の呼吸困難があり、御浄霊戴き楽になりましたが、全身的浮腫みはとれません。三回目に及び、全身浮腫みは以前より甚だしく、特に腹部はパンパンに膨れさがりました。一月末大光明如来様を御奉斎させて戴きました。三ヵ月に及びますが、変化がございませんのは、御浄霊の急所が違っているのでございましょうか。又霊的に関係がございましょうか。尚、姑が入信後亡夫(金光教と禅宗の両方で祀っております)の慰霊の為に金光教にお参りしても差し支えございませんでしょうか。」

『これはいけないな。こんな習慣なんてありゃしないですよ。これはこの人の習慣ですよ。もっとも人の道の信者はやりますが、これは嘘ですよ。こう言う事は以前からいってありますがね。かいてありますがね。一週間は絶対便所に行ってはいけませんよ。頭が割れるよう――言う事を聞かないからだ。金光教会に―― 差し支えありませんよ。亡夫は信者だったんだからね。あるいは、未だ金光教に執着があるかもしれないからね。お参りしても良いし、しなくても良いし、任意で良いですがね。これは霊的じゃない。大して気に止めない――これは、その通りやらなかったんですか。』

「致して居りませんようでございます。前三回が非常に楽なお産を致しております為に―。」

『その為です。そのお詫びですよ。それを本人が心からお詫びすれば、それで治りますよ。浄霊は結構だけれども、そのお咎めですよ。信者になった以上―― じゃない、メシヤ教の浄霊で救って貰った以上――つまり私のやり方を言ってその通りやらなかったら救われっこないですね。だから、そのお詫びをするんです。頭に激痛――これは祖霊さんが警告したんです。それでも気が付かないんで、お腹が膨張したりしたんですね。それで治る訳ですがね。本人が心からお詫びしなければだめですね。』

(御教え)

「妊娠の時は身体が丈夫ですが、産後悪くなり、頭が痛み、肩がこり、食欲が減り、物を持つと直にだるくなります。六人の子供があり、三人めの時に気がつきました。」

『おかしいな。訳があるんです。産後は普通のやり方ですか。』

「姑が言う通りにして二十一日間は――。」

『妊娠中薬を飲んだりししませんか。』

「一寸それはわかりません。」

『それが肝心ですね。よく、妊娠中に持薬なんて――薬を飲むと、産後悪いですよ。何か原因がありますよ。決して普通じゃないですよ聞いてご覧なさい。』

 

7s-6、産後の出血、おりものに関連して

(御教え)

「出産後出血甚だしく、四時間後に内膜掻爬を為し、それから病床に就いて医療を尽くしました。その後痔となり腰湯をしたり、高貴薬を飲んだりしましたが益々悪化し、耳鳴りと頭痛が甚だしく、少し動いても血が下がり、動く事ができません。この場合御浄霊はどのようにいたすべきでしょうか。」

『一番は頭と頚の廻りと肩ですね。少し気長にやれば治りますよ。こんなになったのはみんな薬の為ですよ。』

「地上天国」15号、昭和25年4月20日発行

「産後(おりもの)の絶えない婦人の子供(男二歳)二週間発熱と下痢の連続ですが、これは母乳と関係がありましょうか。」

『この人は毒が多いからである。おりものは結構で、出るだけ出れば治る。子供の下痢も浄化の為で大いに結構である。』

「御教え集」8号、昭和27(1952)年4月20日発行

「三十二歳の婦人、三度めのお産後五日目より出血が止り、二週間目より家の用事をボツボツ致しておりましたところ、頭の具合が悪くなり、心臓の動悸激しく一晩腰が大変痛み、左半身の感覚が段々鈍り、脳血栓と言われ、以来メタポリン三十本、強心剤三十本うち、マッサージ二ヵ月致し、脊柱より水を一回取り、少し快方に向かって参りましたが再発し入院、脳腺塞と言われ、その後左半身より全身不随となり、寝返りも出来なくなりました。御浄霊を戴くようになりまして三日目より、尿の回数四、五回が、七、八回となり、少しずつ下り物が始まり、右腕関節と鼠蹊部及び足の関節が痛み、一回ひどく発汗致しました。頭を御浄霊致しますと堪らなく可笑しくなり、笑いたくなります。話が思うように出来ず、断片的で呂律が廻りません。祖母の子供に、先天的梅毒と言われ、身体が不自由のまま死亡(五十八歳の女)致した者がおります。お骨はお寺に預けており、埋骨致しておりません。今年が年回に当たっております。霊的に関係がございましょうか。」

『これは霊的と両方ですがね。産後五日目に出血が止ったという—-これが因ですね。出すから古血が出きれないんですよ。何か—-頭を使ったんじゃないかな。その為に古血が頭に行った、それが脳貧血症状になったんですね。それから、あとは注射だとか色んな薬ですね。それから、笑いたくなるのは狸が憑いているんですよ。狸と言うのは、きっと笑うんですからね。けれどもこれは気長にやれば治りますよ、古血が脳に行ったんだからね。案外早く治りましょう。何も心配は要りませんよ。』

7s-7、流産による手術後の浄化について

「御教え集」2号、昭和26(1951)年10月25日発行

「二十年前に流産をし、手術を受けてより、何時からかお腹に固まりが出来、目立つようになったのは五、六年前からでございます。昭和二十三年七月にお守り様を戴き、それよりずっと御浄霊を戴き、私自身もお道の為に人様の御浄霊をさせて戴いております。現在御神体様も御奉斎致して居ますし、資格も頂戴致しお道に専念しておりますが、依然としてお腹は小さくなりません。この頃では足が腫れております。何の因縁でしょうか、御伺致します。」

『流産をして手術をしたのが原因ですね。お腹に固まりが出来たと言うのは、消毒薬の固まりでしょう。出血ですね。それが固まったのと、両方でしょう。そう言うものだったら浄霊すれば出るんですが、何処か悪いんですね。何か肝心な物を切ったんですね。そこで、排泄すべき働きが鈍ったんです。鈍ったんで、その塊りが、つまり溶けにくくなって出ないんですね。固まりはそう言うものですからね。原理はそうです。これは後からやってやると良い。つまり尾てい骨ですね。その辺からやる。そうすると溶けます。急には良くならなくても幾分か良くなる。後ろからやると良い。前からばかりやっていては駄目です。』